BASEL WORLD(バーゼルワールド)
「BASEL WORLD(バーゼルワールド)」に関する記事
ミッシェル・エルブラン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|MICHEL HERBELIN
MICHEL HERBELIN|ミッシェル・エルブラン昨年、日本上陸を果たしたフランス生まれの時計ブランドミッシェル・エルブランは1947年創業のフランスの時計ブランドである。スイスの時計製造のメッカであるジュラ山脈は北側のフランスにも広がっており、同社はジュラ地方のフランス側にあるシャルクモンという町で時計を製造。世界50カ国に展開する独立系時計メーカーだ。美しいデザインの時計を供給していることで知られる。創業者の海への強い思いを時計に取り入れており、アメリカの港町ニューポートをイメージした「ニューポートヨットクラブ」がフラッグシップモデルとなっている。Text by KAWADA Akinoriヨットの舷窓をイメージしたデザインが印象的「ニューポートヨットクラブ」コレクションは、アメリカの港町にあるヨットクラブに由来している。幅広くフラットでマット調にしたベゼルが、非常に特徴的で、これはヨットの舷窓をイメージしている。12時位置には舵輪を彷彿とさせるアップライトインデックスを配...
H.モーザー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|H.MOSER & CIE.
H.MOSER & CIE.|H.モーザーシンプルを極めるスイスの時計メーカー(1)世の中に「シンプルな腕時計」は数多く存在する。H.モーザーは、ほかのどんな時計ブランドと比較しても明らかに異なるブランドだ。ベーシックな腕時計を探しているのなら、一度は、このブランド腕時計をじっくりと観察することをオススメする。時計職人の英知の結晶を体感することができるはずだ。Text by KAWADA Akinori創業者ハインリッヒ・モーザーの起業家精神を讃えたモデル「ベンチャー・スモールセコンド」は、創業者ハインリッヒ・モーザーの起業家精神を讃えたモデルだ。これまで18Kレッドゴールドケースのみだったが、あらたにホワイトゴールドケースが登場した。なんと言っても、クラシカルなドーム型風防の向こうに見える、ホワイトの文字盤の潔さに心を奪われる。文字盤には、ロゴ、ローマンインデックス、スモールセコンドの目盛りをプリントするのみ。それゆえにホワイト文字盤の美が際立つ。ホワイトラッカーを幾重に...
ブランパン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|BLANCPAIN
BLANCPAIN|ブランパン創業280周年の老舗ブランド腕時計として存在感のあるデザインとは何か(1)ブランパンは現在する最古の時計ブランドとして、知られている。そんなブランパンのクラシックシリーズが「ヴィルレ」コレクションだ。クラシックを知り尽くしたブランパンは、「ヴィルレ」コレクションで芸術的なユニークピースモデルを登場させた。Text by KAWADA Akinori芸術的モデルでも、スポーツモデルでも魅せる創業280年を迎える、2015年のブランパンのバーゼル発表モデルは、ドレス系からコンプリケーションまで、非常にバランスの取れたラインナップだ。しかし、視覚的なインパクトという点では、「ヴィルレ」コレクションに注目せざるをえない。なかでも強力なインパクトを生み出しているのは「ヴィルレ シャクドー」だ。それぞれがユニークピースとなるモデルは、日本古来の金と銅の合金“赤銅”を使用し、インドのガネーシャ神をかたどるなど芸術的な文字盤を作り上げている。一方、控え目なデザインに感...
アルピナ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|ALPINA
<br />.border-light{<br />border: 1px solid #eee;<br />width: 327px; /*幅指定*/<br />height: 191px; /*高さ指定*/<br />box-sizing: border-box;<br />}<br />ALPINA|アルピナスマートウォッチと自社初のフライバッククロノを発表次世代の時計作りを目指す(1)アルピナは、スイスのジュネーブで誕生した歴史あるブランドだ。そのアルピナがスマートウォッチと自社ムーブメント初となるフライバック クロノグラフをリリースした。最先端技術と機械式腕時計作りの両面で豊作となり、ブースは賑わいを見せていた。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinoriアナログ針のスマートウォッチ同じグループであるフレデリック・コンスタントとと...
