リアをダイナミックに絞り込んだ電動ミッドサイズSUVクーペが上陸

Audi Q6 Sportback e-tron｜アウディ Q6 スポーツバック eトロン

アウディジャパンは、Q6シリーズのラインアップを拡大。ミッドサイズSUVクーペの電気自動車（BEV）「Q6 スポーツバックe-tron」を日本に導入、販売を開始した。また、2色のグローバル限定モデル「エディションワン」も計100台限定で発表した。

Text by YANAKA Tomomi

グローバル限定モデルも計100台限定で発売

アウディQ6 e-tronにシャープなスタイリングのスポーツバックがラインアップに加わった。

アウディがポルシェと共同開発したBEVプラットフォームPPE（プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック）をベースにしたQ6e-tron。スポーツバックでは初代アウディTTクーペのアイコニックなデザインを思わせる傾斜したルーフラインが特徴的だ。

アウディ Q6スポーツバックe-tron

流線形のシルエットを持つスポーツバックは、車高がSUVよりも40㎜低い1,660㎜、空力性能を表すcd値も0.26を記録しており、一充電走行距離がcd値0.28のSUVよりも最大20㎞増加しているという。

リアはダイナミックに絞り込まれ、さらにリアクォーターウインドウは上向きにカーブし、スポーツバックならではのスタイルを強調するものとなった。

室内は、511リットルのラゲッジコンパートメントと64リットルのフロントトランクを装備。2,895㎜のロングホイールの効果もあり、リアシートを折りたたむとラゲッジ容量は1,373リットルまで拡大する。

日本に導入されるQ6スポーツバックe-tronは、2種類のバッテリーサイズと2つの駆動バリエーションからなり、3グレードで展開される。

ベーシックな「Q6スポーツバックe-tron」は、総電力量83kWhのバッテリーと最高出力215kWを発生するモーターを搭載し、最大トルクは450Nm、最高時速は210㎞となった。

四輪駆動の「Q6スポーツバックe-tronクワトロ」は総電力量100kWh、最高出力285kW、最大トルクはフロント275Nm、リア580Nmで、0-100㎞/h加速は5.9秒、最高時速は210㎞。一充電走行距離は最長663㎞になるという。

最上級グレードとなる「SQ6スポーツバックe-tron」は、前後軸に2つの電動モーターを搭載。ローンチコントロールモードを用いると最高出力380kWとなり、トルクはフロント275Nm、リア580Nm、0-100㎞/h加速は4.3秒で駆け抜け、最高時速は230kmを記録する。また一充電走行距離は685㎞となった。

走りの点においてもQ6スポーツバックe-tronのために再設計されたフロントアスクルが採用され、走行ダイナミクスを大幅に向上したとアウディでは謳う。