エドックス|BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|EDOX
EDOX|エドックス
人気シリーズのクラスワンが誕生から10周年を迎える(1)
エドックスは、パワーボートレースのF1といわれる「クラス1」のコラボレーションモデル「クラスワン」などで知られるスイスの時計ブランドだ。コストパフォーマンスに優れたハイスペックウォッチとして、エドックスの名は、日本の時計ファンのあいだに浸透しつつある。その「クラスワン」が誕生から10年の節目を向かえ、「クロノオフショア1」と改名。アニバーサリーイヤーを祝うスペシャル限定モデルが用意された。
Text by KAWADA Akinori
はじめてのカラーリングとなるホワイト&ブルー
誕生から10年のあいだに「クラスワン」にも多数の限定モデルが誕生し、さまざまなカラーに彩られてきたが、今回の「クロノオフショア1」の限定モデルは、とびきりにまぶしいカラーリングだ。レギュラーモデルのブラックとは正反対の明るいホワイトの文字盤とラバーベルト、ベゼルは熱帯の海や空のように鮮やかなブルーセラミックを採用した。
ケースはPVD加工によるピンクゴールドカラー。1時のインデックスは、ゴールドの大型アップライトインデックスとし、華やかにモデル名が文字盤に浮かぶ。12時位置には、ビッグデイトを装備し、スペシャル感をアップさせている。
パワーボートのために誕生したシリーズだが、豪華客船やクルーザーにも合うカラーを採用。これまでのマッシブなサイズ感と機能性はそのままだ。節目の年を祝うのにふさわしい特別な限定モデルである。
クロノオフショア1 リミテッドエディション
ケース|18KピンクゴールドPVD加工ステンレススチール+ブルーセラミックベゼル
直径|45mm
ムーブメント|クォーツ(Cal.EDOX 10)
ストラップ|ホワイトラバー
防水|500m
限定数|215本
発売時期|8月予定
予価|24万3000円
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人気シリーズのクラスワンが誕生から10周年を迎える(2)
シリーズ名が「クラスワン」から「クロノオフショア1」へ変更
時速275km/hで疾走するパワーボートの世界観を表現してきた「クラスワン」は、名称が「クロノオフショア1」となり、デザイン面で多少の変更はあったが、エドックスのフラッグシップであることに変わりはない。
今回の新作は、オールホワイトのカラーリングがインプレッシブだ。文字盤、ラバーストラップ、ベゼルとすべてホワイトで統一され、ステンレスケースの輝きも映える。もちろん、従来からの強靭な構造はそのままであり、ベゼルにも高硬度で耐傷性も抜群のセラミックを使用している。
搭載するムーブメントは信頼性では定評のあるCal.7750を採用。これまで通りの頑強さはそのまま、腕時計にさりげないエレガントさを求めるのなら、このモデルだろう。
クロノオフショア1 オートマティック
ケース|ステンレススチール+ホワイトセラミックベゼル
直径|45mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.EDOX011)
ストラップ|ホワイトラバー
防水|500m
発売時期|6月予定
予価|39万9600円
創業者をトリビュートしたスケルトンモデル
このモデルの「C.R-F.」とは、創業者クリスチャン・リュフリー-フルーリーのイニシャルである。1883年、妻の誕生プレゼントに自作の時計を贈った彼は、彼女に時計製造の技術を絶賛され、励まされるように工房を設立する。
それから130余年、その工房は現在のエドックス社へと育った。そんな創業者をトリビュートするのが、この限定モデルだ。この時計で驚くことは、自動巻きクロノグラフムーブメントをスケルトン化したことである。自動巻きクロノグラフは通常の時計に比べ、独特の歯車やレバー、スプリングが多数存在し、地板や受け板にエッチングを施すことが難しい。
だが、この時計はETA製の2894 S2Lをベースに、その困難に挑戦。裏ブタからクロノグラフの発停や自動巻き機構の動作を、文字盤からはクロノグラフの針の動きが鑑賞できてしまう。優れた時計師であった創業者をトリビュートするのに、これほど時計はない。
レ・ベモン C.R-F. リミテッドエディション
ケース|ステンレススチール
直径|44mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.EDOX 95)
機能|クロノグラフ(30分積算計、12時間積算計)
ストラップ|アリゲーター
防水|30m
発売時期|7月予定
予価|129万6000円
GMインターナショナル
Tel.03-5828-9080
http://edox.jp