スワロフスキー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|SWAROVSKI
SWAROVSKI|スワロフスキークリスタルの華麗にして可憐な輝き創業120周年、レディスモデルが充実(1)ブース全体がクリスタルで埋め尽くされるスワロフスキーは、2015年で創業120周年。華やかにスワロフスキーのヒストリーを回顧する展示がされていた。特別モデルなども発表され、女性の腕元を彩る新作が勢揃いした。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori女性らしさを表現した新作「クリスタリン オーバル」「クリスタリン」は、ファッショナブルでグラマラスなラウンド型の定番コレクションだ。あたらしい「クリスタリン オーバル」は、さらに時計をフェミニンに見せる工夫が施されている。それがケース外周を囲むオーバル(楕円)形のアウターリングであり、曲面的なケースである。これによって腕時計全体が縦長の印象となるため、外観のエレガントさが引き立っている。時計の時刻表示の周りには、約1700個にもおよぶ細やかなクリスタルがセットされ、その輝...
カール F. ブヘラ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|CARL F. BUCHERER
CARL F. BUCHERER|カール F. ブヘラ伝統と革新のブヘラブルー(1)ダイナミックな造形と精緻な自社ムーブメントで知られるカール F. ブヘラ。今回新作のなかで、ぜひ注目してほしいモデルが「パトラビ エボテック ビッグデイト」である。縦横のサイズがアンダー40mmと、コンパクトになり、ケースや文字盤をブルーに染めた姿がさわやかで、世界に先駆けて半年も早く日本で先行販売される。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori世界にさきがけて日本で新作を先行販売スイスの老舗時計宝飾店から誕生した時計ブランドであるカール F. ブヘラは、いまや自社ムーブメントを擁するマニュファクチュールブランドとして、進境著しい。そのブヘラを代表するフラッグシップモデルとなるのが、2009年に登場した角型モデル「パトラビ エボテック」である。2015年には、その新作「パトラビ エボテック ビッグデイト」が登場したが、これは日本からの...
サルヴァトーレ・フェラガモ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|SALVATORE FERRAGAMO
SALVATORE FERRAGAMO TIMEPIECES|サルヴァトーレ フェラガモ タームピーシズブランドのアイコンを表現するレディスモデルを展開(1)ハイセンスで工学的にも考え抜かれた靴やシューズでステータスを築き、いまやトータルブランドとして押しも押されもせぬサルヴァトーレ フェラガモ。2015年は、メゾンの象徴をモチーフにしたレディスモデルを2コレクション新展開する。フェミニンで愛らしいフォルムが大きな人気となりそうだ。メンズにもダイナミックで端正なスポーツテイストのモデルが誕生し、着々とバリエーションの充実に向かっている。Text by KAWADA Akinoriフェラガモのバレエシューズがモチーフ「ヴァリナ」コレクションは、フェラガモのバレエシューズのベストセラー「ヴァリナ」にインスパイアされてデザインされたモデルだ。「ヴァリナ」の足の甲の部分にあるリボンモチーフ「ヴァラ」は同名のパンプスなどフェラガモのシューズのアイコニックな意匠である。この時計は「ヴァリナ」に...
アーノルド&サン|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|ARNOLD & SON
ARNOLD & SON|アーノルド&サン独創的な複雑機構により他の追随を許さない世界観を構築(1)アーノルド&サンは18世紀後半にイギリスの時計師ジョン・アーノルドが興した時計工房をルーツとする。現在はスイスに本拠を置き、トゥールビヨンをはじめとした独創的な複雑機構を開発・製造する少量生産の工房として知られている。2015年の新作は、いずれも独創性を極めたモデルが揃った。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori海洋クロノメーターの機構を腕時計に搭載この「コンスタントフォース トゥールビヨン」は、時計の動作を一定の力に保つ「コンスタントフォース機構」と回転運動によって精度を保つ「トゥールビヨン」を同時に搭載したアーノルド&サンならではの複雑時計だ。文字盤はシースルーで、そこに見える時計のメカニズムは4つに分かれている。右上と左上にはそれぞれ動力源となる香箱がある。ここから左下にあるコンスタントフォース機構に動力...
エドックス|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|EDOX
EDOX|エドックス人気シリーズのクラスワンが誕生から10周年を迎える(1)エドックスは、パワーボートレースのF1といわれる「クラス1」のコラボレーションモデル「クラスワン」などで知られるスイスの時計ブランドだ。コストパフォーマンスに優れたハイスペックウォッチとして、エドックスの名は、日本の時計ファンのあいだに浸透しつつある。その「クラスワン」が誕生から10年の節目を向かえ、「クロノオフショア1」と改名。アニバーサリーイヤーを祝うスペシャル限定モデルが用意された。Text by KAWADA Akinoriはじめてのカラーリングとなるホワイト&ブルー誕生から10年のあいだに「クラスワン」にも多数の限定モデルが誕生し、さまざまなカラーに彩られてきたが、今回の「クロノオフショア1」の限定モデルは、とびきりにまぶしいカラーリングだ。レギュラーモデルのブラックとは正反対の明るいホワイトの文字盤とラバーベルト、ベゼルは熱帯の海や空のように鮮やかなブルーセラミックを採用した。ケースはPVD加工...
