MOVIE|型破りなリアルドキュメント『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』

MOVIE|型破りなリアルドキュメント『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』

MOVIE|大富豪夫妻の邸宅建設計画を追った型破りなリアルドキュメント『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』不動産事業で大富豪にのぼりつめ、アメリカ最大の自宅を建てるという壮大な夢から一転、リーマンショックにより、どん底に落ちるシーゲル夫妻を追ったドキュメンタリー『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』。8月16日(土)より、新宿武蔵野館ほかで公開される。Text by YANAKA Tomomi監督は世界的な写真家のローレン・グリーンフィールド無一文からタイムシェア(共同所有)リゾートビジネスで巨万の富を得る大富豪になったデヴィッド・シーゲルと、その妻のジャッキー・シーゲルが見た夢。それはアメリカで最大の家を建てること。ベルサイユ宮殿をイメージし、ホワイトハウスの2倍の大きさというその建物の総工費はなんと100億円。そんなアメリカンドリームと、その後の顛末をカメラが追ったドキュメンタリー『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』が日本に到着した...
MOVIE|ディオールのアトリエにはじめてカメラが潜入『ディオールと私』

MOVIE|ディオールのアトリエにはじめてカメラが潜入『ディオールと私』

MOVIE|コレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリーラフ・シモンズ × フレデリック・チェン監督『ディオールと私』デザイナー、ラフ・シモンズがディオールのアーティスティック・ディレクターに就任し、自身のコレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリー『ディオールと私』。3月14日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiディオールのアトリエにはじめてカメラが潜入空席になっていたディオールのアーティスティック・ディレクターに2012年に就任したラフ・シモンズ。ベルギー出身で学生時代は工業デザインを専攻し、独学でファッション・デザインを学んできた彼は“ミニマリスト”といわれ、ムッシュ・ディオールから受け継がれたものとは対極にあると思われてきた。そのうえ、オートクチュールのコレクションを発表したことがないラフ・シモンズの大抜擢は、大方の予想を覆すものだったのだ。ファッション界を驚かせたこの“事件”...
INTERVIEW|『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー

INTERVIEW|『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー

INTERVIEW|20年来の約束を果たすべく誕生した初の3D採用作品『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 ヴィム・ヴェンダース監督 来日記念インタビュー(1)ヴィム・ヴェンダースの最新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は、ドイツの振付家ピナ・バウシュのカンパニーを追った、途轍もなく美しいドキュメンタリー・フィルムだ。20年以上にわたって監督の親友だったピナ。彼女と彼女の仕事をスクリーンに収めようとして、それが実現しかけた矢先に、ピナが突然の死を迎える。「にもかかわらず」苦難を乗り越えて完成したこの映画には、ピナの「想い」を引き継ぐダンサーたちの肉体が、しなやかに映し出されている。監督いわく「今まで娯楽的な使われ方をしてきた」3D映像も、この作品ではダンサーの肉体のリアリティと舞台の真実味をスクリーンに映し出すための、最適なツールとして使われている。ピナのファンはもちろん、彼女をはじめて知る人びとにとっても、熱狂的な感動をもたらす映像作品となった。Text ...
MOVIE|映画史に輝く巨匠のドラマティックな人生『ロマン・ポランスキー 初めての告白』

MOVIE|映画史に輝く巨匠のドラマティックな人生『ロマン・ポランスキー 初めての告白』

MOVIE|映画史に輝く巨匠が、栄光と悲しみに彩られたドラマティックな人生を激白ドキュメンタリー『ロマン・ポランスキー 初めての告白』2002年公開の『戦場のピアニスト』でカンヌ国際映画祭のパルムドールとともにアカデミー賞監督賞をダブル受賞するなど、あまたの傑作を生み出してきた巨匠ロマン・ポランスキー監督。彼が自らの言葉で激動の半生を振り返るドキュメンタリー『ロマン・ポランスキー 初めての告白』が、6月1日(土)より渋谷シアターイメージフォーラムにて6週間限定でロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiドキュメンタリーの上映を記念し、初期の名作4本も同時上映世代や国籍を超越してスターたちをキャスティング、心理劇やスリラー、フィルム・ノワール、ラブロマンス、オカルト……ジャンルを越境して映画史に残る傑作をスクリーンで披露してきたロマン・ポランスキー監督。彼が自身の生い立ちから現在までの激動の人生を自らの言葉で赤裸々に語るドキュメンタリーが、公開される。1970年代...
MOVIE|クロード・ランズマン監督によるホロコーストのドキュメンタリー3本を一挙公開

