日本限定スチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売|MORITZ GROSSMANN

日本限定スチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売|MORITZ GROSSMANN

MORITZ GROSSMANN|モリッツ・グロスマン日本限定わずかに20本2016年11月、ザクセンのグラスヒュッテに拠点を構えるドイツ高級時計ブランドの‘モリッツ・グロスマン’は、ファーストモデル「ベヌー」をベースにした日本限定20本のステンレススチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売する。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)クラシカルな雰囲気漂うブラック・ダイアルを採用古代エジプト神話の不死鳥を名の由来に持つ「ベヌー」はモリッツ・グロスマンの復活を象徴するモデル。このファーストモデルにステンレススチール製のケースとピュア・フィニッシュ・キャリバーを融合し、日本市場のため特別にデザイン・製作したモデルが「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」だ。モリッツ・グロスマンのピュア・シリーズは、2016年バーゼルワールドで発表されたブランド初のステンレススチールラインだ。この新たなシリーズが、シンプルな3針モデルの「アトゥム」、薄型ドレスウォッチ...
ウブロ|ジュネーブ発、2016年 最新腕時計のすべて|HUBLOT

ウブロ|ジュネーブ発、2016年 最新腕時計のすべて|HUBLOT

HUBLOT|ウブロウブロの新作スポーティラグジュアリーの世界(1)間もなく3月に開催されるバーゼルワールドに先立って、スイス・ジュネーブ市内のホテルで新作を公開したウブロ。今回もファンを魅了する限定モデルなどが目立った。視覚的にも楽しく、見る者の目を奪うモデルの数々を披露した。Text by KAWADA Akinori華やかさも極まるジュネーブでの新作群日本でもラグジュアリーウォッチとして、名を轟かせるウブロ。2016年のプレバーゼルの新作発表会は、とても華やかな印象を受けた。それというのも、スペシャルモデルの存在が大きい。目を引く存在は「ラ・フェラーリ」だ。今回はケースをサファイアクリスタルで作り上げた限定モデルが登場。さらに盛り沢山に登場したのは、「ビッグ・バン」のレディース仕様で、2015年に登場した刺繍を装飾に使うブロイダリーモデルの新作である。そのモチーフであるスカルは健在で、ひと際目を引く。さらにユーロ2016やチャンピオンズリーグのオフィシャルウォッチなど、豊富な...
ロマン・ジェローム|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|ROMAIN JEROME

ロマン・ジェローム|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|ROMAIN JEROME

ROMAIN JEROME|ロマン・ジェローム人類が体験した歴史やカルチャーがコンセプトロマン・ジェロームは、世界の富裕層から支持される他のブランドとは、ちょっと赴きが違う時計ブランドだ。2004年にスイスのジュネーブで誕生し、これまで「インベーダーゲーム」「アポロ計画」など人類が語るべき、歴史やカルチャーを腕時計として表現してきた。今年も、男の夢とロマンが詰まった新作が発表された。Text by KAWADA Akinori少年時代に体験したブームが甦ってくるスイスのバーゼルフェア会場のロマン・ジェロームのブースには長居をしたくなる。それほど楽しくて仕方がない腕時計ブランドだ。日常とビジネスに追われる日々が続くという方が多いかと思う。そんな忙しい日々を忘れさせてくれるのが、この「ロマン・ジェローム」だ。ロマン・ジェロームは、人類が遭遇した語り継がれるべき歴史的な出来事のDNAを腕時計で表現。もちろん、スイスが誇る高級時計の技術によって、ディテールにこだわった素材とメカによって構築...
H.モーザー|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|H.MOSER & CIE.

H.モーザー|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|H.MOSER & CIE.

