MERCEDES-BENZ
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。
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新型Eクラスステーションワゴン発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ Eクラス新型Eクラス ステーションワゴン発表ダイムラークライスラー日本は、2003年1月のデトロイトショーでデビューしたメルセデスベンツの新型「Eクラス ステーションワゴン」を、8月26日より販売を開始した。Eクラスワゴンのフルモデルチェンジは約7年ぶりとなる。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)走行安定性と快適性の両立ワールドプレミアから約半年を経て、日本に導入される新型「Eクラス ステーションワゴン」。日本におけるラインナップは、2.6リッターV6SOHC搭載の「E240 ステーションワゴン」と、3.2リッターV6SOHC搭載の「E320 ステーションワゴン アバンギャルド」の2つのグレードだ。車重が、E240セダンの1650kgに対し、ワゴンは1780kg。軽量、かつ高剛性な素材を多用し、重量増を抑えつつ強化したという。ブレーキは「SL500」などに導入されている電制ブレーキ「センソトロ...
Eクラス ステーションワゴンに新モデル登場|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ EクラスEクラスステーションワゴンに新モデル登場ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツ「Eクラス ステーションワゴン」に新グレード3車種、「E320 4MATICステーションワゴン アバンギャルド」、「E500ステーションワゴン アバンギャルド」、「E55 AMGステーションワゴン」を発表。11月20日に発売した。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)ステーションワゴンに上位グレードが登場「E320 4MATICステーションワゴン アバンギャルド」は、すでに発売されている「E320ステーションワゴン アバンギャルド」の4WD版の位置づけ。フルタイム4WDに加え、滑りやすい路面や危険回避時に威力を発揮する、電子制御ブレーキシステム「SBCR(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)」の制御を統合した「4ESPR(4エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)」を搭載。「E500ステーショ...
Eクラスに4WDモデル登場|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ EクラスEクラスに4WDモデル登場ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツ「Eクラスセダン」に4WDモデルの「E320 4MATIC アバンギャルド」を発表。11月20日に発売した。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)操縦安定性の向上に期待「E320 4MATIC アバンギャルド」は、センターデフ式フルタイム4WD。電子制御ブレーキシステムである「SBCR(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)」を、4WD向けにチューンした「4ESPR(4エレクトロニックスタビリティプログラム)」を装備。4輪が独立してブレーキやエンジン出力を制御する。これにより、走行と操縦安定性を高めることができたという。装備面では、前席シートヒーターとステアリングヒーターが標準装備される。設定は左ハンドルのみで、価格はFRモデルの40万円高となる750万円となっている。
E240アバンギャルド リミテッドを限定発売|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ EクラスE240アバンギャルド リミテッドを限定発売ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツ「E240」に、内外装の高級感を高める特別装備を施した「E240 アバンギャルド リミテッド」を発表。370台限定で、12月1日に発売した。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)Eクラスのエントリーモデル「E240」をベースに、上級グレード「アバンギャルド」仕様の装備を与え、高級感を高めた。LEDライトブレーキランプ、専用サスペンション、バイキセノンヘッドランプ&ヘッドランプウオッシャーなどの専用装備が盛り込まれている。 内装色は「グレー」。右ハンドルのみの設定で、価格はベースモデルの10万円高となる615万円。
Eクラスに特別仕様車が登場|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ EクラスEクラスに特別仕様車が登場ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツの「E240」と「E320アバンギャルド」に、特別装備を施した高級感を演出した「アバンギャルドリミテッド」を発表。4月26日より、それぞれ300台限定で販売する。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)アバンギャルドの特別仕様モデル「E240アバンギャルド・リミテッド」は、「E240」をベースに「アバンギャルド」仕様を施した特別仕様車だ。アバンギャルドならではの専用サスペンションやホワイトメーターパネルなどに加え、バイキセノンヘッドランプ&ウォッシャー、5ツインスポークアルミホイールを装備している。価格は、ベース車の9万7500円高となる645万円。一方「E320アバンギャルド・リミテッド」は、「E500アバンギャルド」のみが標準装備している「AIRマチックDCサスペンション」を採用する。インテリアには本革シートと、E...
