CITROEN DS4|シトロエン DS4 走りを動画で公開
CITROEN DS4|シトロエン DS4
英国『Fifth Gear』によるインプレッションムービー
英国の自動車専門誌『Fifth Gear』は、You Tube上でシトロエンのDSシリーズ第2弾として登場したDS4のインプレッションムービーを公開した。
文=松尾 大
予想以上の走りのよさ
すでに日本でも発売されているDS3につづき、DS4、DS5と、ラインナップの拡充をはかるシトロエン。そのDSシリーズの第2弾として登場したDS4は、日本には今秋の導入がうわさされている。ひと足先に上陸となったイギリスでは、自動車専門誌『Fifth Gear』が試乗し、You Tube上で動画を公開している。
まず、エクステリアデザインについての評価はやや辛口だ。“クロスオーバー”を謳う同車だが、「ハイドロニューマチック・サスペンションが故障して高い位置で止まってしまったように見える」と手厳しい。もちろん実際には、シトロエンで現在ハイドロニューマチック・サスペンションを搭載しているのはC5以上のグレードなので、DS4はコンベンショナルな金属バネを採用している。
ところが、走り出すとその評価は一転した。走りは非常に精緻。“期待していたような背の高いクルマらしい走り”ではなく、コーナリング姿勢はとてもフラットで、正確にクルマを立て直すことができるという。操舵感も驚くほどよく、重さもちょうどで、あまり神経を使わずに直線を走ることができるとしている。また、路面からのインフォメーションが積極的に伝わることも好感している。
エンジンは、2種類のガソリン、3種類のディーゼルから選ぶことができ、トップグレードのTHP200エンジン搭載モデルで0-100km/h加速7.9秒、燃費は約15.6km/ℓという性能を発揮する。
インテリアについては、18万~24万ポンド(日本円で約235万~315万円)の価格帯のクルマとしては豪華だと評価。スイッチ類など細部にいたるフィニッシュもフォルクスワーゲンのように非常によい仕上がりで、「シトロエンはラグジュアリーのなんたるかをわかったようだ」と述べている。
ライバルと目される、MINI カントリーマン(日本名|クロスオーバー)とくらべるとあれほど固い乗り心地ではなく、インテリアのフィニッシュもいいとのこと。おなじDSシリーズのDS3とくらべると、軽快なドライビングフィールはないが、それが悪いことだとは言えないとも。最後に結論として「現代的。ひと言で言えばスバラシイ」と述べた。
CITROEN DS4|シトロエン DS4
ボディサイズ|全長4,275×全幅1,810×全高1,523mm
ホイールベース|2,612mm
エンジン|1.6リッター 直列4気筒DOHC ターボチャージャーつき
最高出力|147kW/5,800rpm
最大トルク|275Nm/1,700rpm
燃費|44.1mpg
CO2排出量|149g/km
駆動方式|前輪駆動
※各データは、英国での数値に基づく。