BASEL WORLD(バーゼルワールド)
「BASEL WORLD(バーゼルワールド)」に関する記事
ウブロ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|HUBLOT
HUBLOT|ウブロ10年でウブロを代表するモデルへと成長永世定番ビッグ・バンが誕生10年を迎える(1)2005年に登場したビッグ・バンが誕生から10周年。強烈な“フュージョン”というコンセプト主導の下で進められた時計作りは、いまやラグジュアリーウォッチの新しいスタンダードを形成し、10年でウブロをトップクラスの時計ブランドへと押し上げた。そんなメモリアルイヤーに相応しい新作が目白押しである。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinoriひとつのコンセプトからブランドがブレイクし、10年間で時計史に残るような発展を見せたこの10年のウブロのブレイク振りは、まるでマジックである。“フュージョン”(融合)というコンセプトを打ち出し、それを体現する時計が登場した。宇宙を誕生させた大爆発から、その名を取った「ビッグ・バン」は、チタンやカーボンファイバーといった異素材を特異なケース構造によって“融合させる”ように組み合わせ、時計ファン...
CARL F BUCHERER,|カール F.ブヘラ|パトラビ クロノグラード
CARL F.BUCHERER|カール F.ブヘラPatravi ChronoGrade|パトラビ クロノグラードText by OPENERS2007年に時計愛好家を唸らせた多機能自動巻きクロノグラフに、爽やかなブルーダイヤル仕様が追加された。1年に1度、3月1日のみのカレンダー修正だけで済むビッグデイト表示&窓式月表示付きのアニュアルカレンダー機構、香箱のゼンマイ残量を示すパワーリザーブ表示機構、クロノ動作中でも4時位置のリセットボタンを押せば即座にリセット&再計測開始ができるフライバック機構を備えている。また、8時位置にある最大6時間まで積算可能なクロノの時積算表示にレトログラード式を採用するという、他に類のない凝ったメカニズムが特徴だ。自動巻き、SSケース×カーフストラップ、直径44.6mm、50m防水、136万5000円、今秋発売予定。ブヘラジャパン Tel. 03-6252-3481
シチズン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|CITIZEN
CITIZEN|シチズン衛星電波時計のパイオニア、サテライト ウエーブが進化新型GPSウォッチでは、位置情報を取得2011年に世界初の衛星電波をキャッチするソーラー電波時計として登場したシチズンの「サテライト ウエーブ」が、より大きな進化を遂げた。最短3秒という電波受信機能はそのままに、GPSからの位置情報も取得することでより精度を向上させた。宇宙とつながる時計のパイオニアとして、圧倒的な完成度に到達した。Text by KAWADA Akinori時の広がりという強いメッセージを打ち出すシチズンの巨大な展示スペースは、白いベールで覆われていた。これまで、“Frozen Time”や“Compressed Time”と銘打ち、時計のムーブメントを利用して、シチズンは宇宙空間と時間を芸術的に表現してきた。2015年のシチズンには「いったい何が起こったのか?」と、多くの関係者の注目を集めた。2015年のシチズンブースのテーマは“Expantion Time”(広がる時間)。“光と影”を...
エルメス|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|HERMÈS
HERMÈS|エルメス文字盤の書体から徹底的に見直した新コレクションスリム ドゥ エルメスの船出(1)1970年代からスイスに時計製造の拠点を持ち、時計の開発・製造に打ち込んできたエルメス。近年は、ヴォーシェ社との共同開発によるコンプリケーションをはじめとして進境著しく、2015年の今年は機能美にあふれる新コレクションをスタートさせた。その名は「スリム ドゥ エルメス」。文字盤からケースにいたるまですべて見直し、次世代のエルメスを代表するモデルとして設計されたモデルだ。Text by KAWADA Akinoriコンプリケーションやハイデザインモデルも展開エルメスは、1970年代からスイス・ビエンヌに製造拠点を構え、「アルソー」「クリッパー」をはじめとする優れた時計をラインナップしてきた。近年はヴォーシェ社(ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルーリエ社)との共同開発になるハイレベルなコンプリケーションで、時計ファンからの注目度も高い。そんなエルメスが2015年にあらたにスタートさ...
