インタビュー
「インタビュー」に関する記事
INTERVIEW|佐野元春『Film No Damage』インタビュー
INTERVIEW|佐野元春『Film No Damage』デジタル・リマスター版劇場公開佐野元春インタビュー(1)つまらないオトナにはなりたくない。佐野元春27歳、80年代初期の若き情熱を映した奇跡のドキュメンタリー――30年前の7月18日、中野サンプラザホールを皮切りに全国で上映され、それ以後、フィルムが行方不明となり、一度も全編公開されることのなかった“幻”の長編ドキュメンタリー、佐野元春の『Film No Damage』が発掘。デジタル・リマスター版が絶賛公開中だ。音楽評論家の能地祐子が佐野元春に迫る。インタヴュアー=能地祐子デビューして2年後の全国ツアー。その名も“Rock & Roll Night Tour”――長らく探されていた幻のフィルム、『Film No Damage』が見つかった経緯は?このフィルムが存在するのは自分も知っていたんですが、その原盤がどこにあるのか誰も知らなかった。それが時を経て見つかったということで、とてもうれしく思いました。“どこにあっ...
坂本龍一×NIGO(R)のスペシャル対談|GLOBE-TROTTER
GLOBE-TROTTER|グローブ・トロッター『コモンズ・スコラ』のスペシャルモデル発売記念!坂本龍一×NIGO®のスペシャル対談をリポート坂本龍一氏の完全監修により、全30巻を予定するCDシリーズ『コモンズ・スコラ』。現在、リリースは10巻まで完了している。グローブ・トロッターとのコラボレーションにより、「スコラ・スペシャル」のヴァニティケースが登場したことはすでに伝えたが、発売日となった去る7月15日、予約購入者を対象とする坂本氏出演のスペシャル・プライベート・イベントが開催された。トークショーのゲストとして招かれたのはNIGO®氏。そこでの対談を振り返る。Text by TASHIRO Itaru全10巻が揃った『コモンズ・スコラ』バッハやジャズ、ドラム&ベースなど、多岐にわたるテーマで発表されてきたCDシリーズ『コモンズ・スコラ』。各巻それぞれのテーマに強い思い入れを持つ、個性的な選者を招聘している点が魅力だ。突出したこれまでの音楽を拾いつつ、そこから新しいスタンダードを...
INTERVIEW|アートディレクター 八木 保 インタビュー 世界が惚れる、八木デザインの軌跡
INTERVIEW|アートディレクター 八木 保 インタビュー世界が惚れる、八木デザインの軌跡(1)アートディレクター 八木 保氏が、日本では20年ぶりとなる書籍を発表した。八木氏は、1984年に国際的なカジュアルファッションブランド「エスプリ」のアートディレクターとして渡米して以来、現在はL.A.に設立した「Tamotsu Yagi Design」を拠点に活躍中だ。今回発表された書籍は、八木氏のこれまでの軌跡をたどる貴重な一冊でもある。文=小林由佳写真=JAMANDFIX世界的なアートディレクターが、日本で20年ぶりの出版に込める想い八木氏が過去手がけた作品は、アップル社をはじめ、世界規模の企業から高い評価を得ている。アメリカ政府からは、芸術分野で活躍するアジア人に与えられる貢献賞が授与され、サンフランシスコ近代美術館には、100点におよぶ同氏のデザインワークがパーマネントコレクションとして所蔵されている。「キュレーターが以前から僕の作品をよく知っていたこともあり、当美術館のオー...
INTERVIEW|モエ・エ・シャンドン醸造最高責任者 ブノワ・ゴエズ インタビュー
INTERVIEW|モエ・エ・シャンドン醸造最高責任者 ブノワ・ゴエズ インタビューまったく異なる造りで、モエらしさは失われないのだろうか?グラン ヴィンテージは特別である(1)世界でもっともその名を知られるシャンパーニュ、モエ・エ・シャンドン。1743年にクロード・モエが創業して以来、つねにシャンパーニュにおけるトップメゾンでありつづけてきた偉大なブランドだ。約1150ヘクタールとシャンパーニュ地方でもっとも広く、2位のメゾンのじつに4倍の広さのぶどう畑を所有し、世界中に出荷されるシャンパーニュは毎年200万ケースを超えるという。そんなシャンパーニュの盟主とも言われるメゾンから、特別な1本、「グラン ヴィンテージ」があたらしいエチケットをまとって登場した。そこで、シェフ ド カーブ(醸造最高責任者)であるブノワ・ゴエズ氏にインタビューするとともに、東京・神宮前『Restaurant-I』でおこなわれた、世界的シェフとして知られる松嶋啓介氏とのコラボレーションイベントをリポートする...
