インタビュー
「インタビュー」に関する記事
INTERVIEW|特別対談 椎名誠×操上和美
INTERVIEW|『操上和美―時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間。』展特別対談 椎名誠×操上和美東京都写真美術館では『操上和美―時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間。』展を、12月2日(日)まで開催している。10月14日(日)に会場内ホールでおこなわれた、作家の椎名誠と操上和美の特別対談の模様をお届けする。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)〈陽と骨〉と〈NORTHERN〉操上 せっかくみなさんにご来場いただいたので、今回展示した〈陽と骨〉(ひとほね)とは、〈NORTHERN〉とはなんなのか、簡単なお話を。〈陽と骨〉というシリーズには、白黒とカラーがありますけど、主なテーマは「時間」というものになっています。日常のなかで、自分がふと時間の動きを感じた瞬間にシャッターを切った。でもその瞬間には、自分の生理感みたいなもので対象物の好き嫌いがあったり、色調の操作なども入ってくる。だから、感覚的な「時間」がテーマになっている...
ART|写真家ホンマタカシ インタビュー|『第7回恵比寿映像祭』で探る写真と映画の中間にあるあらたな可能性
ART|新作インスタレーションを『第7回恵比寿映像祭』に出展写真家ホンマタカシ インタビュー(1)2月27日(金)から東京・恵比寿で映像芸術の祭典『第7回恵比寿映像祭』が開催される。「惑星で会いましょう」というテーマのもと、さまざまな“視点”を持つ映像作品を通して複層化する世界を再発見する手がかりを探る。あたらしい映像体験を提案する作品のひとつとして注目したいのが、写真家ホンマタカシさんの新作インスタレーションだ。『最初にカケスがやってくる』は、彼が数年にわたり追いつづけているテーマ、知床半島の鹿狩りをモチーフに、部屋の四方に映す大型スクリーンと音で、人間に内在する野性を浮き彫りにしようと試みている。「鑑賞者にどう受け取られるかが楽しみ」と発表を待ち望むホンマタカシさんに、お話をうかがった。Photographed (portrait) by SUZUKI KentaText by MAKIGUCHI June「真実ってひとつなのか?」という思い――映像が映し出す鹿狩りの痕跡、そこ...
INTERVIEW|渡辺 謙、菊地凛子インタビュー 映画『シャンハイ』の舞台裏
INTERVIEW|1941年、“魔都”上海で交錯する運命、そして愛──ミカエル・ハフストローム監督作 映画『シャンハイ』公開記念渡辺 謙、菊地凛子インタビュー(1)ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファらとともに、日本を代表する役者 渡辺 謙さん、菊地凛子さんが出演するとあり、公開前より大きな話題となっている映画『シャンハイ』が、先日公開された。太平洋戦争前夜という時代背景のなか、アメリカ、中国、そして日本という立場のちがう者同士のあいだで繰り広げられる策略、複雑に絡み合う人間関係、動き出す歴史……息つくひまを与えぬスリリングな展開で、観る者を“魔都”へと引き込んでいく。このたび、そんな『シャンハイ』に出演する渡辺 謙さん、菊地凛子さんのインタビューが実現。映画『シャンハイ』の舞台裏について聞いた。文=OPENERS写真=鈴木健太──第二次世界大戦という時代背景は、役づくりにおいてなにか影響をあたえましたか?渡辺 インターナショナルさ、ユニバーサル感というのはどの現場...
INTERVIEW|DJ KAWASAKI×F1レーサー 山本左近 音楽対談
ニューアルバム『PARADISE』リリース記念!DJ KAWASAKI×F1レーサー 山本左近 音楽対談(1)ニューアルバム『PARADISE』をリリースしたばかりのDJ KAWASAKIと、レギュラードライバーとして今シーズンF1復帰を果たすレーサー 山本左近による対談が実現。まったくちがう世界で活躍する両者を結んだ“音楽”──リスナーとして、またDJとして語ってくれたふたりの対談には、そんな“音楽”に対する情熱が溢れていた。リリースを記念しておこなわれる全国ツアー、そしてイタリアGPをそれぞれ目前に控えたふたりに話を聞いた。文=オウプナーズ写真=鈴木健太あたらしいDJ KAWASAKIを聴かせる1枚──おふたりの出会いは?山本 じつは最初に出会ったのは沖野修也さんだったんです。それもロンドンでたまたま! それが3年前の夏で、その年の冬に沖野さんにKAWASAKIさんをThe Roomで紹介してもらいました。KAWASAKI 単純に馬が合ったということもありますが、話しているうち...
