4頭のラクダと愛犬とともにオーストラリアの砂漠を横断した女性の実話を描く『奇跡の2000マイル』|MOVIE

4頭のラクダと愛犬とともにオーストラリアの砂漠を横断した女性の実話を描く『奇跡の2000マイル』|MOVIE

MOVIE|4頭のラクダと愛犬とともにオーストラリアの砂漠を横断した女性の実話を描くミア・ワシコウスカ主演のロードムービー『奇跡の2000マイル』人生に行き詰った女性が、ラクダ4頭と愛犬とともに、オーストラリア西部にある3000キロもの砂漠を踏破した実話に基づく『奇跡の2000マイル』。7月18日(土)より、有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi世界的ベストセラーをジョン・カラン監督が映画化実在する女性、ロビン・デヴィッドソンが成し遂げた型破りな冒険を基にしたロードムービー『奇跡の2000マイル』。当時、写真雑誌『ナショナル・ジオグラフィック』で報じられたほか、世界的ベストセラーとなったロビン自身の回顧録『ロビンが跳ねた-ラクダと犬と砂漠 オーストラリア砂漠横断の旅』がついに映画化された。メガホンを取ったのは、オーストラリアを拠点に活躍するジョン・カラン監督。また『英国王のスピーチ』とおなじく、イアン・カニングとエミー...
『イノセント・ガーデン』パク・チャヌク監督インタビュー|INTERVIEW

『イノセント・ガーデン』パク・チャヌク監督インタビュー|INTERVIEW

INTERVIEW|『イノセント・ガーデン』パク・チャヌク監督インタビュー(1)カンヌ映画祭で審査員特別大賞を受賞した『オールド・ボーイ』のほか、『JSA』など、タブーを恐れない作風で、韓国のみならず世界的な評価を獲得しているパク・チャヌク監督。5月31日(金)から公開となる最新作は、初のハリウッド進出も同時に果たした『イノセント・ガーデン』だ。主人公は18歳になったばかりの少女、インディア。交通事故で突然、父が亡くなり、ソリの合わない母との生活がはじまろうとするとき、見知らぬ叔父、チャーリーが彼女の前に現れる。物語が進むにつれて明かされる真実とは──? 観る者、誰もが衝撃を受ける、この映画に込めた想いを、パク監督本人に聞いた。Text by TASHIRO ItaruPhotographs (portrait) by KAMIYAMA Yosuke映像美と作り込んだディテール作品を観て、まず驚くのは圧倒的な映像の美しさ。主要な登場人物はインディアをはじめとする3人で、舞台も、彼ら...
 『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ×ティム・バートンが贈る最高のファンタジー|MOVIE

『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ×ティム・バートンが贈る最高のファンタジー|MOVIE

MOVIE|「不思議の国のアリス」のその後の世界『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ×ティム・バートンが贈る最高のファンタジー『アリス・イン・ワンダーランド』 いよいよ公開! 日本中が待ちわびたティム・バートン監督最新作『アリス・イン・ワンダーランド』がついに4月17日(土)より公開される。Text by OPENERSジョニー・デップ×ティム・バートンの最強タッグが贈る奇妙なファンタジーティム・バートン監督が今回挑むのは、児童文学史上もっとも愛されたヒロイン『不思議の国のアリス』。イギリスの数学者であり作家のルイス・キャロルによって1897年に発表された名作は、これまで多くのクリエイターたちを刺激しつづけてきた。ティム・バートンもそのひとりである。本作は自身が長年にわたり映画化を願いつづけ、ついに実現した渾身の作品である。その注目度の高さは、先日おこなわれたジャパンプレミアに駆けつけたファンの多さを見れば明らかだろう。©Disney Enterprises, Inc....
ジム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』|MOVIE

ジム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』|MOVIE

MOVIE|何世紀もの間愛し合ってきた、吸血鬼のラブストーリージム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(1)“孤高の映像作家”として、リスペクトを集めつづけるジム・ジャームッシュ監督。7年間温めつづけていた構想をもとに、4年ぶりに発表した新作が『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』だ。何世紀にもわたり愛し合ってきた吸血鬼のラブストーリーが12月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomiティルダ・スウィントンが吸血鬼に!『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984年)や『ブロークン・フラワーズ』(2005年)など、一貫してアウトサイダーを描いてきたジム・ジャームッシュ監督。“インディペンデント映画の巨匠”と呼ばれ、熱い支持を受けつづける彼が放つ新作は、何世紀もの間、人目を忍んで生きつづけてきた吸血鬼という、あらたなアウトサイダーの姿だった。ジャームッシュ監督のもとに、新旧の豪...
グレン・クローズが女優人生をかけて製作『アルバート氏の人生』|MOVIE

