インタビュー
「インタビュー」に関する記事
特集|日産 パイクカー誕生秘話
Nissan Pike Cars|日産 パイクカー特集|日産 パイクカー製作者 インタビュー世は昭和から平成にかわろうという頃、日産自動車が発表したクルマに、日本にちょっとしたブームを巻き起こしたシリーズがあった。それが登場から約25年が経った現在も、多くのファンをもつ「日産 パイクカー」だ。そのクルマはいかにして生み出されたのだろうか? 誕生にかかわった人々に、当時を振りかえってもらった。日産パイクカー 誕生秘話 第3回 その後のパイクカー編自動車デザインをかえたとまで言われる、ニッサン「Be-1」。そんなBe-1が生み出されたあとにつづいたパイクカーたちは、どのようにして開発されたのだろうか。伝説となったパイクカー シリーズを生み出した舞台裏を語ってもらう最終回。日産パイクカー 誕生秘話 第2回 Be-1 誕生編1985年、東京モーターショー。ガソリンエンジンを搭載した自動車が発明されてから100周年という年に開催されたこの自動車ショーに登場した、1台の小さな、黄色いコンセプト...
UGG for MEN|プロボクサー・村田諒太が履く最新コレクション
UGG for MEN|アグ フォー メンスペシャル・インタビュー&2013Fall 最新コレクションプロボクサー・村田諒太(1)ロンドン五輪ボクシングミドル級の金メダリストとして一気に世界の注目を集め、プロデビュー戦を鮮烈なTKO勝利で飾った村田諒太。世界チャンピオンを目指し、虎視眈々とトレーニングに励むこの男の強さの秘密とは? 我々がまだ見ぬ、新しいボクシングの魅力を切り開くそのアティチュードが、アグが理想とする男性像のひとつ、“ゲームチェンジャー”にぴったりと当てはまる。Photographs by ISHII Fumihito(PRIMAL)Styling by MATSUNO MunekazuText by KAWASE Takuro勝利に奢らず、その先を見据える日本人離れしたフィジカルとファイトスタイル、そして抜群のルックス。1964年の東京オリンピック以来、48年ぶりの金メダル獲得という快挙を成し遂げたオリンピアン=村田諒太が次に目指すのは、もちろん世界チャンピオンだ...
INTERVIEW|『不機嫌なママにメルシィ!』監督・脚本・主演、ギヨーム・ガリエンヌにインタビュー
INTERVIEW|フランス全土を笑いと涙で包み込んだ感動作映画『不機嫌なママにメルシィ!』監督・脚本・主演、ギヨーム・ガリエンヌにインタビュー(1)母親に女の子のように育てられ、だれもがゲイだと信じて疑わなかった少年が、初恋に破れたことをきっかけに、自分のセクシャリティを模索する旅に出る──。そんな驚きの実話を舞台化し、大ヒットさせたのは2008年のこと。それから5年。今度は映画になって帰ってきた。はたして300万人を動員し、今年のセザール賞(フランス版アカデミー賞)最多となる5部門を制覇した『不機嫌なママにメルシィ!』。監督、脚本、そして主人公のギヨームと母親の2役を演じるという、1人4役(!)を華麗にこなしてみせたのはギヨーム・ガリエンヌ。OPENERSでは今回、フランス映画界のあらたな旗手との呼び声も高い彼にインタビューを敢行。映画化までの道のりから、2役を演じわける秘訣について、赤裸々に語ってくれた。Photographs (interview) by JAMANDFIX...
ボルボ V40 デザイナーインタビュー|Volvo
Volvo V40|ボルボ V40スカンジナビアンデザインとは?V40 デザイナー サイモン・ラマー氏に聞くボルボ「V40」のプレス試乗会が日本で開かれた際、タイミングをあわせて来日したのが、エクステリアチーフデザイナーのサイモン・ラマー氏だ。今回のV40の外観デザインを統括したケベック出身のカナダ人であり、スウェーデンのデザインセンターで1995年から勤務している。機能性にエモーショナルな要素を加味したプレミアムコンパクトカー、V40はいかなるコンセプトでデザインされたか、詳細を一問一答のかたちで紹介しよう。Text by OGAWA FumioLive Photographs by ARAKAWA Masayukiボルボと安全とスカンジナビア──まず経歴を教えてくださいケベック大学でインダストリアルデザインを専攻したあと、スウェーデンに渡り、まずサーブ(SAAB)のクレイモデラーとしてキャリアをスタートさせました。1995年にボルボに入社。2001年までは、「S80」や「S40...
