映画
「映画」に関する記事

MOVIE|スウェーデンの半世紀前の名作『なまいきチョルベンと水夫さん』が日本に
MOVIE|スウェーデンの半世紀前の名作が日本に子どもたちの夏の冒険を描いた『なまいきチョルベンと水夫さん』世界的児童文学作家アストリッド・リンドグレーン原作で、小さな少女の冒険譚が描かれた『なまいきチョルベンと水夫さん』。この半世紀前に生み出されたスウェーデンの名作が7月19日(土)より、新宿武蔵野館ほかでロードショー中だ。Text by YANAKA Tomomi世界的な児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンが脚本を担当『長くつ下のピッピ』や“ロッタちゃんシリーズ”などの作者として知られ、スウェーデンが生んだ世界的児童文学作家アストリッド・リンドグレーン。彼女が脚本を担当した人気作が半世紀の時を越えて、ついに日本でも劇場公開される。 本作は、もともとリンドグレーンが脚本を書いた13本からなるテレビシリーズから生まれた原作本、『わたしたちの島で』のなかの物語を凝縮したもの。子どもたちと動物とのふれあい、おませな少女の恋への憧れなど、印象的なエピソードを抽出し、おなじ配役で映画...

MOVIE|トム・クルーズが超絶カリスマ・ロックスターに挑む!
MOVIE|トム・クルーズが超絶カリスマ・ロックスターに挑む!大ヒットナンバーによるミュージカル・ムービー『ロック・オブ・エイジズ』大人気のミュージカルを、トム・クルーズら豪華キャストによって映画化した『ロック・オブ・エイジズ』が、9月21日(金)から全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiキャサリン・ゼタ=ジョーンズやアダム・シャンクマン監督ら豪華布陣1980年代のロックのヒットナンバーばかりを集めた、ブロードウェイで大人気のミュージカル『ロック・オブ・エイジズ』。今回、トム・クルーズをはじめ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アレック・ボールドウィンら、ハリウッドを代表するメンバーが挑んだ“史上最強のミュージカル映画”が、日本でもこの秋公開される。この作品で“神”と呼ばれるロックスターを演じるのは、ミュージカル・ムービー初挑戦のトム・クルーズ。目に焼きついて離れないそのビジュアルもさることながら、1日5時間、週5日もボイストレーニングを敢行したという、“ロ...

ART|ドヌーヴをスターにした巨匠「ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑」展
ART|歌と音楽で映画を彩ったフランス人監督の肖像「ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑」展『シェルブールの雨傘』(1964年)、『ロシュフォールの恋人たち』(1967年)など、フランス映画にミュージカルの歓びをもたらし、日本でも高い人気を誇る映画監督ジャック・ドゥミの展覧会が、東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室にて12月14日(日)まで開催中されている。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)『ベルサイユのばら』特別上映会やトークイベントの開催も昨年パリのシネマテーク・フランセーズでおこなわれ、大成功を収めた展覧会のアジア初の巡回展「ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑」が、東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室にて現在開催中だ。1931年フランスに生まれたジャック・ドゥミは、港町ナントを拠点としながら、ドキュメンタリーの助監督を経て、アヌーク・エーメ主演の『ローラ』(1961年)で長篇デビュー。1990年に59歳という若さでこの世を去るまで、カトリ...

MOVIE|傑作『メリー・ポピンズ』誕生に隠された実話とは?
MOVIE|傑作『メリー・ポピンズ』誕生に隠された実話感動のヒューマンドラマ『ウォルト・ディズニーの約束』映画製作50周年を経て、名作ミュージカル『メリー・ポピンズ』の誕生秘話がいま明かされる。ヒューマンドラマの真骨頂『ウォルト・ディズニーの約束』が3月21日(金)よりロードショー。Text by KUROMIYA Yuzuウォルトとトラヴァースが交わしたある“約束”とは映画化に向けて情熱を燃やしつづける、ウォルト・ディズニーにとって唯一にして最大の障害――それは、映画化を頑なに拒む原作者P・L・トラヴァースだった。だれもが不可能と思ったこの映画製作は、どのような“魔法”で実現できたのか。『ウォルト・ディズニーの約束』は、ミュージカル映画の金字塔『メリー・ポピンズ』完成までの裏側に隠されていた、驚くべき秘話にインスピレーションを受けた物語。意外にもウォルト・ディズニー本人を描いたフィクション映画が作られたのは、今回がはじめてのことだ。ウォルト・ディズニーを演じるのは、彼同様にアメリ...