INTERVIEW|Open Reel Ensemble × artlless代表 川上俊 スペシャル対談
INTERVIEW|Open Reel Ensemble×artlessスペシャル対談メディアアートと音楽をシームレスにつなぐ新時代アーティスト(1)ステージ上の4台のオープンリール式テープレコーダー。5人の若者があらわれ、前代未聞のショウがはじまる。オープンリールに記録されたメディアは、新しいグルーブをともなって再生されていく── 結成からわずか3年ながら、圧倒的なパフォーマンスで世界中を熱狂させているOpen Reel Ensemble(オープンリールアンサンブル)。来たる9月8日(土)には、渋谷WWWにてワンマン公演を行う予定だ。メンバーの和田永さん、吉田悠さんと、6月27日にリリースされた1stアルバム『Open Reel Ensemble』のアートワークを手がけたartlessの川上俊さんとの、三者の対談をお届けする。Photographs by JAMANDFIXText by IWANAGA Moritoデビューアルバム製作までの経緯――デビュー前から面識があったとい...
INTERVIEW|「ペリエ ジュエ ベル エポック」限定品の魅力を、セラーマスターのエルヴェ・デシャンが語る
INTERVIEW|プレステージ キュヴェ「ペリエ ジュエ ベル エポック」初の限定品発売セラーマスター、エルヴェ・デシャン インタビュー(1)「皆さまに親しんでいただいているペリエ ジュエ『ベル エポック 2004』のボトルにゴールドの花と葉のモチーフがあらたに添えられて、豊かで美しい姿になった限定品『ペリエ ジュエ ベル エポック フローラル エディション』が誕生しました。人生の幸せの時間のためのシャンパンをぜひお楽しみください」――と語るのは、ペリエ ジュエの7代目セラーマスター(最高醸造責任者)、エルヴェ・デシャン氏。ベル エポック初の限定品のグローバル発信のために来日した際にお話をうかがった。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emikoグローバル・ローンチを日本で開催した理由とは1811年の創業で、昨年200周年を迎えたプレステージ・シャンパーニュ メゾン ペリエ ジュエの輝かしい歴史にあたらしい1ページを...
INTERVIEW|『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー
INTERVIEW|20年来の約束を果たすべく誕生した初の3D採用作品『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー(1)ヴィム・ヴェンダースの最新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は、ドイツの振付家ピナ・バウシュのカンパニーを追った、途轍もなく美しいドキュメンタリー・フィルムだ。20年以上にわたって監督の親友だったピナ。彼女と彼女の仕事をスクリーンに収めようとして、それが実現しかけた矢先に、ピナが突然の死を迎える。「にもかかわらず」苦難を乗り越えて完成したこの映画には、ピナの「想い」を引き継ぐダンサーたちの肉体が、しなやかに映し出されている。監督いわく「今まで娯楽的な使われ方をしてきた」3D映像も、この作品ではダンサーの肉体のリアリティと舞台の真実味をスクリーンに映し出すための、最適なツールとして使われている。ピナのファンはもちろん、彼女をはじめて知る人びとにとっても、熱狂的な感動をもたらす映像作品となった。Text ...
