BASEL WORLD(バーゼルワールド)
「BASEL WORLD(バーゼルワールド)」に関する記事
BVLGARI|トップクリエイターに訊く「ブルガリ・ブルガリ」の魅力
誕生から約40年を迎えて──“ダブルロゴ”伝説、第2章へトップクリエイターに訊く「ブルガリ・ブルガリ」の魅力(1)誕生から約40年。時計界の“伝説的なタイムピース”であり、今さらに進化の時を迎えた「ブルガリ・ブルガリ」ウォッチ。その魅力の源泉はどこにあるのか。今回、「ブルガリ・ブルガリ」展の開催にあたり、日本から世界に向けて発信するトップクリエイターの3名、水墨画家の土屋秋恆(つちや・しゅうこう)氏、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏、そして、グラフィックアーティストの川上シュン氏に、それぞれ独自の視点からその魅力について語って頂いた。Photographs by TSUKAHARA TakaakiText by SHIBUYA Yasuhitoモチーフは古代ローマの貨幣、世界を魅了したダブルロゴ・デザインブルガリ初の本格ウォッチコレクションとして1977年に誕生した「ブルガリ・ブルガリ」。ブランド名の“BVLGARI”ロゴをベゼルに上下ダブルで刻んだ大胆で革新的なデザイ...
SEIKO|世界で唯一の象嵌技法で日本の美を表現
SEIKO|セイコークレドール ジュリ 2013「ピクウェ」限定モデル世界で唯一の象嵌技法で日本の美を表現日本女性の美しさを象嵌技法「ピクウェ」を駆使し表現した、女性のための限定モデルが登場。鹿の子百合(かのこゆり)と、揚羽蝶(あげはちょう)がダイヤルの中で美しく輝く。Text by SHIBUYA Yasuhito日本の自然風景の中に秘められた美しい生命金属ではなく、貝やべっ甲、象牙、水牛などの有機素材の表面を1mm以下と、ごく浅くくり抜き、貴金属や貝をはめ込む象嵌技法「ピクウェ」。この繊細なこの宝飾技法は16世紀末にフランスではじまり、ヨーロッパを中心に約300年間に渡り親しまれたが、19世紀末になると時代の変化とともに姿を消し、その技術も職人とともに失われてしまった。だが、この幻の技法の再現に世界で唯一、日本の宝飾作家・塩島敏彦(しおじま・としひこ)氏が成功。2012年からセイコーは塩島氏とコラボ―レションをおこない、この技法を使った美しい文字盤の腕時計を限定で発売してきた。...
SEIKO|セイコー腕時計100周年記念「服部金太郎特別限定モデル」
セイコーアストロン セイコー腕時計100周年服部金太郎特別限定モデル創業者の名を初めて冠した、精悍なブラックモデル世界を舞台にアクティブに活躍する人に向けて、昨年9月に誕生した世界初のGPSソーラーウオッチ「セイコー アストロン」。セイコーが腕時計の製造を開始してから100周年という記念すべき時を迎えた今年、創業者服部金太郎の名を冠した初めてのモデルが登場した。Text by SHIBUYA Yasuhito常に時代の一歩先を行く現在販売されている腕時計で唯一、世界にある全39のタイムゾーンに対応した世界初のGPSソーラーウォッチの特別限定モデル。セイコーグループのエプソンが開発した内蔵の超小型GPSモジュールは、地上から約2万キロ上空にあるGPS衛星からの信号を受信、経度・緯度・高度情報と時刻情報を取得。これまでの電波腕時計が時刻修正に最短でも約120秒もかけて時刻を修正するのに対して、最短だと6秒で時刻情報を受信。さらに最短30秒で位置情報も取得して、地球上での現在位置を確認し...
