ジャックダニエル「テネシーアップル」が、テネシーウイスキー新時代を開拓する
LOUNGE / EAT
2026年3月27日

ジャックダニエル「テネシーアップル」が、テネシーウイスキー新時代を開拓する

 

Jack Daniel’s|ジャックダニエル テネシーアップル

 
テネシーウイスキーの代名詞「ジャックダニエル」から日本では実に12年ぶりとなる「ジャックダニエル フレーバーズ」シリーズの新作「ジャックダニエル テネシーアップル」が4月6日(月)よりリリースされる。優しくてナチュラルなリンゴのフレーバーをまとったジャックダニエルの新作を発売に先駆けて試した。
 

Text by SUZUKI Fumihiko

メジャーブランドだとおもっていましたが……

 
酒に関する業界にいると感覚がズレるんだなぁと実感した。
 
ジャックダニエルといえばウイスキー界の超メジャーブランド。アメリカはテネシー州の田舎町、リンチバーグに160年前に生まれ、世界中にテネシーウイスキーという独特なウイスキーを広めた伝道師だ。音楽業界で愛されているのも特徴で、フランク・シナトラを筆頭に、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、モーターヘッドのレミー・キルミスターが愛し、日本ではTHE ALFEEの高見沢俊彦さんのギターコレクションの中にもジャックダニエルのボトル型ギターがある……なんていうのはWikipediaにも載っている情報だ。
 
日本の話題で重ねると、1970年には正式に輸入されていたそうで、いまやもう全国津々浦々、バーどころか居酒屋にだって「Old No.7」と書かれたボトルがある……とそうおもっていた。おもっていたというか実際そうだ。
 
ジャックダニエルのスタンダード「ジャックダニエル Old No.7」
 
「あ、ジャックダニエルがある! じゃあ、コーラ割りで」
 
そんなのはもうド定番で、カッコもつかない。だったらひとつうんちくを披露しましょうか。このNo.7って何がNo.7なのかわからないんだ。 なにせ創業者のジャック・ダニエルは、なぜNo.7なのかを明かさないまま亡くなっている。ちがうちがう、7年熟成じゃないよ。7回試してできたから? うーん、そういうこともあるのかもしれない。え、ウルトラセブンはウルトラ警備隊の7番目の隊員っていう意味だってば……
 
何の話をしているかといえば、要するにこれはもう、おじさんの昔話になりつつあるということだ。
 
日本が世界に尊敬されるウイスキー大国であることも事実とはいえ、日本にだって、ジャックダニエルどころかウイスキーを知らない人もいる。いや、さすがにウイスキーは知っているけれど、クセの強いお酒だ、なんていうイメージの人もいるんじゃないだろうか。
 
「いやいや! ジャックダニエルはチャコールメローイングと言ってウイスキーを1滴1滴、サトウカエデの炭に通して磨くんだ。そこから樽熟成を経たウイスキーは滑らかで爽やか。でもちゃんと、スパイス感もボディ感もあるから物足りなさはないぞ。それにリンチバーグは水もウイスキーに適した地下水が湧いていて……」
 
一人芝居もこのあたりにしましょうか。
 

やわらかなジャックダニエル

 
ジャックダニエルはクセが強くて飲みにくいなんてこともなければ、うんちくおじさん専用のめんどくさいお酒でもない。別に目玉が飛び出るような高級品でもない。氷の上にジャックダニエルを注ぐロックは美味しい飲み方だけれど、炭酸水で割ってハイボールでもいいし、コーラやジンジャーエールで割っても美味しい。フレンドリーでデモクラシーなお酒だ。
 
だから、誰でも気楽に、まずは試してみてもらいたいけれど、そんなことを言われても、何もないところから「よし!ジャックダニエルを飲むぞ」とは普通ならない、という説も理解できる。何事にも入り口というものは必要だ。ジャックダニエルもそのことは良くわかっている。業界の有名人というだけでは、そのうち世間から忘れられてしまうもの。
 
ということでこの程、さらにフレンドリーな提案がやってきた。青リンゴのリキュールが入った、爽やかでちょっと甘い『ジャックダニエル テネシーアップル』がラインナップに加わったのだ。
 
ローンチイベントでは女優・モデルの朝比奈 彩さんがテネシーアップルに合わせた緑のドレスで登場
 
「Old No.7」にグラニースミス(世界でおそらく一番広く栽培されている青リンゴの品種名です)を漬けたリキュールをブレンドしたのがこの『テネシーアップル』。最初からカクテルみたいな雰囲気で、アルコール度数もちょっと控えめなので、ロックでもいいし、もちろんハイボールでもいい。紅茶で割って大人なアップルティーにするのもオススメだ。
 
朝比奈 彩さんが自分でつくったカクテルもアイスティーと「テネシーアップル」を4:1でブレンドしたもの。ガーニッシュに青リンゴを添えている
 
ジャックダニエルは現在、数々のスピリッツブランドを傘下に持つ世界有数の酒類企業・ブラウンフォーマングループの中核銘柄で、そのブラウンフォーマンの日本チームに聞いた話によると、世界的に、こういうフレーバーのあるお酒が人気なのだそうだ。そこでジャックダニエルも、フレーバーシリーズを日本にも持ってこようと、この程『ジャックダニエル テネシーハニー』に続く第2段のフレーバーシリーズとして『テネシーアップル』をリリースしたのだそう。
 
『テネシーハニー』と『テネシーアップル』。いずれもナチュラルフレーバーだ
 
なんでフレーバーのお酒が流行っているのでしょう?と聞いてみると、いまやお酒に限らず何だって、カッコつけで選ぶ時代じゃない。SNSでのマウント合戦にももううんざりだ。仲間たちとの気楽な時間に、自分の好きなものを飲み交わす。そういう時は、めんどくさいもの、マインド的に重たいものはイヤ。ナチュラルで気軽で、自由に使えるものがいい。そこに『テネシーアップル』はぴったりハマっているのだそうだ。これ、個人の感想ではなく、ブラウンフォーマンがしっかりとマーケティング調査しているのだ。
 
私はもう若くないので、ホンキで「その気持わかるー」とは言えないけれど、それって私がジャックダニエルが好きな理由とほとんど一緒だ。160年間、ずっとウイスキーに適した水が湧く場所で、変わらないレシピで、一滴一滴を磨き、樽でじっくり寝かせて、ジャックダニエルは造られている。アメリカの古き良きもの。以前、話を聞いたジャックダニエルを造っている人、クリス・フレッチャーさんの言葉を私なりに要約すれば「誠実に造られたものは美味い。そして美味いものは売れる」のだ。この単純なロジックを「バカなんじゃないの?」と言いたいなら言えばいいさ。私は、その単純なロジックが160年間、真実であることを知っているし、その世界でこれからも生きていくんだから。
 
ジャックダニエル テネシーアップル
容量|700ml
アルコール度数|35%
 
 
 
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ジャックダニエル

 
 
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