祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.15 篠山紀信さん、クリスチャン・ルブタンさん

祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.15 篠山紀信さん、クリスチャン・ルブタンさん

Page. 110年ほど前、パリのランカスターホテルのレストランでデヴィッド・リンチとクリスチャン・ルブタンがランチをしている光景を目撃した。僕がその時誰とランチに行ったかは憶えていない。ただただ二人が発する強いオーラとその取り合わせの妙に衝撃を受け、しばらくその光景が頭から離れなかった。数年後、デヴィッド・リンチが撮影したルブタンのイメージヴィジュアルが発表された。僕の脳裏には即、ランカスターホテルのランチの光景が蘇った。ルブタンのヒールは、いつ見ても惚れ惚れする。挑発的な形と色使いでありながら、身につけると女性の体に無理なく馴染むデザイン。その力はどこから生まれているのだろうか?ここ5年ほど、僕は篠山紀信さんと仕事をさせて頂く機会が増えた。巨匠からの誘いを受けるのはとても嬉しい。なんといっても巨匠はベリー・チャーミングな人だから、一緒にいて楽しいのである。そして、みなさんご存じの通り、写真が上手い……なんて、僕が言うのは僭越至極なのだが、素晴らしい作品が目の前で出来上がっていく...
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ハービー・山口が東ヨーロッパの一瞬を切り取った写真展を開催|LOUNGE

ハービー・山口が東ヨーロッパの一瞬を切り取った写真展を開催|LOUNGE

LOUNGE|写真集の発行を記念した写真展東ヨーロッパの激しい変化の中にある静けさを捉えたハービー・山口氏の写真集「and STILLNESS」の発行を記念し、写真展『and STILLNESS あの日のプラハ、ワルシャワ、ブタペスト-- 東ヨーロッパ1985 - 1996』を開催。東ヨーロッパに流れる時間の、一瞬を切り取った。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)期間中にトーク&スライドショーも開催1970年代からヨーロッパ周辺を中心に世界中を旅してきたハービー・山口氏。彼のレンズは、広くメディアで知られる音楽やアートといったカルチャーシーンとは別に、国家の統合や独立が進む東ヨーロッパを捉えていた。ひとつの大陸に多民族が共存するゆえの喜び、哀しみ、エネルギー、そして終焉と再生。しかしその激動の時代のなかでも、人々の普段の暮らしは確実に存在する。その“普通の日常”を氏は写真を通じて表現する。©ハービー・山口©ハービー・山口今回写真集「and STILL...
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自動車写真の第一人者、小川義文氏による写真展

自動車写真の第一人者、小川義文氏による写真展

『小川義文 自動車』オリジナルプリント写真展自動車写真の第一人者、小川義文氏による写真展自動車写真家の小川義文氏による写真展「『小川義文 自動車』オリジナルプリント写真展」が12月3日(土)から2017年1月29日(日)まで、静岡県御殿場市のミュゼオ御殿場で開催されるText by YANAKA Tomomi小川氏による写真撮影のワークショップも開催自動車カメラマンの第一人者として知られる小川義文氏。多くの自動車雑誌やコマーシャルを手掛けており、クルマの美しさを引き出すアーティスティックな写真が読者の支持を集めている。そんな自動車写真の大家、小川氏による写真集『小川義文 自動車』が発刊されたことを記念して、ミュゼオ御殿場において写真展を開催。会場には、写真集に掲載された作品を中心に未公開写真も含め、約30点のオリジナルプリントが展示、販売される。本展の開催に合わせて小川氏が講師を務める写真教室『小川義文 自動車 Photoクラブ』も12月11日(日)に開催。参加者は富士の裾野に広が...
2016年・日本レース写真家協会モータースポーツ写真コンテスト開催|JRPA

