都心であることを忘れさせる、羽根木の緑溢れる贅沢な暮らし
DESIGN / ARCHITECTURE
2025年12月4日

都心であることを忘れさせる、羽根木の緑溢れる贅沢な暮らし

 

THE GRANDUO|ザ・グランデュオ

 
東京23区の西側、世田谷区の羽根木に、これまでにない住宅プロジェクトがはじまった。小田急線・世田谷代田駅から歩いて6分。静かな住宅街に連なる4棟の戸建て群「THE GRANHAUS HANEGI」と、2026年3月竣工予定の「THE GRANDUO HANEGI」。90メートルにわたって新しい街並みが形成されつつある。建物を包み込むような豊かな緑、西側に広がる羽根木公園。都心なのに、ここには別の時間が流れている。
 

Text by AOYAMA Tsuzumi|Photographs by INOUE Masaki(Bouillon) ※1 |Styling by  KONISHI Akiko (Every-Directions.) |Special Thanks CONNECT ARIAKE ALLESI LE KLINT FRAMA KARIMOKU

 
羽根木エリアは、都心へのアクセスと住環境の静けさを両立する稀有な場所。新宿まで電車で約13分、渋谷まで約15分。でも、最寄りの世田谷代田駅に止まるのは各駅停車だけ。この絶妙なバランスが、街の静けさを守っているのかもしれない。
 
5分も歩けば、人気のカフェ。旧小田急線線路跡地には個性豊かなショップが集まり、ドラマのロケ地にもなった。都心にいながら和の癒しを感じられる温泉旅館「由縁別邸 代田」も徒歩圏内。都心なのに、時間がゆっくり流れる不思議な街だ。
 
羽根木公園では子ども向けのプレーパーク活動も盛んで、自然の中で伸び伸びと遊べる環境が整っている。教育環境、生活利便性、文化的スポットが共存するこの立地。「ここに住むこと」自体が、特別な価値を持っている。

建築家・小川達也が描く90メートルの物語

 
THE GRANHAUS HANEGIとTHE GRANDUO HANEGIの設計を手掛けたのは、16アーキテクツの小川達也氏。車好きなら誰もが憧れる会員制サーキット「THE MAGARIGAWA CLUB」のクラブハウスを設計し、都心の超高級レジデンスを数多く手掛けてきた建築家だ。
 
彼の作品に共通するのは、建物を超えた「体験」をデザインするという哲学。THE MAGARIGAWA CLUBでは愛車と過ごす究極の時間を空間に落とし込み、高級レジデンスでは住む人のライフスタイルそのものを建築化してきた。
 
そんな小川氏が羽根木の細長い敷地を前にして描いたのは、「90メートルの物語を紡ぐ」という壮大な構想だった。
 
「群造形」というコンセプトで、THE GRANHAUS HANEGIの4棟とTHE GRANDUO HANEGIの3棟(2026年3月竣工予定)でひとつの連続した風景を創り出す。
 
THE GRANHAUS HANEGIの各棟は、勾配屋根状の銅板壁面でゆるやかにつながっている。小川氏の真骨頂は、その「つなぎ方」にある。各棟の間に植栽をランダムに配置し、建物の高さや奥行きに微妙な変化をつけ、道のり全体に起伏とリズムを生み出した。季節ごとに表情を変える。音楽のような街並みだ。
 
ランダムな面の組み合わせと、銅板、RC、ガラス、そして植栽がつくりだす、独特のリズムにより街のあたらしい空気感が生まれている
 
「点・線・面」という立体緑化の発想も小川氏ならでは。各戸の敷地内緑化を「点」として、それを街路沿いに連ねて「線」を作り、さらに中庭やテラス、屋上緑化で「面」へと展開する。羽根木公園の緑と呼応するように計画されたこの緑のネットワークは、鳥や蝶が行き来する生きた回廊となっている。

時を重ねて深まる美しさ

 
外壁に選ばれた銅板は、日本の寺社建築にも用いられる伝統的な素材だ。時を経るごとに銅板の色は変化し、10年後には深い味わいを、20年後にはさらなる風格をまとう。
 
杉板の木目模様を転写したコンクリートの打ち放し壁面も、小川氏のこだわり。本物の木ではないのに、なぜか温もりを感じる。この矛盾が面白いところだ。
 
「歳月を重ねるほど味わいを深めていく」というデザイン哲学。新築時が最高の状態ではなく、住む人と共に成熟していく住まい。世代を超えて受け継がれる資産としての価値が、ここにある。
 
