MOVIE│スケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』
MOVIE│1980年代のストリートカルチャーを浮き彫りにする
スケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』
かつてプロスケートボーダーとして名声を残したステイシー・ペラルタ監督によるスケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』がついに日本に上陸! 12月1日(土)からシネマライズにてロードショーされる。
Text by YANAKA Tomomi
巨大なスケートボード業界の礎を築いたボーンズ・ブリゲードの真実に迫る
1970年代にスケートボード界に革命を起こし、ストリートカルチャーの発信源ともなったチーム「Z-BOYS」の一員で、その後映像作家となったステイシー・ペラルタ監督。その自伝的ドキュメンタリーとして2001年に発表された『DOGTOWN & Z-BOYS』は、日本でも大きな話題となるとともに、全世界で100万枚以上のDVDセールスを記録する大ヒット作となった。
そして「Z-BOYS」解散後の1980年代、ペラルタ自身がつくりあげ、低迷期に入ったスケート業界を救った伝説的なチームが「ボーンズ・ブリゲード(BONES BRIGADE)」だ。前作から10年以上のときを経て、ペラルタ監督にとっても非常にパーソナルな題材に挑んだドキュメンタリーが、いよいよ公開される。
映画では「ボーンズ・ブリゲード」の主要メンバーでもあり、世界的な知名度を誇るロドニー・ミューレンやスティーヴ・キャバレロらそうそうたる面々がこぞって出演。過去の貴重なアーカイブ映像を織り交ぜ、1980年代のストリートカルチャーを浮き彫りにした本作は、今年1月に開催されたサンダンス映画祭でも大きな話題を集めた。
仕事、スキル、情熱、そして不可能を可能にする信念で、現代では何兆円という巨大産業にまで成長した、スケートボード業界の礎を築いた彼らのストーリー。伝説のチームがいま、映画になって蘇る。
『ボーンズ・ブリゲード』
12月1日(土)からシネマライズにてロードショー
監督│ステイシー・ペラルタ
出演│ロドニー・ミューレン、スティーヴ・キャバレロ、トミー・ゲレロ、マイク・マクギル、トニー・ホーク
配給│グラッシィ
2012年/アメリカ/111分