H.MOSER & CIE.|H.モーザーH.モーザーの豊かな発想力に注目(1)H.モーザーは、2014年に主要コレクションを3つに再編成。それぞれのラインナップの構築に取り組んできた。今年の新作は、これまでの新作とちょっと発想力が違った商品が次々に発表された。なかには、ユーモアの効いたスペシャルモデルも用意され、SIHHにおいてもその企画力と発想力が各国のジャーナリストから賞賛された。Text by KAWADA Akinoriブルーエナメルが美しい懐中時計H.モーザーは、これまではバーゼルワールド開催時に独自の会場で新作発表を行っていたが、2016年にSIHHに参加。少量生産の工房ブランドではあるが、今回から参加の9ブランドの中では、頭一つ抜けた存在である。シュトラウマン・ダブル・ヘアスプリング、インターチェンジャブル・エスケープメントといった看板機構は活かしながら、2014年から、トラディショナルな「エンデバー」、モダン・ヴィンテージを標榜する「ベンチャー」、アクティ...
パルミジャーニ・フルリエ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|PARMIGIANI FLEURIER

パルミジャーニ・フルリエ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|PARMIGIANI FLEURIER

PARMIGIANI FLEURIER|パルミジャーニ・フルリエブランドの創立20周年を記念する新ムーブメントを発表(1)パルミジャーニ・フルリエでは20周年のメモリアルモデルとともに、まったく新しいムーブメントのプロトタイプが公開された。ゼンマイの駆動時間を伸ばす方法として多く用いられてきたのが、ゼンマイの強化が定説とされてきた。ところが、今回発表された新ムーブでは、まったく逆のアプローチで考えられているという。そんな新技術の最前線にもスポットを当てたい。文/河田昭則パワーリザーブを飛躍的に伸ばす新技術を公開ミシェル・パルミジャーニ氏が立ち上げたマニュファクチュール、パルミジャーニ・フルリエは創立20周年を迎える。この記念すべき年の新作発表で発表されたのは、従来のゼンマイを数週間に伸ばす研究開発中というムーブメントだった。エスペラント語で、“永遠”を意味する「センフィネ」と名付けられているという。航空宇宙産業で用いられる特殊な弾力素材により、あまねく脱進機のパーツを製造する。脱進...
モリッツ・グロスマン日本上陸1周年記念モデルを発売|MORITZ GROSSMANN

モリッツ・グロスマン日本上陸1周年記念モデルを発売|MORITZ GROSSMANN

MORITZ GROSSMANN|モリッツ・グロスマン日本上陸1周年を記念したモデルを日本限定で発売ドイツ発マニュファクチュール高級時計ブランド、モリッツ・グロスマンは日本上陸1周年を記念し、日本限定モデル「テフヌート ジャパンリミテッド」を30本限定で製作。18Kローズゴールドモデル、18Kホワイトゴールドモデル、各々15本の限定発売となっている。Text by Hirumax世代を超えた「シンプルで完璧な時計」ブランド名となった時計職人モリッツ・グロスマン(1826年〜1885年)は、ドイツ・グラスヒュッテにおける時計産業創成期を支えた偉大な歴史的人物の一人である。職人グロスマンの「シンプルでありながら機械的に完璧な時計」という純粋な時計作りの信念、「シンプルな気品と革新を一体化する」という哲学に基づいて作られるモリッツ・グロスマンの時計は、設計スケッチから、針の制作、一次組立、最終組立に至るまで、それぞれの工程における最高のスペシャリストによって手がけられ、世代を超えた“真の...
F.P.ジュルヌが挑んだ新たなデザイン方程式|F.P.JOURNE

F.P.ジュルヌが挑んだ新たなデザイン方程式|F.P.JOURNE

F.P.JOURNE|F.P.ジュルヌ大型化で問われるF.P.ジュルヌのデザイン方程式(1)時計の愛好家に向けて年間に限られた数のタイムピースしか作らないというこだわりの時計ブランド、F.P.ジュルヌ。今年はひと回り大きいサイズの「オクタ・ディヴィーヌ 」とエレクトロメカニカル ムーブメントを搭載した「エレガント」の2モデルが発表された。Text by SANO Tomoko PERRET「オクタ・ディヴィーヌ」に42mmのモデルが登場オフセンターの文字盤で知られるF.P.ジュルヌだが、「オクタ・ディヴィーヌ」は、同ブランドで初めて時分針がセンターにデザインされたモデル。 今年は、従来ケース径が38.40mmだった「オクタ・ディヴィーヌ」のサイズアップが図られ、42mmのモデルが登場した。ケースの大型化に伴い、視認性も向上している。文字盤外周の「時」表示が大きく、日付を表示するビッグデイト、ムーンフェイズ、パワーリザーブはややコンパクトになって、すっきりと見やすくなっている。また従...
グルーベル・フォルセイ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|GREUBEL FORSEY