グレン・クローズが女優人生をかけて製作『アルバート氏の人生』|MOVIE

MOVIE|男性として生きてきた女性が真のアイデンティティを取り戻すグレン・クローズが女優人生をかけ製作した『アルバート氏の人生』不遇な人生を生き抜くため、男性として孤独に生きなければならなかった女性を大女優グレン・クローズが演じた『アルバート氏の人生』が、2013年1月18日(金)からTOHOシネマズ シャンテほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監督は『美しい人』などでクローズとタッグを組んだロドリゴ・ガルシアグレン・クローズが、オフ・ブロードウェイで舞台版『アルバート・ノッブス』の主役を演じたのは1982年のこと。そして、その演技でオビー賞を獲得。以来、「死ぬ前にこの役を大スクリーンで演じなければならない」という覚悟を抱いてきたという。そんな彼女がプロデューサー、共同脚本家、主演女優として、映画化を実現させたのが『アルバート氏の人生』だ。監督は『彼女を見ればわかること』や『美しい人』でクローズと組んだロドリゴ・ガルシアがメガホンを取り、競演の俳優...
旬の豪華キャストが集結した復讐劇『欲望のバージニア』|MOVIE

旬の豪華キャストが集結した復讐劇『欲望のバージニア』|MOVIE

MOVIE│アメリカがもっとも危険だった禁酒法時代が舞台旬の豪華キャストが集結した復讐劇『欲望のバージニア』禁酒法時代のアメリカを舞台に豪華キャストが出演する復讐劇『欲望のバージニア』が6月29日(土)から、丸の内TOEI、新宿バルト9ほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi脚本と音楽はカリスマミュージシャン、ニック・ケイヴが担当アメリカがもっとも危険だったと言われる禁酒法時代に“不死身”と呼ばれた実在の兄弟を描く『欲望のバージニア』。いままさに旬の豪華キャストが勢ぞろいし、愛と復讐の一大エンターテインメントを繰り広げる!監督は『ザ・ロード』(2009年)で絶賛されたジョン・ヒルコート。また脚本と音楽はカリスマ的人気を誇るミュージシャンのニック・ケイヴが担当し、多彩な才能をあらためて知らしめた。度胸と頭脳でバージニア最強を誇り、惚れた女性にはとことんピュアな二男フォレストにトム・ハーディ、失敗を重ねながらも野心を叶える末っ子のジャックはシャイア・ラブーフ...
デヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』|MOVIE

デヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』|MOVIE

欲望、賞賛がうごめく街ハリウッドを舞台に豪華キャストが贈る群像劇デヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』デヴィッド・クローネンバーグ監督と女優ジュリアン・ムーアがタッグを組み、ハリウッドを舞台にした人間ドラマ『マップ・トゥ・ザ・スターズ』が新宿武蔵野館ほかで公開中。鬼才クローネンバーグ監督とハリウッドの実力ある豪華キャストが練り上げる群像劇の幕が開ける。Text by YANAKA Tomomi 脚本家ブルース・ワグナーの実体験にもとづく物語71歳にしてなお、意欲的な作品を次つぎと世に送り出しているデヴィッド・クローネンバーグ監督。狂気と甘美な幻想をはらんだ作品を数多く手がけてきた彼の新作は、ハリウッドでリムジン運転手だった脚本家ブルース・ワグナーの実体験にもとづく物語だ。 キャストは女優のハバナ役をジュリアン・ムーアが務め、本作の演技でカンヌ国際映画祭の最優秀女優を見事に獲得。また、ミア・ワシコウスカがクローネンバーグ監督の前作『コズモポリス』...
気鋭のイギリス人監督が贈る不条理スリラー『嗤う分身』|MOVIE

気鋭のイギリス人監督が贈る不条理スリラー『嗤う分身』|MOVIE

MOVIE|ドストエフスキーの名作『分身』を映画化気鋭のイギリス人監督が贈る不条理スリラー『嗤う分身』ロシアの文豪ドストエフスキーの名作『分身』を、気鋭のイギリス人監督リチャード・アイオアディが映画化した『嗤う分身』。11月8日(土)より、シネマライズほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi若手実力派、ジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカが共演昨年の東京国際映画祭コンペ部門で『ザ・ダブル/分身』のタイトルで上映され、大きな注目を集めた『嗤う分身』が、1年のときを経てついに解禁。ドストエフスキーの不条理文学と、鬼才によるダークユーモアとロマンスをふんだんに効かせた奇想天外なエキセントリック・ワールドが繰り広げられる。メガホンを取ったのは、コメディアンや俳優としても活躍し、本作が長編2作目となるリチャード・アイオアディ監督。デビュー作『サブマリン』は2011年の第24回東京国際映画祭でも上映され、そのユニークな世界観が日本はもちろん、国際的にも高く評...
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