アウディのミッドサイズSUV「Q5」が第3世代へと進化|Audi
CAR / NEWS
2024年9月9日

アウディのミッドサイズSUV「Q5」が第3世代へと進化|Audi

Audi Q5|アウディ Q5

Q5が約7年ぶりにフルモデルチェンジ

アウディは、ミッドサイズSUV「Q5」のフルモデルチェンジを本国ドイツで発表した。

Text by YANAKA Tomomi

プラグインハイブリッドに対応する新プラットフォームをSUVで初導入

2017年に発表された2代目から約7年。ミッドサイズSUVのQ5が3代目へのフルモデルチェンジを果たした。
今回ドイツ向けに発表されたラインアップは、マイルドハイブリッドシステム「MHEVプラス」を採用したガソリン、ディーゼルのほか、スポーティなSQ5、スポーティルックなSラインで、今後はプラグインハイブリッド(PHEV)も投入する予定という。
新型Q5でまず目に飛び込んでくるのは、クルマの表情ともいうべき、フロントデザインの変化だろう。
先代よりも一段高い位置に配されたデザインエレメントは、鋭く立体的に形作られたヘッドライトがシャープな印象となり、スポーティで幅広のシングルフレームや垂直的に配置されたエアカーテンなども見て取れる。
ボディデザインでも、高いショルダーラインがフロントライトとリアライトをつなぐことで、車両をより長く見せる効果をもたらした。リアでもラインを最大限に削減することでクリアなデザインを実現している。
インテリアは先代のデザインフィロソフィを踏襲しているものの、フルモデルチェンジにより、こちらもさらに進化。リアシートがフル調整可能になり、広いトランクルームを作ることができる一方、リアシートのピッチを広くし後部座席の人がより快適に座ることもできるなど、Q5の多様な使い方を提案する。
音響設備ではバング&オルフセンのプレミアムサウンドシステムが用いられ、3Dサラウンドサウンドを生み出すほか、車内のノイズを打ち消すビークルノイズコンペンセイション機能も盛り込まれた。
デジタル面でも大きく進化。11.9インチのバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載。アンドロイド・オートモーティブOSをオペレーションシステムとして採用し、サードパーティからアプリなどもダウンロードできるという。
このほかにも学習機能を備えた音声アシスタントを介してさまざまな車両機能が操作可能。初めてアバターも採用され、中央タッチディスプレイやヘッドアップディスプレイに表示される。
このフルモデルチェンジではデザインの変更はもちろんのこと、SUVでは初めて、縦置き内燃機関を搭載する車両用プラットフォーム「PPC(プレミアムプラットフォームコンバスチョン)」を搭載。マイルドハイブリッドシステムにも対応する。
エンジンは、市場投入時に最高出力150kW(204ps)、最大トルク340Nmの2.0リッターガソリンエンジン(2.0TFSI)と、150kW(204ps)、400Nmの2.0リッターディーゼルエンジン(2.0TDI)、さらにスポーティなSQ5では270kW(367ps)、最大トルク550Nmを発生する3.0リッターV6ガソリンエンジンをラインアップ。トランスミッションはすべて7段Sトロニックデュアルクラッチが組み合わされた。
いずれも48Vの電気システムを採用したマイルドハイブリッドシステム「MHEVプラス」を搭載しており、パワートレインジェネレーター(PTG)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18kW(24ps)のパワーをプラス。
リチウムイオンバッテリーの容量は1.7kWhで、エンジン停止中でもエアコンを使用することも可能だ。
走りの面では、快適性が大幅に向上したとアウディでは謳っており、プログレッシブステアリングを標準装備。先代に比べコンフォートモードとスポーツモードの差も顕著となったという。
アウディQ5
ボディカラーは11色のカラーが設けられ、ホイールもエンジン仕様やエクステリアに応じて17~21インチを装着する。
製造は先代と同じく、ユーザーの多いアメリカに隣接するメキシコで生産されるという新型Q5。日本での導入時期や価格については未定だ。続報を待ちたい。
問い合わせ先

アウディ コミュニケーションセンター
Tel.0120-598-106
https://www.audi.co.jp/

                      
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