北京国際モーターショー 2012
「北京国際モーターショー 2012」に関する記事
北京現地リポート|Lamborghini
Lamborghini Urus|ランボルギーニ ウルスサプライズなモデル「Urus」北京モーターショーのプレスデイ初日に発表されたランボルギーニの「Urus(ウルス)」はまったくあたらしいSUVタイプのコンセプトカーだった。Text & Photographs OTANI Tatsuyaアヴェンタドールを彷彿とさせる予告なしに登場したという意味でも“サプライズ”だったが、それ以上に、たたずまいそのものが“サプライズ”なモデルが登場した。ランボルギーニは北京モーターショーのプレスデイ初日の4月23日に、まったくあたらしいSUVタイプのコンセプトカー「ウルス(Urus)」を発表した。ランボルギーニのSUVといえば、1985年に発売されたLM002がすぐに思い出される。450psを発揮するV12エンジンを搭載し、最高速度210km/hに達したLM002は300台ほどが生産されただけで1992年に生産終了となったので、“ランボ”にとってはちょうど20年ぶりにSUVが復活したことに...
SUVコンセプト Urus(ウルス)発表|Lamborghini
Lamborghini Urus|ランボルギーニ ウルスランボルギーニSUVのコンセプトカー 「Urus」 を発表ランボルギーニは4月23日から開幕している北京国際モーターショーにSUVコンセプト「Urus」を出展した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ランボルギーニ、第3のラインランボルギーニらしく牛の一種であり、17世紀に絶滅した「オーロックス」からその名がつけられた「Urus(ウルス)」は、同社が1986年から1993年まで販売したオフロードビークル「LM002」を受け継いだモデルと位置づけられる。とはいえ、フロントには大きく口をあけたエアインテークとY字型デイタイムライトがアクセントになったLEDヘッドライト、リアにはテールゲートにマウントされたスポイラーと4本のエグゾースパイプ、と外観は現在のランボルギーニのスポーツモデルと意匠をあわせたアグレッシブなものだ。ホイールは24インチ。サスペンションは可変式で、高速走行時には車高を下げる。そもそも...
BOSE、クルマ、そして中国|BOSE
BOSE|ボーズBOSE、クルマ、そして中国北京モーターショーにブースを出展し、中国国内販売店も充実させるという「BOSE」。ホームオーディオ界ではもちろん、カーオーディオ界でも、もはや世界の代表的ブランドという印象がつよい。そのボーズは中国をどう評価するのか? そして中国はボーズをどう評価するのか? カーオーディオとホームオーディオの両面から大谷達也氏がリポート。北京モーターショーを話題にした第1弾につづいて、第2弾は北京の「ボーズ・ストア」を中心に、ボーズの中国展開の“いま”を紹介する。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by OGAWA Yoshifumi北京でも変わらない「ボーズ・ストア」目指すショップは商業ビルの一画にあった。隣はマクドナルド、むかいはナイキ。それは、もはやアメリカだけでなく、ヨーロッパや日本でもお馴染みにとなった、ショッピングモールの典型的な光景である。けれども、ここはロンドンでもなければ東京でもなく、ましてやニューヨークで...
カイエンに、420馬力の「GTS」が登場|Porsche
Porsche Cayenne GTS|ポルシェ カイエンGTSカイエンに、420馬力の「GTS」が登場ポルシェは、4月23日からはじまる北京国際モーターショーにおいて、同社のスポーツSUV「カイエン」の上位モデル「カイエンGTS」をワールドプレミアすると発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)Sとターボのあいだを補完カイエンGTSは、カイエンS用の4.8リッターV型8気筒エンジンをチューンし、最高出力を400ps(294kW)から420ps(309kW)にまで引き上げたモデル。カイエンのラインナップのなかでは、カイエンSと過給機のついた最高出力500ps(368kW)のエンジンを搭載する最上位グレード「カイエン ターボ」とのあいだに位置づけられ、自然吸気ラインナップ中では最上位グレードとなる。0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は261km/h。エンジンとともにシャシーにも大幅に改良がくわえられており、カイエンSと比較して車高を24...