INTERVIEW|松浦俊夫 presents HEX|ジャズ発信のミニマルサウンド(後編)
INTERVIEW|東京から世界へ老舗レーベル「ブルーノート」が送り出す、プロジェクト“HEX”とは?世界基準のミニマルジャズ(後編・1)老舗レーベル、ブルーノートが送り出すプロジェクト「松浦俊夫 presents HEX」。前編ではプロジェクトのはじまり、そのサウンド作りについて、プロデューサーの松浦俊夫に話を聞いた。つづく後編ではドラマーのみどりんが登場! レコーディングについて、そして今後について、語ってくれた。Interview & Text by NAGIRA MitsutakaPhotographs by Mari Amita──削ぎ落としてもなお“ジャズ”と感じられる音世界基準のミニマルジャズ(前編)を先に読む「偶然ポロッと出たものが面白い」──楽曲はどのようにして作って、レコーディングしていったのでしょうか?松浦 打ち込まずに生で録っていくパターンもありましたし、プログラミングして、ある程度土台作ってから録るものも両方ありました。たとえば3曲目の「アンセンサ...
特集|「第5回恵比寿映像祭」の楽しみ方|スペシャル対談 アーティスト・鈴木康広×担当キュレーター・山峰潤也
特集|「第5回恵比寿映像祭」の楽しみ方スペシャル対談 アーティスト・鈴木康広×担当キュレーター・山峰潤也今年も「恵比寿映像祭」がやってくる! 第5回目を迎えるこの映像祭は、世界のさまざまな映像表現を展示する“国際フェスティバル”である。2日間の休館日を除く、2月8日(金)から24日(日)までの15日間、18カ国80人の作品が恵比寿に集結する。オウプナーズでは、今回のイベントに参加するアーティスト・鈴木康広氏と、担当キュレーター・山峰潤也氏との対談を独占でお届けする。Photographs by YONEDA WataruText by IWANAGA Morito(OPENERS)恵比寿映像祭への参加の契機──今回、鈴木さんが出品されることになったきっかけは?鈴木康広(以下、鈴木) 昨年の5月に恵比寿の書店「NADiff a/p/a/r/t」で開催した「本の消息」展で会ったのがきっかけになるんですかね? その後、山峰さんから声をかけていただきました。山峰潤也(以下、山峰) そうです...
フォードが取り組む持続可能なモビリティ|Ford
L.A. Autoshow Special InterviewFord Fusion Energi|フォード フュージョン エナジーフォードが取り組む持続可能なモビリティ「L.A.オートーショー」に出展されたフォードの研究車両「フュージョン エナジー」は、コカコーラのペットボトルを製造するリサイクル可能な原料から、シート表皮やドアトリムなどの内装材がつくられる「プラントボトル テクノロジー」を採用した1号車だ。フォードとコカコーラが参画する共同研究プラントボトル テクノロジーとはいったいどんなものなのか。フォードのマーケティングマネージャーとして、フォード「フュージョン エナジー」の開発に携わったサマンサ・ホイトさんに話をうかがった。Text by SAKURAI KenichiPhotographs by WATANABE Shinsuke & Ford Motor Company米国の2大アイコンが環境技術でコラボフォードは異業種とのコラボレーションに積極的だ。過去には...
