パリ現地リポート|LAMBORGHINI
CAR / MOTOR SHOW
2015年1月26日

パリ現地リポート|LAMBORGHINI

Lamborghini|ランボルギーニ

ランボルギーニのこれからをきく!

今回のパリモーターショーでは3台の「ガヤルド」を展示したランボルギーニ。新型「ガヤルド」の発表が噂されていたがフェイスリフトにとどまっての登場になった。会場で今後のランボルギーニの展望をステファン・ヴィンケルマン社長兼CEOが語った。

Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MOCHIZUKI Hirohiko

ウルス登場の可能性はまだある

フルモデルチェンジ版の「ガヤルド」がデビューすると噂されて久しいランボルギーニ。しかし、パリモーターショー(パリサロン)で発表されたのは、「ガヤルドLP560-4」のフェイスリフトと、トップモデルである「LP 570-4 スーパーレジェーラ」と「LP 570-4 スパイダー ペルフォルマンテ」の2モデルが「エディツィオーネ テクニカバージョン」に進化したことの2点のみ。新型を待ち望んでいたファンには、いささか残念な内容といえるかもしれない。

今後のニューモデル投入計画はどうなっているのか? モーターショーの会場でランボルギーニ社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマンにきいた。

「ガヤルド、アヴェンタドールにつづく第3のモデルを投入したいというおもいはいまももっています。現在のアウトモビリ・ランボルギーニにとって、これは最優先課題といえます。それとともに、今年のジュネーブモーターショーで発表した「アヴェンタドール イオタ」のようなワンオフモデルや、生産台数がごく少ない限定モデルの追加についても検討しています」

Lamborghini Gallardo LP 570-4 Superleggera|ランボルギーニ ガヤルド LP 570-4 スーパーレジェーラ

Lamborghini Gallardo|ランボルギーニ ガヤルド

今年4月の北京モーターショーではコンセプトカー「ウルス」を公開し、SUV市場への進出にも意欲を見せた。

「北京モーターショーでのフィードバックは素晴らしいものでした。その後、ヨーロッパやアメリカでもお披露目をしましたが、ディーラーへの反応などは予想以上のものでした。ウルスを発売するかどうかは、まだ決めていません。ただし、引きつづきプロジェクトは進めています」。

この言葉からは、「ウルス」を商品化する可能性がまだ残されていることがうかがえる。

最後に、「アヴェンタドール」の発売がランボルギーニというブランドにどのような影響を与えたかについて質問した。

「アヴェンタドールのセールスは大変好調です。私たちは発売前からアヴェンタドールの成功を確信し、じゅうぶんな生産計画を立てていましたが、実際に発売してみたところ、それでも不じゅうぶんなことがわかり、先ごろ生産計画を2倍にまで引き上げました。とはいえ、いまもお客様には納車までに最大で15ヶ月間もお待ちいただいています。このモデルによってランボルギーニの知名度が向上したことは間違いありません。アヴェンタドールは、ランボルギーニというブランドを最上の形で表現したモデルだと思います」

 

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