SEIKO|2013年新作ウォッチ、バーゼル現地レポート
2013年新作ウォッチ、バーゼルワールド現地レポート国産初の腕時計製造開始から今年で100周年1881年、セイコーの歴史は、創業者の服部金太郎氏が東京・銀座に設立した服部時計店から、そのすべてがはじまった。国産初の腕時計「ローレル」の製造を開始してからちょうど100周年を迎えた今年、セイコーはバーゼルの会場でアニバーサリーを飾るに相応しい新作ウォッチを発表。最先端の電子技術で未来を切り開くパイオニアとしてだけでなく、スイスとは異なるアプローチで世界最高峰の機械式腕時計を作り続けるマニュファクチュールとして、次の100年に向かったあらたな時代の扉を開く。Text by SHIBUYA Yasuhito日本を代表する唯一無二の時計ブランドとしてセイコーは、日本を代表する唯一無二の時計ブランドであり、その歴史は日本の時計史そのものだ。服部金太郎氏が1881年に創業した服部時計店、そして1892年(明治25年)に掛け時計製造工場として設立した精工舎にはじまり今日まで続くその歴史は、時計の歴...
SEIKO|セイコースタイルを確立した「44GS」が完全復刻
グランドセイコー ヒストリカルコレクション「44GS」限定モデル(復刻デザイン・手巻)セイコースタイルを確立した「44GS」のデザインを完全復刻1960年に国産腕時計の高級時計ブランドとして誕生した「グランドセイコー」。後に“セイコースタイル”と呼ばれに至った、その原点ともいうべきモデル「44GS(ヨンヨンジーエス)」が、セイコー腕時計100周年を迎えた今年、完全復刻。バーゼルワールドで発表された。Text by SHIBUYA Yasuhitoセイコー腕時計100周年を記念した限定コレクション「グランドセイコー」の魅力は、スイスに追いつけ追い越せとムーブメントの設計者や時計技術者たちが造り込んだ高精度の機械式ムーブメントと、1960年代当時、セイコーのチーフデザイナーを務めた田中太郎氏により確立された“セイコースタイル”にあるといっても過言ではない。世界のどんなウォッチとも違うデザイン文法により作られた、シンプルで機能性に富むセイコーの腕時計。宝石のように美しく、しかも時刻がハッ...
SEIKO|グランドセイコー「44GS」のデザインを現代的にアレンジ
グランドセイコー ヒストリカルコレクション「44GS」限定モデル(現代デザイン・自動巻)「44GS」のデザインを現代的にアレンジセイコースタイルの定義をもとに、現代の市場ニーズと実用的価値観にそって「44GS」を現代風にリデザイン。自動巻き、メタルブレスレットという実用的な仕様がうれしいモデルだ。Text by SHIBUYA Yasuhitoメタルブレスレットを採用した実用的な自動巻モデル「44GS」を基本スタイルを継承しながら、自動巻き、メタルブレスレットというオリジナル発売当時には存在しなかった実用的な仕様を実現した限定モデル。44GSのデザインには大いに魅力を感じるが、手巻きよりも自動巻きがいい。汗をかく夏でも安心して着けられるブレスレット仕様が欲しいという人にぴったりだ。携帯時の時間精度は手巻きモデルと同等の、日差プラス10秒~マイナス1秒。文字盤カラーは写真の白と黒の2種類があり、ブラックダイヤルのみ「グランドセイコーマスターショップ」での取り扱いとなる。グランドセイコ...
TAG Heuer|伝統の「モナコ」待望のオールブラックモデル
TAG Heuer|タグ・ホイヤーMonaco Chronograph Automobile Club de Monaco|モナコ クロノグラフ クラブモナコ記念モデル伝統の「モナコ」待望のオールブラックモデル世界でもっともプレステージの高い自動車クラブ「モナコ自動車クラブ」とのパートナーシップ契約の継続を祝し、特別記念モデルが登場。Text by SHIBUYA Yasuhitoクラシックなレーシングカーの計器を彷彿F1モナコ・グランプリ、WRCモンテカルロ・ラリーの主催者「モナコ自動車クラブ」は世界でもっともプレステージの高い自動車クラブであり、タグ・ホイヤーと長年にわたりパートナーシップで結ばれてきた。伝統の「モナコ クロノグラフ」に登場したこの「モナコ クロノグラフ クラブモナコ記念モデル」は、同クラブとのパートナーシップ契約の継続を祝って登場した特別なモデル。クラシックなレーシングカーの計器を彷彿させる、ブラックの中にホワイトのインデックスとロゴ。その中にクロノグラフ秒針...