MOVIE|宮崎あおい、高良健吾 主演作『ソラニン』 監督 三木孝浩インタビュー
MOVIE|宮崎あおい、高良健吾 主演作『ソラニン』監督 三木孝浩インタビュー(1)青春の光と影を詩的な言葉で繊細に描きだす人気漫画家 浅野いにおの傑作コミック『ソラニン』。累計70万部を突破し、いまなお性別、世代を超えて読み継がれる名作が、宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、人気ロックバンド「サンボマスター」の近藤洋一など、世代を問わず絶大な支持をあつめる豪華キャストによって映画化、4月3日(土)より全国でロードショーされる。監督をつとめたのは映像ディレクター三木孝浩。これまで、FUNKY MONKEY BABYS、木村カエラ、いきものがかり、YUIなど、数かずのヒット曲のミュージックビデオを手がけてきた彼が挑んだ初映画監督作品『ソラニン』。長年の夢であったという映画監督デビューをはたした彼に、その想いを聞いた。セリフなり、その時どきの想いなり、キャラクターなり、誰かにシンクロできる物語──初の映画作品だそうですが、もともと映画監督という道は考えていたんですか?中学生のころから言って...
Audi DESIGN|アウディ デザイナー 和田 智 インタビュー(前編)
Audi|アウディデザイナー 和田 智 インタビュー(前編)A6、Q5、そしてA5を手がけたひと1990年代より、圧倒的なデザインクオリティで、自動車デザインを牽引してきたアウディ。同社のデザインスタジオには、ひとりの日本人デザイナーがいる。在籍12年間で3台のプロダクトカーを手がけ、アウディデザインのこれからをになう和田 智氏に話を聞いた。文=オウプナーズ写真=荒川正幸1990年代からはじまったアウディのデザイン革命1998年──自動車デザイン界に衝撃をもたらした1台のクルマが誕生した。1900年代初頭より、イギリスはマン島で開催されていたレース「ツーリスト・トロフィ」の頭文字を車名にいただく、アウディ TTである。その極めてシンプル、かつ過去の自動車デザインの文脈から逸脱した個性あふれる造形は、合理主義、機能主義的なモダンデザインの源流を生み出したともいわれる、ドイツの美術/建築学校「バウハウス」の思想を感じさせることから、“走るバウハウス”などとも形容され、たちまち世界中のク...
エドガー・ライト監督×ミト(クラムボン)スペシャル対談(後編)
映画『ホット・ファズ(HOT FUZZ)─オレたちのスーパーポリスメン』公開記念スペシャル対談(後編)!エドガー・ライト監督 × ミト(クラムボン)『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督による注目の話題作『ホット・ファズ(HOT FUZZ)』。当初、出演者のネームヴァリューなどで公開の危機にさらされていたこの作品を、有志たちによる公開署名運動により日本での公開が決定したといういわく付きの傑作作品である。 こんかいは、エドガー・ライト監督と、公開署名運動にも応援コメントを寄せたバンド『クラムボン』のメンバーであるミトが、『ホット・ファズ』の音楽的な部分を中心に、ホットに対談したつづき。文=わたなべりんたろうPhoto by Jamandfixミト 日本の音楽も好きなんですか?エドガー とても好きなんです。ぼくや主演のサイモン・ペッグとニック・フロストの原点でもあるテレビシリーズの「Spaced」(99年から01年にかけて放送)では、好きな音楽をたくさん使ったんですよ。当...