ジャケ・ドロー|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|JAQUET DROZ
JAQUET DROZ|ジャケ・ドロー機械式機構で動く蓮の花(1)ジャケ・ドローは、スイスのからくり時計など複雑なモデルも手がける時計ブランドとして知られる。今回は、レディスモデルにはじめてオートマタが搭載されたモデルが発表となった。Text by KAWADA Akinoriアーティスティックな世界をより親しみやすく創業者のピエール-ジャケ・ドローは時計師としてだけでなく、オートマタ=からくり人形師として世界的に知られた偉人である。2015年はもっとブランドを広くアピールし、ファン層の裾野を広げるための製品が発表された。なかでも、ステップ運針を行う「デッドビート」の装備モデルやレトログラードを応用したムーンフェイズ機構を備えたカレンダーモデルは、メカニズムの面白さが伝わりやすく、注目の集まるモデルだ。またレディスモデルにおいても、魅力的なオートマタ「レディ8 フラワー」がリリースされた。機械式腕時計ではユニークな運針方法この「グラン・セコンド デッドビート」は、実にユニークな機構...
シャネル|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|CHANEL
CHANEL|シャネル見る者を魅惑するデザインシャネルを代表する腕時計「J12」に、カラーリングを楽しめる淡いパステルカラーが追加された。妥協のないモノ作りへの姿勢は腕時計のディテールにいたるまで息づいている。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori定番J12に新色登場ケースにセラミックを使用したモデルとして知られるシャネルの「J12」。2015年の「J12」にあたらしいカラーバリエーションがくわわった。メンズの新作「J12-G.10」は、ベルトにNATOスタイルのアリゲーターストラップを使用し、文字盤カラーと合わせて淡いカラーに。これはレディスの「J12」も同様で、ベゼルを淡いパステル調で彩られている。これまでのホワイト、ブラック、クロマティックに、より優しげなカラーを合わせることで、デザインにおける新境地が拓かれた。今回はレディスにもいちだんと力が入っており、プレバーゼルで発表された「プルミエール ロック パステル...
バーゼルワールド発! 2012年、腕時計の最前線
BASELWORLD 2012世界最大の展示会から、今年注目の新作腕時計を一挙紹介!老舗・名門時計ブランドから、中堅・新進ブランド、部品メーカー、さらに個人の時計師まで、およそ時計にまつわるものが年に一度、一堂に会する場所。それがスイスの都市バーゼルでおこなわれる「バーゼルワールド」だ。今年、各ブランドから発表された、最新腕時計とは? 注目すべきアイテムとは? ここでそのラインナップを、一挙ご紹介。Text by OPENERSLOUIS VUITTONBreguetPATEK PHILIPPECHANELHUBLOTTAG HEUERBBALL WATCHBell&RossBLANCPAINBOUCHERONBreguetBREITLINGBREITLING for BENTLEYBVLGARICCARL F. BUCHERERCHANELChopardCITIZENCORUMDde GRISOGONODior WatchesEEDOXFFREDERIQUE CONSTA...
グッチ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|GUCCI
GUCCI|グッチベルトも腕時計の大切な演出NATOストラップで魅せる愉しみ2015年のグッチは、もっともベーシックな「G-タイムレス」コレクションとタフな「グッチ ダイヴ」コレクションに、色鮮やかなNATOストラップを装備した新作が登場。メンズのコレクションの整備を図るとともに、ウィメンズではあらたに2コレクションを展開。ウェアラブルツールの市場へも参入する構想が明らかとなった。Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinoriファッションとテクノロジーの融合を目指すグッチはブランドとして、早くから時計コレクションの充実に取り組んできた。ハイテククォーツから正統派の機械式、ユニークな角型からオーソドックスなラウンドにまで幅広くグッチらしいモデルのバリエーションを広げてきた。今年は、メンズのコレクションの充実を図るとともに、ウィメンズは2コレクションを新設。特にカラフルなナイロン製NATOストラップを装備したメンズモデルに注目し...