ART|荒木経惟写真展『男 ―アラーキーの裸ノ顔―』を表参道ヒルズで開催
ART|200 人以上の「時代の寵児」のポートレートを一挙公開
荒木経惟写真展『男 ―アラーキーの裸ノ顔―』を表参道ヒルズで開催
自身の写真人生を映し出す作品群のひとつであり、ポートレート作品の集大成ともいうべき荒木経惟写真展『男―アラーキーの裸ノ顔―』が、4月24日(金)から5月6日(水・祝)まで表参道ヒルズ本館B3Fのスペース オーで開催される。
Text by WATANABE Reiko(OPENERS)
男たちの顔で1990年代後半から2000年代初頭の日本を体現
日本を代表する写真家、アラーキーこと荒木経惟氏が、月刊誌『ダ・ヴィンチ』の巻頭連載企画として取り組み、1997年のスタートから現在にいたるまで、17年にわたり時代の寵児を撮り下ろしてきた人気シリーズ「アラーキーの裸ノ顔」。
記念すべき連載第1回を飾ったビートたけし氏を皮切りに、下は14 歳から上は95歳まで、作家、俳優、映画監督、スポーツ選手、ミュージシャンなど、幅広い分野で活躍する200人以上の男の“裸ノ顔”が一堂に会する展覧会が、4月24 日(金)から5月6日(水・休)まで表参道ヒルズで開催される。
本連載の撮影時には、デジタル全盛となったいまなお、アサヒペンタックスの6×7カメラを用い、フィルムで撮影することにこだわりつづけてきた荒木氏。
今回の展覧会では、一枚一枚印画紙に手焼きされた全207点に及ぶアナログプリントが一挙に公開されるほか、1997年のビートたけし氏と2014年の北野 武氏の大型写真を展示、昨年末に本企画のためにおこなわれた荒木氏と北野氏とのフォトセッション場面が上映されるという。
また展覧会に先駆けて3月25日にKADOKAWA メディアファクトリーから刊行された同名の写真集をはじめ、関連書籍やDVD、ポストカードなどのグッズも販売。さらには、スペシャルゲストを招いてのトークイベントやサイン会も予定されている。
荒木経惟氏の写真人生、ポートレート作品の集大成であるばかりでなく、1990年代後半から2000年代初頭の日本を象徴する男たちの資料的価値の高いこの展覧会をお見逃しなく。
荒木経惟写真展『男 ―アラーキーの裸ノ顔―』
日程|4 月24日(金)~5月6日(水・祝)
時間|11:00~21:00 ※4月26日(日)は~20:00、最終日は~18:00
会場|表参道ヒルズ スペース オー
東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館B3F
Tel. 03-3497-0310(総合インフォメーション)
入場料|無料
〈被写体一例〉
赤塚不二夫/浅野忠信/いかりや長介/遠藤憲一/及川光博/王 貞治/桂 歌丸/堺 雅人/須賀健太/園 子温/染谷将太/五代目中村勘九郎/仲村トオル/野村萬斎/十代目坂東三津五郎/ビートたけし/魔裟斗/松田龍平/三宅一生/山田孝之 他(五十音順・敬称略)