フランス車
「フランス車」に関する記事
「前衛」と賞賛された名車、シトロエンDSの60周年を祝う|Citroen & DS
Citroen & DS|シトロエン& DSパリで大々的に「DSウィーク」開催「前衛」と賞賛された名車、シトロエンDSの60周年を祝うセンセーショナルな誕生から半世紀以上を経てもなお、ファンの心を捉えて離さないシトロエン「DS」。その60周年を祝うイベントがパリで華やかに開催された。現地を訪れた小川フミオ氏がその模様をお伝えする。Text by OGAWA Fumio歴史に残る名車自動車史の中で5台のベストを選んだとき、必ずそこに入ると断言してもいいのが、シトロエン「DS」だろう。1955年発表の同車の60周年を祝い、2015年5月に「DSウィーク」がパリで開催された。街のど真ん中にある特設会場での展示や、大々的なパレードまで、華やかな週末がパリに訪れた。シトロエンDSについては、オウプナーズの読者諸氏に、あえてくどくど説明する必要はないかもしれない。大きくいうと、ふたつの点で自動車史に残るクルマだ。ひとつは油圧と窒素ガスを使ったサスペンションシステムなどのメカニズ...
DS4のパワートレーンとモデル構成が一新|Citroen DS
Citroen DS4|シトロエン DS4DS4のパワートレーンとモデル構成が一新プジョー・シトロエン・ジャポンは「DS4」のパワートレーンを最新の環境性能対応のものにアップデート。あわせてラインナップを一新して6月6日より販売を開始する。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)ラインナップは6段ATのシックに集約シトロエンが展開するDSブランドのなかでも、4ドアクーペのような流れるルーフラインにSUVらしい高めのアイポイントをもつクロスオーバーモデル「DS4」。そのDS4がエンジンやトランスミッションに環境性能を向上させるアップデートを受けた。エンジンは従来の1.6リッター直列4気筒ターボを改良し、欧州の新排出ガス基準Euro6に適合。あわせて出力も3psアップして165psとなった。また、6段オートマチックも省燃費のためにハイギアード化やロックアップ領域の拡大が図られるとともに、マニュアルモードのシフトチェンジに要する時間も短縮されスポーティさも...
Chapter 5|DS3 × Cuisine 成澤由浩インタビュー
CITROEN DS3|シトロエン DS3 DS3 ×Cuisine──『Les Créations de NARISAWA』シェフ 成澤由浩作り手の哲学を反映することこそ“いま”の表現(1)フランス料理のクラシックを基本としながら、唯一無二の感性をもってつねにあたらしい料理を提案しつづける『Les Créations de NARISAWA』成澤由浩シェフ。フランスや日本といった国の枠を飛び越え、世界中からその才能を評価される彼の思想が、シトロエンDS3の哲学とオーバーラップする。文=小川フミオ写真=五十嵐隆裕フランスには物づくりにおける独特の時間の概念があるフランス人のおもしろさ。それはつねに先に進むところにあるといえるかもしれない。後ろを振り返らず、デザイン的にあたらしいことへ挑戦するシトロエンのクルマづくりしかり。料理もまたおなじだ。フランス人のシェフたちは「自分のオリジナリティを活かすことが大事」という。ややもすると、日本の老舗料理店が「まるで博物館みたい」と揶揄されてし...
あなたのクルマ 見せてください 第3回 鈴木正文 × シトロエン 2CV
第3回 鈴木正文 × シトロエン 2CVスズキさんのシトロエン遍歴2010年末、みずから創刊した雑誌『ENGINE』をはなれ、『GQ』編集長に就任した鈴木正文氏。自他ともにみとめるエンスージアスト「スズキさん」が、あらたなスタートにあたってパートナーに選んだのはシトロエン「2CV」だった。はたしてどういったいきさつでスズキさんは2CVとつきあいはじめたのか?Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by JAMANDFIXもらいました。このクルマは世田谷でセキネ洋服店を営むジャケットやスーツのモデリスト、関根久光さんからもらったんです。彼がこの2CVを持っててね。でも「乗ってないし、置くところがないから、誰かもらってくれる人いないでしょうか?」っていわれて、「じゃあ僕でもよければ」って、もらったんです。もとは灰色と黒のチャールストン。シートが灰色のファブリックのね。でももうペイントもだめになっていたし、車検もないし、内装もボロボロでシー...