2016年・日本レース写真家協会モータースポーツ写真コンテスト開催|JRPA

「日本レース写真家協会・モータースポーツ写真コンテスト」モータースポーツの写真を一般公募日本レース写真家協会(JRPA)が、モータースポーツの様子を撮影した写真作品を一般公募するコンテストを開催する。応募期間は2016年11月1日(火)~末日まで。入賞作品は、JRPA写真展に展示される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)グランプリ受賞者には賞品も用意JPRA(日本レース写真家協会)は、日本のモータースポーツ カメラマンが構成する団体だ。毎年、レースシーンの一瞬を切り取った作品の展示会などを行っている。今年は、展示会にあわせてアマチュア フォトグラファーを対象としたモータースポーツ写真コンテストを開催する。応募の対象となるのは、2016年に開催された二輪、四輪、全てのモータースポーツを、一般観戦エリアから撮影した未発表の作品。グランプリ受賞作品はJRPA写真展に展示される。また、賞品としてキヤノンEOS7DmarkII・EF-S18-135 IS USM レ...
各界のクリエイター達が使用した鉛筆の写真展「THE SECRET LIFE OF THE PENCIL」|ART

各界のクリエイター達が使用した鉛筆の写真展「THE SECRET LIFE OF THE PENCIL」|ART

ART|日本からは隈研吾氏や坂本龍一氏らの鉛筆を出展鉛筆の味わい深さを追求したプロジェクト2016年10月6日(木)~11月13日(日)の期間、ポール・スミス スペース ギャラリー(Paul Smith SPACE GALLERY)で、著名人が使用した鉛筆を捉えた写真展「THE SECRET LIFE OF THE PENCIL」が開催される。彼らが使用した鉛筆に表れる個性に注目だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)プロフェッショナル達の個性が鉛筆の使われ方に現れる「THE SECRET LIFE OF THE PENCIL」は、プロダクト・パッケージデザイナーのアレックス・ハモンド氏とフォトグラファーのマイク・ティニー氏によるプロジェクトで、鉛筆にフォーカスを当てた展覧会だ。本展では、プロフェッショナル達が実際に使用した鉛筆のもつ美しい魅力を写真に収め展示することで、このデジタル社会において対局をなす筆記用具である鉛筆の魅力を表現する。世界一流のアーテ...
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ライカ史上初のインスタントカメラ「ライカ ゾフォート」|LEICA

ライカ史上初のインスタントカメラ「ライカ ゾフォート」|LEICA

LEICA|ライカスタイリッシュなデザインが秀逸なプロダクトライカは、インスタントカメラ「ライカ ゾフォート」を発表した。スタイリッシュな外観をもち、搭載された撮影機能はクリエイティブな写真撮影を実現する。発売は2016年11月を予定している。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)多数の撮影モードやタイマーも装備インスタントカメラの魅力は、その場で簡単に撮影し、撮影後すぐに撮った写真を見たり共有することができるところだ。この度、ライカ史上初となるインスタントカメラ「ライカ ゾフォート」が新たにラインナップに加わった。そのルックスは、ライカのデザインチームが特別に開発したスタイリッシュなデザインに包まれている。カラーバリエーションは、オレンジ、ホワイト、ミントを用意。ファッションやライフスタイルに合わせて気軽に楽しめる、インスタント写真の魅力を反映させた。ライカ ゾフォートは、自動モードでは、できる限り内蔵フラッシュを作動させずに自然光を活用する方式を採用してい...
ライカを手軽に購入できる「ライカ オンラインストア」|LEICA

ライカを手軽に購入できる「ライカ オンラインストア」|LEICA

LEICA|ライカ入門モデルからプロ仕様まで幅広い品揃えライカカメラジャパンは、「ライカオンラインストア」をオープンした。ライカの入門モデルからプロ仕様、アクセサリーなど幅広い品揃えが特徴だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)会員専用の特典も用意ライカの幅広い製品をオンラインから購入することができる「ライカオンラインストア」がサービスを開始した。ここでは、プロフェッショナル仕様のミラーレスカメラ「ライカSL」から、60 年以上に渡る伝統と革新の象徴「ライカMシステム」のカメラやレンズをはじめ、コンパクトカメラやアクセサリー類、そして双眼鏡などのスポーツオプティクス製品まで、さまざまなライカ製品をオンラインで購入することができる。また、ライカの世界をより深く理解するためのサポートとして、日本国内のライカストアで実施されるイベントや、ライカ製品に関する情報など、ライカにまつわる幅広いアナウンスメントの発信拠点にしていくという。さらに、会員登録をすれば、メールマ...
デザイナー フィリップ・リムが撮影した日本の景色|3.1 PHILLIP LIM

