MOVIE|世界三大映画祭を制覇した若き監督、渾身のドキュメンタリー『トラブゾン狂騒曲~小さな村の大きなゴミ騒動~』

MOVIE|世界三大映画祭を制覇した若き監督、渾身のドキュメンタリー『トラブゾン狂騒曲~小さな村の大きなゴミ騒動~』

MOVIE|世界三大映画祭を制覇した若き監督、渾身のドキュメンタリー『トラブゾン狂騒曲~小さな村の大きなゴミ騒動~』ベルリン、カンヌ、ベネチアの世界三大映画祭を30代にして制覇した、若き巨匠ファティ・アキン監督。彼が自身のルーツである、トルコの小さな村に起こった“ゴミ騒動”を追ったドキュメンタリー『トラブゾン狂騒曲~小さな村の大きなゴミ騒動~』が、8月17日(土)より上映される。Text by YANAKA Tomomi足掛け5年にわたる撮影を敢行現在はドイツを拠点として感動するトルコ移民三世のファティ・アキン監督。これまでにベルリン映画祭でグランプリを受賞した『愛より強く』、カンヌ国際映画祭の脚本賞に輝いた『そして、私たちは愛に帰る』、ベネチア国際映画祭の審査員特別賞、ヤングシネマ賞をダブル受賞した『ソウル・キッチン』など、数かずの名作を生み出してきた。『トラブゾン狂騒曲~小さな村の大きなゴミ騒動~』は、そんな才能溢れる若き巨匠が、故郷の現状を世界に訴えたいという一心で完成させた...
MOVIE│“生ける伝説” ウディ・アレンのドキュメンタリー『映画と恋とウディ・アレン』

MOVIE│“生ける伝説” ウディ・アレンのドキュメンタリー『映画と恋とウディ・アレン』

MOVIE│“生ける伝説”の創作過程と人生をはじめて解き明かすドキュメンタリー『映画と恋とウディ・アレン』 脚本家、監督、短編作家、俳優、コメディアン、ミュージシャンと、多岐にわたりその才能をいかんなく発揮し、活躍してきた“生ける伝説”ウディ・アレンの人生と創作過程を解き明かすドキュメンタリー『映画と恋とウディ・アレン』が11月10日(土)からTOHOシネマズ シャンテほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiウディ・アレン作品を彩る俳優や監督にもインタビュー10代でコメディライターとしてデビューし、スタンダップ・コメディアンとして活躍した1960年代から、その後40年以上にわたり平均年間1本以上の新作映画を発表するなど、輝かしいキャリアを築いてきたウディ・アレン。そんな彼が公認した自身“初”のドキュメンタリー映画が完成した。あふれんばかりの才能をもち、名作を次つぎと生み出す一方、かたくなにプライベートの取材や撮影などを拒むことでも知られるアレンを、1年半...
MOVIE|RBMAの日本人卒業生をフィーチャーした映像作品を限定公開

MOVIE|RBMAの日本人卒業生をフィーチャーした映像作品を限定公開

MOVIE|レッドブル・ミュージック・アカデミーの日本人卒業生をフィーチャー本ページ上で完全版(26分)の映像を限定公開『LAYERED MEMORIES -serching for the sound with Yosi Horikawa-』1998年のスタート以来、前衛的かつ創造意欲に溢れるアーティストたちを支援してきた世界的な音楽学校「レッドブル・ミュージック・アカデミー(以下、RBMA)」。日本人卒業生のYosi Horikawaのドキュメンタリー作品『LAYERED MEMORIES -serching for the sound with Yosi Horikawa-』の完全版(26分)を本ページ上で限定公開する。 Text by IWANAGA Morito(OPENERS)世界を魅了するYosi Horikawaのサウンド環境音や日常音を録音・編集して音楽を構築する唯一無二のサウンド・クリエイター、Yosi Horikawa。2009年にフランスの「エクレクティック...
MOVIE|ドキュメンタリー『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』

MOVIE|ドキュメンタリー『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』

MOVIE|マルチな才能を発揮するカメラマンが抱える孤独と悲しみに迫るドキュメンタリー『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』U2やジョイ・ディヴィジョンらを撮影し、30年以上にわたりポップカルチャーに貢献してきたフォトグラファー、アントン・コービン。彼の姿を追ったドキュメンタリー『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』が、4月6日(土)からシアター・イメージフォーラムで公開される。Text by YANAKA Tomomi女性監督のクラーチェ・クイラインズが4年にわたり密着“世界最強のロック・フォトグラファー”と評されるアントン・コービン。緻密な構図とアーティストの本質に迫るその作風は数多くのアーティストから絶大な支持を受け、ザ・ローリング・ストーンズやメタリカ、ニルヴァーナ、コールドプレイらトップアーティストの撮影はもちろん、アルバムのアート・ディレクションやステージデザイン、プロモーションビデオを手がけるなど、そのマルチな才能を生か...
MOVIE|後戻りできないテクノロジーの真実に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』

