フライング トゥールビヨン
「フライング トゥールビヨン」に関する記事
世界で50本だけのオロロジカル・マシン|MB&F
MB&F|エム・ビー・アンドエフまるでSF映画の宇宙船世界で50本だけのオロロジカル・マシン今回ご紹介するのは、ハリー・ウィンストン・レア・タイムピーシーズの元最高経営責任者、マクシミリアン・ブッサー氏が立ち上げた、世界初のオロロジカルコンセプトブランド、MB&Fだ。才気あふれる独立時計師たちとの協同プロジェクトを成功させ、世界の時計愛好家から注目されている。ごく一部の業界関係者だけに公開された新作「HM6」の全貌をご紹介しよう。Text by SHIBUYA YasuhitoPhotographs by KISHIDA Katunori日本のアニメがモチーフひと目見て、「まるでSF映画の宇宙船じゃないか」と思ったあなたは大正解! この腕時計は日本のSFアニメからインスパイアを受けてデザインされた超絶トゥールビヨンモデルなのだ。その名も「オロロジカル・マシン No.6 スペースパイレート」。前後左右、そして中央にある、裏側も合わせれば合計9つの透明なサファイアクリス...
ロジェ・デュブイが追求する2つのコンセプト|ROGER DUBUIS
ROGER DUBUIS|ロジェ・デュブイ「アストラル・スケルトン」と「エクスカリバー」ロジェ・デュブイが追求する2つのコンセプト(1)2015年のコレクションテーマを「スケルトン・イヤー」と定め、1月のジュネーブで「アストラル(星のような)・スケルトン」というコンセプトの下、「エクスカリバー・スパイダー」のダブルトゥールビヨンを筆頭に、時計界の常識である“スケルトン=クラシック”というイメージを完膚なきまでに打ち破り、バイヤーやジャーナリストを驚愕させたロジェ・デュブイ。それから約8カ月後のWATCHES & WONDERSでも、ポケットウォッチを筆頭に、このテーマをさらに追求したモデルを発表し、来場者を魅了した。Text by SHIBUYA Yasuhito大胆なスケルトンデザインに、メゾンが誇るベースプレートに加えて、ケースや針、フランジ(ムーブメントや文字盤を収める枠)までスケルトン化する…「エクスカリバー スパイダー」でスケルトン技術の限界を打ち破ったロジェ・デ...
カルティエの芸術的なレアピース|CARTIER
CARTIER|カルティエカルティエの芸術的なレアピース(1)2009年以降、完全自社開発による複雑時計を毎年発表して時計愛好家を虜にし、ジュエラーとしてはもちろんのこと、ウォッチメーカーとしても頂点を極めているカルティエ。そのクリエーションの勢いは止まらない。2015年9月30日〜10月3日に開催された香港の「WATCHES & WONDERS2015」でも新しい複雑時計が公開された。Photographs & Text by SHIBUYA Yashihitoミステリアスな時を演出歯車などの伝達機構は一切見えない。まるで魔法のように空間に浮かんだ状態の時分針が、時間の経過とともにそれぞれ動いて時刻を表示する。1912年に天才時計職人モーリス・クーエと共同で開発した「ミステリークロック」」は、時計の歴史に燦然と輝くカルティエの名作のひとつだ。このミステリアスなメカニズムを最新のウォッチメイキングの技術を使い、腕時計で実現したのが、2013年に発表された「ロトンド ...
アンジェラス|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|ANGELUS
ANGELUS|アンジェラス1891年創業の伝説の時計メーカー「アンジェラス」が前衛的なトゥールビヨンで復活アンジェラスは1891年創業の名門メーカーであり、優雅な3針仕様からクロノグラフまで、多彩な時計を製造していた。かつてはムーブメントを外部に供給するほどで、とくに1940年代からパネライにムーブメントを供給していたことでも知られている。1970年代後半にクォーツショックの余波を受けて操業を停止していたが、2015年、ついに復活を遂げることになった。その復活第1号モデルがバーゼルで発表された。Text by KAWADA Akinori1970年代のインダストリアルデザインがモチーフその姿を見て驚かされるのは、大型の横レクタンギュラーのスタイルである。横幅は62.75mmにもおよぶ。この大型ケースの約3分の1のスペースは、トゥールビヨンキャリッジを格納するスペースだ。ケースの前後および右側面はサファイアクリスタルで覆われたシースルーとなっており、その精緻な動作をどこからでも鑑賞...
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