ジラール・ペルゴ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|GIRARD-PERREGAUX
GIRARD-PERREGAUX|ジラール・ペルゴ伝統あるヴィンテージ1945が誕生70周年を迎える(1)2015年は、ジラール・ペルゴの角型モデルの定番「ヴィンテージ1945」が誕生から70年を迎える。数々の限定モデルがラインナップされ、日本限定モデルも用意される。記念すべきメモリアルイヤーにスイス伝統の時計作りを継承するブランドを体感するよい機会かもしれない。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinoriアールデコの伝統を現代的に解釈して花開く腕時計は20世紀の初頭に誕生し、20世紀半ばまで、デザイン面では当時流行していたアールデコ様式の影響を大きく受けていた。ジラール・ペルゴの「ヴィンテージ 1945」の基本デザインもこうした幾何学的なラインを大切にするアールデコ様式の影響を受けていた。今回は、記念のエンブレムを裏蓋などに刻む、限定モデルが多数用意されており、本速報もそれらを中心に伝えていきたい。オリジナルのテイストを...
ブレゲ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|BREGUET
BREGUET|ブレゲ創業240周年を迎える老舗ブランド2015年は見逃せない記念モデルが続出1775年にアブラアン-ルイ・ブレゲがパリに自分の工房を構えてから、240年を迎える。同時に、ブレゲの歴史に残る複数の業績の節目でもあり、「トラディション」の10周年、アブラアン-ルイ・ブレゲがフランス海軍の御用達となってから200年など、メモリアルイヤーが重なる新作の当たり年となった。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori豊かな時計製造の歴史が育んだトリビュートモデルたち時計の歴史を200年も早めたと言われる天才時計師が自らの工房をフランス・パリに興して、2015年は240周年を迎える。2005年に登場し、ブレゲが考案した懐中時計を腕時計として復活させた「トラディション」のコレクション誕生から10周年でもある。ブレゲがフランス海軍御用達の時計師となってから200年を記念する年でもあり、マリーンクロノメーターに範を取った「マ...
ハリー・ウィンストン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|HARRY WINSTON
HARRY WINSTON|ハリー・ウィンストン2013年からスウォッチグループに加わった高級ジュエラー腕時計のラインナップを強化ハリー・ウィンストンは、スウォッチ グループに加わって、3年目を迎える。今年のウォッチコレクションは、さらに充実。ハイコンプリケーションはもちろんのこと、独創的な表現力に磨きがかかっており、メカニズムや外装において魅力的なモデルがラインナップされた。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori前衛的で力強く、新しい世界観を構築アメリカ・ニューヨークに本店を持つ世界屈指のジュエラーであるハリー・ウィンストン。これまで数々の複雑機構搭載モデルを発表し、独自の世界観を構築してきた。今年は、そのラインナップを継承しつつ、あらたなモデルが発表された。特に「HW ミッドナイト・フェザー オートマティック 42mm」は、羽根細工で文字盤を装飾するという手法で、会場で大きな話題を呼んでいた。さらに独自のザリウム...
定番コッペルシリーズに本格機械式時計がラインナップ| GEORG JENSEN
GEORG JENSEN|ジョージ ジェンセンバーゼルワールド2015で発表された3つの新生コッペルコレクションデンマーク・スウェーデン両王室ご用達ブランドでスカンジナビアン・ラグジュアリー・ライフスタイル・ブランドのジョージ ジェンセンは、バーゼルワールド2015において本格的な機械式ムーブメントを搭載し、進化を遂げた3つのコッペル ウォッチを発表した。Text by Hirumaxデザインと開発に2年をかけた最新モデル1978年に発表され、革新的なデザインで注目されたコッペルウォッチは、控えめなスタイルがいまでも色褪せることなく、特別な存在感を放っている。そのコッペルウォッチの最新モデルが、バーゼルワールド2015において発表された。ジョージ ジェンセンは、ふたつのムーブメントメーカーとパートナーを組み、2年もの歳月を費やして3つのあらたなコレクションを発表した。手巻きムーブメント(ETA7001)を搭載した「コッペル メカニカル スモールセコンド」は、オリジナルモデルのデザイ...