フォルクスワーゲンの未来のクルマづくり|Volkswagen
Volkswagen Group|フォルクスワーゲン グループドイツが目指す持続可能なエネルギーフォルクスワーゲンの未来のクルマづくりフォルクスワーゲン グループが、持続可能なエネルギーへの取り組みを加速させている。その方向性は、技術的にもビジネス面においても合理的なソリューションとされる。NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の招きで来日した、同グループのシュタイガー博士にその説明をうけた大谷達也氏は、ドイツの総合的なビジョンに感服するとともに日本の状況へ危機感をも抱いたという。 Text by OTANI Tatsuya「EVはシティコミューター、FCVが次世代の本命」は世界の潮流か日本を中心に次世代自動車について取材していると、日本の自動車メーカーが発信する「航続距離が短く、充電に長い時間がかかる電気自動車(EV)の使用目的は将来も限定的なものにとどまり、次世代自動車では燃料電池を動力源としたものが主流になる」という主張ばかり目について、なんとなくこれが...
Van Cleef & Arpels|光のアートで表現されたブランドの世界観
インタビュー|ユーグ・レプ × 三木 均CEO光のアートで表現されたメゾンの世界観ヴァン クリーフ&アーペルは日本上陸40周年を記念して、12月11~12日の2日間、恵比寿ガーデンプレイスで初となるプロジェクションマッピングを実施した。幻想的な「フェアリー キャッスル」を制作したフランス人アーティストのユーグ・レプ氏は、この作品にどのような思いを込め、アートワークをおこなったのか。ヴァン クリーフ&アーペル ジャパン プレジデント&CEOの三木 均氏を交え、その思いを訊いた。Text by FUKUTOME Ryoji幻想的なフェアリー キャッスルヴァン クリーフ&アーペル(以下VCA)が日本に上陸して40周年を迎えた。40年前の1973年といえば、日本は高度成長期の真っただ中。今更ながら、世界に冠たる名門ジュエリーメゾンを迎え入れた当時の日本の勢いを感じずにはいられない。そのVCAの日本上陸40周年を記念したイベントが去る12月11、12日の両日にわたっておこなわれた。コンセプト...
ALESSI|建築家 伊東豊雄によるカトラリーシリーズ「MU(ムー)」
ALESSI|アレッシィ建築家 伊東豊雄がデザインした最新作カトラリーシリーズ「MU(ムー)」の魅力 5月17日に六本木で開催されたアレッシィ主催の昼食会。テーブウェアが2006年に発表された伊東豊雄氏デザインの「KU(クー)」で、カトラリーは今回新作として登場した「MU(ムー)」。美しい料理をよりスタイリッシュに演出してくれるカトラリーである。Text by KAJII Makoto (OPENERS)日本語の“六”をあらわすモダンでラグジュアリーなデザインのプロダクトを世に送り出す「アレッシィ」と、2010年に世界文化賞を受賞した建築家 伊東豊雄氏との関係は、2005年に遡る。22組の世界の建築家がティー&コーヒーセットをデザインするプロジェクト「ティー&コーヒータワーズ」で、カップに1匹のカエルがつかまっている「KAERU」のモカカップ&ソーサーを発表したのが最初の取り組み。2006年には、日本人の建築家がデザインした初めてのテーブルウェアセットプロジェクト「KU(クー)」シ...
ゴルフ GTIのアイコン、チェック柄シートの秘密|Volkswagen
Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン ゴルフ GTIカラー&トリム・シニアデザイナー マヌエラ・ヨーステン氏に訊くゴルフ GTIのアイコン、チェック柄シートの秘密「ゴルフGTI」といえば、ホットハッチの代名詞だが、しかしその開発には女性も深く関与している。なかでもGTIのアイコンともいえるチェック柄のシートが女性の手によるものとは意外な発見だ。その担当者であるドイツ人、マヌエラ・ヨーステン氏にインタビューする機会を得た。フォルクスワーゲンの内装へのこだわりとは──。Text by OGAWA Fumioファッションとの共通点──そもそも疑問におもっていたのは、なぜ、ドイツのスポーツカーにはチェック柄が多いか、ということです。たとえば戦前のメルセデスベンツのレーシングカーもチェック柄のシートです。マヌエラ・ヨーステン氏(以下MJ) 「なんででしょう(笑)。他社のことは知りませんが、初代『ゴルフGTI』のシート柄はクロスチェックというのですが、あのシート柄を採用し...