MOVIE|クロード・ランズマン監督によるホロコーストのドキュメンタリー3本を一挙公開

MOVIE|『SHOAH ショア』『ソビブル、1943年10月14日午後4時』『不正義の果て』クロード・ランズマン監督によるドキュメンタリー3本を一挙公開今年でアウシュヴィッツ強制収容所解放から70年。これまでホロコーストに関するドキュメンタリーを多く手がけてきた、クロード・ランズマン監督の代表作とも言える3本のドキュメンタリーが一挙公開。2月14日(土)から3月6日(金)まで、シアター・イメージフォーラムでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi上映時間9時間27分の超大作『SHOAH ショア』© 2013 SYNECDOCHE - LE PACTE - DOR FILM - FRANCE 3 CINÉMA - LES FILMS ALEPH1925年にフランスで生まれ、89歳を迎えたクロード・ランズマン監督。ジャーナリストを経て1973年に初監督作品『なぜイスラエルか』を発表。以降ドキュメンタリー作品を数多く手がけ、年齢を重ねてもなお衰えない創作意欲を見せ...
MOVIE|エクストリーム・スポーツのパイオニアが記録した“地球の姿”『ラスト・パラダイス』

MOVIE|エクストリーム・スポーツのパイオニアが記録した“地球の姿”『ラスト・パラダイス』

MOVIE|エクストリーム・スポーツのパイオニアが記録した“地球の姿”クライブ・ニーソン監督によるドキュメンタリー『ラスト・パラダイス』数々のエクストリーム・スポーツのパイオニアであり、科学者としての顔ももつクライブ・ニーソン監督。彼が“エキサイティングなアドベンチャー”という独自の視点を切り口に、45年間にわたり記録しつづけてきた雄大な自然の映像を物語にしたドキュメンタリー『ラスト・パラダイス』が2月14日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi「エキサイティングなアドベンチャー」というアプローチで冒険の旅へといざなうクライブ・ニーソン監督はとてもユニークな男性だ。幼少期をアフリカ東部でゾウやライオンといった野生動物と隣り合って過ごし、その後、ニュージーランドに移り住む。豊かな大自然しかない環境で、工夫しながらさまざまな遊びや冒険に仲間たちとともに挑戦。エクスストリーム・スポーツのパイオニアとしても知...
MOVIE|『デヴィッド・ボウイ・イズ』の日本公開が決定!

MOVIE|『デヴィッド・ボウイ・イズ』の日本公開が決定!

MOVIE|ロンドン・V&Aでの回顧展『David Bowie is』の全貌に触れるドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』の日本公開が決定!今年もデヴィッド・ボウイの誕生日がやってきた。1947年1月8日生まれのボウイは、今年68歳になる。ボウイとその誕生日で、世界中のファンが忘れられない出来事といえば、2年前、2013年1月8日の劇的なボウイの復活劇だろう。 Text by YOSHIMURA Eiichiあまりにも劇的で鮮烈な復活劇!2003年のコンサート・ツアー中の緊急入院と心臓の手術から、人前に出ることが次第に減り、新曲や新作アルバムの発表も10年間おこなっていなかったボウイは、ファンからもすでに引退したと思われていた。伝説のスターはもはや本当の伝説になったのだと――。ところが2013年の1月8日午前0時(アメリカ東部時間)、ボウイの誕生日を迎えた瞬間に、インターネット上でボウイの10年ぶりの新曲「ホエア・アー・ウィ・ナウ?」が映像付きでいきなり発表された...
MOVIE|世界的な音楽学校RBMAの長編ドキュメンタリーを無料配信

