インタビュー
「インタビュー」に関する記事

マセラティ100周年 × イタリアンラグジュアリースポーツカー|Maserati
Maserati|マセラティMASERATI 100 - A Century of Pure Italian Luxury Sports Carsマセラティ100/純粋なるイタリアンラグジュアリースポーツカーの世紀1914年にイタリア・ボローニャで創業し、100周年という節目の年を迎えたマセラティ。先日、東京でも増上寺を舞台にアニバーサリーイベントが開催されたばかりだが、本国イタリアでは6月から2015年1月の期間、「マセラティ100/純粋なるイタリアンラグジュアリースポーツカーの世紀」と題された特別展が開催中だ。そのオープニングレセプションに小川フミオが出席した。創業者一族のひとり、カルロ・マセラティ氏のインタビューを交え、レポートをお届けする。 Text by OGAWA Fumioマセラティの100年をいろどる歴史的なモデルマセラティにとって2014年は創業100年にあたる年だ。そこで中部イタリアはモデナのエンツォ・フェラーリ・ミュージアムで、6月から2015年1月にかけて、...

連載・柳本浩市|第30回 田子 學氏とデザイン・マネジメントについて語る
第30回 田子 學氏とデザイン・マネジメントについて語る(前編-1)今回は、老舗メーカーのリ・ブランディングなどを手がけている田子 學さんの登場です。“デザイン・マネジメント”という観点から、プロダクトから広報や経営戦略を、地域性や時代背景と結びつけながらアプローチしています。モノづくりにかんして個人的に今注目すべき職種だと感じているので、具体的な事例をもとに聞いてみたいと思います。(後編は10月25日(木)公開) Text by YANAGIMOTO Koichi社内では好きなことをやっていました(田子) 柳本 まずは田子さんの経歴からお聞かせいただけますか? 田子 大学でデザイン・マネジメント(デザインはもちろんのこと、組織、経営、戦略等もふくめ、複合的に関係性を構築すること)を専攻した後、1994年に「東芝デザインセンター」に就職し、プロダクトデザインをしていました。そのような現場で「何が足りないか、どうすればもっと良くなるか」ということを考えるようになり、デザイン・マネジメ...

連載・柳本浩市|第31回 田子 學氏とデザイン・マネジメントについて語る
ニーズや市場はあらたな概念で掘り起こせば存在する第31回 田子 學氏とデザイン・マネジメントについて語る(後編-1)前編につづいて老舗メーカーのリ・ブランディングなどを手がけている田子 學さんに登場いただきます。自らが明確に「私の追い求めているものはデザイン・マネジメントであり、そこにはジャンルによる垣根は存在しないと考えています」と言う田子 學さん。今回は、amadanaでの大ヒットから、独立起業して手がけた事案まで、具体的なアプローチもふくめて興味深いお話をうかがうことができました。最後に、海外ブランドに拮抗できる方法のヒントもあります。Text by YANAGIMOTO Koichiそれまでの電気製品へのアプローチとはちがうシナリオ柳本 それからリアル・フリートは「amadana」ブランドを誕生させるんですね。田子 amadanaブランドの方向性は「日本ならではの生活様式と美意識とテクノロジーが織りなすユニークな家電」。それは創設時に打ち出された方向性です。熊本氏(熊本浩志...

Levi’s® RED™|デザイン・ディレクター、マイルス・ジョンソンが登場
Levi’s® RED™|リーバイス® レッド™デザイン・ディレクター、マイルス・ジョンソンにインタビューリーバイス® レッド™が見せる未来(1)先日、7年ぶりのコレクションを発表した「Levi’s® RED™(リーバイス® レッド™)」。実験的で革新的、そのクリエイションは、唯一無二としか言いようがない。今回、デザインチームを率いるマイルス・ジョンソン氏が来日したタイミングで、インタビューをおこなった。Interview Photographs by ASAKURA KeisukeText by IWANAGA Morito(OPENERS)リーバイス®におけるもっとも創造的なコレクション──前回から7年ぶりのコレクションとなりましたね。マイルス・ジョンソン(以下MJ) 機が熟したという言葉が適切でしょうか。とりかかったのは4年ほど前からでした。アムステルダムにオフィスをあたらしく構えたタイミングです。2007年の発表からかなり時間が経っていましたが、そのぶん長くあたためてきたも...