E350アバンギャルド スポーツエディション限定発売|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ EクラスE350アバンギャルド スポーツエディション限定発売ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツ「E350アバンギャルド」と「E350 ステーションワゴン アバンギャルド」に特別装備を施した「E350アバンギャルド スポーツエディション」を発表。8月18日に発売した。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)「E350 アバンギャルド」をベースに、専用デザインリアスカートや18インチ10ツインスポークアルミホイール、本革スポーツシート、ガラス製スライディングルーフなどを装備。外装はイリジウムシルバー、内装はブラックのみの設定。価格は「E350 アバンギャルド」がベース車の63万円高となる840万円で、500台限定。「E350 ステーションワゴン アバンギャルド」が46万2000円高の861万円で、250台限定の販売となっている。
3リッターV6エンジン搭載の「E280」を追加設定|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class|メルセデス・ベンツ Eクラス3リッターV6エンジン搭載の「E280」を追加設定ダイムラー・クライスラー日本は、メルセデスベンツ「Eクラス」に3リッターV6ユニットを搭載した「E280」と、ワゴンの「E280 ステーションワゴン」を発表。8月18日に発売した。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)新しく「Eクラス」に追加されたのは新開発の3リッターV型6気筒DOHC4バルブエンジンを搭載する「E280」。この新開発エンジンは、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得ずみという。そして「E280 ステーションワゴン」は、輸入車として初の「自動車グリーン税制による減税措置対象車」となっている。今回新たに、Eクラスの全モデルに「NECK PROアクティブヘッドレスト」とよばれる追突事故時の乗員の頚椎への損傷を低減させるシステムや、ステアリングの操舵角に応じて車両の進行方向を照らし前方視認性を高め...
Mercedes-Benz CL65 AMG/CL63 AMG|メルセデス・ベンツ CL65 AMG/CL63 AMG
Mercedes-Benz CL65 AMG/CL63 AMGメルセデス・ベンツ CL65 AMG/CL63 AMG最上級モデルにふさわしい極上の仕上がりモータースポーツ活動を通じて蓄積したノウハウを、もともと高い基本性能を誇るメルセデスに注ぎ込むことで、極上の高性能モデルを提供するのがAMGだ。その頂点に君臨するモデルが、メルセデスのラグジュアリークーペをベースに開発された「CL65 AMG」と「CL63 AMG」である。専用デザインのフロントグリルに加えて、エアロダイナミクス性能向上のためにフロントスポイラーやサイドおよびリアスカートが与えられたエクステリアは、ベースの「CLクラス」とは一線を画する精悍さ。AMGオリジナルの大径ホイールも漲るエンジンパワーを予感させる。ボンネットに収まるのは、組み立て工程をひとりのマイスターがすべて担当するこだわりのエンジン。エンジンのヘッドカバーにはマイスターの名を刻んだプレートが自慢げに輝く。CL65 AMGに搭載されるのは、612ps、1...
Mercedes-Benz S65 AMG LONG/S63 AMG LONG|メルセデス・ベンツ S65 AMGロング/S63 AMGロング
Mercedes-Benz S65 AMG LONG/S63 AMG LONGメルセデス・ベンツ S65 AMGロング/S63 AMGロングスポーツカーをも震え上がらす実力メルセデス・ベンツのフラグシップサルーンとして、また、ラグジュアリーサルーンの指標として、常に時代をリードしてきた「Sクラス」。現行型は2005年のフランクフルトショーでデビューし、同じ年に日本導入を果たしている。このロングホイールベースモデルを、メルセデスのモータースポーツ活動とハイパフォーマンスモデルを手がけるAMGが、さらにエキサイティングに仕立て上げたのが「S65 AMG LONG」と「S63 AMG LONG」だ。2006年のデトロイトショーで公開されたS65 AMG LONGは、6リッターV12ツインターボを搭載するAMGモデルの頂点。最高出力612ps、最大トルク1000Nmのスペックは頂点にふさわしい豪快な走りを生みだし、0-100km/h加速4.4秒の実力はスポーツカーをも震え上がらす。一方、そ...
Mercedes-Benz CL600|メルセデス・ベンツ CL600
Mercedes-Benz CL600メルセデス・ベンツ CL600最新のテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んで威厳と優雅さ、そして、ダイナミックな走りを兼ね備えたメルセデス・ベンツのラグジュアリークーペが「CLクラス」だ。メルセデスのラージサイズクーペとしては、1952年に登場した伝説「300Sクーペ」から数えて7代目となる現行型は、2006年のデビュー。メルセデスが誇る最新のテクノロジーを惜しみなく注ぎ込んだこのクルマは、妥協のない走行性能と快適性、そして画期的な安全性を手に入れることで、強い存在感を示している。堂々たるスタイリングと贅沢なインテリアはラグジュアリークーペならでは。加えて、メルセデスの最高級セダンである「Sクラス」から譲り受けた先進のテクノロジーがCLクラスの魅力を高める。たとえば、最上級モデルの「CL600」には、絶大なパワーを生み出す5.5リッターV12ツインターボエンジンを搭載。最高出力517ps、最大トルク830Nmがもたらすのは、12気筒ならではの滑らかさ...
