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「写真」に関する記事
ART|京都市内15会場を飾る『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』スタート
ART|テーマは「TRIBEーあなたはどこにいるのか?」京都市内15会場を飾る『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』国際的な写真フェスティバル『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』が4月18日(土)から5月10日(日)まで開催される。今年のテーマは、「TRIBEーあなたはどこにいるのか?」。血や地域など生まれながらのつながりを超えたさまざまな「族」を映し出す14の写真展を15会場で展開。京都というもっとも日本的な町で、これらの写真を見る体験を通して、「私たち自身が、どこにいてなに属しているのか、またなに属そうとしているのか?」そういった問いかけが湧き上がってくるだろう。Text by YATA VATTANI YumikoTRIBEという視点から発見する「個性」、「愛」と「人生」ギメ東洋美術館よりアポリネール・ル・バ 「日本の武者」、1864 © Guimet National Museum of Asian Arts『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭』は、日本...
agnès b.|70年代パンクシーンをとらえたシーラ・ロック写真展「PUNK+」
agnès b.|アニエスベー70年代パンク全盛、カメラが捉えたアイコンたちの肖像シーラ・ロック写真展「PUNK+」開催アニエスベーでは3月12日(水)から31日(月)までの期間中、青山のショップにてフォトグラファー、シーラ・ロックによる写真展「PUNK+」を開催。会期中の13日(木)には、シーラ・ロック本人や映画監督の安藤桃子らを迎えたイベント『PUNK+ special night』を実施。抽選で選ばれた125組250名を招待する。Text by YANAKA Tomomi一夜限りのファッション&音楽パーティに125組250名を招待ブランドのスピリットに欠かせない音楽。春夏シーズンではアニエスベーの解釈する現代のパンクロックスタイルを提案。3月にはパンクカルチャーをベースに、音楽と写真、そして最新コレクションがシンクロするキャンペーンが展開される。その核となるのが女性写真家、シーラ・ロックの写真展「PUNK+」だ。パンク全盛の1970年代後半、シド・ヴィシャスやジョニー・ロット...
BOOK|蜷川実花が美女とロディを撮り降ろした写真集
BOOK|ロディの誕生30周年を記念蜷川実花が30人の美女とロディを撮り降ろした写真集『Oh! My RODY』世界中で愛される乗用玩具ロディの誕生30周年を記念し、フォトグラファーの蜷川実花による女優やモデル、アイドルら30人の美女とロディを撮りおろした写真集『Oh! My RODY』が刊行。ロディの誕生日でもある2月14日(金)に発売された。Text by YANAKA Tomomiこんなロディ見たことない!1984年にイタリアで誕生した馬をモチーフにした乗用玩具として誕生した、ロディ。その愛くるしい姿、豊富なカラーは多くの子どもや大人を魅了。おもちゃのみならず、企業とのコラボレーショングッズなど多彩なラインナップを展開する。そんなロディの生誕30周年というアニバーサリーイヤーを祝うべく、独自の色彩感覚を生かした作品で幅広い活躍を繰り広げるフォトグラファー蜷川実花とのコラボレーションが体現した。モデルとして登場するのは、土屋アンナや秋元梢、沙羅マリー、松岡モナ、檀蜜、菜々緒ら、...
ART|鈴木達哉写真展『Patterns in Discontinuity』
ART│身近な植物を切り取り生み出される小宇宙鈴木達哉写真展『Patterns in Discontinuity』写真家の鈴木達哉(すずき・たつや)による、身近な植物に焦点を当てた写真展『Patterns in Discontinuity』。2月22日(土)から3月23日(日)まで、渋谷のtokyoarts galleryで開かれる。 Text by YANAKA Tomomi美しいテキスタイルや幾何学的な模様、そして抽象絵画のように広がる植物の世界1980年、東京生まれの鈴木達哉。日本写真学院在学中からコンテストに入賞し、2011年の卒業後も精力的な活動をみせる、今後が期待される写真家のひとりだ。そんな鈴木達哉のふとした日常のなかから生まれた「不連続のなかの規則性」を意味する『Patterns in Discontinuity』シリーズの写真展が開催される。誕生のきっかけを「家の生垣に強い違和感を抱き、目が留まった。なぜだろうとよく観察していくと、無数にちりばめられた葉のな...