207の後継「プジョー 208」のティーザーを公開|Peugeot
Peugeot 208|プジョー 208207の後継「208」のティーザームービーを公開プジョーは、ラインナップにあたらしくくわわる「208」のティーザームービーを公開すると同時に、11月2日にアンヴェールすることを発表した。Text by OPENERSひと筆で描けるようなシンプルさと流麗さを両立させたデザインプジョーのコンパクトモデル「207」の後継と言われ、2012~13年に販売開始予定の「208」。そのティーザームービーがこのたび公開された。次世代のプジョーのあり方を表現する、あたらしく洗練されたデザインをもつという208のボディは、ひと筆で描くことができるようなシンプルさと流麗さを両立させたとしている。コンパクトながら実用性が加味され、人間工学(エルゴノミクス)も高いレベルに達しており、そのステアリングを握るだけでよろこびを体感できるとプジョーは胸を張る。欧州の自動車メディアの報道によれば、ベンチマークとなるのはシトロエン DS3で、「508」から受け継がれる吊り目が抑え...
シトロエン DSライン3モデルを出展|第42回東京モーターショー2011|CITROEN
CITROEN|シトロエン第42回東京モーターショー2011DSライン3モデルを出展プジョー・シトロエン・ジャポンは、第42回東京モーターショーのシトロエンスタンドに「DSライン」の3モデルを展示すると発表した。文=小池りょう子DSライン第3弾「DS5」をジャパンプレミアシトロエンの「DSライン」は、「伝統」「洗練」かつ「大胆に」をコンセプトに、前衛的なデザインとスポーティな走りを追求したモデル。「DS3」「DS4」につづく第3弾が、このたび日本初公開を果たす「DS5」である。同モデルはコンセプトカー「Cスポーツラウンジ」がベースで、グランツーリスモとステーションワゴンを融合させたようなフォルム。センターコンソールや天井にはトグルスイッチを配し、航空機のコックピットを思わせる室内空間が特徴だ。同ショーには「黄褐色」という意味をもつ「Fauve(フォヴ)」というインテリアカラーを採用した車輛が展示される。2010年9月にパリモーターショーで初公開されたクロスオーバーモデル「DS4」は...
BUGATTI VEYRON 16.4|ブガッティ ヴェイロン 16.4
BUGATTI VEYRON 16.4ブガッティ ヴェイロン 16.4最高のスーパースポーツブガッティの故郷であるフランスのアルザス地方、モールスハイムに新たにつくられたファクトリーから、300台限定で生産されるスーパースポーツが「ブガッティ・ヴェイロン」だ。1998年にブガッティというブランドを譲り受けたフォルクスワーゲンの、当時会長を務めていたフェルディナンド・ピエヒが開発陣に突きつけた要求は、1000psを上回るパワーと、400km/hを超える最高速だった。もちろん、ブガッティを名乗る以上は芸術的なスタイリングは欠かせない。伝統の半円形のラジエターグリルに流麗なラインが与えられたヴェイロンは、どこか懐かしさを覚える雰囲気を漂わせる一方、その中身は最先端のテクノロジーで固められている。軽量化と高いボディ剛性、そして、安全性の確保のために、ボディはカーボンモノコックを核に、アルミのフレームやボディパネルやステンレスなど、最適な素材が惜しみなく使われている。エンジンは、バンク角が極...
