インタビュー
「インタビュー」に関する記事
ミニアチュール フェザーアートにみるヴァン クリーフ&アーペルの哲学|VAN CLEEF & ARPELS
VAN CLEEF & ARPELS|ヴァン クリーフ&アーペルインターナショナル マーケティング&コミュニケーションズ ディレクターのジャン・ビヤンネメ氏に聞くヴァン クリーフ&アーペルが継承する哲学世界最高峰のハイジュエリーメゾンであると同時に男女を問わず見る者を魅了するウォッチメゾンでもあるヴァン クリーフ&アーペル。そのウォッチクリエーションはどのようなコンセプトで構築されているのだろう。SIHHに先駆けて芸術的な新作が公開された香港でインターナショナル マーケティング&コミュニケーションズ ディレクターのジャン・ビヤンネメ氏に話を聞いた。Text by SHIBUYA Yashuhitoすべての創作は「物語」から「時計に限らず、私たちのクリエーションには必ず『物語』、つまり作品にまつわるファンタジックなストーリーがあります。これが、他のジュエリーやウォッチメゾンと、私たちの最大の違いです」香港で発表された、メゾンにとって史上初となるミニアチュール フェザーアート(...
連載|the rumored “CHALIE VICE” 第1回 愛着のもてるデジタルガジェット
CHALIE VICE|チャーリー・ヴァイス友人たちが感じた遊びの達人の粋なセンス愛着のもてるデジタルガジェット伊勢丹新宿店メンズ館にある「THE GALLERY by CHALIE VICE」をご存じだろうか。ここに先日まで、オーナーのチャーリー・ヴァイスがセレクトしたというデジタルガジェットが並んでいた。仕事でもプレイベートでも暮らしに欠かせないスマートフォンをはじめとした、デジタルデバイス。これらを使う所作をうつくしくするというアイテムは、どんな目利きによって選ばれたのか。チャーリー流の“粋”を知る友人のひとり、プロダクトデザイナーの角田陽太さんに話を聞いた。Photographs by JAMANDFIXText by TSUCHIYA Motohiro(OPENERS)チャーリーが旅先で出合ったアイテムに触れられる場所チャーリー・ヴァイスは、いつも世界のどこかを旅しいて、才能ある友人たちがいる。人生を愉しむ術を知り尽くしていて、彼が気に入るモノ・コト、そしてヒトは刺激的で...
5代目セラーマスター、バティスト・ロワゾー氏インタビュー|LOUIS XIII
LOUIS XIII|ルイ13世5代目セラーマスター、バティスト・ロワゾー氏 インタビュー歴史と伝統を守り、重責を“楽しむ”、5代目の信念と志(1)「木曜の朝に、東京でテイスティングをするというのは、私もはじめての経験です(笑)」。そう柔和に語るバティスト・ロワゾー氏の姿がグランド ハイアット 東京にあった。誕生して今年で141年という、驚くべき歴史を誇る“コニャック王”ルイ13世のセラーマスターだ。同社がリリースするすべてのコニャックに関して、最終的なブレンドを手がける要職に、34歳の若さで氏が就任したのは昨年4月。重責を担う5代目セラーマスターに、ルイ13世の個性を聞いた。Photographs by KOBAYASHI Takashi (ITARU studio)Text by TASHIRO ItaruSpecial thanks to Grand Hyatt Tokyoコニャックという神秘的な蒸留酒の世界世界に蒸留酒は数多あるが、コニャックほど神秘的な酒はないだろう。フラ...
INTERVIEW|さらなる感動「ルイ13世 レア・カスク42.6」とは何か
LOUIS XIII|ルイ13世コニャックの王である「ルイ13世」のあたらしい子どもが、ついに予約開始INTERVIEW|「ルイ13世 レア・カスク42.6」とは何かいよいよ6月に発売される商品名は、「ルイ13世 レア・カスク42.6」──世界最高峰のコニャック“ルイ13世”の“レア=希少な、カスク=樽(たる)”で、“アルコール度数42.6”。1874年にレミーマルタン社から誕生したルイ13世の約150年におよぶ輝かしい歴史のなかで、2009年に発売された「レア・カスク43.8」につづく“2樽目”がついに世界発売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)「ルイ13世 レア・カスク42.6」は、世界限定デキャンタ738本分「ルイ13世 レア・カスク42.6」のお披露目の舞台は、インドの首都ニューデリーから飛行機で約1時間半、東洋のヴェネチアと呼ばれる美しい都市ウダイプール。アラバリの丘を背景に広がるピチョーラ湖に浮かぶ島の宮殿「ジャグ・マンディール(Jag ...