デザイナー フィリップ・リムが撮影した日本の景色|3.1 PHILLIP LIM

3.1 PHILLIP LIM|3.1 フィリップ リム日本への愛を込めたインスピレーションストーリー「Japan through my eyes」ファッションブランド3.1 PHILLIP LIM(3.1 フィリップ リム)のクリエイティブディレクターであるフィリップ・リムは、2016年の春、ブランドの設立10周年を祝って日本を訪れ、ファンへの感謝を伝えた。その旅の中でフィリップ・リム自身が撮影し、インスタグラムで公開したさまざまな日本の風景を集めたインスタレーション「Japan through my eyes」が、9月10日(土)から10月10日(月)まで、3.1フィリップリム青山店で展開される。Text by SHINGO Shimojo2016年秋冬新作バッグの先行販売も以前から日本愛好家として、日本の美や文化、歴史、人などからクリエーションのインスピレーションを得ているフィリップ・リム。滞在中、彼は東京の街や美術館、香川県の直島で見たアートや、移動中の電車、飛行機、フェリ...
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「2017年版ピレリカレンダー」のバックステージ画像を公開|PIRELLI

「2017年版ピレリカレンダー」のバックステージ画像を公開|PIRELLI

PIRELLI|ピレリ「2017年版ピレリカレンダー」のバッグステージ画像がリリースイタリアのタイヤメーカー「ピレリ」が、製作している「ピレリカレンダー」のバックステージ画像が到着した。2017年版はカメラマンにピーター・リンドバーグ氏を迎え、被写体となる女性たちも豪華な顔ぶれが揃う。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)トップ女優たちの“一瞬”を切り取る「ピレリカレンダー」は、イタリアのタイヤメーカー「ピレリ」が1964年から製作しており、トップカメラマンによる女性の美しさを表現した写真と、一般には販売されない希少性さがあいまって、毎年高い関心が寄せられる。このたび、その新作となる2017年版の撮影の裏側をとらえた、バックステージ画像が公開された。Léa SeydouxUma Thurman2017年版では、カメラマンにピーター・リンドバーグ氏を迎え、トップクラスの女優たちの一瞬を切り取る。彼は、ファッションカメラマンとして活躍する傍ら、ミュージックビデオな...
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エスパス ルイ・ヴィトン東京で『Pierre Huyghe – Untilled Host』展が開催|ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO

エスパス ルイ・ヴィトン東京で『Pierre Huyghe – Untilled Host』展が開催|ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO

ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO|エスパス ルイ・ヴィトン東京ART|ピエール・ユイグの新たな手法による創造と展示の見せ方『Pierre Huyghe – Untilled Host』展開催ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO(エスパス ルイ・ヴィトン東京)では、ピエール・ユイグによる『Pierre Huyghe – Untilled Host』展を開催中。フォンダシオンのコレクションから、ピエール・ユイグによる2つの作品『The Host and the Cloud』(2009-2010)と『A Way in Untilled(未耕作地の場景)』(2012)を展示している。2017年1月9日(月・祝)まで開催中。Text by OPENERS観る者を否応なく視覚・聴覚的な旅へと誘う、ピエール・ユイグの世界渋谷区神宮前のルイ・ヴィトン表参道ビル7F、ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO(エスパス ルイ・ヴィトン東京)では、ピエール...
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篠山紀信が原美術館をジャックする「快楽の館」|HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART

篠山紀信が原美術館をジャックする「快楽の館」|HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART

HARA MUSEUM OF CONTEMPORARY ART|原美術館原美術館の「過去」と「現在」を魅惑のヌードでジャックした篠山紀信展「快楽の館」75歳となった今もなお日本の写真界を牽引するレジェンド、篠山紀信氏の写真展「快楽の館」が、東京・品川 原美術館で9月3日(土)よりスタートする。原美術館の館内で撮影された作品を展示するという斬新な発想で、写真展示の新たな可能性を引き出す試みとして注目を集める。Text by SHINGO Shimojo30名ものモデルを美術館内で撮り下ろした耽美で幻惑的な世界2012年以来「篠山紀信 写真力」展が全国各地の美術館を巡回するなか、それとはまったく異なるコンセプトで開催される展覧会「快楽の館」。本展のテーマは、1938年完成の邸宅が元になった原美術館を、篠山紀信氏がカメラによって“快楽の館”に変貌させることにある。一体どういうことなのだろうか。篠山紀信「快楽の館」2016年©Kishin Shinoyama 2016篠山紀信「快楽の館」2...
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世界の「いい波」だけを集めた写真集「SWELL -a year of waves-」|BOOK