ART|写真家の沢渡朔による個展『雨』
ART|独特のニュアンスに満ちたデジタルとアナログ画像IMPOSSIBLE PROJECT SPACEの最後の写真展『雨』ポートレートを数多く手がけてきた写真家、沢渡朔(さわたり・はじめ)による個展『雨』が、目黒区青葉台のIMPOSSIBLE PROJECT SPACEで開かれている。3月23日(日)まで。Text by YANAKA TomomiiPhoneの光でインスタントフィルムを焼き付ける「インスタント・ラブ」で現像ポラロイド社のインスタントフィルム撤退後、アートに特化したインスタントフィルムづくりをおこなってきたインポッシブル。自社が扱う表現重視のアナログインテグラルフィルムを使い、これまで多くの写真家とのコラボレーションを実現してきた。その発表の場として注目を集めてきた青葉台のIMPOSSIBLE PROJECT SPACEが、アート活動の幅をさらに広げるべく、いったんクローズすることを決定した。フィナーレを飾る写真展として開催されているのが、沢渡朔による『雨』だ。19...
LOUIS VUITTON|写真家ユルゲン・テラーによるルックブック「A Dozen Girls」
LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトン最新コレクションをユルゲン・テラーが撮影ドイツ人写真家ユルゲン・テラー(Juergen Teller)は、ニコラ・ジェスキエールが手掛ける初のルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクションのルックブックの撮影に挑んだ。全12ルックのルックブック「A Dozen Girls」をご覧いただこう。 Text by Winsome Li (OPENERS)Photo by Juergen Teller LOUIS VUITTON Women Collection Fall-Winter 2014/2015 Collection© Louis Vuitton Malletier – All rights reservedミニマルな背景で素材感と色を際立たせるルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクションのあらたなアーティスティック・ディレクターに就任したニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)。期待される彼の初となるウィメンズ・コレクション...
ART|ドイツ人写真家カンディダ・へーファーの個展
ART|迫力ある大型作品7点を展示ドイツ人写真家カンディダ・へーファー個展 ユカ・ツルノギャラリーで開催ドイツの現代写真を代表するアーティスト、Candida Höfer(カンディダ・へーファー)による個展が、東雲のユカ・ツルノギャラリーで開かれている。5月10日(土)まで。Text by YANAKA Tomomiがらんとした空間の意図カンディダ・へーファーは1944年に生まれ、現在はドイツ・ケルンを拠点に活動を展開する現代写真家。アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともに「ベッヒャー派」の一人として知られている。1973年から1982年までデュッセルドルフ美術アカデミーに在籍し、映画を学んだ後、ベッヒャー夫妻に師事。図書館や宮殿など、豪奢な建築の室内空間を正面から撮影した作品で注目を浴び、2003年にはベネチアビエンナーレのドイツ代表にも選ばれ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)などでも展覧会が開かれてきた。鉄道や駅、温泉、図書館、美術館、動物園、オペラハウス...
ART|「mother」10周年記念の写真展「まばたき」
ART|ファッションブランド「mother」10周年記念ポートレート写真展「まばたき」開催ファッションブランド「mother(マザー)」が10周年を迎える。これを記念し、青山・IDOLにて、デザイナーのeriが長年あたためてきた「写真」というツールで、今の東京のシーンを代表する男女を切り取ったポートレート写真展「まばたき」が開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)デザイナーeriによる初の写真展ファッションブランド「mother」とアクセサリーブランド「VTOPIA(ユートピア)」のデザイナーeriが、ともに歩んできた10年間、ともに仲間と築いてきた“東京シーン”の「今」の姿を自然に表現した約60枚のポートレート。これを展示する写真展が「まばたき」だ。開催期間中のスペシャル企画として、会場の南青山IDOLカフェスペースでは、mother 2014年春夏コレクションのキーモチーフ“レモン”にちなんだレモンパスタやスイーツなどを、コラボレーション企画とし...
