日産フーガ|ハイブリッドモデルは2010年秋デビュー
CAR / NEWS
2015年4月13日

日産フーガ|ハイブリッドモデルは2010年秋デビュー

NISSAN FUGA|日産フーガ

ハイブリッドモデルは2010年秋デビュー

日産自動車は、10月24日から開催される第41回東京モーターショーで、新型フーガを発表する。

文=ジラフ

ロー&ワイドになったボディ

お披露目されるモデルは、まもなく発売が予定されている市販モデルにかなり近いものになると思われる。

搭載されるエンジンは、すでにおなじみとなっているVQシリーズ。3.7リッターのVQ37VHRと、2.5リッターVQ25HRの2種類が設定され、2010年の秋には3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルも設定されることが予定されている。

エクステリアデザインは、現行モデルと比べ全高が低くなり、全幅は広がったロー&ワイドなフォルムが特徴。曲線が積極的に取り入れられ、スカイラインシリーズにもみられるフェンダーの膨らみに、走りの確かさが連想される。

最先端の安全装備

安全装備面では、車両の制動を補助する「インテリジェントペダル」、コーナーリングの挙動を安定させる「コーナリングスタビリティアシスト」などの先進装備が搭載され、ドライバーの負担を軽減することを可能としている。

新型フーガの日本販売は、この数カ月ではじまり、フーガHybridは、その1年後に登場する予定だという。

BRAND HISTORY
本格的に日産自動車の名前でセドリックを作り出したのが1960年。母体の創業は1937年。太平洋戦争を経て、英オースチンのノックダウン製造を手がけた歴史をもつ。

1966年にはプリンス自動車を合併。1983年から87年にかけて伊アルファロメオと合弁会社を設立し、イタリアで乗用車生産するなどした。一時期はトヨタとシェア争いをするまでになったが、90年代に経営危機に陥り、1999年に仏ルノーの資本参加を受け、現在にいたる。

日産の特徴は、日本人の身の丈にあったクルマづくりにあったといえるかもしれない。自家用車を持つ夢、高性能のクルマを楽しみたいという憧れ、世界で通用する価値をもつ日本車へのプライド、高級車志向……。日本人がモータリゼーションの発達とともに時代ごとにもっていたクルマへの思いを上手に製品化してきたのが日産だ。

モータリゼーション黎明期である1966年にはスモールカーのサニーで「マイカー」所持の夢を与え、1967年には高性能を前面に押し出したブルーバード、モータースポーツが若者の関心の的になっていることを背景に1968年にスカイライン、くわえて「米国で認められた」スポーツカーとして1969年にフェアレディZを、それぞれ矢継ぎ早に発表した。

さらにいわゆるバブル経済の時期は、市場の高級車志向を背景に1988年のシーマで大きなヒットをとばした。同時に日本車の高性能化を具現したスカイラインGT-Rを1989年を発表。(スカイライン)GT-R神話を不動のものとした。それは現在のNISSAN GT-Rにまでつづいている。

開発者を宣伝の前面に立てるなど、顔の見えるメーカーとして消費者との距離を縮めようとする、いい意味での人間くささは今も健在。走りや技術を喧伝した時代の、生身の人間のように目的をもって先へと邁進していく人格化された企業のイメージが、日産の持ち味だ。

新世代の技術開発ではトヨタなど他社に遅れをとってきたのも事実だ。1999年のルノーとの資本提携のさいにクローズされた多くの事業のなかに、当時他社より進んでいたハイブリッド技術もふくまれていたとか。2010年秋にはリーフという4ドアの電気自動車が発売されるが、環境技術の面で日産はどこへ向かおうとしているのか、いまひとつ、コミットメントが明かでないように思える。
(2010年8月更新)

           
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