世界の「いい波」だけを集めた写真集「SWELL -a year of waves-」|BOOK

BOOK|SWELL -a year of waves-「いい波」を海域別に紹介155作品の波が見せる様々な表情世界各国の「いい波」を海域別に紹介した写真集「SWELL -a year of waves-」の邦訳版が発売。「うねり」がたどった道のりを気象現象とともに、紹介する。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)著名なサーフフォトグラファーの写真も多数収録オアフ島のパイプラインやカリフォルニアのマーベリック、サーファー憧れの地で発生する波の表情を抑えた写真集『SWELL -a year of waves-』。2016年6月、待望の邦訳版が発売された。北太平洋、 南インド洋、 南太平洋、 大西洋の波を海域別に「うねり」がたどった軌跡を気象現象と共に紹介している。嵐の中から生み出される荒々しい大波から、海岸に打ち寄せる優しい小波まで155の波の一瞬を切り取った作品を収録。撮影陣には、ハワイ出身のサーファー・写真家のクラーク・リトル氏や、20代半ばでありながら世界...
時が止まった「福島」を記録した写真展が開催|ART

時が止まった「福島」を記録した写真展が開催|ART

ART|福島第一原発事故の影響を記録Retrace our Steps-ある日人々が消えた街福島第一原発事故によって、無人地帯となった地域を記録した写真展「Retrace our Steps-ある日人々が消えた街」がシャネル・ネクサス・ホールにて開催。事故がもたらした終わりの見えない状況をリアルに伝える。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)ドキュメンタリーとアートの融合東日本大震災を発端とした福島第一原発事故。放射能の影響で、立ち入り禁止区域が設定され、5年以上経過した今でも、ここの住人は自宅に帰ることが許されていない。[caption id="attachment_1491086" align="alignnone" width="327"] © Carlos Ayesta + Guillaume Bression[/caption]この地域の様子を記録し続けた写真家たちがいる。ベネズエラ出身のカルロス・アイエスタと、フランス出身のギョーム・ブレッションだ...
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森山大道と荒木経惟の作品をまとうグランドセイコーのアートピースを展示|SEIKO

森山大道と荒木経惟の作品をまとうグランドセイコーのアートピースを展示|SEIKO

SEIKO|セイコー写真家との出会いが生んだスペシャルピースグランドセイコーと二人の鬼才2016年の「バーゼルワールド」で発表された、写真家・森山大道氏と荒木経惟氏とグランドセイコーがコラボレーションしたアートプロジェクト「Grand Seiko Avant-garde」。そのアートピースが2016年5月28日より開催される両氏の個展で展示される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)アートプロジェクト 「Grand Seiko Avant-garde」「Grand Seiko Avant-garde(グランドセイコー アヴァンギャルド)」は、グランドセイコーが森山大道氏と荒木経惟氏の両氏に呼びかけて実現したアートプロジェクト。その作品は2016年3月にスイスで開催された「BASELWORLD(バーゼルワールド) 2016」で初めて公開された。このアートプロジェクトは、セイコーの1960年に生まれたフラッグシップブランド「グランドセイコー」がラインナップする「...
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グッチ、スペシャルな写真集「Epiphany」を出版|GUCCI

グッチ、スペシャルな写真集「Epiphany」を出版|GUCCI

GUCCI|グッチスペシャルな写真集「Epiphany」を出版グッチ(GUCCI)がフォトグラファー アリ・マルコポロスによるスペシャルな写真集「Epiphany」を出版した。クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレがデザインした2016年プレフォール ウィメンズおよびメンズコレクションのルックブックのため、ミラノで撮影された写真の中からセレクトしたもの。本のカバーには、マルコポロスが撮影した13種類の写真の中から、選りすぐりの1枚がランダムに差し込まれている。Text by OPENERSランダムに1枚ずつ差し込まれているポストカードグッチが、フォトグラファー アリ・マルコポロスによるスペシャルな写真集「Epiphany」を出版した。「Epiphany」は、グッチのクリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレがデザインした、2016年プレフォール ウィメンズおよびメンズコレクションのルックブックのため、ミラノで撮影された写真の中からセレクトされた。全てマル...
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