時代のアイコニックな妖精たち

フォトグラファ沢渡朔×モデルTAOスペシャル対談(2)

フォトグラファ沢渡朔×モデルTAOスペシャル対談(2)

ギャラリー「artdish g(アーディッシュ ジー)」にて「森山大道×沢渡朔 写真展」記念フォトグラファ沢渡朔×モデルTAO スペシャル対談(2)11月18日(火)まで、神楽坂のギャラリー“artdish g”にて「森山大道×沢渡朔 写真展」が開催されている。さらに15日には、森山大道氏96ページ、沢渡朔氏96ページが一冊になった写真集『DAIDO MORIYAMA×HAJIME SAWATARI』 も出版される。前回から引き続き、フォトグラファ沢渡朔氏とモデルTAOさんの対談は、ヌード撮影の核心へ……文=梶井 誠(本誌)Photo by Jamandfix全部オープンにしてカメラの前に立ってくれTAO 撮影の前にはそれほど細かい打ち合わせはしなかったんです。トップレスくらいは覚悟ができていたのですが、まさかオールヌードだとは思っていませんでした。沢渡 僕は、TAOさんのすべてを撮りたいと思っていたから、当然考えのなかではヌードも含んでいました。撮影は全部で3日で3回。3回撮って...
フォトグラファ沢渡朔×モデルTAOスペシャル対談(1)

フォトグラファ沢渡朔×モデルTAOスペシャル対談(1)

「森山大道×沢渡朔 写真展」記念フォトグラファ沢渡朔×モデルTAO スペシャル対談(1)11月18日(火)まで、神楽坂のギャラリー“artdish g”にて「森山大道×沢渡朔 写真展」が開催されている。今回は、オウプナーズのために特別に、会場で沢渡朔さんとモデルTAOさんの対談を実現。フォトグラファと被写体のここに至るプロセス、それぞれの思いを聞いた。文=梶井 誠(本誌)Photo by JAMANDFIXこれはもうTAOさんを撮るしかないTAO 沢渡さんにはファッション誌で何度か撮っていただいたことがあって、プライベートでも何度かお食事をさせていただいていました。沢渡 スタイリストのソニア・パークさんがTAOさんのことをすごく気に入っていて、ソニアさんと組んで3~4回ファッション撮影をしたんですね。TAO そうしてある日、突然、沢渡さんからお電話をいただいたんです。沢渡 今年の6月終わりから7月にかけて、ソニアさんが僕のデビュー作の“ナディア”という女の子をモチーフにした「Nad...
ファッションモデルTAOインタビュー(後編)

ファッションモデルTAOインタビュー(後編)

パリコレのランウェイから──ファッションモデルTAOインタビュー(後編)パリコレ、ミラノ、そしてニューヨーク、ロンドン、ホームタウンの東京と、それぞれ年2回のコレクションをまわっているだけでも、生活は「日本半分、世界半分」になるというTAOさん。世界のファッションスケジュールでは、もう今年の秋冬メンズ・コレクションがはじまっている。Photo by Jamandfixこれが最後! これ以上できない!と思ったら……――パリはもう4シーズン経験しているTAOさんですが、なぜ世界に行くのでしょう?さいきんは、ちょっと意地になっている部分もあるのかな(笑)。最初は自分なりに思い描いていたものもあるけど、現実も見えてきて、やはり簡単なことではないし、当たり前のようにコレクションのシーズンが来て、そのサイクルはかんがえる余地がないくらい早くて、「どうしてこんなことやってるんだろう?」とフッとかんがえることがあるんですね。08 SS Aquascutum(以下写真はすべて本人提供)08 SS A...
ファッションモデルTAOインタビュー(前編)

ファッションモデルTAOインタビュー(前編)

パリコレのランウェイから──ファッションモデルTAOインタビュー(前編)身長177センチ、1985年生まれ、千葉県出身のモデルTAOさん。14歳でモデルとしてスタートし、2006年3月にはじめてのパリコレを経験。2008年春夏パリコレクションでは、ビッグメゾンのイヴ・サンローランにアジア系では唯一のモデルとしてランウェイに立った。文=梶井 誠(本誌)日本の事務所にいろいろお膳立てしてもらっていたらダメだったかも──パリやミラノなどのコレクションに憧れているモデルは多いと思いますが、TAOさんは海外は怖くなかったんですか?高校2年のときにイギリスに1年間留学していたので英語が大丈夫です。それはやはり大きいですね。──パリに最初に行ったのは2006年の2月ですね。ひとりで行ったんですか?はい。日本人モデルのばあい、現地の所属事務所が決まった状態からスタートするのがほとんどですが、私はエージェント(事務所)リストを自分でつくって、電話して、面接してもらって……というところからで、現地のエ...
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