MOVIE|後戻りできないテクノロジーの真実に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』

MOVIE|遺伝子組み換え農作物と原発──後戻りできないテクノロジーの真実に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』遺伝子組み換え農作物と原子力という、20世紀に生み出されたテクノロジーの“真実”に迫るフランス人監督ジャン=ポール・ジョー監督によるドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』。6月8日(土)より、渋谷アップリンクほかで公開される。Text by YANAKA Tomomi遺伝子組み換え食品の実験にカメラが密着これまで『未来の食卓』や『セヴァンの地球のなおし方』を発表し、食の重要性を訴えつづけるジャン=ポール・ジョー監督による新作『世界が食べられなくなる日』が日本に到着した。本作ではラットに、彼らの寿命に相当する2年にわたり、遺伝子組み換え食品を与えつづけるという極秘でおこなわれた実験にカメラが密着。遺伝子組み換え食品の危険性について告発する。そして遺伝子組み換え作物の及ぼす影響と同時に描かれるのが“原発のある風景”だ。世界第二位の原発保有数であり、常にリスク...
MOVIE|娘の視点から偉大なピアニストの素顔を描く音楽ドキュメンタリー『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』

MOVIE|娘の視点から偉大なピアニストの素顔を描く音楽ドキュメンタリー『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』

MOVIE|娘の視点から偉大なピアニスト、マルタ・アルゲリッチを追う音楽ドキュメンタリー『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』現代クラシック音楽界におけるもっとも偉大なピアニスト、マルタ・アルゲリッチの素顔に迫る音楽ドキュメンタリー『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』が9月27日(土)よりロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu企画・構想3年──実の娘だから写し出せた“女神”の素顔 子どものころから類稀な才能を発揮し、16歳にして“生ける伝説”と呼ばれたピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。麗しい美貌からは想像もつかないほどの力強く圧倒的な演奏で、約50年以上にわたりクラシック界の“女神”として君臨しつづけている。しかしその一方で、急な演奏会キャンセル、父親違いの3人の娘など、スキャンダラスな私生活、気分屋で情熱的な性格は有名で「奔放な性格も彼女の芸術の一部」と称されている。本作ではそんな彼女のこれまで明かされる事のなかった極めてプライベートな部分に迫り、核心を掘り下げてゆ...
MOVIE|タンゴを巡る音楽ドキュメンタリー映画『白夜のタンゴ』

MOVIE|タンゴを巡る音楽ドキュメンタリー映画『白夜のタンゴ』

MOVIE|タンゴを巡る旅を通して繰り広げられる愛に満ちた物語音楽ドキュメンタリー映画『白夜のタンゴ』ブエノスアイレスからフィンランドへ── タンゴのルーツを巡る3人のアルゼンチン人ミュージシャン。彼らの旅を通して繰り広げられるユーモラスで愛に満ちあふれた音楽ドキュメンタリー映画『白夜のタンゴ』が、11月22日(土)よりユーロスペースほかで全国順次公開される。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)フィンランドがタンゴの聖地だなんて、だれが言ったんだ?ブエノスアイレスで活動している3人のアルゼンチン人タンゴミュージシャン、チーノ、ディピ、パブロ・グレコ。彼らはタンゴに人生を捧げ、タンゴはアルゼンチンで生まれたものだと信じて疑わない。アルゼンチン人はもちろん、世界中の多くの人がそう思っているなかで、その説に異議を唱える人物がいた。それはフィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督だ。「タンゴはフィンランドで生まれた音楽なんだ」。「カウリスマキ監督をはじめ、彼の仲間であ...
INTERVIEW|『シュガーマン 奇跡に愛された男』マリク・ベンジェルール監督インタビュー

INTERVIEW|『シュガーマン 奇跡に愛された男』マリク・ベンジェルール監督インタビュー

INTERVIEW|“現代版おとぎ話”の裏側に迫る、珠玉のドキュメンタリー『シュガーマン 奇跡に愛された男』マリク・ベンジェルール監督インタビュー(1)母国アメリカでは無名のミュージシャンが、南アフリカではビートルズやローリング・ストーンズらと肩を並べるほどのビッグ・スターだった──。にわかには信じがたいこの“現代版おとぎ話”の裏側が、もうすぐスクリーン上で明らかになる。メガホンを取ったのは、クラフトワークやビョークなどの音楽ドキュメンタリーを手がけてきたマリク・ベンジェルール。3月16日(土)から公開となる『シュガーマン 奇跡に愛された男』の魅力を、ベンジェルール監督自ら語る。Interview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)世にも不思議なロドリゲスの物語2012年7月に3館で封切られた本作は、最終的に全米150館で上映され、ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録。さらに、サンダンス映画祭やトライベッカ映画祭の観客賞、アカデミー賞の...
MOVIE|バレエダンサー 首藤康之氏のドキュメンタリー映画、クリスマス・プレミアム先行上映会開催