A.ランゲ&ゾーネCEO ヴィルヘルム・シュミット氏インタビュー|A.LANGE & SÖHNE
A.LANGE & SÖHNE|A.ランゲ&ゾーネCEO ヴィルヘルム・シュミット氏インタビュー2015年は、ドイツの最高峰ウォッチブランド「A.ランゲ&ゾーネ」にとって、1990年の復活、1994年の復活・新生第1弾コレクションの発表に匹敵する記念すべき年となった。創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲの生誕200周年という節目であり、しかも8月末に待望の新工房が落成、稼働を開始したのだ。これを機にブランドはどこに向かうのか。9月末の香港でCEOに今後の方向と戦略を聞いた。Text by SHIBUYA Yasuhitoブランド復活以来、最も大きな決断「3年前の2012年、私たちは大きな岐路に差しかかっていました。小さな工房のままで仕事を続けるのか。それとも、復活以来、最大級の設備投資を行って、スペースに余裕のある新工房を建設するのか。最終的に私たちは新工房の建設を選択しました。それはとても重大な決断でした」A.ランゲ&ゾーネのCEO、ヴィルヘルム・シュミット氏は、完成...
テニス界の伝説、アンドレ・アガシ氏の挑戦|LONGINES
LONGINES|ロンジンジャパン・オータム インターナショナル ロンジン賞 第35回ジャパンカップ表彰のため来日テニス界のレジェンド、アンドレ・アガシ氏インタビュー(1)1990年代のテニス界を席巻したアンドレ・アガシ氏が去る11月末、来日した。ブランドアンバサダーを務めるスイスの名門時計ブランド「ロンジン」が公式パートナー兼公式タイムキーパーとなり、日本競馬界屈指のビッグレース「ジャパンカップ」のプレゼンターを務めるためだ。伝説の名テニスプレーヤーに、現在の活動について聞いた。Text by SHIBUYA Yasuhiro世界唯一の3冠の持ち主アンドレ・アガシ氏は、大人のテニスファンなら忘れられない1990年代のテニス界を代表する名プレーヤー。1986年、16歳でプロとなり、天才的なボールタッチで、ライジングショット、両手打ちのバックハンドと強烈なショットで対戦相手を圧倒。中でもリターンは“世界一”との評価を得た。APTツアーでの勝利数はシングルスで通算60勝、ダブルスで1勝...
ドゥラクールCEOが語る新作「リフレクト・トゥールビヨン」|DELACOUR
deLaCour|ドゥラクールまったく新しいケースシェイプの自信作2003年、独創的なデザインと複雑機構を組み合わせた「ビクロノ」で、鮮やかにバーゼルワールドデビューを果たしたドゥラクール。以来、各国王室やセレブリティ、有名スポーツ選手などへと一気にユーザーが広がり、特別なオーダーによる別注モデルの開発にも力を注いできた。今回、わずか十数年で世界的なブランドへと躍進させた同社の敏腕社長が2016年発表予定のニューモデルを携えて来日したという情報をキャッチ。ドゥラクールコレクションの取り扱いで国内随一を誇るノーブル スタイリング ギャラリーにて、インタビューが実現した。Text by YAMAGUCHI Yuya「リフレクト」からドゥラクールの新たな伝説が始まるふたつのクロノグラフを搭載する「ビクロノ」や、ふたつのフライング・トゥールビヨンを備えた「ビトゥールビヨン」で世界を席巻。日本では「サクラ」がヒットを続けるドゥラクールだが、これらとは異なる新フォルムの新作を開発したという。社...