ART|フランス人写真家ヴァネッサ・フランクリンによる個展『Bleu』
ART|テーマはお花見や建設現場で大活躍の、あのブルーシート!日本で活動するフランス人写真家ヴァネッサ・フランクリンによる個展『Bleu』日本を拠点に活動しているフランス人写真家ヴァネッサ・フランクリン(Vanessa Franklin)が日本ではおなじみのブルーのビニール・シートを取り上げた個展『Bleu』。4月12日(土)から5月2日(金)まで、イムラアートギャラリー京都で開催される。Text by YANAKA Tomomiブルーシートをドレスのようにして身にまとった友人たちを撮影2011年1月から日本に在住しているヴァネッサ・フランクリン。日本で出合った数々のオブジェクトのなかで、特に彼女が注目したのが、日常生活のいたるところにある、ブルーのビニール・シートだった。花火大会から、建設現場、そして非常用品に至るまで、日常の重要な瞬間にもちいられるブルーシートを現代日本文化の具象化として捉えたという。ブルーシートの持つ多種多様な変異性に魅了された彼女は、スタイリストの松田晃斉の...
Rika|ユナイテッドアローズ 原宿本店にて写真展を開催
Rika|リカ「Rika Magazine」10号記念!ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館にて写真展を開催2014-15年秋冬シーズンで刊行10号目となる「Rika Magazine」。それを記念して、4月23日(水)から5月11日(日)まで、ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館3階にて写真展「A PRIVATE MOMENT by Helen Christensen」を開催する。Text by KUROMIYA Yuzuパリ、ロンドン、スコットランドなどをめぐり、ついに東京で開催RTWコレクション「Rika」、年2回発行の雑誌「Rika Magazine」、ゲスト・ハウスなどを併設する「Maison Rika」からなるアムステルダムのブランド「Rika」。2010年に創刊された「Rika Magazine」は、“Rika girl”と呼ばれるなにものにも捉われない自立した女性がモデルとなり、一流のクリエイターが参加して制作されているインディペンドでクリエイティブ...
ART|京都を舞台にした『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』今年も開催
ART│テーマは「Our Environments-私たちを取りまく環境-」京都の街を舞台にした『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』開幕華やかな春を迎えた日本の古都、京都を舞台に、伝統文化と現代アートが融合するアートイベント『KYOTOGRAPHIE(京都グラフィー) 国際写真フェスティバル』が今年も開幕。4月19日(土)から5月11日(日)まで、京都市内の15カ所で開催される。Text by YANAKA Tomomiさまざまな“環境”を写真を通じて考察する毎年、京都ならではの寺院や雰囲気のある町家などを会場に、国際的な写真家が作品を発表する『KYOTOGRAPHIE 国際写真フェスティバル』。今年は「Our Environments-私たちを取りまく環境-」をテーマに15会場で開催される。会場には都市の俯瞰、大都市の自然、家族の風景、動物の表層など、身近なものから宇宙規模のものまで、普段意識することの少ない私たちを取り巻くさまざまな環境について、写真を通じて考察...
ART|代官山 蔦屋書店にてアヤ・ブラケットの写真展「Soiled」開催
ART|西海岸の食文化を撮りつづけてきた写真家による個展代官山 蔦屋書店にてアヤ・ブラケットの写真展「Soiled」開催西海岸フードカルチャーを見つづけてきたフォトグラファー Aya Brachett(アヤ・ブラケット)による写真展「Soiled」が、代官山 蔦屋書店にて5月1日(木)から5月18日(日)まで開催される。Text by KUROMIYA Yuzu身近にある食べ物いつもと違った表情にニューヨークタイムズマガジン、ガストロノミカ、モノクル、エココロなどのさまざまな雑誌で活躍し、ライフワークとして「食」にかんするあらゆることを撮りつづけているフォトグラファー アヤ・ブラケット。カリフォルニア・オークランドを拠点に活動する彼女は、アメリカ西海岸に「美味しい革命」起こしたアリス・ウォータースのレストラン「シェ・パニース」を始めとする、西海岸フードカルチャーを直に見つづけてきた唯一の写真家でもある。今回の個展では、いつも身近にある食べ物が、岩や砂、木くずなどの自然物と絡み合い、...