グルーベル・フォルセイ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|GREUBEL FORSEY

GREUBEL FORSEY|グルーベル・フォルセイ高精度を目指す新しい方向を模索(1)グルーベル・フォルセイは、2人の独立時計師が創設したブランド。2004年の創業以来、2軸トゥールビヨンや高速回転トゥールビヨンのパイオニアとして、数々の賞を獲得してきた。2016年は、グルーベル・フォルセイが得意とするメカニズム「トゥールビヨン」ではなく新たに開発した複雑機構を発表した。Text by KAWADA Akinori名人が作る“シンプルでも高性能”な逸品2016年は複雑なハイエンド機構を得意とする独立時計ブランドが数多く参加したことで賑わいを見せたSIHHだが、グルーベル・フォルセイは、SIHH参加ブランドのなかでも独立職人系ブランドのパイオニアといってもよい。通常のトゥールビヨンよりもさらに複雑な2軸トゥールビヨンや高速回転トゥールビヨンという他のブランドでは真似できないような機構を武器に高級メゾンとしての地位を確立した。そんなグルーベル・フォルセイで興味深いのは、24秒で1回転...
リシャール・ミル|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|RICHARD MILLE

リシャール・ミル|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|RICHARD MILLE

RICHARD MILLE|リシャール・ミル先端の技術を極めながら、さらなるラグジュアリーを追求(1)時計のF1を目指すと標榜してきたリシャール・ミルは、その先端を行く時計作りにより、新しいラグジュアリーのスタイルを確立している。今回も、これまでのスポーツ関係とは異なるコラボレーションを行うなど、新しい試みにチャレンジしている。文/河田昭則新しいコラボでも先端技術を追い求める近年のリシャール・ミルは、テニスのラファエル・ナダル、ゴルフのバッバ・ワトソン、F1のロマン・グロージャンなど、多くのスポーツ選手とのコラボレーションを成功させてきた。技術を極めつつ、他では使用しない先端的素材の採用などによって、独自のラグジュアリー性と世界観を構築してきた。2016年のSIHHでは、新しいコラボレーションのパートナーとして、ラグジュアリーなコーポレートジェット(ビジネスジェット)を製造するACJ(エアバス コーポレート ジェット)とのコラボレーションモデルが発表された。そこでも、リシャール・ミ...
パネライ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|PANERAI

パネライ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|PANERAI

PANERAI|パネライ薄型ムーブメントへの挑戦(1)2016年のパネライは、自社ムーブメントに改めて注目だ。キャリバーP.4000系に多機能型の2つのムーブメントが登場するとともに、複雑系などでもいかんなく実力を発揮している。文/河田昭則新型自社ムーブメントで機能を拡張2005年に登場した自社製ムーブメント、キャリバーP.2002以降、マニュファクチュールとして揺るぎない地位を築き上げてきたパネライ。年々、機能面で幅を広げつつあり、2016年は2つの新型ムーブメントが登場した。マイクロローター式の自動巻きで、第二時間帯表示、パワーリザーブ表示などを備えたキャリバーP.4001とP.4002である。両者の違いはパワーリザーブ表示の位置にあるが、いずれも2014年に登場したマイクロローター式の基本ムーブメントキャリバーP.4000がベースになっている。薄型自動巻きの「ラジオミール 1940」に多くの機能を搭載したミドルレンジモデルがリリースされ、マニュファクチュールブランドとしての実...
A.ランゲ&ゾーネ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|A. LANGE & SÖHNE