INTERVIEW|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(後編)|HIGHLAND PARK
INTERVIEW|オークニー諸島の厳しい気候が生み出した自然の賜物、ピートがもたらす芳醇な香り物語を綴るウイスキー、ハイランドパークの魅力(後編)シングルモルト・スコッチウイスキーのもつ歴史と、地理的背景を余すところなく表現しているウイスキー「ハイランドパーク」。その実力をさらに深く味わえる「ヴァルハラ・コレクション」第3弾となる「ハイランドパーク“フレイヤ”」が、日本の総代理店であるレミー コアントロー ジャパンから、5月1日に数量限定で発売された。HIGHLAND PARK|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(中編)→Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei (INTERVIEW)ウイスキー造りに近道はないインタビューの後半、ハイランドパークのグローバル・ブランド・アドヴォケイトを務めるダリル・ハルデイン氏は、紙に何かを描きはじめた。「ウイスキー造りにカスク(樽)が重要だというのはお話しましたが、...
INTERVIEW|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(中編)|HIGHLAND PARK
INTERVIEW|オークニー諸島の厳しい気候が生み出した自然の賜物、ピートがもたらす芳醇な香り物語を綴るウイスキー、ハイランドパークの魅力(中編)スコットランド最北端にあり、もっとも権威ある蒸留所のひとつ、オークニー諸島の蒸留所から生み出されるウイスキー「ハイランドパーク」。200年以上のあいだ、その伝統と職人の技を守りつづけ、世界中のウイスキー専門家や愛好家を魅了している。同社のグローバル・ブランド・アドヴォケイト、ダリル・ハルデイン氏は「オークニーでウイスキーを造るのは、世界でいちばんお金がかかります」と語る。HIGHLAND PARK|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(前編)→Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei (INTERVIEW)スコッチウイスキーを造るのにオークニーが適している理由「オークニーでウイスキーを造るのは世界で一番お金がかかります。スコットランドの最北端にあるので、ほかの...
INTERVIEW|協和発酵キリン『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』特別対談 川上シュン × Open Reel Ensemble
研究開発型ライフサイエンス企業「協和発酵キリン」によるプロジェクト音楽家たちが10のテーマを聴覚化する『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』特別対談 川上シュン × Open Real Ensemble現在、ライフサイエンス企業「協和発酵キリン」は、自社の取組みを音楽家たちとのコラボレーションを通して伝えるウェブコンテンツ『10 SOUNDS OF LIFE SCIENCE』を展開中。今回はこの企画を立ち上げた川上シュンさんと、「拠点」をテーマに楽曲を制作した「Open Reel Ensemble(オープンリールアンサンブル)」の対談をお届けする。今回はあらためて、プロジェクトの出発点から話をうかがった。Photographs by SAITO RyosukeText by TOMIYAMA Eizaburo研究者と音楽家の作業プロセスは似ている――「協和発酵キリン」の取り組みを10の音楽で表現したきっかけを教えてください。川上シュン(以下、川上) 最初は映像とかグ...
BMWの日本人デザイナー、永島譲二氏インタビュー|BMW
BMW|ビー・エム・ダブリュー未来へつづく“BMWのカタチ”日本人デザイナー、永島譲二氏へのインタビュー日本車とはちがうスタイリッシュさを求め、BMWのクルマに対して漠然とした憧れを抱く人は少なくない。だが、そのデザインを手掛けている人物が、じつは日本人だということをご存知だろうか。世界の舞台を求め旅立った日本のトップデザイナーたちは、いまさまざまな欧州のメーカーで活躍する。ここで紹介する永島譲二さんも、まさにそうしたなかの第一人者。OPENERSでは、はじめての登場だ。Interview & Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by TSUKAHARA Takaaki今度はドイツも良いかな、と──永島さんは1988年からBMWで活躍されていますが、じつは「その前」があって、欧州でのキャリアはもう30年以上になられるとか。永島譲二氏(以下、永島氏) はい、じつは最初に就職したのはオペルなんです。アメリカ・デトロイトの大学を出たのですが、...
