Q3に続き、スポーツバックもフルモデルチェンジし第二世代へ
CAR / NEWS
2025年9月4日

Q3に続き、スポーツバックもフルモデルチェンジし第二世代へ

Audi Q3 Sportback|アウディ Q3 スポーツバック

アウディがSUVクーペの新型「Q3スポーツバック」をワールドプレミアした。本国ドイツでは今年11月から順次発売予定とアナウンスされている。

Text by YANAKA Tomomi

リアのボリュームを減らすことで生まれたタフでスポーティな質感

先日発表されたQ3に続き、Q3スポーツバックが登場した。第2世代となったQ3スポーツバック。デザインはAピラーから後方に下がるルーフラインはSUVのQ3より29㎜低くなり、よりスポーティなエクステリアとより速さを感じられるシルエットを手に入れた。
リアのボリュームを減らすことで四輪駆動を象徴するふたつの力強い筋肉のようなクワトロブリスターがより幅広く、タフな印象をもたらしているのも特徴だ。ちなみに空気抵抗係数(Cd値)は0.3を記録する。
ホイールデザインは標準の18インチから最大で20インチまで用意され、フルモデルチェンジに伴い、タイヤ幅は215㎜から235㎜へと拡大している。
ライティングテクノロジーはQ3と同じく、最新のフルサイズクラスのデジタルマトリクスLEDヘッドライトに。マイクロLEDモジュールの採用により照射性能を大幅に向上したという。
運転支援機能とも連携。新しい機能の一つとして、ドライバーが高速道路で車線変更をする際に死角に車両があった場合、車線変更アシストからのアクティブワーニングがレーンライトに表示されるなど、アシスタンスシステムからの重要な情報をドライバーの視界内と道路上にヘッドライトからも表示できるそう。
インテリアはソフトラップと呼ばれる一体感のある装飾パネルがドアからダッシュボード全体の幅にわたって広がり、水平基調を強調するデザイン。中央の12.8インチのMMIタッチディスプレイと11.9インチのインストルメントクラスターでデジタルステージを構成する。
Android Automotive OSを用いたオペレーションシステムを採用しており、学習型の音声アシスタントであるAudiアシスタントを介してさまざまな機能を操作することも可能だ。
また新しいステアリングホイールコントロールユニットを採用。2本のステアリングコラムレバーを統合することで、センターコンソールの収納スペースの拡大にもつながった。
レバーの右側はシフトセレクターとして、左側はライトやワイパーのコントロールエレメントとして機能する。
パワーユニットも多彩なラインナップを誇る。いずれも最高出力110kWを発生する1.5リッターガソリンエンジン「1.5TFSI」や、2.0リッターディーゼルエンジン「2.0TDI」はマイルドハイブリッドを搭載した。
さらにプラグインハイブリッド(PHEV)の「eハイブリッド」は、システム総出力200kWを発生させ、バッテリー総容量は25.7kWh(正味容量19.7kWh)となり、電動航続距離は最大119㎞を記録するという。
エンジンの改良に加え、標準のスチールサスペンションも新開発され、ドライビングダイナミクスを向上。このほかにもスポーツサスペンションや2バルブダンパーコントロール付きなどがオプションとして用意されている。
本国ドイツでは11月から順次販売が予定されているQ3スポーツバックだが、日本への導入時期などは未定。続報を待ちたい。
問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター
Tel.0120-598-106
https://www.audi.co.jp/

                      
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