EAT|恵比寿ガーデンプレイスに限定屋外バー「BOMBAY SAPPHIRE BLUE OASIS BAR」
EAT|キーワードは「蒼」――屋外で映画を観ながらカクテルを楽しむ恵比寿ガーデンプレイスにオープン「BOMBAY SAPPHIRE BLUE OASIS BAR」世界No.1のプレミアムジン、ボンベイ・サファイアを使った屋外バー「BOMBAY SAPPHIRE BLUE OASIS BAR」が、7月28日(土)から8月26日(日)まで、恵比寿ガーデンプレイス内のセンター広場にオープンする。Text by IWANAGA Moritoスターライトシネマ2012開幕! 都会のブルーオアシスへ「BOMBAY SAPPHIRE BLUE OASIS BAR」は、7月28日(土)~8月26日(日)の毎週土・日曜に映画を無料上映するイベント「スターライトシネマ2012」の開催期間中に、限定で開かれる屋外バーだ。「都会のブルーオアシス」をテーマに、鮮やかなサファイアブルーにライトアップされたセンター広場。平日は都会の涼しげな風を感じながら、土・日曜は海、空、宇宙などの美しい自然の「蒼」をキーワー...

MOVIE|上流階級の豪華邸宅で繰り広げられる愛憎劇『ハウスメイド』
上流階級の豪華邸宅で繰り広げられる危ない関係映画『ハウスメイド』メイド(maid)──家事労働をおこなう女性使用人。処女、未婚の女性の意をもつ。昨年韓国で初登場1位を記録し話題騒然となった映画『ハウスメイド』が、8月27日(土)より、TOHOシネマズ シャンテ、新宿ミラノほか全国順次ロードショー公開される。Text by OPENERS主演女優チョン・ドヨン演じるメイドの本能と官能。そして衝撃のラストへ『ハウスメイド』は、故キム・ギヨン監督による1960年の傑作『下女』のリメイク版。『下女』は、上流階級の家庭にあたらしい家政婦がやって来ることで、裏切り、残酷さ、性的なオブセッションが表面化するようすを妥協のない描写で表現した作品で、当時の韓国社会に大きな衝撃をあたえ、大旋風を巻き起こした。プロデューサーを務めるジェイソン・チェ氏は、「この映画のリメイクはつねに、韓国映画にかかわるすべての者の夢だったのです」と語る。現在でも韓国を代表する映画といえばこの『下女』で、世界に傑作として広...

特集|2015年国際映画祭速報|第68回カンヌ国際映画祭
特集|第68回カンヌ国際映画祭各部門の受賞作品を最速リポート!5月13日より風光明媚な南仏の高級リゾート地で催されていた世界最大の映画祭が、24日(日本時間25日未明)に閉幕した。68回目を数え、好天に恵まれた今年のカンヌは、さまざまな面での変化が表出した年となった。現地で取材をつづけていた映画ライター、吉家容子さんのリポートとともに早速受賞作品を振り返ってみることにしよう。Text by KIKKA YokoEdited by TANAKA Junko(OPENERS)フレッシュな顔ぶれを常連監督が迎え撃つ映画祭の華であり、日本からも是枝裕和監督の『海街diary』が出品された注目のコンペ部門の審査員は、1991年の『バートン・フィンク』で最高賞のパルムドール、監督賞、男優賞の3部門を制したアメリカの兄弟監督ジョエル&イーサン・コーエン(審査委員長)以下、ギレルモ・デル・トロ監督、グザヴィエ・ドラン監督、俳優のジェイク・ギレンホール、シエナ・ミラー、ソフィー・マルソー、ロッシ・デ...

