日本限定スチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売|MORITZ GROSSMANN
MORITZ GROSSMANN|モリッツ・グロスマン
日本限定わずかに20本
2016年11月、ザクセンのグラスヒュッテに拠点を構えるドイツ高級時計ブランドの‘モリッツ・グロスマン’は、ファーストモデル「ベヌー」をベースにした日本限定20本のステンレススチールモデル「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」を発売する。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
クラシカルな雰囲気漂うブラック・ダイアルを採用
古代エジプト神話の不死鳥を名の由来に持つ「ベヌー」はモリッツ・グロスマンの復活を象徴するモデル。このファーストモデルにステンレススチール製のケースとピュア・フィニッシュ・キャリバーを融合し、日本市場のため特別にデザイン・製作したモデルが「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」だ。
モリッツ・グロスマンのピュア・シリーズは、2016年バーゼルワールドで発表されたブランド初のステンレススチールラインだ。この新たなシリーズが、シンプルな3針モデルの「アトゥム」、薄型ドレスウォッチの「テフヌート」に加わった。
‘ピュア’とは時計作りにおける構造の細部にフォーカスを当て、素材と機能性を両立させる新しいコンセプトのこと。極限まで装飾を削ぎ落とした古典的なピュア・フィニッシュ・キャリバーに現代的な素材ともいえるステンレススチールケースを組み合わせた。
ダイヤルは「ベヌー」の特徴的なアラビア数字とスモールセコンドを備えたデザインはそのままに、ブランド初となる、日本で人気の高いブラック・ダイアルを採用した。さらに通常のピュア・シリーズのダイアル素材は真鍮だが、この日本限定モデルではソリッドシルバーを用いている。
針も通常のステンレスススチールモデルと異なる仕上げを施した。このステンレス製の針は、小さな窪みにHyCeram樹脂を充填することで黒色とのコントラストを強調し、視認性を向上させている。このマイクロ・セラミックとポリマーからなる素材は、金属部分とともに磨き上げることで、格別の輝きを放っている。
「ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド」では、ステンレススチールのケースの表面加工を変更し、ケーストップにサテン仕上げ、そしてケースサイドにはポリッシュ仕上げを施した。さらにケースバックには“EDITION JAPAN”、“LIMITED 20”のふたつの刻印が入る。
ムーブメントには、自社製キャリバー201.0を搭載する。ユニット化されたリューズ回りには独自のグロスマン製プッシャー付き手巻き機構を備えている。リューズを引き出すと針合わせファンクションに切り替わり、リューズはばねで自動的に元の位置に戻る。針合わせをした後にリューズ下のプッシャーを押すと針飛びすることなくスムーズにムーブメントが動き出し、正確に時刻を合わせられる。
ベヌー・ピュア ジャパンリミテッド
ケースサイズ|Ø:約41.00mm、厚さ:約11.35mm
ケース|スリーピース、ステンレススチール
ダイヤル|シルバー無垢、アラビア数字
針|手仕上げ、白色HyCream樹脂とともにポリッシュ仕上げしたステンレス
ストラップ|手縫い、アリゲーター・ストラップ、ステンレススチールのピン・バックル
ムーブメント|自社製キャリバー201.0、手巻き、5姿勢調整済み
価格|180万円(税別)
モリッツ・グロスマン
https://www.grossmann-uhren.com/