Giuseppe Zanotti Design|ブランド20周年記念コレクションを発表したザノッティ氏にインタビュー
Giuseppe Zanotti Design|ジュゼッペ・ザノッティ・デザインブランド20周年を記念し来日を果たしたザノッティ氏にインタビュー4つのテーマのアニバーサリーコレクション(1)今年20周年を迎えるジュゼッペ・ザノッティ・デザインは、アニバーサリーコレクションを限定発表。ブランドのアイデンティティを象徴する4つのキーワードに基づく、4つのコレクションの全貌は今後一年にわたり順次ローンチされる。このビッグプロジェクトの始動にあたり、6月発売の第一弾コレクション「JEWEL(ジュエル)」とともにデザイナーのザノッティ氏が来日した。Photographs by ASAKURA KeisukeText by HAGIWARA Terumiセクシーはユニバース(すべて)――ジョゼッペ・ザノッティ「女性の足が必要とするものすべてを満足させるのが私の仕事」と言うのは、セクシーでエッジの効いたパンプスで人気の靴ブランド「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン」のデザイナー、ジュゼッペ・ザノッ...

ルイ13世 Chapter 15 アンバサダー 木村英智
LOUIS XIII|ルイ 13世アンバサダーインタビュー12木村英智(アートアクアリウムプロデューサー)途方もない年月と妥協を許さない酒づくりによって生み出される唯一無二のブランデー、ルイ13世。その魅力を広く伝えるべく選ばれた13人のアンバサダーたちが、グランド ハイアット 東京の「メゾン ルイ13世」(バー「マデュロ」内に展開する期間限定スペース)からお届けするインタビュー。第12回目はアクアリウムとアート、デザインなどを融合させた「アートアクアリウム」というジャンルを確立した存在として、国内外から高い評価を受ける木村英智さん。Text by MONZEN NaokoPhotographs by IGARASHI Takahiro歴史あるものへの憧憬私は常づね、歴史あるもの、伝統あるものへの憧れを強く抱いてきました。建築やアートをはじめ、クルマや洋服などについても、たくさんの人の手と時間を介して古くから受け継がれてきたものに興味を持ちますし、理屈抜きで反応してしまうところがあ...

ルイ13世 Chapter 16 アンバサダー 吉田修一
LOUIS XIII|ルイ 13世アンバサダーインタビュー13吉田修一(作家)途方もない年月と妥協を許さない酒づくりによって生み出される唯一無二のブランデー、ルイ13世。その魅力を広く伝えるべく選ばれた13人のアンバサダーたちが、グランド ハイアット 東京の「メゾン ルイ13世」(バー「マデュロ」内に展開する期間限定スペース)からお届けするインタビュー。最終回となる第13回目は、映画も大きな話題となった『悪人』をはじめ多くの著作があり、現代日本を代表する作家のひとりとして広く海外にも読者をもつ作家の吉田修一さん。Text by MONZEN NaokoPhotographs by IGARASHI Takahiro妥協の純度ルイ13世が誇る“妥協のない酒づくり”……仕事をするうえで妥協をしないということは非常に立派なことですし、そう言い切りたい気持ちはあるのですが、自身の仕事にかんして言えば、いままで“これが100%”と小説を送り出したことはないんです。表現に絶対はないという創作の...

SPECIAL INTERVIEW|大貫妙子が語る、乗り越えていくチカラ
「私は、あらたな価値観で力強く生きていこうとするひとに歌っていきたい」大貫妙子が語る、乗り越えていくチカラ(1)2011年3月11日から一年。3月11日(日)には、恵比寿『ザ・ガーデンホール』で開催される、ふんばろう東日本支援プロジェクトのチャリティーイベント「3.11 縁から絆へ ~ずっと忘れない~」に参加しライブをおこなう大貫妙子さん。昨年末にリリースされたCMソングやTVテーマ音源をリマスタリングし、80年代から年代順に収録した「TEKO ONUKI WORKS 1983-2011 CM/TV Music Collection」と、GOLDEN☆BESTシリーズ「GOLDEN☆BEST大貫妙子~THE BEST 80’s Director’s Edition」について、そして2010年の坂本龍一氏との「UTAUツアー」、さらには“3.11”について語った。※最終記事面にサイン入りCDプレゼントの応募要項がありますText by KAJII Makoto (OPENERS)坂本...

