マクラーレン「P1」がワールドプレミア|McLaren

マクラーレン「P1」がワールドプレミア|McLaren

McLaren P1|マクラーレン P1マクラーレン「P1」がワールドプレミアパリモーターショー開幕前から高い注目を集めていたマクラーレン・オートモーティブのコンセプトモデル「P1」がついに公開された。歴史的名車「マクラーレンF1」の再来となるか──Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)ダウンフォース量はMP4-12Cの約5倍今回のパリがモーターショー初出展となるマクラーレン・オートモーティブは、次世代スーパースポーツカーのコンセプトモデル「P1」とともに会場にその姿を表した。「マクラーレンF1」「MP4-12C」「MP4-12Cスパイダー」につづく、ロードモデルとして発表されたこのP1は、これまでマクラーレンがサーキットの現場でつちかってきた先進のテクノロジーをロードカーへフィードバックし、世界最高水準のドライバーエクスペリエンスを与えるために開発された。この斬新なスタイリングが生み出された源は、F1マシンの開発と同様に風洞実験と高度な流体シュミレ...
新型クリオにRSモデルとエステート|Renault

新型クリオにRSモデルとエステート|Renault

Renault Clio(Lutecia)|ルノー ルーテシア(クリオ)新型クリオにRSモデルとエステートルノーは、パリモーターショー(パリサロン)にあわせてすでに発表済みの「クリオ(日本名、ルーテシア)」をワールドプレミア。さらに、ルノー・スポールの手がけるスポーティバージョン「クリオR.S. 200 EDC」と、ワゴン版「クリオ エステート」を発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)ルノー デザインルネッサンスあたらしいクリオは、ルノーの掲げる“デザインル ネッサンス”の第一号で、2009年よりルノーのデザインを手がける、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーの手によるもの。彼はそれまで、ブガッティ「EB110」の内装にはじまり、フォードやマツダで「NAGARE」「HAKAZE」など、流れるようなデザインのコンセプトカーを世に送り出した人物だ。新型クリオにおいても、従来にくらべワイド&ローになったボディや、5ドアであってもCピラーに後部ドア...
パリ現地リポート|Volkswagen

パリ現地リポート|Volkswagen

Volkswagen|フォルクスワーゲン7代目ゴルフに対面!2012年のパリモーターショーでもっとも注目されている1台、7代目 フォルクスワーゲン「ゴルフ」。フォルクスワーゲンナイトでの先行発表の報告につづいて、大谷達也氏がこのゴルフのショーでのワールドプレミアをリポート。ぱっと写真でみたところは、ゴルフの伝統的なスタイリングを継承している印象だが、この自動車界の巨人はこれまでとどうちがう?Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko品質感が大幅向上ついに7代目ゴルフが我々の前に姿をあらわした。写真では先代からの変化に気づきにくいかもしれないが、実車を目の当たりにすると、その印象はまるで変わってくる。たしかに全体的なプロポーションは紛れもなくゴルフだ。しかし、ボディパネルの仕上げ、そして組付け精度の高さから、まったく別のモデルにおもえてくる。これまでのゴルフよりも1クラス上、いや2クラス上に見えるといってもいい。まずは...
パリ現地リポート|Lexus

パリ現地リポート|Lexus

Lexus|レクサス次期ISを見据えた、「LF-CC」お披露目ヨーロッパにおいてラグジュアリーブランドの一角を担うレクサス。今回のパリモーターショー(パリサロン)では、あたらしい2ドアクーペのコンセプトカー「LF-CC」を披露。現地で実物を目の当たりにした島下泰久氏が、写真では伝わりにくいその印象をリポート。Text by SHIMASHITA YasuhisaPhotographs by SHIMASHITA Yasuhisa & MOCHIZUKI Hirohiko近い将来、市販化も予定ここヨーロッパでは初夏に投入された「GS」が、現時点で昨年通年の約4倍を売り上げるなど盛り返してきた2012年のレクサス。パリサロンでは“将来のレクサスラインナップにくわわるスポーティなエントリーモデル”を示唆するコンセプトカー、LF-CCのワールドプレミアをおこなった。 フロントにスピンドルグリルを戴く2ドアクーペのスタイリングは、プロポーションの良さもさることながら、大胆に絞り込んだ...
フェラーリが次期スペシャルモデルのシャシーを初公開|Ferrari