MOVIE|世界的な音楽学校RBMAの長編ドキュメンタリーを無料配信

MOVIE|レッドブル・ミュージック・アカデミー創立15周年記念!ドイツの人気映画監督が手がけた長編ドキュメンタリー『What Difference Do It Make? A Film About Making Music』を無料配信若く才能溢れるアーティストたちを支援してきた世界的な音楽学校「レッドブル・ミュージック・アカデミー」(RBMA)が15周年を迎えた。それを記念し、ドイツ人の人気映画監督ラルフ・シュメルバーグがRBMAを舞台に長編ドキュメンタリー映画『What Difference Do It Make? A Film About Making Music』を製作。日本語字幕版が2月18日(火)から、RBMAの日本公式サイトで無料配信される。 Text by YANAKA Tomomi音楽で生きる人びとの挑戦、そしてミュージシャンの人生を写しだす「レッドブル・ミュージック・アカデミー」(RBMA)は1998年のスタート以来、毎年ベルリンやロンドン、メルボルン、マ...
MOVIE|マークス・イムホーフ監督、ミツバチが消えた謎を追うドキュメンタリー『みつばちの大地』

MOVIE|マークス・イムホーフ監督、ミツバチが消えた謎を追うドキュメンタリー『みつばちの大地』

MOVIE|マークス・イムホーフ監督、ミツバチが消えた謎を追うドキュメンタリー『みつばちの大地』ミツバチと人間の深い関係と、その関係が脅かされる今日の状況を、最新の撮影技術をもって映像化したドキュメンタリー『みつばちの大地』。5月31日(土)より、岩波ホールほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi専用のスタジオを用意し、ミツバチの驚くべき生態を記録緑豊かな大地と多くの生命を支えるミツバチ。人間が生まれるより300万年早い、500万年前もの太古の昔から植物の花粉を運び、地球上の生命を育んできた。そして、私たち人間が食べる野菜や果物の三分の一は、ミツバチの受粉の恩恵によるものといわれている。しかし、この15年ほどの間に、ミツバチが大量死したり、失踪する現象が世界中で起きるなど、ミツバチを巡る環境に懸念が広がっている現実がある。ミツバチが消えた謎を追うとともに、驚くべき生態を見事に捉えたドキュメンタリー『みつばちの大地』が到着。代々養蜂をおこなってきた家庭に育っ...
MOVIE|“エベレスト初登頂”の偉業が3D映像でよみがえる

MOVIE|“エベレスト初登頂”の偉業が3D映像でよみがえる

MOVIE|“エベレスト初登頂”の偉業が3D映像でよみがえる本格山岳ドラマ『ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂』エドモント・ヒラリーによって達成された偉業、世界最高峰のエベレスト初登頂を描いた本格山岳ドキュメンタリードラマ『ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂』。6月28日(土)より、全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu人類史上もっとも勇敢な冒険を驚異の3D映像で再現1953年にニュージーランド人の登山家、エドモンド・ヒラリーと、ネパール人のシェルパ テンジン・ノルゲイによって成し遂げられたエベレスト初登頂。本作ではその様子を、3D再現ドラマにくわえ、当時のアーカーブ映像や本人たちのインタビュー、実際のニュース映像などを交えて、ドラマティックに描き出す。また迫力の3D映像で彼らが体験した果敢な旅へと観客を誘うだけではなく、野望や恐怖心、圧倒的な障壁を前にしたときの人間の忍耐力、勇気。どのように自分自身の悪魔に打ち勝ち、自然...
MOVIE|人生の断片をつうじて高速道路を辿る『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』

MOVIE|人生の断片をつうじて高速道路を辿る『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』

MOVIE|昨年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞人生の断片をつうじて高速道路を辿る『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』第70回という節目のベネチア国際映画祭で、ドキュメンタリー作品として初となる金獅子賞を受賞した『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』。8月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開される。首都ローマから少し外れたところで生きる愛すべき人たちの物語が叙情的に、ときにユーモラスに描かれる。Text by YANAKA Tomomi少し変わった人たちの人生にスポットライトを当てるロージ監督大都市ローマを取り巻き、全長約70キロメートルにもわたるという“大動脈”高速道路GRA。その周辺で懸命に生きる少し変わった人たちの人生にスポットライトを当てた『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』。ベネチア国際映画祭で絶賛された作品が日本でも公開される。現代イタリア文学を代表する作家イタロ・カルヴィーノの幻想小説『見えない都市』にインスパイアされた本作。マルコ・ポー...
MOVIE|女優サラ・ポーリーが自身のルーツをたどる物語『物語る私たち』