ロンジン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|LONGINES
LONGINES|ロンジン人気のヘリテージコレクションをリリース今年は、パルスメーター搭載のクロノグラフを製作スイスの時計ブランドとして歴史あるロンジンは、毎年「ヘリテージコレクション」をリリースしている。特に日本で人気で、注目しているファンは多い。今年のヘリテージは、ロンジンの歴史を意識させるクロノグラフとダイバーズの復刻モデルだ。そのほか新コレクションのレディスモデルにも注目だ。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori馬術競技の優雅さを表現する「イクエストリアン」いつの時代においてもロンジンが時計業界に果たしてきた功績は大きい。復刻モデルや高品質でリーズナブルな商品開発など、ロンジンが牽引してきたと言っても過言ではない。今年発表されたふたつのヘリテージコレクションは、1920年代のクロノグラフと1960年代のダイバーズを現代の技術で復活させたモデル。さらに、近年の馬術競技との関係を強調するように、新コレクション「イ...
ブライトリング・フォー・ベントレー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|BREITLING for BENTLEY
BREITLING for BENTLEY|ブライトリング・フォー・ベントレー重厚感と軽快な着け心地が魅力のライトボディに新作が登場ベントレーの世界観を表現するブライトリング・フォー・ベントレー シリーズで、大胆なデザインと軽快な着け心地が魅力の「ライトボディ」に新バージョンが発表された。Text by KAWADA Akinori軽量で肌にやさしいチタンケースを採用「ベントレー GMT ライトボディ B04」は、世界を駆け巡るジェットセッターのための機能が満載のモデルだ。ベントレーのエンジングリルや内装を想起させるベゼルデザインをまとい、操作性に優れた第2時間帯表示を備えたブライトリングの自社製キャリバーB04を搭載している。このふたつの新作は、チタンケースを採用し、軽快なフィット感を誇る「ライトボディ」モデルの新バージョンである。「ベントレー GMT ライトボディ B04 S」(写真右)は、ケースをよりコンパクトにした45mmサイズモデル。左右非対称のケースデザインやメカニズム...
ゼニス|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|ZENITH
ZENITH|ゼニス名作ムーブメント、エル・プリメロで知られる時計ブランド創業150周年を迎えてラインナップが4つのシリーズに再編成創業150周年のメモリアルイヤーを迎えたゼニス。今年から全体のラインナップが再編成された。伝説の超高速ムーブメント、エル・プリメロを搭載の2シリーズ「アカデミー」「エル・プリメロ」、そして3針仕様のムーブメントであるエリートを搭載の2シリーズ「エリート」「パイロット」の4系統にメンズモデルのラインが再編成された。Text by KAWADA Akinori2015年夏から、すべてエル・プリメロは公認クロノメーター仕様へゼニスは今年創業150周年を祝うメモリアルイヤーとなる。その記念モデル第1弾は、1月にジュネーブでリリースされ、バーゼルワールドでも次々に新作が発表された。特に、今回は、ゼニス社が誇るふたつのムーブメント「エル・プリメロ」と「エリート」で大きくコレクションを整理し、コレクションを再編した。年末に向けてもニューモデルの準備が進むなど、旺盛に...
