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2022年2月24日
メルセデス・ベンツ、Vクラスを一部改良し、最上級グレードを導入|Mercedes Benz
Mercedes Benz V Class|メルセデス・ベンツ Vクラス
Vクラスを一部改良し、最上級グレードを導入
メルセデス・ベンツ日本は、「Vクラス」を改良するとともに、新たな最上級グレードとなる「V 220dエクスクルーシブ ロング プラチナスイート」を追加し、販売を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
環境性能にも配慮した最新のディーゼルエンジンを搭載
2015年にフルモデルチェンジし、2019年のマイナーチェンジを経た現行Vクラスが一部改良を受けた。
最も大きな改良点となるのが、Vクラスすべてのモデルに最新の2.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジン「OM654」が搭載されること。最高出力は120kW(163ps)、最大トルク380Nmを発生し、振動と騒音も軽減させたエンジンで、トランスミッションはいずれも9段AT「9Gトロニック」を組み合わせる。
このエンジンのシリンダーブロックとピストンには熱膨張率の異なる素材が取り入れられており、メルセデス・ベンツが開発した表面コーティングNANOSLIDE®を導入することで、摩擦を低減、効率性を向上させた。
さらに環境性能にも配慮し、排出ガス浄化経路の短縮やsDPF(選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用。排出ガスの浄化にも注力されたエンジンだ。
このほかにも、フロントドア下部から照射されるブランドロゴプロジェクターライトや、フロントシートの太もも下部分の座面長を好みに応じて調整する機能を標準装備する。
新たに導入される「V 220dエクスクルーシブ ロング プラチナスイート」は、Vクラスの最上級グレードとなるモデル。専用アルミニウムインテリアトリムや全席ナッパレザーシートなどを採用し、高級感を演出。前席にはシートと乗員の接触面の蒸れを防ぐシートベンチレーターを備え、快適性も向上させているのが特徴だ。
またデジタルルームミラーを標準装備することで、後席の同乗者や大きな荷物で見えにくくなる車両後方の視界を補助。スイッチ操作で通常のルームミラーに切り替えることも可能となる。
運転席と助手席の間には3.2リッターの容量がある冷蔵庫付きセンターコンソールも装備。センターコンソール後方には温冷機能付きカップホルダーも備えられており、このほかにも2列目にはカップホルダー、USBポート、スマートフォン用トレイ、小物入れが備わるエクスクルーシブシートを標準仕様とし、快適な移動をサポートする。また前席背面部にシートバックテーブルも取り入れられた。
価格は、原材料費の高騰に対応したため、840万円から1016万円となり、新たに導入された「V 220dエクスクルーシブ ロング プラチナスイート」は1205万円となる。
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https://www.mercedes-benz.co.jp/