連載|the rumored “CHALIE VICE” 第3回 黒いアルパカの夢を受け継ぐ
CHALIE VICE|チャーリー・ヴァイスニットに込められた受け継がれる夢壮大なプロジェクトが育んだナチュラルブラック伊勢丹新宿店・メンズ館8階レジデンス「THE GALLERY by CHALIE VICE」では、今冬あらたに “The Natural Black Alpaca Collection”を紹介している。この上質のアルパカニットを手がけたのは、「THE INOUE BROTHERS(ザ・イノウエブラザーズ)」だ。素材は、彼らがチャーリーと出会うきっかけにもなったブラックアルパカ。ギャラリーを訪れたおふたりと、彼らの“師”であるペルー・パコマルカのアルパカ研究所のアロンゾさんに、チャーリも惚れ込んだという、“これまでのどんな黒よりもやさしい色”の魅力をうかがった。Text by OPENERSブラックアルパカとの出会いいまから約30年前、世界をめぐる旅の途中でペルーの高原都市、クスコに立ち寄ったチャーリー・ヴァイスは、小さなバーでアロンゾ・ブルゴスさんと出逢った。アン...
東京モーターショーに集結した、キーパーソンにインタビュー特別編|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ「2030年以降の未来都市」をテーマにしたセミナー「Tec Day」を開催「自動的なクルマ」から「自律運転可能なクルマ」へメルセデス・ベンツでは、東京モーターショーに合わせ、ホルガー・フェッツェンラウブ氏(メルセデス・ベンツ先行デザイン・シニアマネージャー)、アレクザンダー・マンカウスキ氏(ダイムラー社未来科学者/未来研究およびコンセプト立案担当)そして、ペーター・レーマン氏(ダイムラーグループリサーチ、メルセデス/ベンツ・カーズ、エンジニアリングおよび実用化統括)という3名のスペシャリストが来日。コンセプトモデル「F015ラグジュアリー・イン・モーション」をテーマに、「2030年以降の未来都市」をプレゼンテーションする技術セミナー「Tec Day」を開催した。同セミナーに参加したモータージャーナリスト、小川フミオ氏がリポートする。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki相手の...
東京モーターショーに集結した、キーパーソンにインタビュー|DS
DS|ディーエスDSオートモビル CEO イヴ・ボネフォン氏DSが標榜するのは“ルールを壊す”こと独立したブランドとしてはじめて東京モーターショーに登場したDS。ジャパンプレミアとなった「DS 4 クロスバック」を引っさげて来日したDSオートモビル CEOのイヴ・ボネフォン氏に、ブランドのこれからについて聞いた。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayukiほかにはないデザイン性がDSのコアバリュー東京モーターショーではじめて日本に姿をあらわしたDS。フランスはプジョー・シトロエン傘下のブランドであり、グループにとっては、この2つにつづく3番目のブランドになる。東京モーターショーのDSのブースは美しかった。建築物のモチーフが描かれたパネルは、パリのフォーブルサントノレをイメージしたもの。2015年のテーマである。各地の自動車ショーで、規模の大小はあったものの、同様のシックな展示が観られた。エッフェル塔を見上げた画像を使った大きな...
talking about wonder gift 2015 【栗野宏文】|MARGARET HOWELL
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルtalking about wonder gift 2015栗野宏文が語る「贈りもののこだわり方」ユナイテッドアローズと、開発途上国でのものづくりを通して貧困からの脱出と自立支援の達成を目的とするプロジェクト、エシカル・ファッション イニシアティブがコラボレーションしたレーベル「TÉGÊ(テゲ)UNITED ARROWS」で指揮を執る栗野宏文氏。ヨーロッパやアフリカを中心に、現在も“ファッションのいまと未来”を自らの目と感覚で感じ取っていく栗野氏から見たマーガレット・ハウエルと“ギフト”とは。 Photographs by jamanadfixText by KAJII Makotoマーガレット・ハウエルの「色」の不思議今日着ているマーガレット・ハウエルのカシミアニットはとてもお気に入りで、ほぼ毎年買い足していますが、改めてその魅力をかんがえると、結局「色」で選んでいるんですね。洋服を「素材・デザイン・色」という要素にすると、僕...