BREITLING|2013年新作ウォッチ、バーゼル現地レポート
BREITLING|ブライトリングブルーインパルスモデルや10周年を迎えたベントレーも見逃せない大人気のハードスペックモデル「アベンジャー」が完全刷新“プロフェッショナルのための、腕に着ける計器”を製品哲学に掲げ、機能やデザインの理想を休みなく追求し、進化を続けるブライトリング。2013年はまさに豊作と呼ぶにふさわしいラインナップでバーゼルを賑わせた。Text by SHIBUYA Yasuhito「ブライトリング・フォー・ベントレー」は今年で誕生10周年新装された2013年のバーゼルフェア。圧倒的な数の新作モデルで、会場を訪れた世界中の時計バイヤーやファンを魅了した「ブライトリング」。どれも魅力的なモデルばかりで全部をご紹介できないのが残念だが、その中でもトピックとしてお伝えしたいのが、次の3つ。まずひとつ目が、ブランドコンセプトにもっとも忠実ともいえるシリーズ、強靭さ、機能、精度を徹底的に追求した、現代的で精悍なデザインの「アベンジャー」「スーパーアベンジャー」の完全リニューア...
特集|世界最大のウォッチフェア、バーゼルワールド 2013
バーゼルワールド 2013 現地レポート毎週更新! 今年注目の新作腕時計を一挙紹介世界最大の時計・宝飾見本市「BASEL WORLD(バーゼルワールド)」が今年も開幕。建物もレイアウトも完全に一新された会場には、史上最高となる約12万人もの来場者を記録し、例年以上の盛り上がりをみせた。老舗ブランドによるグランドコンプリケーションモデル、最新のブランドのデザインウォッチまで、最新腕時計のレポートをお届けする。2014.03.18BREITLING|ブライトリング2014.02.28CHANEL|シャネル2014.02.25TISSOT|ティソ2014.01.27TAG Heuer|タグ・ホイヤー2013.10.4Chopard|ショパール2013.09.13CITIZEN|シチズン2013.08.09SEIKO|セイコー2013.07.30PATEK PHILIPPE|パテック フィリップ2013.07.18ROLEX|ロレックス2013.07.05BVLGARI|ブルガリ2013....
BLANCPAIN|ブランパンのクールなミリタリーダイバーズ
Fifty Fathoms Bathyscaphe|フィフティ ファゾムス バチスカーフ女性にも人気間違いなし!?ブランパンのクールなミリタリーダイバーズ1953年にブランパン初のモダンダイバーズウォッチが誕生してから今年で60年。現代のダイバーの求める要素に応えた最新モデル「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」が登場した。Text by SHIBUYA Yasuhito60年間の進化1953年、スキューバダイビングの愛好者だった当時のブランパンの社長の発案で生まれたダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス」。今年誕生60周年を記念し、最新モデル「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」が発表された。スキューバダイビング黎明期にもかかわらず、潜水時間をマーキングするための逆回転防止機構付きベゼル、水中での視認性を追求したシンプルな文字盤デザイン、時計内部への浸水の危険を減らすための自動巻きムーブメントの採用など、ダイバーズウォッチに関する現在の国際規格(ISO 6435:1996...
