ゴルフプレーはデータがカギ。ガーミン「Approach CT1 SuperStroke Edition」

GARMIN｜ガーミンアプローチ CT1 スーパーストロークエディション

GPS機器大手のガーミンジャパンから、バッテリー不要のクラブトラッキングセンサー「Approach CT1」の新モデルとして、SuperStrokeパターグリップ専用の「Approach CT1 SuperStroke Edition」が登場した。

Text by WASEDA Kosaku

SuperStrokeグリップに最適化された専用設計

ガーミンは1989年に米国で創業されたGPS機器メーカー。その社名は、創業者のゲイリー・バレルと高民環の名前に由来する。創業以来「ライフスタイルを豊かにするナビゲーションおよび通信デバイス」の開発を理念としてきた。

「Approach CT1 SuperStroke Edition」は、人気グリップメーカーのSuperStroke愛用者からの要望に応える形で開発された。

対応するSuperStrokeパターグリップのテックポート(専用装着部)に取り付け、既存のクラブトラッキングセンサー「Approach CT1」や「Approach CT10」(いずれも別売り)と連携して動作する。バッグ内の他のクラブに装着されたセンサーと組み合わせることで、ラウンド中の全ショットを包括的に記録できるのだ。

互換性のあるガーミンのゴルフGPSウオッチと併用し、各ショットの前にウオッチにグリップエンドのセンサータグをタッチするだけで、自動的にデータが記録される。パターショットを含む全てのショットを漏れなく追跡できるのが魅力だ。

また、NFCセンサータグを採用していることもポイント。これにより充電やバッテリー交換の手間が一切不要で、メンテナンスフリーで使用できる。センサーの重量はわずか6グラムと軽量設計のため、プレー中に装着感が気になることもない。

ラウンド後は専用の「Garmin Golfアプリ」でデータを詳細に分析できる。スコア管理に加えて、ショットごとの傾向分析、パット数の比率(1パット、2パット、3パット以上)の可視化が可能だ。さらにパットの距離別(ロングパット、ミドルパット、ショートパット)の成功率も確認できるため、自身の強みと弱点を客観的に把握するのに役立つだろう。

これらの詳細なデータ分析により、プレーヤーは自身のゴルフスキルを数値で可視化できる。特にパッティングは感覚的な要素が強い技術だが、データに基づいた分析によって練習の方向性が明確になるはずだ。課題が明確になることで、効率的な練習の実現、そしてパフォーマンスアップにつながるだろう。