CITROEN DS4|シトロエン DS4 走りを動画で公開
CITROEN DS4|シトロエン DS4英国『Fifth Gear』によるインプレッションムービー英国の自動車専門誌『Fifth Gear』は、You Tube上でシトロエンのDSシリーズ第2弾として登場したDS4のインプレッションムービーを公開した。文=松尾 大予想以上の走りのよさすでに日本でも発売されているDS3につづき、DS4、DS5と、ラインナップの拡充をはかるシトロエン。そのDSシリーズの第2弾として登場したDS4は、日本には今秋の導入がうわさされている。ひと足先に上陸となったイギリスでは、自動車専門誌『Fifth Gear』が試乗し、You Tube上で動画を公開している。まず、エクステリアデザインについての評価はやや辛口だ。“クロスオーバー”を謳う同車だが、「ハイドロニューマチック・サスペンションが故障して高い位置で止まってしまったように見える」と手厳しい。もちろん実際には、シトロエンで現在ハイドロニューマチック・サスペンションを搭載しているのはC5以上のグレードな...
CITROEN C4|シトロエン C4 マイナーチェンジを経たC4に試乗
CITROEN C4|シトロエン C4よりオーソドックスなモデルへと変貌した新型C4に試乗(1)シトロエン C4はフォルクスワーゲン ゴルフ・クラスの4ドアハッチバック。さきごろ日本発売された新型は、従来の欠点ともいわれた荷室容量を拡大。個性的だったスタイリングも一般的なものとなり、マーケットの拡大をめざすという。文=小川フミオボディ拡大により実用性がさらにアップ2011年7月1日より日本発売開始の新型シトロエン C4。従来型は2005年に日本市場に導入され、シトロエン登録台数の45パーセントを占めるヒットだった。今回は外観がオーソドックスになり、ロングルーフが強調され実用性のアピールが強くなった感がある。内装は質感があがった一方、先代の半透明型メーターなどは廃止され、ぐっとノーマルになった。1.6リッターの自然吸気とターボの2本立て。とくにターボ装着の「C4 エクスクルーシブ」はとりわけ楽しい。 新型C4の特徴は、機能性を前面に押し出したことともいえる。ボディサイズは、全長でプ...
Peugeot 508|プジョー 508 販売開始!
Peugeot 508|プジョー 508Peugeot 508SW|プジョー 508SWプジョーのあらたなフラッグシップ 日本での発売が決定!プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョーの最上級モデル「508」シリーズを全国のプジョー・ディーラー・ネットワークで7月11日から販売を開始すると発表した。文=谷中朋美プジョーのあたらしい方向性を示す塊感のあるエクステリア「508」は「407」の後継となるアッパーミドルセグメントで、セダンとステーションワゴン(SW)を展開。ブラックファブリックシートと16インチアロイホイールが装着されたエントリーモデル「Allure(アリュール)」とブラックレザーシートと17インチアロイホイールが装備された「Griffe(グリフ)」のふたつがラインナップされる。まず目を引くのは、あたらしく生まれ変わったエクステリアだ。塊を削り出したようなボディデザインをはじめ、疾走感のあるロングノーズ、小さめのフロントグリルが浮き上がって見える「フローティンググリル」など...
CITROEN C4│シトロエン C4 新型日本上陸
CITROEN C4│シトロエン C4新型C4が日本上陸プジョー・シトロエン・ジャポンは、ミドルレンジハッチバック「NEW C4」を7月1日から全国のシトロエン ディーラーネットワークで販売すると発表した。文=谷中朋美「セダクション」と「エクスクルーシブ」の2グレード構成2005年に初公開され、世界で100万台以上を販売した「C4」がフルモデルチェンジを果たした。昨年のパリモーターショーで公開され、販売間近とアナウンスされていたので、心待ちにしていたひとも多いのではないだろうか。あたらしい「C4」は、「C4 Seduction(セダクション)」と、「C4 Exclusive(エクスクルーシブ)」の2モデルを展開。 パワートレインは「セダクション」に1.6リッター自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションには高効率の新型トルクコンバーターを採用した電子制御4段オートマチックを採用した。最高出力は88kW(120ps)/6,000rpm、最大トルクは160Nm(16.3kgm)/4...