MOVIE|バレエダンサー 首藤康之氏のドキュメンタリー映画、クリスマス・プレミアム先行上映会開催

MOVIE|エドツワキ氏とのスペシャル対談も!バレエダンサー 首藤康之氏を追ったドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』クリスマス・プレミアム先行上映会開催世界的なバレエダンサー 首藤康之氏を2009年冬から11年春まで追いかけたドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』が、12年1月7日(土)から全国順次公開される。それに先立ち、首藤氏とアーティスト エドツワキ氏によるスペシャル対談が予定されるクリスマス・プレミアム先行上映会が12月23日(金・祝)、東京・南青山のスパイラルホールで開かれる。文=谷中朋未世界の名だたる振付家たちを魅了しつづける“孤高のダンサー”現代を代表する世界的コリオグラファー(振付家)モーリス・ベジャール氏やマシュー・ボーン氏をつぎつぎに虜にし、“孤高のダンサー”と呼ばれるトップバレエダンサー 首藤康之氏。舞台で見せる芸術性の高さと、美しさで人びとを魅了する彼のベールに包まれていた舞台裏を明らかにするドキュメンタリー映画『今日と明日の間で』が、年明け公開される...
MOVIE│劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!名作ドキュメンタリー『阿賀に生きる』

MOVIE│劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!名作ドキュメンタリー『阿賀に生きる』

MOVIE│劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!水俣病とともに生きる人びとを描く20年前の名作ドキュメンタリー『阿賀に生きる』がいま蘇る1992年にドキュメンタリー映画の常識を打ち破り、当時異例のロードショー公開された『阿賀に生きる』。そんな映画史に残る名作があらたに16ミリニュープリントで復活。11月24日(土)からユーロスペースほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi国内外のドキュメンタリー映画祭各賞を総なめ『阿賀に生きる』はドキュメンタリー映画の“開拓者”といわれ、2007年に逝去した佐藤真監督の初監督作品。監督らスタッフ7人が1989年から新潟県阿賀野川の流域に住み込み、水俣病を患いながらも変わらずに川とともに生きる3組の老夫婦をはじめ、地域の人びとの生きる喜びにあふれた豊かな暮らしをありのままに写した。新潟水俣病という社会的テーマを根底に据えながらも、公害に屈さぬ人間の命の賛歌を収めた映画は世界中に大きな感動をあたえ、1992年当時、映画館で...
MOVIE│スケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』

MOVIE│スケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』

MOVIE│1980年代のストリートカルチャーを浮き彫りにするスケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』かつてプロスケートボーダーとして名声を残したステイシー・ペラルタ監督によるスケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』がついに日本に上陸! 12月1日(土)からシネマライズにてロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi巨大なスケートボード業界の礎を築いたボーンズ・ブリゲードの真実に迫る1970年代にスケートボード界に革命を起こし、ストリートカルチャーの発信源ともなったチーム「Z-BOYS」の一員で、その後映像作家となったステイシー・ペラルタ監督。その自伝的ドキュメンタリーとして2001年に発表された『DOGTOWN & Z-BOYS』は、日本でも大きな話題となるとともに、全世界で100万枚以上のDVDセールスを記録する大ヒット作となった。そして「Z-BOYS」解散後の1980年代、ペラルタ自身がつくりあげ、低迷期に入ったスケート業界を...
MOVIE|シネマの現在と未来を探るドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』

MOVIE|シネマの現在と未来を探るドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』

MOVIE│キアヌ・リーブスによるシネマの現在と未来を探るドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』キアヌ・リーブスが企画製作し、ナビゲーターを務めるドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』が、12月22日(土)から新宿武蔵野館、渋谷アップリンクで公開される。著名監督がキアヌの質問に答え、そこから導かれる映画の現在、そして未来とは──。Text by YANAKA Tomomi著名な映画監督らが語るフィルムの魅力、デジタルの魅力およそ100年間の映画史において、唯一の記録フォーマットだったフィルム。しかし、20年前からのデジタルシネマの台頭により、いまやフィルム作品は消えつつあるのが現状だ。『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』は、デジタルとアナログが肩を並べる現在を俯瞰しながら、映画におけるデジタル革命を検証してゆく。劇中では、キアヌ・リーブスの呼びかけにより著名な映画監督がぞくぞくと登場。CGを使った『タ...
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