i8コンセプトにスパイダーが登場|BMW
BMW i8 Concept Spyder|ビー・エム・ダブリュー i8 コンセプト スパイダーi8コンセプトにスパイダーが登場BMWは東京モーターショーにも出展された、i8コンセプトのスパイダーバージョンを発表した。実車は4月23日から開催される北京国際モーターショーにてワールドプレミアを果たす。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)2シーターオープントップ化を果たすBMWは、北京国際モーターショーに先駆けてi8 コンセプト スパイダーを公開した。その基本的なスペックは、既に発表されているクーペバージョン、i8コンセプトから変化はない。おさらいするとi8コンセプトは、出力96kW(131ps)の電気モーターで前輪を、最高出力154kW(223ps)の1.5リッター3気筒ガソリンエンジンで後輪を駆動し、前輪駆動、後輪駆動、全輪駆動を切りかえる駆動システムをもつプラグインハイブリッドスポーツカーだ。総合出力は260kW(354ps)、最大トルクは550Nm。...
シトロエンDSシリーズにコンセプトカーNUMÉRO 9が登場|CITROEN
CITROEN Numero 9|シトロエン ヌメロ 9コンセプトカーNUMÉRO 9登場シトロエンはDS3、DS4、DS5につづくコンセプトカー、「Numero 9」を北京モーターショで発表する。DSシリーズは今年、中国でも発売される。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)未来のDSシリーズを象徴シトロエンは同社の中核であるDSシリーズ、DS3、DS4、DS5を今年から中国でも販売する。それを記念して、今回の北京モーターショーで発表されるのが、DSシリーズの未来を象徴するというコンセプトカー「Numero 9(ヌメロ 9)」だ。ステーションワゴン型というよりも、1.94mの全幅を持ちながら全高は1.27mと低いボディは、いわゆるシューティングブレイク型をおもわせ、スポーティさと高級感を演出。全長は4.9m、ホイールベースは3.0m。この大きな車体が広い室内空間をもたらし、機能性にもすぐれていることがシトロエンの売りだ。くわえて、この「Numero 9」は...
メルセデス・ベンツGクラスがマイナーチェンジ|Mecedes-Benz
Mercedes-Benz G-class|メルセデス・ベンツ Gクラスメルセデス・ベンツGクラスがマイナーチェンジダイムラーは、メルセデス・ベンツの本格SUV「Gクラス」をドイツ本国でマイナーチェンジした。「Gクラス」は、軍用の車両を祖にし1979年から33年ものあいだ販売されつづけている、歴史あるクロスカントリービークルだ。メルセデス・ベンツのSUVにはGクラスのほかにも「Mクラス」や「MLクラス」もあるが、高級乗用車としての快適性を追求しながらも、ラダーフレーム構造をはじめとするオフロード走破性を重視した堅牢な機構を持つ点でGクラスはほかと大きくことなる。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)AMGに「G63 AMG」と「G65 AMG」も設定今回のモデルチェンジでは、内外装の意匠が変更されたほか、V型8気筒ツインターボの「G63 AMG」とV型12気筒ツインターボ「G65 AMG」をあらたに設定。そして、最新の安全装備が選択できるようになっ...