MOVIE|女優サラ・ポーリーが自身のルーツをたどる物語『物語る私たち』

MOVIE|娘が“探偵”となり母の秘められた恋の秘密に迫る女優サラ・ポーリーが自身のルーツをたどるドキュメンタリー『物語る私たち』監督、女優として活躍するサラ・ポーリーが、自身のルーツをたどったドキュメンタリー『物語る私たち』。8月30日(土)より、渋谷・ユーロスペースほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi驚くべき事実をもち前のウィットとユーモアで軽妙に描き出すアトム・エゴヤン監督の秘蔵っ子として『エキゾチカ』や『スウィート ヒアアフター』のヒロインや『死ぬまでにしたい10のこと』などに出演するほか、『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』で監督、脚本を務め、多彩な才能を発揮してきたサラ・ポーリー。イギリス出身の舞台俳優マイケルと、キャスティングディレクターに転身した元女優ダイアンのもとに1979年に生まれたサラ。彼女が監督、女優、さらに「探偵」となり、母ダイアンの恋、そして自身の出生の秘密を追った『物語る私たち』がロードショーされる。家族はもちろん、母ダ...
MOVIE|映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』フォトコンテスト開催

MOVIE|映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』フォトコンテスト開催

MOVIE|ノンフィクション映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』公開記念“生きること”を感じるフォトコンテスト開催登山者の5人に2人が命を落としているという、世界でもっとも危険な山、アンナプルナ。一人の男を救うために、その“キラー・マウンテン”へ命の危険をかえりみず集結した登山家たちのその後を追ったロードムービー『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』が、9月27日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開される。映画の公開を記念して、山やアウトドアで撮影したお気に入り写真を公式ツイッターに投稿するキャンペーンが開催中だ。Text by KAJII Makoto (OPENERS)アウトドアファン垂涎の賞品がラインナップ!映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』は、山頂までの8000メートルの道程のなか、標高7500メートル地点で7キロもつづく尾根を横断しなければならない、世界でもっとも危険なルートといわれるヒマラヤ山脈のアンナプルナ南壁をめぐる男...
MOVIE|インド“黄金寺院”で毎日振舞われるカレーの舞台裏を追うドキュメンタリー『聖者たちの食卓』

MOVIE|インド“黄金寺院”で毎日振舞われるカレーの舞台裏を追うドキュメンタリー『聖者たちの食卓』

MOVIE|インド“黄金寺院”で毎日振舞われるカレーの舞台裏を追うドキュメンタリー『聖者たちの食卓』インドのシク教の総本山にあたる“黄金寺院”で毎日10万食もの食事が巡礼者や旅行者のために無料で提供されている様子を描いたドキュメンタリー『聖者たちの食卓』。9月27日(土)より渋谷アップリンクほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi2012年の東京国際映画祭のナチュラルTIFF部門でグランプリを獲得黄金寺院とも呼ばれるハリマンディル・サーヒブはインド北西部、パキスタンとの国境付近にあり、毎日10万人分もの食事を訪れた巡礼者や旅行者に振舞うことで知られるシク教の総本山だ。このインドの聖なるキッチンの舞台裏を追い、2012年の東京国際映画祭のナチュラルTIFF部門で見事グランプリに輝いた『聖者からの食事』が『聖者たちの食卓』と改題され日本でもいよいよ公開される。監督はみずからも移動式キッチンのシェフとして腕を振るうベルギーのフィリップ・ウィチュスと、ヴァレリー...
MOVIE|北欧から届いた抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』

MOVIE|北欧から届いた抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』

MOVIE|フィンランド×パンク×個性豊かな4人のメンバー抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』フィンランドが生んだ知的障害者によるパンクバンド「ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト」。彼らの“愛ある笑い”に溢れた日常を追う抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』が、1月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開される。 Text by KUROMIYA Yuzuこれぞ本物のパンク! 聴衆を熱狂させる唯一無二の魂の叫びフィンランドのパンクシーンを賑わす、とんでもないバンドが現われた。とにかく服の縫い目が気になるギターのペルッティ、足の爪は自分で切りたいボーカルのカリ、美人議員が大好きなベースのサミ、おうちを出たくないドラムのトニ。知的障害を抱える4人の個性がぶつかり合うパンクバンドが「ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト」だ。ワークショップの一環で結成されたこのバンドの練習は一筋縄にはいかず、メンバー同士の諍いがしばしば勃発。...
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