アルファ4Cデザイナー、マッコリーニ氏インタビュー|Alfa Romeo
Alfa Romeo|アルファロメオ根っからのアルフィスタアルファ4Cデザイナー、マッコリーニ氏インタビューさきごろ発表されたピュア スポーツカー、アルファロメオ「4C」。日本でのお披露目に合わせて、イタリアからエクステリア担当のチーフデザイナーが来日した。ため息が出るような美しいボディはどうやって作られたか。インタビューを通じてあきらかにしよう。Interview & Text by OGAWA FumioPhotographs by ABE Masaya4Cのデザイナーは生まれついてのアルフィスタ──最初に、ご自身の人生とアルファロメオとのかかわりについて、教えてください。マッコリーニ氏 私はデザイナーとしてアルファロメオひと筋できています。そもそも私とアルファロメオの個人的なつながりは、父です。アルファロメオの大ファン、いわゆるアルフィスタだったんですよ。初代の「ジュリエッタ」「ジュリア」、そして「GTV」と乗り継いでいました。ミラノ人の父からは、やはりミラノのメーカ...
ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏にインタビュー|Renault
Renault|ルノー ルノーにデザイン ルネッサンスをもたらすローレンス・ヴァン・デン・アッカーにインタビュールノーのデザインが変わった。2010年発表の「De Zir」からはじまったルノー デザイン ルネッサンスは、人生における重要な6つのシーンになぞらえ、それぞれにコンセプトカーを発表する“サイクル オブ ライフ”という発想に基づいている。これらのコンセプト デザインは、そのままプロダクションモデルに反映され、すでに新型「ルーテシア」「キャプチャー」で結実している。このプロジェクトを推進する、ルノーのチーフデザイナー、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏に小川フミオ氏が単独インタビューを敢行した。 Interview & Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayukクルマの美をつねに念頭に置きながら──ルノー車はこのところ、魅力が増しているように思えます。パッケージングはきちんと考えられているいっぽう、クルマ好きの...
マセラティ100周年 × イタリアンラグジュアリースポーツカー|Maserati
Maserati|マセラティMASERATI 100 - A Century of Pure Italian Luxury Sports Carsマセラティ100/純粋なるイタリアンラグジュアリースポーツカーの世紀1914年にイタリア・ボローニャで創業し、100周年という節目の年を迎えたマセラティ。先日、東京でも増上寺を舞台にアニバーサリーイベントが開催されたばかりだが、本国イタリアでは6月から2015年1月の期間、「マセラティ100/純粋なるイタリアンラグジュアリースポーツカーの世紀」と題された特別展が開催中だ。そのオープニングレセプションに小川フミオが出席した。創業者一族のひとり、カルロ・マセラティ氏のインタビューを交え、レポートをお届けする。 Text by OGAWA Fumioマセラティの100年をいろどる歴史的なモデルマセラティにとって2014年は創業100年にあたる年だ。そこで中部イタリアはモデナのエンツォ・フェラーリ・ミュージアムで、6月から2015年1月にかけて、...
連載・柳本浩市|第30回 田子 學氏とデザイン・マネジメントについて語る
第30回 田子 學氏とデザイン・マネジメントについて語る(前編-1)今回は、老舗メーカーのリ・ブランディングなどを手がけている田子 學さんの登場です。“デザイン・マネジメント”という観点から、プロダクトから広報や経営戦略を、地域性や時代背景と結びつけながらアプローチしています。モノづくりにかんして個人的に今注目すべき職種だと感じているので、具体的な事例をもとに聞いてみたいと思います。(後編は10月25日(木)公開) Text by YANAGIMOTO Koichi社内では好きなことをやっていました(田子) 柳本 まずは田子さんの経歴からお聞かせいただけますか? 田子 大学でデザイン・マネジメント(デザインはもちろんのこと、組織、経営、戦略等もふくめ、複合的に関係性を構築すること)を専攻した後、1994年に「東芝デザインセンター」に就職し、プロダクトデザインをしていました。そのような現場で「何が足りないか、どうすればもっと良くなるか」ということを考えるようになり、デザイン・マネジメ...