グッチ|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|GUCCI
GUCCI|グッチ
ベルトも腕時計の大切な演出
NATOストラップで魅せる愉しみ
2015年のグッチは、もっともベーシックな「G-タイムレス」コレクションとタフな「グッチ ダイヴ」コレクションに、色鮮やかなNATOストラップを装備した新作が登場。メンズのコレクションの整備を図るとともに、ウィメンズではあらたに2コレクションを展開。ウェアラブルツールの市場へも参入する構想が明らかとなった。
Photographs by NAGASHIMA TohruText by KAWADA Akinori
ファッションとテクノロジーの融合を目指す
グッチはブランドとして、早くから時計コレクションの充実に取り組んできた。ハイテククォーツから正統派の機械式、ユニークな角型からオーソドックスなラウンドにまで幅広くグッチらしいモデルのバリエーションを広げてきた。
今年は、メンズのコレクションの充実を図るとともに、ウィメンズは2コレクションを新設。特にカラフルなナイロン製NATOストラップを装備したメンズモデルに注目しよう。
またバーゼル期間中にあらたなニュースとして、ウェアラブル デバイスの開発を目的としたパートナーシップの締結がアナウンスされた。既にウェアラブルツールを展開しているウィル・アイ・アム氏率いるi.am+社とのコラボレーションにより、直接通信ができる腕時計の開発が進行中という。グッチらしいファッショナブルなスタイルと先進のテクノロジーが融合した「ファッショノロジー」こそ、これからのグッチの進む方向であり、その将来性に大いに期待が集まる。
シンプルな文字盤にディアマンテパターンが映える
「G–タイムレス」はグッチの腕時計のなかでも、オーソドックスなラウンドモデルだ。シンプルなそのスタイルは流行に流されない、文字通り「タイムレス」な機能とデザインを併せ持つ。新作は、40mmケースにクォーツを採用した「G–タイムレス スリム」である。
センター3針とシンプルな文字盤によって、表面に施された“ディアマンテパターン”がいちだんと際立って見える。写真のブラック文字盤なら、目盛りやインデックスのホワイトや秒針のレッドもより映える。今回の大きな特徴である、ブラックのナイロンストラップの中央には、グッチならではのグリーン、レッド、グリーンのストライプが、華やかな彩りを添える。モダンでスマートなコレクションにカラフルな選択肢が加わった。
ミリタリーストラップのスポーティな新解釈
「グッチ ダイヴ」は、男性的で屈強なダイバーズコレクションであり、300m防水の機械式から200m防水のクォーツモデルまでラインナップしている。新作の「グッチ ダイヴ」40mmケースは、200m防水のクォーツバージョンだ。
グッチの象徴的なカラーである、グリーン・レッド・グリーンのストライプをあしらったNATOストラップは、印象的だ。ブラックの文字盤と逆回転防止ベゼル、ルミノバ採用の針にくわえて、NATOストラップの組み合わせは、ミリタリー色が強く出てしまいがちだ。しかし、ストラップの彩りとグッチのスポーティな腕時計のデザインによってファッショナブルなアイテムに仕上げられている。こうしたカラーリングは現代ミリタリーの新解釈ともいうべき観があり、スポーティな魅力を引き立てる。「グッチ ダイヴ」のデザインに新しい境地が拓かれたのだ。
グッチの象徴的な意匠をケースに刻む
2015年にリリースされたウィメンズの新コレクションが、この「ディアマンテッシマ ウォッチ」だ。モデル名から容易に想像が付くとおり、グッチの象徴的なパターン装飾である“ディアマンテパターン”に由来している。これはグッチ製品のキャンバス生地に施されるダイヤモンドシェイプのパターン柄で、グッチに慣れ親しんでいる女性ならお馴染みである。
このパターンを文字盤に施すだけでなく、ケースサイドにも施している。ピンクゴールドとブラックの織り成すコントラストが艶やかで、グッチらしい優雅さあふれるフェミニンなモデルに仕上がっている。
ディアマンティッシマ ウォッチ
ケース|ピンクゴールドPVD+ブラックPVD加工ステンレススチール
直径|32mm
ムーブメント|クォーツ
ストラップ|カーフ
防水性|5気圧
発売時期|10月予定
価格|11万円(税別)
ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン
Tel. 03-5766-2030
http://www.gucciwatches.com