MOVIE|“終活”と真摯に向き合う究極の物語『母の身終い』
MOVIE|死後を生前から準備する“終活”と真摯に向き合う究極の物語母親と息子の絆を描いた『母の身終い』 「自分らしい最後を迎えたい」。不治の病に冒され死期が近い母親が決心した、究極の選択に戸惑う息子。死後を生前から準備する“終活”を描く『母の身終い(みじまい)』が、11月30日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu愛する人の究極の選択をどう受け止めるか 人はさまざまな出来事や、感情の激しい起伏をなんとか受け入れて、長い人生をひたすら歩んでいく。そして誰にでも訪れる最期のとき。そこで気にかかるのは人生の終わり方かもしれない。もちろん誰もが心穏やかに終焉を迎えたいと思うだろう。しかし、高齢化社会や核家族化に長じて起こる介護問題や終末医療の是非などが取りざたされる現代において、それは自分自身でコントロールできるのだろうか?『母の身終い』はそんな思いや不安を抱く私たちに、ひとつの終焉のケースを提示し、人生のあり方や最期への心が...

MOVIE|罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』
MOVIE|現代版『俺たちに明日はない』罪を背負った男女の悲劇的な愛の物語『セインツ -約束の果て-』荒涼としたテキサスの大地に生きる男女の罪を壮大な映像美で綴った悲劇的な愛の物語。『セインツ -約束の果て-』が、3月29日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu数々の映画賞を受賞した傑作が満を持して日本公開現代版『俺たちに明日はない』との呼び声高い本作。衝撃的な銃撃シーンの末に幕を閉じた、実在の銀行強盗ボニー・パーカーとクライド・バロウを元にした物語だが、もしあの二人に明日があったら、子供がいたら、きっとこんな生き方をしていたかもしれないと心揺さぶられるストーリーとなっている。監督は、2013年のバラエティ誌で「注目監督10人」の一人に選出された気鋭の若手、デヴィッド・ロウリー。本作が長編2作目となる彼は、「『俺たちに明日はない』(1967年)などの映画で描かれているような、かつてのアメリカ社会の悲劇的結末を踏襲しなが...

MOVIE|石井裕也監督が家族と向き合った『ぼくたちの家族』
MOVIE|母親が“余命1週間”を告げられたとき、家族はなにができるのか?石井裕也監督が家族と向き合った『ぼくたちの家族』近年、話題作を発表しつづけている石井裕也監督が“家族”と向き合った『ぼくたちの家族』。ある日突然、母親が余命一週間を言い渡された一家の姿を描く。5月24日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開される。Text by YANAKA Tomomi早見和真氏の同名小説を映画化『川の底からこんにちは』やアカデミー賞外国語映画賞の日本代表に選ばれた『舟を編む』など、数々の賞を受賞し、国内外から注目される存在となった石井裕也監督。「本気で家族というものに向き合いたかった」と語る彼が新作として選んだのは、母親の急な死の宣告を前に“悪あがき”する家族の姿を描いた、早見和真氏の同名小説の映画化だった。キャストは、長男役の妻夫木聡が普通の男をつややかに演じ、次男には出演作が続々と公開されている若手俳優の池松壮亮。また父親役には長塚京三、母親役には原田美枝子と、日本映画界を代表する演...

MOVIE|両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』
MOVIE|オスカー女優マリオン・コティヤールと名匠ジャック・オディアールがタッグ両脚を失った女性の再生と希望を描く『君と歩く世界』フランス人女優として49年ぶり2度目のオスカーを手にしたマリオン・コティヤールと、現代のフランスを代表する名匠ジャック・オディアール監督がタッグを組んだ『君と歩く世界』が4月6日(土)から新宿ピカデリーほかで公開される。Text by YANAKA Tomomi昨年のロンドン映画祭では最優秀作品賞を受賞両脚をなくして絶望に沈む女性が、不器用な男との出会いにより生きる喜びを呼び覚まし、自らの意思で未来へ踏み出そうとする再生と希望の物語『君と歩く世界』。昨年のロンドン映画祭最優秀作品賞を受賞した話題作がいよいよ日本でもロードショーされる。過酷なハンディキャップをもつ難役中の難役に挑んだのは、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、最近では『ミッドナイト・イン・パリ』や『ダークナイト ライジング』といったヒット作にも出演、いま国際...