talking about wonder gift 2015 【田沢美亜】|MARGARET HOWELL
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルtalking about wonder gift 2015田沢美亜が語る「贈りもののこだわり方」日本人の父とオーストラリア人の母をもつモデルの田沢美亜さん。「クリスマスの日は仕事を入れないでって家族から言われます」という田沢ファミリーのクリスマスとは。 Photographs by jamanadfixText by KAJII Makoto母への感謝をかみしめるクリスマス田沢家ではクリスマスは家族のイベントです。私が物心ついたころから、リビングにクリスマスツリーを飾って、ツリーの下にプレゼントを置き、母がつくった手料理を囲んで、父が一人ひとり名前を呼んでプレゼントを渡すのが習慣になっています。数年前、うちのパーティに友人が参加しましたが、みんなにプレゼントがあって、ハグしたりキスしたり、「とってもいいね」と誉めてくれました。今年のクリスマスももちろん家族が集まりますが、甥っ子が3歳になって、プレゼントをわかってくれるようにな...
talking about wonder gift 2015 【平林奈緒美】|MARGARET HOWELL
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルtalking about wonder gift 2015平林奈緒美が語る「贈りもののこだわり方」「マーガレット・ハウエルではMHLカタログのアートディレクションをさせていただいていますが、以前から個人的にマーガレット・ハウエルの服が好きで着ています」というアートディレクター/グラフィックデザイナーの平林奈緒美さん。“ひととひとの間を繋ぐギフト”は、日常のなかにたくさんのヒントがあると語る。 Photographs by jamanadfixText by KAJII Makoto当たりさわりのないものは贈らないマーガレット・ハウエルは、シャツやニットなどベーシックだけど着丈が短かいのが気に入ったり、パジャマやナイトシャツが好きで自宅で愛用していたり。もともと英国好きで、メンズ好きなんですが、デザイナーのマーガレットさんご本人も素敵で、ライフスタイルもいろいろ紹介されて、服をつくっている背景が見えるのもいいですね。私の英国好き...
talking about wonder gift 2015 【松浦弥太郎】|MARGARET HOWELL
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルtalking about wonder gift 2015松浦弥太郎が語る「贈りもののこだわり方」『暮しの手帖』編集長からクックパッドへ移り、「くらし」と「きほん」にフォーカスしたウェブメディア『くらしのきほん』(https://kurashi-no-kihon.com/)をスタートさせた松浦弥太郎氏。“丁寧な暮らし方”の達人で、マーガレット・ハウエルの服を愛用する松浦氏に、「ギフトのこだわり」をうかがった。 Photographs by jamanadfixText by KAJII Makoto自分はとても「知りたがり」よく「クリスマスに何を贈ったらいいのかわからない」という話を聞きますが、僕は普段から、「このひとは何が好きで、何が欲しいのか」を観察しています。ひととひとのコミュニケーションは、自分を伝えるのと同時に、相手を知りたいというのが基本。ひとは、自分の好きなモノ、好きなこと、欲しいモノ、興味のあることを話すとおも...
東京モーターショーに集結した、キーパーソンにインタビュー|BMW
BMW|ビー・エム・ダブリューコンパクトセグメント担当部長 ペーター・ヘンリッヒ氏“駆け抜けるよろこび”が失われては、BMW車とは呼べない(1)新型「7シリーズ」を発表したBMWジャパン。東京モーターショーのブースでも、目立つところに、全長5メートルを超えるボディをもつ、この最高級のセダンが飾られていた。いっぽう、売れ筋といえば、「X1」。同じ会場では、新型が熱い視線を浴びていた。インタビューしたのは、BMWにおいてコンパクトセグメントの担当部長を務めるペーター・ヘンリッヒ氏。新型X1をはじめ、前輪駆動プラットフォーム戦略を語ってもらった。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki現在のセールスには満足している―― BMWのラインナップでコンパクトモデルが増えたのが印象的です。2015年は「2シリーズ・アクティブツアラー」と、同「グランツアラー」、それに2015年10月に日本発売開始された新型X1ですね。いま、コンパクトカー...