アウディ「RS Q3コンセプト」を発表|Audi
Audi RS Q3 Concept|アウディ RS Q3コンセプトアウディ「RS Q3コンセプト」を発表アウディAGは、小型SUV「Q3」のコンセプトバリエーションとして、動力性能や内外装をスポーティにした「RS Q3コンセプト」を北京国際モーターショーにて発表する。Text by HORIGUCHI Yoshihioro(OPENERS)2.5リッターTFSIを搭載日本では未導入ではあるが、欧州ではすでに販売されている現行のモデルでは最高で155kW(211ps)の2.0リッターTFSIエンジンを搭載するQ3だが、この「RS Q3コンセプト」は2.5リッター5気筒ターボエンジンを搭載し最大出力を265kW(360ps)に高め、0-100km/h加速を5.2秒でこなし、最高速度を265km/hをほこる。トランスミッションは7段Sトロニック、駆動はアウディ得意のクワトロ、つまり4輪駆動となる。細部までこだわったディテール外装内装ともに細部にいたるまでスポーティさを主張する、凝ったつ...
三菱、新型「アウトランダー」をアジア初披露!|MITSUBISHI MOTORS
三菱自動車|MITSUBISHI MOTORS安全、快適、環境性能に優れた新世代SUV新型「アウトランダー」、北京国際モーターショーでアジア初披露!三菱自動車は4月23日からはじまる北京国際モーターショーにおいて、“安全で快適、環境にやさしい”新世代SUV「アウトランダー」をアジア初披露する。Text by TANAKA Junko(OPENERS)コンパクトSUVから、デビュー30周年を迎える「パジェロ」まで、計10台を出展中国市場ではいま、SUV(スポーツ用多目的車)へのニーズが高まっている。それを受け、三菱自動車は年内にコンパクトSUV「ASX」(日本名は「RVR」)の現地生産を開始すると発表。SUVラインナップの強化に力を注いでいる。今回、待望の“アジアデビュー”を果たす新型アウトランダーは、クラストップレベルの低燃費、低いCO2の排出量を誇る、エココンシャスな新世代SUV。新開発の可変動弁機構を採用した2.0リッターと2.4リッターの新型4気筒SOHCエンジンを搭載。車体...
コンセプトスタイルクーペ公開|Mercedes-benz
Mercedes-benz Concept Style Coupe|メルセデス・ベンツ コンセプト スタイル クーペコンセプト スタイル クーペ公開メルセデス・ベンツは「コンセプト スタイル クーペ」を北京モーターショーで公開する。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ショーに先駆けて情報開示された「コンセプト スタイル クーペ」は、これまで噂されていたコンパクト4ドアクーペで、メルセデス・ベンツによれば挑発的で力強いイメージを打ち出している。公開されたモデルは、全長4,637×全幅1,891×全高1,398mmのボディに、ターボチャージャーで過給される4気筒の新型ガソリンエンジンを搭載。最高出力155kW(211ps)を発生し、7G-DCTこと7段デュアルクラッチオートマチックトランスミッションを介して4輪を駆動するという。注目は複雑な動きをみせるヘッドライトとテールライト。詳細はぜひ、記事下の動画を参照していただきたいが、スタンバイ状態ですでに赤く光っ...
アウディA6 L e-tron conceptを北京で発表|Audi
AUDI A6L e-tron concept|アウディ A6L eトロン コンセプトアウディ A6L eトロン コンセプト発表アウディは、A6のロングホイールベース版「A6 L」にプラグインハイブリッドを搭載した「A6 L e-Tronコンセプト」を北京国際モーターショーにて発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihioro(OPENERS)長距離のEV走行が可能アウディ「A6 L e-tronコンセプト」は、155kw(211ps)の2リッター直列4気筒TFSIエンジンに、70kW(95ps)を出力するモーターを搭載する、プラグインハイブリッドモデル。パラレル式が採用されており、モーターのみの駆動でも平均時速60km/hで最長80kmまで走行することができるという。この水冷式の大容量リチウムイオンバッテリーは車体後部に搭載される。「アウディ ウルトラ」と呼ばれる軽量化がA6 L e-tronにも施されており、ボディのおよそ10パーセントをアルミニウムで構成してい...