MOVIE|女たちの裏切りと駆け引きの3日間『マリー・アントワネットに別れを告げて』
MOVIE|『マリー・アントワネットに別れを告げて』(1)ヴェルサイユで繰り広げられる、女たちの裏切りと駆け引きの3日間マリー・アントワネットの朗読係を務めた少女の視点からフランス革命を描く『マリー・アントワネットに別れを告げて』が、12月15日(土)からTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi(Page1)、TANAKA Junko(Page2)レア・セドゥ、ダイアン・クルーガーら豪華女優陣の競演が実現フランスでもっとも権威のあるフェミナ賞に輝いたシャンタル・トマのベストセラーを原作に、王妃に仕える朗読係というまったくあたらしいアプローチからヴェルサイユの裏側に迫る『マリー・アントワネットに別れを告げて』。朗読係のシドニーを演じるのは新鋭女優のレア・セドゥ。マリー・アントワネットにはダイアン・クルーガー、そして王妃を虜にした魅惑的なポリニャック夫人にはヴィルジニー・ルドワイヤンという豪華女優...

MOVIE|新鋭ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『複製された男』
MOVIE|「自分と瓜二つの男を発見する」という謎が謎を呼ぶミステリードゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『複製された男』ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説をカナダ人のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化したミステリー『複製された男』。7月18日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi一人二役を演じ切ったジェイク・ギレンホール新進気鋭監督として注目が集まるドゥニ・ヴィルヌーヴ。『灼熱の魂』がアカデミー賞外国語映画賞候補にあがるなど、国内外からいま、もっとも期待されるヴィルヌーヴが放つ、「自分と瓜二つの男を発見する」という謎が謎を呼ぶミステリーが到着した。主人公のアダムとアンソニーを一人二役で演じ切ったのは、『プリズナーズ』でもヴェルヌーヴ監督とコンビを組んだジェイク・ギレンホール。またアダムのセクシーな恋人にフランス人女優のメラニー・ロラン、妻役はカナダ人のサラ・ガドンが出演した。さらに、イングリッド・バーグ...

MOVIE|カンヌで「ある視点」部門グランプリを受賞した『父の秘密』
MOVIE|カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門グランプリを受賞メキシコが誇る新鋭マイケル・フランコ監督による『父の秘密』第65回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門のグランプリを受賞したメキシコ映画『父の秘密』。事故で母を亡くした後の父と娘について描いた話題作が11月2日(土)、ついに日本でも公開される。Text by YANAKA Tomomiクラスメイトを演じたのは、主演テッサ・イアの実際の友人近年、話題作を続々と世に送り出しているメキシコから、また心を深く捉える作品が誕生した。家族を喪失したその後を淡々と描きながらも、父と娘を襲うあらたな悲劇と苦悩する父親、という表現がカンヌ国際映画祭でも大きな話題にのぼったという。監督を務めたのは、メキシコ映画界きっての有望新人監督であり、本作が長編2作目となる1979年生まれのマイケル・フランコ。そして主演はデビュー作の『あの日、欲望の大地で』(2009年)で才能溢れる演技を見せたテッサ・イアだ。さらに彼女を取り巻くクラスメートは、ほとんど...

MOVIE|ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』
MOVIE|ベン・ウィショーが同性の恋人とその母の間で揺れる青年を静かに熱演ホン・カウ監督によるヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』イギリス人の人気俳優ベン・ウィショー演じるゲイの青年と中国人の初老女性との心の交流を描くヒューマンドラマ『追憶と、踊りながら』。5月23日(土)より、新宿武蔵野館、シネマ・ジャック&ベティほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi英国期待の若手ホン・カウ監督の長編デビュー作『007 スカイフォール』や『クラウド・アトラス』などで存在感のある演技を見せ、近年大きな注目を集めるベン・ウィショー。彼を主演に迎え、等身大の魅力を感じさせる『追憶と、踊りながら』が日本にも到着した。監督・脚本を務めるのは、英国期待の若手ホン・カウ監督。自身の母親への想いを重ね合わせたという長編デビュー作は、繊細でエモーショナルな演出が光る。また、デビュー作としては異例のオープニング作品に選ばれたサンダンス映画祭では見事、撮影賞を受賞した。出演は、ベン・...