MOVIE|世界的な音楽学校RBMAの長編ドキュメンタリーを無料配信
MOVIE|レッドブル・ミュージック・アカデミー創立15周年記念!
ドイツの人気映画監督が手がけた長編ドキュメンタリー
『What Difference Do It Make? A Film About Making Music』を無料配信
若く才能溢れるアーティストたちを支援してきた世界的な音楽学校「レッドブル・ミュージック・アカデミー」(RBMA)が15周年を迎えた。それを記念し、ドイツ人の人気映画監督ラルフ・シュメルバーグがRBMAを舞台に長編ドキュメンタリー映画『What Difference Do It Make? A Film About Making Music』を製作。日本語字幕版が2月18日(火)から、RBMAの日本公式サイトで無料配信される。
Text by YANAKA Tomomi
音楽で生きる人びとの挑戦、そしてミュージシャンの人生を写しだす
「レッドブル・ミュージック・アカデミー」(RBMA)は1998年のスタート以来、毎年ベルリンやロンドン、メルボルン、マドリッド、ニューヨークなど世界各地でフェスティバルやワークショップ、レクチャーなどを開催。また、今年の秋には東京を舞台にRBMAの開催も予定さており、前衛的かつ、創造意欲にあふれるクリエイターたちの誕生を後押ししてきた。
講師陣には、ラッパーのQティップや、レゲエの大御所リー・ペリー、坂本龍一ら著名なプロデューサーやミュージシャンらを招聘。世界中の数千を越える応募者から選ばれた参加者たちは豪華講師陣とともにさまざまなプログラムに取り組むという。
すでにRBMAからは、LAのビートメイカー、フライング・ロータス、Stones Throwの看板アーティストであるアロー・ブラックらを輩出。日本からもAkiko Akiyamaやsauce81、Hiroaki OBAら才能あふれるアーティストが飛び出している。
そして、このRBMA15周年を記念して誕生した長編ドキュメンタリー『What Difference Do It Make? A Film About Making Music』。監督はカンヌ映画祭でゴールドライオン賞や映画平和賞も受賞しているラルフ・シュメルバーグが務め、昨年ニューヨークで開催されたRBMA内で撮影を敢行。ラッパーのラキムや、ミュージシャンのエリカ・バドゥ、DJのリッチー・ホゥティンらの人生を描き出しながら、音楽で生きる人びとの挑戦が写し出された。
ユニークな視点をもつラルフ・シュメルバーグ監督のレンズをとおして、音楽の枠を越え、誰もが抱えうる人生そのものにおける問いを探求した本作。音楽家として生きる真髄、トップランナーであることはどのようなことなのか。その答えをこのドキュメンタリーでさがしてみたい。