シトロエン、プラグインハイブリッドのSUVコンセプト「エアクロス」を公開|Citroen
Citroen Aircross|シトロエン エアクロスC4カクタスをよりタフなイメージにシトロエン、PHEVのSUVコンセプト「エアクロス」を公開シトロエンは、同社の設立95周年を記念するSUVコンセプトカー「エアクロス」を、4月22日から一般公開がはじまった中国の上海モーターショーでワールドプレミアした。95年前に創設以来、シトロエンは世界累計販売台数5,000万台を達成。この「エアクロス」は、そうしたシトロエンの販売台数をさらに飛躍させるポテンシャルを、全世界に向けて発信するモデルでもある。Text by SAKURAI KenichiSUVのバリエーション拡大を狙うシトロエン4月22日から中国で開催されている上海モーターショーで、シトロエンはSUVのコンセプトカー「エアクロス」を初公開した。このモデルはシトロエン設立95周年と、世界累計販売台数が5,000万台を達成したことを記念するモデルでもあるという。全長4,580mm×全幅2,100mm×全高1,730mm、ホイールベ...
CITROEN C3|シトロエン C3 よりデザインコンシャスに
CITROEN C3|シトロエン C3よりデザインコンシャスにシトロエンはヨーロッパにおいて、内外におよぶ個性的なデザインで話題のハッチバック「C3」のニューモデルを発表した。文=ジラフ「Zenith(天頂)」と呼ばれるこのフロントウインドウ初代C3がデビューしたのは、2002年のこと。その特徴は、個性的かつな高品質なエクステリア&インテリア、そしてクラス最大級となる室内空間であり、発売当初は5ドアハッチバックのみの設定だったが、後に2ドアオープンのプルリエルが追加された。今回発表されたニューモデル最大の特徴は、なんといってもその巨大なフロントウインドウだ。「Zenith(天頂)」と呼ばれるこのフロントウインドウは、ルーフ部分にまで回りこみ、抜群の視界と開放感を実現する。シトロエンのアナウンスによれば、前席の視界は最大で80度も広がるという。当然のことながら、このフロントウインドウの形状がもたらすさまざまな問題点、たとえば太陽光や紫外線対策や、窓面積が増えることによって室内にロード...
PEUGEOT RCZ|プジョー RCZ
Peugeot RCZ|プジョー RCZ308CZの流れを汲むエクスクルーシブなクーペプジョーは、2007年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「308CZ」の市販化モデル「RCZ」の発売を決定した。文=ジラフ車名に「0」がつかないはじめての市販車2007年のフランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカー「308RCZ」の流れを汲むニューモデル「RCZ」。その市販化にあたっては、あえて「308」シリーズから独立させ、プジョー伝統の「0」や「00」という数字がその名前につかない初の市販車となったのも話題となっている。今回の発表と同時に公開された7点の部分アップの写真からわかるのは、フロントマスクの形状はほぼ308シリーズと共通であること、そしてコンセプトカーと同様に、コンパクトな2+2クーペというスタイルを実現させるために、完全なクーペスタイルのリアデザインが採用されていることだろう。09年9月のフランクフルトモーターショーで正式発表ボディサイズは、コンセ...
あなたのクルマ 見せてください 第10回 特別欧州篇
第10回 特別欧州篇 ファブリツィオ・カスプリーニ氏×プジョー407SW古代ローマ人とトヨタの意外な関係イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”を尋ね、彼の地の人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを垣間見る、あなたのクルマ見せてください欧州特別篇。最終回は、趣味である古代ローマの武具・馬具収集を通じて、ユニークな視点からクルマを語る、イタリアの眼科医に登場していただいた。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYA1970年代におけるイタリア家庭のクルマ事情イタリアの古都シエナ。ファブリツィオ・カスプリーニ氏は眼科開業医である。普段はプジョー「407SW」で、3拠点あるクリニックを忙しくまわっている。医師の話す車歴は、そのまま往年のイタリア中産階級の生活を物語る。自邸は総面積1ヘクタールに及び、庭にはオリーブやワイン用ブドウ畑も広がる。趣味はイタリア人の祖先である古代エトルリア&ローマ時代の武具収集で、邸内の一角に修復室やミニ...