INTERVIEW|スカイツリー照明デザイナー 戸恒浩人(前編)
INTERVIEW|照明デザイナー 戸恒浩人スカイツリーを照らせ(前編)5月22日(火)、東京の街にあたらしいシンボルが誕生する。高さ634メートルという、世界一の高さを誇る塔の名は東京スカイツリー(以下、スカイツリー)。東京タワーの後を継ぐあたらしい電波塔だ。建物そのものの美しさもさることながら、わたしたちが一番目にすることになるのは、おそらく一日を終えて家路を急ぐとき、ふと顔を上にあげた瞬間に見える“夜の顔”ではないだろうか。その顔を彩るライティングを一からデザインする重責を与えられたのは、若手照明デザイナーの戸恒浩人(とつね ひろひと)さん。東京で生まれ、人生のほとんどを東京ですごしてきた戸恒さんが、スカイツリーに込めた想いとは──。Photographs (portraits) by JAMANDFIXPhotographs (Tokyo Sky Tree, Tokyo Hotal) by PanasonicInterview & Text by TANAKA Ju...

INTERVIEW|スカイツリー照明デザイナー 戸恒浩人(後編)
INTERVIEW|照明デザイナー 戸恒浩人スカイツリーを照らせ(後編)空に優しく浮かんだ“夜の富士山”をイメージしてデザインされた、東京スカイツリー(以下、スカイツリー)の光。繊細なニュアンスを感じさせる、日本人好みの光である。デザインを担当したのは若手照明デザイナーの戸恒浩人さん。「日本の情緒を表現したかった」と語る戸恒さんが、スカイツリーに込めた想いとは──。Photographs (portraits) by JAMANDFIXPhotographs (Tokyo Sky Tree, Tokyo Hotal) by PanasonicInterview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)LEDだからできること「いままでの光源って、白とか電球色、あとは赤や緑などのパチンコ屋のような派手な色しか表現できなかったんですけど、LEDっていうのが出てきて、色が任意につくれるようになりました。例えば青色LEDだったら、青色LEDにかぶせる蛍光体を、...

MOVIE|『ファミリー・ツリー』ジョージ・クルーニー インタビュー
MOVIE|『ファミリー・ツリー』ジョージ・クルーニー インタビュー現在公開中の本年度アカデミー賞脚色賞受賞、ジョージ・クルーニー主演『ファミリー・ツリー』。本国でメガヒットを記録し、賞レースを沸かせた話題作の公開を機に、マット・キング役のジョージ・クルーニーにインタビューをおこなった。『ファミリー・ツリー』は、TOHOシネマズ日劇ほかにて全国ロードショー中だ。Text by KAJII Makoto (OPENERS)なにしろこの映画は子どもたちが素敵だった!──映画を作るのにもっとも重要なことは?まず、よくできた脚本が必要だ。脚本はいろいろな面で決め手になるものだからね。それに、脚本を手がけたのが現在活躍する一流の監督の一人、アレクサンダー・ペインだ。となったら、すべてを監督の手にゆだねて、「やりすぎかな? 実存的リアリズムを15%減らすか?」と聞けばいいだけだ。サポートしてくれるからね。監督が全部、面倒をみてくれるんだよ。でもとにかく僕は映画を作ることが好きなんだ。──父親の...