パテック フィリップ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップスイスの時計製造技術を受け継ぐ老舗伝統と芸術的な時計作りが融合パテック フィリップといえば、スイスを代表する最高峰ブランドとして知られる老舗時計メーカーだ。どんなデザインであっても、自社の歴史的なアーカイブに照らし合わせて、現代的な機械式腕時計の解釈と芸術的な外装技術が投入されている。パテック フィリップがこれまでに培った実用のエッセンスと現代的な解釈がすべて新作へと受けつがれているのが、よくわかる。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori一流品という名にふさわしい完成度年次カレンダー搭載クロノグラフ5905Pバーゼルワールドに集う時計ブランドのなかで、パテック フィリップが頭ひとつ抜けて見える。それは、パテック フィリップがスイスの伝統を受け継ぐ時計ブランドであるという自負を強くもっているからにちがいない。たとえば、新作のパイロットウォッチ「カラトラバ・パイロット・ト...
ブルガリのプレ・バーゼル新作が日本にもお目見え!|BVLGARI
BVLGARI|ブルガリプレ・バーゼルの新作が日本にもお目見え!全方向からトゥールビヨンを眺められる贅沢ローマ発の世界的なハイジュエラーというだけでなく、ウォッチメーカーとしても揺るぎのないステータスを確立したブルガリ。緊急来日したブルガリ時計部門のパスカル・ブランツ氏に新作に関してお話をうかがった。驚くべき外装とコンプリケーションの融合、さらには芸術的な色合いの文字盤に、ウォッチメーカーとしての研ぎ澄まされた技術力を見た。Photographs by JAMANDFIXText by KAWADA Akinoriどこまでも進歩する技術は脱帽もの2015年、ブルガリは1月にプレ・バーゼルの新作をジュネーブで発表した。その新作が、このほど日本にもお目見えした。特にジュネーブで注目の的となっていた「サファイア ウルトラネロ トゥールビヨン」はインパクトが強烈だ。ムーブメントを徹底的にエッチングしたトゥールビヨンはハイレベルだが、それだけに留まらない時計なのだ。「このトゥールビヨンの最大...
カシオ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|CASIO
CASIO|カシオ積極的に世界に向けてカシオブランドをアピール今年のテーマは「グローバル タイム シンク」カシオは今年もワールドタイム機能を軸とする「グローバル タイム シンク」を中心コンセプトとして商品開発を進めており、バーゼルでも積極的に世界に向けた新製品をリリース。なかでも“バーゼル スペシャル”としてリリースされた3モデルは、強烈な存在感をもつ時計であり、その機能性と信頼性の高さは、群を抜いている。Text by KAWADA Akinoriカシオが変える世界のタイムシーンカシオは2014年にGPS衛星からの電波と標準電波局の電波の両方を選んで受け取れる、世界初のGPSハイブリッド電波ソーラーウォッチを誕生させた。今年はこの機能を活用し、ワールドタイム機能を軸とする「グローバル タイム シンク」というコンセプトを掲げ、さらなるラインナップの強化を目指している。そのなかでも、バーゼルワールドに照準を合わせて用意されたモデル群は、外装のインパクトも強烈であり、会場を訪れた関係者...
セイコー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|SEIKO
SEIKO|セイコー自社のポテンシャルを世界にアピールGPS搭載セイコーアストロンが世界各国で話題ヒストリカルな復刻から業界最先端技術まで、ウォッチメーカーとしてのポテンシャルを新作コレクションで世界に披露したのは、セイコーである。機械式腕時計ブランド「グランドセイコー」の名作を復刻してみせたかと思えば、腕時計の常識を塗り替えつつあるGPS電波時計「アストロン」を新たにリリースするなど、セイコーの真摯なモノ作りの姿勢がうかがえる新作が揃った。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori時代をリードする堂々のコレクションがアニバーサリーイヤーを迎える創業100年を超える国産時計ブランド、セイコーの歴史を辿るだけで、並々ならぬ技術開発と進化の変遷を感じることができる。いま、日本の時計メーカーのあいだで熾烈になりつつあるGPS電波腕時計のジャンルで、アストロンの次世代モデルが発表された。そのいっぽうで、今年は国産機械式腕時計の最...