A.ランゲ&ゾーネ|SIHH 2016 ジュネーブサロン速報|A. LANGE & SÖHNE

A. LANGE & SÖHNE|A.ランゲ&ゾーネ円熟のコンプリケーションが完成(1)ドイツ時計の芸術的な完成度の高さを象徴するA.ランゲ&ゾーネは、2015年に創業者の生誕200年を大々的に祝ったばかりだが、その歩みは衰えるところをしらない。実に精力的な開発を推し進めており、極めて印象に残るモデルを連発している。Text by KAWADA Akinori驚くほどの精力的な新モデルのラッシュ息切れを知らないとは、まさにこのことだ。2015年に創業者の生誕200周年の節目を迎えたA.ランゲ&ゾーネの1年は慌ただしく、年間を通して、メモリアルモデルのリリースが続いたほかに、イベントも目白押し。そのうえ、新工房の落成まで重なった。常人なら一休みしようと思いたくなる忙しさだっただろうが、2016年のジュネーブサロンは、常と変わらぬ新作のリリースが行われ、そのうちの3本は、圧倒的な完成度の高さを誇るコンプリケーションだった。インプレシッブなことこの上ない、新作をここでは紹介したい...
ピアニスト上原ひろみ氏がフランソワ・ペルゴ アワードを受賞|GIRARD-PERREGAUX

ピアニスト上原ひろみ氏がフランソワ・ペルゴ アワードを受賞|GIRARD-PERREGAUX

GIRARD-PERREGAUX|ジラール・ペルゴアワード受賞を記念したキャッツアイの限定モデルが登場2015年12月にスイスの時計ブランドのジラール・ペルゴからピアニスト上原ひろみ氏へ「フランソワ・ペルゴ アワード」が贈られた。この受賞に伴い、特別限定モデルがジラール・ペルゴのキャッツアイコレクションから登場した。Text by Hirumax「キャッツアイ」の特別なピンクゴールドとステンレススチールの2モデルジラール・ペルゴの創業者一族の一人であり日本初のスイス時計正規代理店を開いたフランソワ・ペルゴの功績を讃えて設立された「フランソワ・ペルゴ アワード」。2015年は、躍動感あふれる情熱的な演奏で、世界中で活躍するピアニスト、上原ひろみ氏がアワードを授賞。2015年12月17日、ジラール・ペルゴのCEOアントニオ・カルチェから賞品が贈呈された。このアワードを記念して、ジラール・ペルゴ「キャッツアイ コレクション」からピンクゴールドとステンレススチールの2モデルが登場。このモデ...
カルティエが2016年新作を早くもお披露目|CARTIER

カルティエが2016年新作を早くもお披露目|CARTIER

CARTIER|カルティエカルティエが2016年新作を早くもお披露目(1)年末は、年明けにジュネーブで開催されるSIHH(ジュネーブサロン)に参加する高級時計メゾンにとっては、重要な期間である。SIHHで登場するするモデルをいち早くお披露目することで、2016年を占うメゾンもあるからだ。そんななか、カルティエが、創造性にあふれる新作をリリースした。Text by KAWADA Akinori工房の実力を表現するムーブメントを搭載高級メゾンがスイス・ジュネーブで会し、その年の新作を発表する、時計の見本市SIHH。腕時計の最新トレンドを決定づける一大イベントに向けて、各ブランドとも準備に余念がない。会期が間近なこともあって、新作を先行してお披露目するブランドが増えてくる時期だ。SIHHの中心プレーヤーであるカルティエが先陣を切るように、1月にお目見えする新作の一部を先行してリリースした。ひとつは機械式腕時計を目で楽しめるスケルトンウォッチであり、もうひとつは詩的なストーリー性にあふれる...
エム・ビー・アンド・エフ革命的なパーペチュアルカレンダー|MB&F

エム・ビー・アンド・エフ革命的なパーペチュアルカレンダー|MB&F

MB&F|エム・ビー・アンド・エフ基本設計を根本から変えた革命的なパーペチュアルカレンダー(1)MB&F(エムビー・アンド・エフ)は、ウォッチ・プロデューサー、マキシミリアン・ブッサーと彼の仲間たちによるブランド。アートな遊び心にあふれた複雑時計やオートマタのクリエーションの最先端を走る。その最新モデルが日本に上陸した。Text by SHIBUYA Yasuhito前代未聞の永久カレンダーおそらく腕時計史上いちばん長い天真で、その下にある脱進機と接続されているこのテンプの配置も画期的だが、実はこの時計にはもうひとつ「時計史上に残る」革新がある。それはまったく新しい基本設計のパーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)機構を搭載しているという点だ。31日ではなく28日を基本に設計大の月と小の月に加えて、4年に1度やってくる「うるう年」、つまり28日しかない2月を計算に入れて設計され、西暦2100年まではカレンダー修正の必要がないのが、現在の機械式腕時計のパーペチュアル...
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