フェラーリが次期スペシャルモデルのシャシーを初公開|Ferrari

Ferrari |フェラーリフェラーリが次期スペシャルモデルのシャシーを初公開フェラーリは現在開催中のパリモーターショーで、「288GTO」「F40」「F50」そして「エンツォ・フェラーリ」につづく、次期スペシャルモデルで採用する新開発のカーボン製シャシーをはじめて公開した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)開発指揮は“空力の魔術師”ロリー・バーンOPNERSでの既報の通り、次期スペチアーレとして開発が進められるニューモデルは、フェラーリ史上初となるハイブリッドシステムを採用する。パワーユニットとコンポーネントにかんしてはすでに「599GTB」をベースに開発が進められ、その概要も発表されていたが、今年のパリモーターショーではあらたに新開発のカーボンコンポジットシャシーが公開された。フェラーリは、この新型ハイブリッドモデルのシャシー製造にあたり、自動車産業で一般的に採用されるRTM(樹脂転送成形)と呼ばれる工業用カーボンファイバーの生産技術の採用を...
パリ現地リポート|Audi crosslane coupe

パリ現地リポート|Audi crosslane coupe

Audi crosslane coupe|アウディ クロスレーン クーペアウディ クロスレーン クーペを目撃「技術による先進」をブランドのスローガンとするアウディは、いま、あらたなデザイン、あらたなパワートレーンの研究をすすめているという。それがどんなものかについては、それほど遠くないうちにOPENERSでもご紹介できる予定だが、現在、そんなアウディの未来を予告するモデルは、この「クロスレーン クーペ」というコンセプトモデルだ。先日のニュースにつづき、現地からの写真とリポートが到着した。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko今回、唯一のアウディのコンセプトカー量産モデルを多数出展したアウディ・ブースのなかで、唯一のコンセプトカーといえるのがこの「クロスレーン クーペ」だった。全長4.21×全幅1.88×全高1.51mのボディは、“シンプル”という意味では最近のアウディ スタイリングと共通しているものの、これまでの...
パリ現地リポート|Bentley

パリ現地リポート|Bentley

Bentley|ベントレーベントレーがサーキットに帰ってくる!パリモーターショー(パリサロン)において、ベントレーはプロダクションモデルやそのコンセプトではなく、「コンチネンタルGT」をベースにしたレーシング用のコンセプトカーをワールドプレミア。ベントレーのもつポテンシャルを、ル・マンだけではなくほかのレース舞台でも世界に知らしめようというのだ。現地でその意気込みを感じた、大谷達也氏のリポート。Text by OTANI TatsuyaEvent Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko & OTANI Tatsuyaル・マン24時間の次はGT3だ!パリ・サロンで「コンチネンタルGT3コンセプト」を発表したベントレーは、2013年末までにこのマシンでGT3レースに参戦すると宣言した。ベントレーの会長兼CEOであるウルフガング・シュレイバー博士は発表にさいして次のようにコメントした。「私たちのお客様は、ベントレーがサーキットと密接な関係にあるとの考え...
パリ現地リポート|Mercedes-Benz