Mercedes-Benz SL65 AMG|メルセデス・ベンツ SL65 AMG
Mercedes-Benz SL65 AMGメルセデス・ベンツ SL65 AMG最高級ロードスターの最上級バージョンメルセデス・ベンツの最高級ロードスター「SLクラス」がフルモデルチェンジを果たしたのは2001年のこと。ガルウイングが特徴の「300SL」から数えて5代目にあたる現行型は、電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を採用してイメージを一新。さらに革新的な電子制御ブレーキや電子制御式油圧サスペンションを採用するなど、最先端のスポーツカーを印象づけた。これをもとに、AMGがモータースポーツで培った技術を活かし、さらなるパフォーマンスアップを図ったのが「SL65 AMG」だ。最大の特徴はそのエンジンで、「SL600」に搭載される5.5リッターV12ツインターボエンジンをベースに、排気量アップやターボチャージャーの変更などを施した。その結果生まれた6リッターV12ツインターボユニットは、出力で112ps、トルクで200Nmの性能向上を実現し、最高出力612ps、最大トルク1000...
Mercedes-Benz C63AMG|メルセデス・ベンツC63AMG(前編)
痛快無比のメルセデスメルセデス・ベンツC63AMG(前編)メルセデス・ベンツには、とびきりハイパフォーマンスなスペシャルライン「AMG」がある。ただの高級車ではなく、ただの高性能車でもない──そのこだわりの一端に触れてみれば、AMGの稀有なキャラクターを理解できるだろう。こんかいは、AMGのなかでも末弟にあたる「C63AMG」を紹介したい。「Cクラス」ベースのコンパクトなボディに6.2リッターもの大排気量エンジンをつめこんだ、他に類を見ない“贅沢なおもちゃ”である。文=生方聡写真=荒川正幸エンジンカバーには、このエンジンを組み上げたマイスターのサインが誇らしげに輝いている。「One man, One engine」の理念クルマ好きとして惚れ込んだエンジンを軸に、好みによってクーペやステーションワゴンといったボディスタイル、あるいはライフステージにあったサイズが選べるとしたら、どんなにうれしいことか。そんな贅沢なクルマ選びは、夢のまた夢なのか。いや、そんな夢を叶えてくれるブランドがあ...
Mercedes-Benz C63AMG|メルセデス・ベンツC63 AMG(後編)
痛快無比のメルセデスメルセデス・ベンツC63 AMG(後編)「メルセデス・ベンツC63AMG」は、過剰ともとれる性能の持ち主。その“やりすぎ”が行きつく先には、なにがあるのか?文=生方聡写真=荒川正幸過剰な性能 現在の「Cクラス」が登場したのは2007年のこと。“エレガンス”と“アバンギャルド”というふたつの個性的なラインの競演が、話題になったのは記憶に新しい。そして、これまでのメルセデスとは一線を画すスポーティな運転感覚も注目されている。なかでも「C300アバンギャルドS」は、全長4630×全幅1770×全高1430mmという、このクラスとしては手ごろなサイズのボディに、231ps/300Nmの3リッターV6エンジンを搭載。スポーティかつ余裕の走りが際だつモデルである。これだって十分すぎるくらいなのに、「C63AMG」は、C300アバンギャルドSのほぼ倍の最高出力457ps、最大トルク600Nmを手に入れているのだから、いくらAMGといえどもやりすぎではないか? どう見てもCクラ...
Mercedes-Benz SL63AMG
Mercedes-Benz SL63AMGメルセデス・ベンツ SL63AMGAMGの高い技術力2008年に実施したビッグマイナーチェンジで、ニューモデルと見まちがえるほど大きく変貌した「メルセデス・ベンツSLクラス」。そのAMG版もほぼおなじ時期にフェイスリフトを受け、これまでの「SL65 AMG」が大胆に変身するとともに、新たに「SL63 AMG」がラインナップに加わった。そのSL63 AMGにおいて、注目すべきは新開発のパワートレインだ。搭載されるエンジンは、AMGが独自に設計した6.2リッターV8で、すでにほかのAMGモデルでもおなじみのもの。最高出力525ps/6800rpm、最大トルク630Nm/5200rpmの高性能を誇り、自然吸気エンジンならではの鋭いレスポンスと排気量に見合った圧倒的な力強さを誇っている。これに組み合わされるトランスミッションが画期的だ。新開発の“AMGスピードシフトMCT”は、7段オートマチックの“7G-TRONIC”をベースに、オートマチックに不...
スーパーオープン「SLRマクラーレン・ロードスター722 S」発表
最高速335km/hのスーパーオープン、150台限定「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン・ロードスター722 S」F1でパートナーシップを組むメルセデス・ベンツとマクラーレンが手がけたスーパースポーツ「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」に、150台限定の超高性能オープン「SLRマクラーレン・ロードスター722 S」が追加される。発売は2009年1月。最後の華1955年、伝統のレース「ミッレミリア」で活躍した「メルセデス・ベンツ300SLR」。その名車からインスパイアされたという「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」は、2003年にデビューした。発売当時は、F1のウィニングチーム、ドイツのメルセデスとイギリスのマクラーレンがタッグを組んだロードゴーイング・スーパースポーツとして注目を集めたが、ポルシェやフェラーリ、アストン・マーティンなどのライバルと比して若干地味めなポジションに落ち着いてしまい、クーペは昨年生産終了、ロードスターも2009年にはプロダクションを終える。最後の...