松浦俊夫|“Living Legend” DJ Harvey来日インタビュー(1)
松浦俊夫|from TOKYO MOON 6月3日 オンエア16年ぶりとなるミックスCDリリース!“Living Legend” DJ Harvey来日インタビュー(1)日曜の夜、上質な音楽とともにゆったりと流れる自分だけの時間は、おとなたちの至福のとき。そんな時間をさらに豊かにするのが、DJ松浦俊夫によるラジオプログラム『TOKYO MOON』──。彼が世界中から選りすぐったすばらしい音楽や知的好奇心を刺激するおとなのためのトピックスを、毎週日曜日Inter FM 76.1MHzにて19時からオンエア。ここでは、毎週放送されたばかりのプログラムを振り返ります。今週は、4月に16年ぶりとなる新作ミックスCDリリースした“Living Legend”、DJ Harvey(ハーヴィ)をお迎えしました。Text by MATSUURA Toshioオンエアにはなかった対訳を公開!今回は、多様な音楽をバックグラウンドに1980年代より活動をつづけるニューハウス、バレアリック、ディスコダブシ...

ART|東京フォト代表 原田知大氏に聞く 写真というアート作品がもつ可能性とは
ART|TOKYO PHOTO 2012東京フォト代表・原田知大氏に聞く 写真というアート作品がもつ可能性とは東京フォトを立ち上げて5年半。今回で第4回を迎えるこの展覧会は着実に大きな成長をしている。写真というアートをもっと身近に、そして生活に根付かせたい。そんな想いからこのプロジェクトを始動した東京フォト代表・原田知大氏に、立ち上げた経緯、展覧会への取り組みや、アートのある豊かな生活、そしてこれからの展望について聞いた。Interview & Text by MATSUDA Natsuki(OPENERS)アートはトータルで楽しむもの――写真というアートをビジネスにしようとしたきっかけは?原田 TOKYO PHOTOを発足させたのが2009年。きっかけは毎年11月に開かれている世界最大規模の展覧会のパリ・フォトが、2008年に日本の写真特集をしていたんです。日本からもたくさんのギャラリーが出展したし、以前からですが日本の写真というのは、欧米からはとくに注目されていたんです...

The Beetle Presents Tokyo Crossover/Jazz Festival 2012 いよいよ9月29日開催! 対談 沖野修也×DJ井上薫
The Beetle Presents Tokyo Crossover/Jazz Festival 2012クラブ・ジャズ&クロスオーバー・ミュージックの祭典 いよいよ9月29日開催! 対談 沖野修也(KYOTO JAZZ MASSIVE)×DJ井上薫(1)2003年から始まり、国内外の豪華な顔ぶれが勢揃いするクラブ・ジャズ&クロスオーバー・ミュージックの祭典であるライブ/DJイベント「Tokyo Crossover/Jazz Festival」。毎年盛り上がりを見せるこのイベントだが、9回目の開催となる今回も、音楽はもちろん、会場の選定や室内装飾にも沖野修也の世界観を反映し、ほかでは観ることのできないおとなが楽しめる内容となっている。その沖野修也と、彼が日本でもっとも尊敬するというDJ井上薫が、音楽に対する熱い想い、そして、イベントの醍醐味を語り合った。 Photographs by JAMANDFIXInterview & Text by MATSUDA Natsuki...

人間の本能と「i3」- 建築家・岡田公彦の視点|BMW
BMW i3|ビー・エム・ダブリュー i3人間の本能と「i3」建築家・岡田公彦の視点変わらないこと、変えていくべきこと──。岡田公彦氏は、時代の変化に応えながらも、永く使われ、愛され続ける建築やデザインを生み出す日本のトップアーキテクトのひとりだ。環境問題への対応が重視される現代。それはクルマ社会もおなじだ。BMWが今年あらたに送り出す「i3」は、創業100年に渡る歴史のなかではじめての電気自動車であり、あたらしい挑戦でもある。居心地のよい住宅、駆けぬける歓びを与えてくれるクルマとは何か。その答えはどちらも人間の本能のなかに潜んでいるのかもしれない。Text by OGAWA Fumio狭義のエコと広義のエコじつに気持ちよさそうな家を作る名手、建築家の岡田公彦氏。広島の戸田邸をはじめ、どの作品にも「太陽の動きや地形、風向き等、大きな環境とどう関係を持つか」をつねに考えながら建築を手がけているという。その岡田さんが最近、注目しているのがBMW iだそうだ。──BMW iのどこに興味を...