アウディ、Q3に2台のコンセプトカーを発表|Audi
Audi RS Q3 Concept & Q3 jinlong yufeng|アウディ RS Q3コンセプト & Q3 金龍馭風アウディ、Q3に2台のコンセプトカーを発表今回の北京国際モーターショーにおいて、アウディはQ3をベースにした2つのモデルを発表している。ひとつが、事前情報にもあった「RS Q3コンセプト」、もうひとつが辰年にちなんだスポーツユーティリティコンセプト「Q3 jinlong yufeng(金龍馭風=風のなかの金龍の意)」だ。Text by HORIGUCHI Yoshihioro(OPENERS)迫力と俊足のQ3RS Q3コンセプトは既報のとおり、2.5リッター直列5気筒TFSIエンジンを搭載し、265kW(360ps)を出力。静止状態から100km/hまでの加速を5.2秒でこなす、パワフルなモデルだ。カーボンファイバー(CFRP)を多用したパンパーやスポイラーにより迫力を増したエクステリアは、青をベースにかすかに黄色の混じったマットな「オルド...
イヴォーク×ヴィクトリア・ベッカム|Range Rover
Range Rover Evoque|レンジローバー イヴォークヴィクトリア・ベッカム×イヴォークジャガー・ランドローバーは北京国際モーターショーでヴィクトリア・ベッカムとのコラボレーションにより誕生した特別なイヴォーク、「イヴォーク スペシャル エディション ウィズ ヴィクトリア・ベッカム」を公開した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)イギリスらしさで勝負イギリスのファッションデザイナーにして、サッカー選手デイヴィッド・ベッカム氏のご婦人、ヴィクトリア・ベッカムとランドローバーデザインチームとのコラボレーション「レンジローバー イヴォーク スペシャル エディション ウィズ ヴィクトリア・ベッカム」。このモデルは、デザインのカスタマイズ幅がひろいことがひとつの大きな魅力であるイヴォークにくわえられた、限定200台の特別注文車だ。イギリスらしさを武器に初回出荷分はすべて中国に投入するという。エクステリアは手作業で仕上げられたマットなグレーのボディカラーに...
フェラーリのハイブリッドシステム「HY-KERS」を発表|Ferrari
Ferrari|フェラーリフェラーリのハイブリッドシステム「HY-KERS」を発表フェラーリは40パーセントのエミッション削減を実現するというハイブリッドシステム「HY-KERS」の実験段階が終了したと発表した。公開されたシステムのイメージはリアミッドにV12エンジンを搭載する車種にむけたものだ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)F1由来のハイブリッドシステム北京国際モーターショーにて、フェラーリ「F12ベルリネッタ」がついにアジアプレミアを果たした。同時に、2010年にジュネーブモーターショーで発表された「HY-KERS(ハイ・カーズ)」の進展も報告されている。「HY-KERS」は2010年当時、同社の「599」にハイブリッドシステムを搭載するプロジェクトとして発表された。今回の北京での情報公開はその続報だ。「HY-KERS」は軽量コンパクトなハイブリッドシステムで、40パーセント以上のCO2排出量削減という環境性能の向上だけでなく、「KERS(運動...
ファントムIIにエクステンデッド ホイールベースを追加|Rolls-Royce
Rolls-Royce Phantom Extended Wheelbase|ロールス・ロイス ファントム エクステンデッド ホイールベースファントム シリーズII ファミリーにエクステンデッド ホイールベースを追加ロールス・ロイス モーターカーズは北京モーターショーで「ファントム エクステンデッド ホイールベース」を発表した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ロールス・ロイス 中国に展開今年、3つのショールームを中国にオープンし、さらにその後、5つを追加するというロールス・ロイス モーターカーズは、昨年、上海で発表された「ゴースト エクステンデッド ホイールベース」につづき、「ファントム エクステンデッド ホイールベース」を北京国際モーターショーにて公開した。これは、ジュネーブモーターショーで公開された「ファントム シリーズII」のバリエーションモデル。意匠変更を受けたバンパーと、走行状況にあわせて光の向きと形をかえるLEDヘッドライトを特徴としたフ...