OMEGA|歴史とメカニズムを継承する手巻きモデルが登場
Speedmaster Moonwatch Professional|スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル宇宙で活躍したオメガの“ムーンウォッチ”歴史とメカニズムを継承する手巻きモデルが登場手巻きムーブメントを搭載した「スピードマスター プロフェッショナル」に新作モデルが登場した。「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」は、コーアクシャルではないクロノグラフムーブメント「キャリバー1861」を搭載。“ムーンウォッチ”と本当に呼べる正統派ウォッチである。Text by SHIBUYA Yasuhito“ムーンウォッチ”を継ぐもの数多くある「スピードマスター プロフェッショナル」のモデルの中でも、“ムーンウォッチ”と本当に呼べるのは、手巻きムーブメントを搭載した「スピードマスター プロフェッショナル」だけである。そして月着陸を目的としたアポロ計画終了後も、NASA(アメリカ航空宇宙局)が手巻きモデルをミッションウォッチとして使い続けていることは、ファンな...
OMEGA|新素材の採用で驚異的な耐磁性能を実現
The Seamaster Aqua Terra 15’000 gauss|シーマスター アクアテラ“15000ガウス”耐磁モデルに画期的進化新素材の採用で驚異的な耐磁性能を実現携帯電話、PC、テレビをはじめ数多くの磁場に接触する現代の日常生活。バーゼルワールドでオメガが発表した新作「シーマスター アクアテラ“15000ガウス”」は、これまでの軟鉄ケース等でムーブメントを保護する方法ではなく、ムーブメント自体に耐磁性を装備。驚異の耐磁性能を手に入れた。Text by SHIBUYA Yasuhito至上最高の耐磁性能「シーマスター アクアテラ“15000ガウス”」は、オメガがETA社、ASULAB社、ニバロックス社ら協力企業と共同開発した「ニバガウス」と呼ばれる非鉄素材を使ったムーブメントを搭載する新作モデル。ムーブメントは、地板や歯車、その軸などが、鉄よりも硬く磁化しにくい素材から作られており、1.5テスラ(15,000ガウス)以上の磁場に耐えうるという、現在ある腕時計の中でも...
OMEGA|オールブラックの“ムーンウォッチ”最新モデル
Speedmaster in black ceramic – “Dark Side of the Moon”|スピードマスター ムーンウォッチ“ダークサイド・オブ・ザ・ムーン”イメージは“月の裏側”オールブラックの“ムーンウォッチ”最新モデルブラックセラミック仕様のスピードマスター「ダークサイド・オブ・ザ・ムーン”」がバーゼルワールドで登場。伝説の初代モデル“ムーンウォッチ”と一線を画す、ブラックに染まったふたつのサブダイヤルを特徴とする。Text by SHIBUYA Yasuhito漆黒の宇宙をジルコニア系セラミックスで表現「スピードマスター ムーンウォッチ“ダークサイド・オブ・ザ・ムーン”」は、太陽の光が当たらない“月の裏側”をイメージしてデザインされた機械式クロノグラフの大定番、スピードマスターの新作。ケースと文字盤の素材はジルコニア系のセラミックスを採用。3時位置のインダイヤルでスモールセコンド、9時位置にあるインダイヤルでクロノグラフの積算時間を、それぞれ時計の時刻表示...
ROLEX|レザーストラップを採用したカラフルな「デイデイト」
ROLEX|ロレックスOyster Perpetual DayDate| オイスター パーペチュアル デイデイトレザーストラップを採用したカラフルな「デイデイト」ロレックスの「オイスター パーペチュアル デイデイト」に、カラフルなレザーストラップとダイアルを採用した新作がバーゼルワールドで登場。Text by SHIBUYA Yasuhitoカラフルなデイデイト3時位置の拡大レンズ付き日付表示にだけでなく、12時位置にフルスペルの曜日も表示する初めての腕時計として1956年に誕生した「オイスター パーペチュアル デイデイト」。以来、プレステージモデルとして多くの人に愛されている本作に今年、カラフルなレザーストラップとダイアルが採用され、バーゼルワールドで発表された。新色のダイアルとストラップの組み合わせは、ケースのゴールド素材によって異なる。18KYGモデルにはグリーンまたはコニャック、18KWGモデルにはブルーまたチェリー、そして18Kエバーローズゴールドモデルにはチョコレートま...