 THE GRANHAUS HANEGIの最大の特徴は、全棟がビルトインガレージを備えた「ガレージハウス」であること。小川さんの「車と人の関係性」への深い理解が、ここでも活きている。
 
杉板の木目を転写したコンクリート柱が印象的なリビングダイニング。北欧家具と日本の建築素材が調和し、温かみのある空間を演出している※1。
 
緑に包まれたプライベートテラス。小川さんが意図した『内と外の境界を曖昧にする』設計思想が体現された空間だ※1。
 
1階のガレージスペースは、ゲストリビングとシームレスにつながる。エンジン音とともに目覚める休日。プライベートなショールームのような空間で、車はインテリアの一部となり、時には主役となる。
 
2階のリビングダイニングは、吹き抜けを介して1階と縦にゆるやかにつながる。杉板の木目を映したコンクリート柱が上下階を貫き、その間からプライベートテラスの緑が覗く。内と外、上と下の境界を曖昧にした開放的な設計。従来の画一的な箱型LDKとは異なる、ダイナミックな空間体験がここにある。
 
都心のペントハウスでも珍しいアウトドアキッチン付きの屋上テラス。羽根木の緑と東京の空が織りなす、特別な時間を過ごせる場所。
 
屋上テラスには、アウトドアキッチンが備え付けられている。料理を階下から運ぶ必要もない。遠くに高層ビル群を眺めながら、できたてのグリル料理を楽しむ。都心のペントハウスでもなかなか実現できない贅沢だ。

賃貸という、思いがけない幸運

 
本来であれば5億から10億円の価格帯となるこの物件に、賃貸で入居できる機会が生まれている。都心の高級戸建てマーケットにおいて、極めて稀な出来事だ。
 
2026年3月には、同じコンセプトで設計された集合住宅「THE GRANDUO HANEGI」も完成予定となり、入居者募集を開始している。約90メートルに及ぶ統一感のある景観が完成すれば、この一帯は東京でも類を見ない高級住宅街となることも期待される。
 
 
基本的な設計コンセプトは戸建てであるTHE GRANHAUS HANEGIと一貫している。しかし、THE GRANDUO HANEGIにはそれだけでは語り尽くせない魅力がある。ここには、日常を少し特別に変えてくれる空間が用意されているのだ。
 
たとえば、シアタールーム。または、シミュレーションゴルフといった、暮らしを豊かに彩る空間が用意されている。静かに映画を楽しむ時間も、仲間とゴルフを楽しむひとときも、ここでは自分だけの隠れ家のように過ごすことができる。
 
 
愛車と暮らし、緑に包まれ、時を経て美しさを増す家で過ごす。住宅ローンに縛られることなく手に入る、究極の都市生活がここにある。

上質な暮らしのための、インテリア提案

 
THE GRANHAUS HANEGIの内覧会では、プロのインテリアスタイリストが「このクラスの住宅にふさわしい暮らし」を家具で表現した。これは購入者への提案であり、どのような家具を選べば、この空間のポテンシャルを最大限に引き出せるかを示したものだ。
 
1階から2階へ続く階段周りの空間構成も、スタイリングの見どころだ。階段の手すりのラインと家具の配置が呼応し、上下階のつながりを美しく演出している。キッチンカウンターに置かれた小物まで、隙なく上質な暮らしを提案している。
 
 
リビングスペースには、北欧デザインの巨匠 ハンス・J・ウェグナーのイージーチェアを配置。読書や音楽鑑賞のための特等席として、窓からの自然光が差し込む絶好のポジションに置かれている。オットマンと合わせることで、よりリラックスした時間を過ごせる提案となっている。
 
羽根木の新しい街並みを一言で表すなら「時を紡ぐ、大人の秘密基地」。あなたもこの物語の住人になってみてはいかが。
 
THE GRANHAUS HANEGI 東京都世田谷区代田4-33-26(27、28、29)
THE GRANDUO HANEGI 〒155-0033 東京都世田谷区代田4丁目33
 
SNS
Instagram|@the_granduo
 
問い合わせ先

THE GRANDUO公式サイト
https://thegranduo.com/

 
 
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