N.O.A|イタリアのセンスとスイスの時計技術が融合 新感覚ラグジュアリー・ウォッチ
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月30日

N.O.A|イタリアのセンスとスイスの時計技術が融合 新感覚ラグジュアリー・ウォッチ

N.O.A|ノア

イタリアのセンスとスイスの時計技術が融合

新感覚ラグジュアリー・ウォッチ

伝統的なデザインの腕時計も、モダンで精悍なスポーツウォッチもすでに所有している。どこかに、ひと目で「あたらしい!」と思える斬新なデザインの腕時計はないものか。既存の高級時計に飽きてきた、そんなあなたにぜひ見てほしいのが2003年に誕生した「N.O.A(ノア)」。シンプルだが、見れば見るほど魅力が発見できる、オリジナリティ溢れる腕時計だ。

取材・文=渋谷康人

3Dインデックスの発明者が立ち上げた新進・注目ブランド

ここ数年、時計デザインの世界でスタンダードになったのが“3Dインデックス”。たんにインデックスを文字盤上に印刷するのではなく、立体的なパーツを文字盤に埋め込む手法は昔からあったが、3Dインデックスは文字盤そのものからインデックスのパーツまで、視覚的なインパクトと味わいを生むように設計することで、印象的なフェイスを実現する技術。

「N.O.A」はこの3Dインデックスの発明者(2006年アメリカ特許)である1973年生まれのニコラ・アンドレアッタが2003年に設立した新進ブランド。彼はイタリア人とスイス人のハーフで、家業が時計部品製造だったゆえ幼少期から時計に囲まれて育ち、時計メーカーのコンサルタントとして活動した経歴もある人物。ブランド名は「None Of the Above(これに優るものなし)」を略したもの。

インパクトがあり、しかもエレガントなデザイン

そしてN.O.Aのアイコンモデルが、「16.75コレクション」。機械式時計のキーテクノロジーのひとつであるひげゼンマイを使った時計を、オランダの数学者・物理学者・天文学者のクリスチャン・ホイヘンスが発明した年、1675年という年号にちなむ。パラボラアンテナから発想されたというオワン型の文字盤からインデックスが屹立する文字盤デザインは基本的にはシンプルなのだが、見る角度によって多彩な表情を見せてくれる。

2011年はこのシリーズに、日本へのオマージュとして特別に製作された「16.75“Nishikigoi(ニシキゴイ)”」や、レッドとブラックでカラーリングした「16.75“Luna Roja(ルナロハ)”」が登場した。またコレクションのなかで最大となる直径48mm・ブラックケースの自動巻きクロノグラフの新作「マンモス コレクション」も、斬新で精悍なデザインで見逃せない。

クールなデザインウォッチを探しているというひと、すでにたくさん腕時計を所有していて、あたらしいテイストのモデルがほしいというひとにはピッタリだ。

N.O.A|ノア 01

16.75 Nishikigoi(ニシキゴイ)
N.O.A独得のデザインセンスが輝く、シックな日本限定モデル

中央が大きくくぼんだグレーの文字盤にグレーの3Dインデックスを配置して、落ち着いた雰囲気と高い視認性を両立させた技ありデザインのシンプルウォッチ。1、2、3時位置のインデックスとモデル名、そして秒針に効かせたイエロー、ブルー、レッドが絶妙なアクセントになっている。また、自動巻きムーブメントを視覚的に楽しむことのできるシースルーバックのケース裏には、アンドレアッタ本人が美しさに感銘を受けたというニシキゴイのイラストがブラックプリントされている。

自動巻き、直径44mmのブラックPVD加工ステンレススティールケース、ブラックカーフ&ラバーストラップ、シースルーバック、100m防水、世界限定245本、19万9500円(予価)。8月発売予定。

ユーロパッション表参道
Tel.03-6638-6633
http://www.europassion.co.jp/noa/noa.html

           
Photo Gallery