松浦俊夫|英国の逸材、ローラ・マヴーラに単独インタビュー
松浦俊夫|from TOKYO MOON 7月14日 オンエア英国の逸材、ローラ・マヴーラに単独インタビュー(1)DJ松浦俊夫による、大人のための音楽番組『TOKYO MOON』。日曜の夜23:30から、InterFM 76.1MHzにてオンエア中です。世界中から選りすぐった“フレッシュ”な音楽や、大人の知的好奇心を刺激するトピックスをご紹介。ここではオンエアされたばかりの内容を振り返ります。アーティストについて深く掘り下げたり、関連した楽曲を紹介したり、さらにはその曲が購入できたりと、『TOKYO MOON』を目と耳で楽しむ連載です。今週は、初来日を果たした注目のシンガー・ソングライター、ローラ・マヴーラの単独インタビューをお届けします。Text by MATSUURA Toshioオンエアにはなかった日本語訳を公開!6月に日本デビュー、そして東京・大阪で初来日公演を成功させた、イギリス・バーミンガム出身のシンガー・ソングライター、ローラ・マヴーラの単独インタビューに成功。幻想的...
INTERVIEW|メゾン・ラデュレの新パティシエ、ヤン・メンギに密着!
INTERVIEW|150年以上つづく老舗メゾンが惚れ込んだ才能メゾン・ラデュレに新パティシエ、ヤン・メンギ就任(1)今年のバレンタインは、「ラデュレ」からはローズとフランボワーズの甘い香りに包まれるアントルメ「サントノレ・ジュリエット」や、ハート形のマカロン、バレンタイン限定ボックスなどが登場する。このバレンタイン・コレクションを手がけたのは、昨年10月にメゾン・ラデュレのシェフ・パティシエに就任したばかりのヤン・メンギ氏。今回、初来日を果たした彼に、ラデュレの銀座店「サロン・ド・テ」で話をうかがった。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)「年齢を聞かれて、30歳と答えると驚かれます(笑)」「人生初の日本ですが、ラデュレの店内に入ると“Art de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル/暮らしのなかの芸術)”の世界観は変わりません。東京の中でそれが見つけられるのが面白い。ロワイヤル通りの本店も、シャ...
BARNEYS NEW YORK|沖野修也が人生初の個展を開催!
BARNEYS NEW YORK × 沖野修也中野光章氏(バーニーズ ニューヨーク)がナビゲート沖野修也氏が語る『ANOTHER FACE 沖野修也イラストレーション展』(1)10月19日(土)から10月27日(日)まで、バーニーズ ニューヨーク新宿店にて、DJ、プロデューサー、作曲家、クリエイティブディレクターなど多方面で活躍するKyoto Jazz Massiveの沖野修也氏が、人生初となる個展『ANOTHER FACE 沖野修也イラストレーション展』を開催する。今回、沖野修也氏と、本展を企画したバーニーズ ニューヨークのPRシニアマネージャーを務める中野光章氏との対談が実現。旧知の仲であるふたりが、本展の楽しみ方を語ってくれた。Photographs by SAITO RyosukeText by IWANAGA Morito(OPENERS)沖野修也が描くイラストレーションとは沖野 今回は、10年ぶりにイラストを描いて、とても楽しませてもらいました。中野 10年ぶりと聞いて...
男性美容研究家・藤村 岳が解説する「男の保湿の重要性」|INTERVIEW(1)
SPECIAL INTERVIEW(1)加速度的に意識が高まる“男性美容の今”男性美容研究家・藤村 岳が解説する「男の保湿の重要性」「忙しくてストレスを抱えたひとが、そのまま南国のリゾートへ遊びに行って、無防備に紫外線を浴びると、唇にウイルス性のヘルペスができることがあります」と、男性美容研究家として活躍する藤村 岳氏。それは、「もともと体内にいたウイルスが紫外線により免疫が落ちたために働き始めたから。じつは肌は免疫器官。ケア不足で肌が本来もつバリア機能が崩れると、かさつき、ぱさつき、乾燥の原因になるだけでなく、肌から雑菌などが入ってしまって、結果的に免疫が下がり病気にかかりやすくなることもある」のだという。だからこそ、男性にも保湿は重要。“男性美容”への関心が高いOPENERS読者のために、2015年のトレンド予測も含めて、藤村氏に男性美容の今を4回にわたって語っていただく。 Photographs by SUZUKI ShimpeiText by KAJII Makoto (O...