INTERVIEW|東京公演直前、マット・ビアンコインタビュー
INTERVIEW|世界中を回ったツアーから得たもの。それがマット・ビアンコを創っている公演直前のマット・ビアンコを、ロンドンでキャッチ!ラテン、ファンク&ジャズ! ハイセンスでダンサブルなサウンドを生み出しつづけるU.K.の人気グループ、マット・ビアンコをロンドンでインタビュー。音楽のことやファッションのことなど、小粋な二人がその思いを語ってくれた。ブルーノート東京での公演は7月1日(火)から3日(木)まで開催される。text by Takakuraメジャーデビュー30周年を記念して来日!――最近はどんな音楽活動を?マーク・フィッシャー(以下マーク・F)ツアーで忙しいね。オランダの「ビッグバンドジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ」とツアーしたんだけど、ステージに30人くらい上がって迫力があったね。マーク・ライリー(以下マーク・R) そのほかにもこのロンドンでの公演の後、スイス、日本とつづいてスペイン、それにカリブ海のボネール島でのライブがあって楽しみだね。――ツアー...
INTERVIEW|映画『セレステ∞ジェシー』の脚本・主演のラシダ・ジョーンズにインタビュー!
INTERVIEW|女性のリアルな心理に迫る、全米大ヒットのラブストーリー映画『セレステ∞ジェシー』脚本・主演のラシダ・ジョーンズにインタビュー(1)大物ミュージシャンであるクインシー・ジョーンズの娘、ハーバード大学卒の才媛、米ピープル誌が選んだ「世界で最も美しい女性」の一人、誰もが憧れる人生の持ち主──ラシダ・ジョーンズ。俳優のウィル・マコ―マックとタッグを組んで、2人とも新人脚本家としての初挑戦となったのが、ラブコメディー『セレステ∞ジェシー』である。5月25日(日)より全国ロードショー。映画の魅力、恋愛、仕事について、ラシダ・ジョーンズが語ってくれた。Interview & Text by Winsome Li (OPENERS)Photographs (portrait) by JAMANDFIXHair & Make (portrait) by Kubo Mariko離婚しても別れない!? アメリカで流行るモダンな恋愛事情を暴く<『セレステ∞ジェシー』スト...
INTERVIEW|映画『夢売るふたり』西川美和監督インタビュー
INTERVIEW|男と女の心と性を激しく揺さぶる衝撃のラブストーリー、ついに公開!映画『夢売るふたり』 西川美和監督インタビュー2002年の初監督作品『蛇イチゴ』、2006年『ゆれる』、2009年『ディア・ドクター』――これまで数多くの映画賞を受賞してきた西川美和監督の最新作『夢売るふたり』が、9月8日(土)より全国ロードショー公開される。原案・脚本・監督を手がけた西川監督に公開記念インタビュー!Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by HARA Emikoこれまで避けてきた、女の生き方を描いてみたかった──『夢売るふたり』というタイトルはいつ決められましたか?夫婦が結婚詐欺をして、女の人たちに夢を売って、その代償で得たお金で自分たちの夢を叶えるというアイデアが出たときに決まりました。最初からタイトルが決まったのははじめてで、それから迷うこともありませんでした。──今回は、「女の生き方を描いてみたかった」と西川さんはおっしゃっていて...
INTERVIEW|『ヘルタースケルター』蜷川実花監督インタビュー
INTERVIEW|いよいよ7月14日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!映画『ヘルタースケルター』蜷川実花監督インタビュー(1)映画というより事件!――近年、公開前にこれほど話題を呼んだ邦画はあっただろうか。岡崎京子の名作漫画『ヘルタースケルター』の主人公りりこを演じるのは沢尻エリカ。個性的な共演者を従えて、圧倒的な存在感を見せつける。「映画の冒頭と、記者会見のシーンは気に入っていますね。最初から絵として浮かんでいました」と語る蜷川実花監督に話をきいた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Portrait by MARCO (LUCKYSTAR)Styling by SAITO Kumi (SIGNO)Hair&Make by HAYASAKA Kazuko(FEMME)東京を疾走するスピード感あふれるオープニング――試写を拝見しましたが、とにかく沢尻さんがきれいでした。あれだけ泣いても叫んでも、なりふりかまわず演じても、美しく撮れているの...