パリ現地リポート|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツSクラスはこうなる!?注目の次期Sクラスを予告パリモーターショー2012では、新型「Sクラス」が登場するのでは? そんな噂もささやかれたメルセデス・ベンツブース。実際は、Sクラスを予告する、レリーフと動画の公開にとどまった。いっぽうで、「Bクラス」のふたつの低排出ガス車、そしてAMGからは、同ブランドの代表車種「SLS AMG」の新型と電気自動車がお披露目となった。現地に飛んだ大谷達也氏からのリポート。Text & Event photographs by OTANI TatsuyaEvent Photographs by MOCHIZUKI HirohikoAesthetics S|エステティクスS次期「Sクラス」のデザインモチーフを立体的なレリーフにより表現したのが、この「エステティクスS」。エステティクス シリーズは2010年に発表された「エステティクスNo.1」を皮切りに、「エステティクスNo.2」「エステティクス125...
パリ現地リポート|Porsche

パリ現地リポート|Porsche

Porsche|ポルシェポルシェから「パナメーラ」の名を冠したスポーツワゴンのコンセプトカー今年のパリモーターショー(パリサロン)において、ポルシェは「パナメーラ」のプラグインハイブリッドカーをコンセプトモデルとして出展。現行の「パナメーラSハイブリッド」とはシステム面もデザイン面もことなる、このコンセプトカーはどういったものか。大谷達也氏が現地からリポート。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko独自のハイブリッドはEVモード優先ポルシェから「パナメーラ」の名を冠したスポーツワゴンのコンセプトカーがデビューした。パナメーラがベースの4ドアボディはルーフが後方まで延長されるとともにテールゲートがもうけられ、ワゴンとしてのユーティリティとクーペライクなスポーティ イメージをあわせもつ。全長4,950×全幅1,990×全高1,401mmのボディは既存のパナメーラとくらべて20mm短く、20mm低く、60mm幅広いが、エ...
ボルボV40にクロスカントリーモデルを追加|Volvo

ボルボV40にクロスカントリーモデルを追加|Volvo

Volvo V40 Cross Country|ボルボ V40 クロスカントリーボルボV40にクロスカントリーモデルを追加パリモーターショー2012でワールドプレミアを飾った「V40 クロスカントリー」は、激戦区であるCセグメントに参入した、ボルボ「V40」にくわわる、走破性を高めた“オールロード”バージョンだ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Event photographs by MOCHIZUKI Hirohiko日々の暮らしに冒険をもとめるひとへ「これは日々の暮らしに冒険をもとめるひとへ向けたモデルだ。荷物をのせて、お気に入りの冒険の舞台に出かけ、帰ってくる。そんなことを可能にするのがこのV40クロスカントリー。だけれど、山には自分でのぼってくれよ。」とはボルボカーコーポレーションの弁。同社の「XC」モデルが、シートポジションを高くとり、クロスカントリーらしいスタイリングをとるいっぽう、「クロスカントリー」モデルは、その名にやや反して、ワゴン...
パリ現地リポート|BMW

パリ現地リポート|BMW

BMW|ビー・エム・ダブリューBMWから3気筒ターボ搭載のPHVBMWがパリモーターショー(パリサロン)にてお披露目したのは、あたらしいプラグインハイブリッド「コンセプト アクティブ ツアラー」。前輪を横置きのガソリンエンジンで、後輪をモーターで駆動するというBMWのハイブリッドを、大谷達也氏が現地からリポート。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko量産化も視野にいれたデザイン現状ではコンセプトカーだが、細部まで煮詰められたデザインは、このアクティブ ツアラーが近い将来、量産化されるであろうことを意味している。それにしても驚くのが、BMWブランドとして初の前輪駆動を採用していることだ。しかも、車高はおもいのほか高い1,560mm。じつは、4,350mmの全長、1,834mmの全幅、そして2,670mmのホイールベースをふくめ、アクティブ・ツアラーのディメンジョンは現行型メルセデス・ベンツ「Bクラス」(4,365×...
パリ現地リポート|Jaguar

