SUVコンセプト Urus(ウルス)発表|Lamborghini
Lamborghini Urus|ランボルギーニ ウルス
ランボルギーニSUVのコンセプトカー 「Urus」 を発表
ランボルギーニは4月23日から開幕している北京国際モーターショーにSUVコンセプト「Urus」を出展した。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
ランボルギーニ、第3のライン
ランボルギーニらしく牛の一種であり、17世紀に絶滅した「オーロックス」からその名がつけられた「Urus(ウルス)」は、同社が1986年から1993年まで販売したオフロードビークル「LM002」を受け継いだモデルと位置づけられる。とはいえ、フロントには大きく口をあけたエアインテークとY字型デイタイムライトがアクセントになったLEDヘッドライト、リアにはテールゲートにマウントされたスポイラーと4本のエグゾースパイプ、と外観は現在のランボルギーニのスポーツモデルと意匠をあわせたアグレッシブなものだ。
ホイールは24インチ。サスペンションは可変式で、高速走行時には車高を下げる。そもそもの全高も1.66mと、同クラスのSUVのなかでは非常に低い。ちなみに全長は4.99m、全幅は1.99m。
インテリアにはレザーに独特のデザインのカーボンパネルがアクセントをくわえる。またタッチパネルのインフォテインメントシステムはフロントにはもちろんリアにも搭載する。
エンジンについての詳細はあきらかになっていないものの、「LM002」がカウンタックの5.2リッターV12気筒エンジンを搭載し、444ps(331kW)の最高出力と500Nmの最大トルクを発生したのにたいし、Urusの最高出力は600ps(440kW)とされ、これを、ライバルとなる車種とくらべると、もっとも低いCO2排出量で発生するという。
このUrusをランボルギーニCEO ステファン・ヴィンケルマン氏は、「今後のランボルギーニ像がよくあらわれたモデルであり、ランボルギーニのスーパースポーツカーラインナップを補完する第3のライン」と位置づける。
すでに製品化が予定されており、主なターゲットは中国、ロシア、中東、アメリカ、イギリス、ドイツ。販売目標は年間3000台だ。