INTERVIEW|『アメリ』の監督が挑む“3D×感動作”という新境地
INTERVIEW|『アメリ』の監督が挑む“3D×感動作”という新境地『天才スピヴェット』公開記念ジャン=ピエール・ジュネ監督 独占インタビュー(1)鬼才と称され、その個性的な創造力に敬意を表されているフランスの映像作家、ジャン=ピエール・ジュネ。新作を発表する度に、豊かなイマジネーションで観る者に驚きを与えてくれる彼が、今回完成させたのは10歳の少年T.S.の成長を描いた『天才スピヴェット』だ。ライフ・ラーセン原作の小説『T・S・スピヴェット君傑作集』を基に、3D映像で描かれるのは、まるで動く飛び出す絵本のような世界。新境地にして最高傑作との呼び声も高い最新作について、来日したジュネ監督に聞いた。Text by MAKIGUCHI JunePhotographs (portrait) by KIMURA Yasuyuki人間の感情というものに踏み込んでみたかった──原作に出合ったときの感想は?とても魅了されたんだ。これはぼくの物語だと感じたね。自伝的映画を作るつもりはなかったけれ...
INTERVIEW|人が生きた証をフィルムですくい取る 『やさしい人』監督インタビュー
INTERVIEW|人が生きた証をフィルムで丁寧にすくい取る映画『やさしい人』ギヨーム・ブラック監督インタビュー前作『女っ気なし』が2013年のフランス映画祭で上映されるや、その瑞々しい才能に一気に注目が集まったギヨーム・ブラック監督。初の長編作品となる『やさしい人』が、10月25日(土)より東京・渋谷のユーロスペースほかで全国順次公開される。前作につづき、ヴァンサン・マケーニュを主演に迎えて紡ぎ出されるのは、寂れた街に暮らす人びとの生きた痕跡の数々。来日したギヨーム・ブラック監督に、その製作の背景をうかがった。Text & Photograph by WATANABE Reiko(OPENERS)『女っ気なし』のシルヴァンが、『やさしい人』ではイケメンになったワケ『女っ気なし』では冴えない主人公シルヴァンを演じたヴァンサン・マケーニュが、大幅に減量し、今度はイケメン役で登場する。そんな触れ込みを耳にしただけで、なんとしてでもその姿をスクリーンで確かめたくなってしまう映画『...
INTERVIEW|映画『脳男』茶屋刑事役・江口洋介インタビュー
INTERVIEW|“正義”の意味を改めて問うバイオレンスミステリー超大作『脳男』茶屋刑事役・江口洋介インタビュー(1)先天的に並外れた記憶力と知能、肉体を持ちながら、人間としての感情を一切持ち合わせない、美しき殺人者“脳男”――正義の意味を改めて問う『脳男』が2月9日(土)より公開となる。主演の脳男に生田斗真。脳男に出逢い、その謎に挑む精神科医に松雪泰子。そして、脳男と対峙する無骨な刑事・茶屋を演じているのが江口洋介だ。三者三様の衝撃的な結末を迎える、このバイオレンスミステリー超大作の魅力を、出演者の江口自らが語る。Text by TASHIRO ItaruPhotographs (portrait) by JAMANDFIXStyling (portrait) by HASEGAWA AkioHair & Make (portrait) by YUHMI KatsuhikoCGなし! 五感を刺激する映画ならではの迫力照明の落ちた暗い劇場に轟く、身体を揺さぶる強烈な爆発音...
INTERVIEW|写真家ジュリア・フラートン・バッテン インタビュー
INTERVIEW|ジュリア・フラートン・バッテン 写真展『Mothers and Daughters』写真家ジュリア・フラートン・バッテン インタビュー独特な表現で知られているドイツ人写真家、ジュリア・フラートン・バッテン(Julia Fullerton-Batten)。2月9日(土)から2月21日(木)までと、3月2日(土) から3月14日(木)までの二部にわけ、東京アーツ・ギャラリーにて日本での初個展を開催中。2012年に発表したのプロジェクト「Mothers and Daughters(母と娘)」が展示される。Interview by Winsome Li (OPENERS)Photographs (portrait) by JAMANDFIX親子の結びつきの深みを映す──「母と娘」シリーズを撮りはじめたきっかけとは?今回の「母と娘」シリーズは、10代の自分からインパイアされた「Teenage Stories(10代のストーリー)」の続きとしてはじめました。──作品のコンセ...