パリ現地リポート|Jaguar

Jaguar F-Type|ジャガー Fタイプブランドイメージを変革させる一台間違いなく今回のパリモーターショーで最注目株のひとつだったのが、「ジャガーFタイプ」だ。ブランドにとっては、51年前にセンセーショナルに市場に投入されたEタイプ以来、ひさびさの「スポーツカー市場への再参入」をうたう意欲作である。Text by SHIMASHITA YasuhisaEvent Photographs by MOCHIZUKI Hirohiko発売は2013年春を予定プレスデーに先立ち、その前夜にロダン美術館にてお披露目がおこなわれたFタイプ。大いに人目を惹き付けるスタイリングは、昨年9月のフランクフルトモーターショーにて発表されて、その美しさが絶賛されたコンセプトカー「C-X16」のイメージを、ほぼそのまま受け継いでいる。しかしながらC-X16がクローズドルーフだったのにたいして、Fタイプは意外にもオープンボディでの登場となった。オープン化によってリヤフェンダーのボリュームとトランクリッド...
パリ現地リポート|LAMBORGHINI

パリ現地リポート|LAMBORGHINI

Lamborghini|ランボルギーニランボルギーニのこれからをきく!今回のパリモーターショーでは3台の「ガヤルド」を展示したランボルギーニ。新型「ガヤルド」の発表が噂されていたがフェイスリフトにとどまっての登場になった。会場で今後のランボルギーニの展望をステファン・ヴィンケルマン社長兼CEOが語った。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohikoウルス登場の可能性はまだあるフルモデルチェンジ版の「ガヤルド」がデビューすると噂されて久しいランボルギーニ。しかし、パリモーターショー(パリサロン)で発表されたのは、「ガヤルドLP560-4」のフェイスリフトと、トップモデルである「LP 570-4 スーパーレジェーラ」と「LP 570-4 スパイダー ペルフォルマンテ」の2モデルが「エディツィオーネ テクニカバージョン」に進化したことの2点のみ。新型を待ち望んでいたファンには、いささか残念な内容といえるかもしれない。今後のニュ...
パリ現地リポート|INFINITI

パリ現地リポート|INFINITI

INFINITI|インフイニティEVのコンセプトカーをヨーロッパ初出展インフィニティは、同ブランド初のEVとなる「LEコンセプト」をパリモーターショーに出展、ヨーロッパでの初公開を果たした。Text by SHIMASHITA YasuhisaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko市販前提の現実的なコンセプトインフィニティがパリサロンに出展した「LEコンセプト」は、単なるショーカーではなく市販化を見据えたEVセダンのプロポーザルだ。すでに4月のニューヨークモーターショーにて発表されているが、ヨーロッパでは初披露となる。ルノーの影響力もあり、EVへの補助金が充実しているパリが、その舞台にえらばれたのは納得というところだ。Cd値0.25という優れた空力性能を持つセダンボディには、日産「リーフ」のシステムをベースにしたパワートレインが搭載される。最高出力はリーフの80kW(107ps)から100kW(134ps)に向上。容量24kWhのリチウムイオンバッテリー...
次期エンツォに採用する新型シャシーの動画を公開|Ferrari

次期エンツォに採用する新型シャシーの動画を公開|Ferrari

Ferrari |フェラーリ次期エンツォに採用する新型シャシーの動画を公開フェラーリは、今年のパリモーターショーで次期スペシャルモデルに採用するカーボン製シャシーを発表し、今回あらたにその詳細を収めた動画を公開した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)フェラーリのシャシーは、かくしてつくられる「エンツォ・フェラーリ」につづく、次期スペチアーレとして開発が進められるフェラーリのニューモデルは、新開発のカーボンコンポジットシャシーが採用されることが、今回のパリモーターショーではじめて発表された。そのニュースはOPENERSでも先日お伝えしたとおりだが、今回あらたに動画3本が公開された。4種類のことなるカーボンファイバーで構成される新開発のシャシー。本編では、その構造を3DCGを用いて分かりやすく解説。またラミネート加工が施されたシャシーに別のコンポーネントを組み込み、オートクレーブで焼き上がるまでの様子がダイジェストで視聴できるようになっているのもおも...
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