ART|『KINFOLK』による世界初の写真展を開催
ART|ポートランド発の人気ライフスタイル雑誌を美しい写真で体感『KINFOLK』による世界初の写真展をディーゼル・アート・ギャラリーで開催アメリカ・ポートランド発の人気ライフスタイル雑誌『KINFOLK(キンフォーク)』。この雑誌で創刊当初より活躍する女性フォトグラファー2人による写真展『KINFOLK:The Shared Table featuring Carissa Gallo & Laura Dart』が、渋谷のディーゼル・アート・ギャラリーで5月30日(金)からスタート。8月15日(金)まで開かれる。Text by YANAKA Tomomiサイン会の開催やここでしか手に入らないメニューカードも配布食や暮らしの美しい風景、愛するひとたちと集う時間を題材にし、世界中に多くのファンをもつ『KINFOLK(キンフォーク)』は、2011年に創刊された。近年、サスティナブルなライフスタイルの発信地として注目を集めるオレゴン州ポートランドを拠点に、センスあふれるヴィジュアルとテキス...
ART|鷲尾和彦 写真展『To the Sea』がルーニィ・247フォトグラフィーにて開催
ART|10年以上にわたり撮り続けてきた“海辺の風景と人々”鷲尾和彦 写真展『To the Sea』開催 去る4月、刊行に先立ち本誌でトークショーイベントを紹介した鷲尾和彦の写真集『To the Sea』。7月29日(火)~8月10日(日)まで、新宿区四谷にある写真ギャラリー「ルーニィ・247フォトグラフィー」にて、その新作写真展『To the Sea』が開催される。Text by OPENERSあるがままを受け止める1967年に兵庫県に生まれ、20代後半から独学で撮影に取り組んできた写真家・鷲尾和彦。これまでに台東区の簡易宿舎に集まる外国人旅行者を取材した写真集『極東ホテル』(赤々舎)や、作家の池澤夏樹氏とともに東日本大震災をテーマにした共著『春をうらんだりはしない』(中央公論新書)などを発表している。今回開催される新作展『To the Sea』では、10年以上にわたり撮り続けてきた日本各地の海辺の風景と、そこに佇む人びとの姿を捉えた写真の中から選んだ、100余点のモノクローム作...
ART|東京都写真美術館で『フィオナ・タン まなざしの詩学』展
ART│アジア初公開作品などを含む、東京ではじめての大規模個展東京都写真美術館で『フィオナ・タン まなざしの詩学』展オランダを拠点に活動する映像作家フィオナ・タンの大規模個展『フィオナ・タン まなざしの詩学』が目黒区・三田の東京都写真美術館で開幕された。メディアの変遷とともに深化された、彼女の研ぎ澄まされた美学と哲学に触れることができる。9月23日(火・祝)まで。Text by YANAKA Tomomiフィオナが手がけた長編映画も上映する1966年に、中国系インドネシア人の父と、オーストラリア人の母のもとに生まれたフィオナ・タン。1988年からはオランダ・アムステルダムに移住し、メディアをつかった多彩な作品を生み出してきた。なかでも、古い記録フィルムや写真を素材とし、ときにドキュメンタリーとフィクションの間を往還しながら、集団や個人における文化的差異がいかに記録され、またひとびとの記憶にとどめられてきたかを繊細に問いかける作品は国際的な評価も高い。そんなフィオナは日本でも注目を集...