ヴィム・ヴェンダース最新作『アランフエスの麗しき日々』|MOVIE

ヴィム・ヴェンダース最新作『アランフエスの麗しき日々』|MOVIE

MOVIE|ペーター・ハントケの戯曲を映画化女と男が織り成す会話劇ヴィム・ヴェンダース最新作『アランフエスの麗しき日々』が2017年12月より全国順次公開される。ペーター・ハントケ氏の戯曲を映画化した。ヴェンダース最新作とハントケ氏のコラボレーションは本作が5作品目。会話劇が作る静謐な世界観に注目だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)ヴェンダース初のフランス語作品ヴィム・ヴェンダース監督の最新作『アランフエスの麗しき日々』が12月より全国順次公開することが決定した。ヴェンダース監督にとって初のフランス語作品となる。本作は2016年ヴェネチア国際映画祭正式出品作品で、ヴェンダース監督が永年の友人であるオーストリア出身の作家、ペーター・ハントケ氏の戯曲を映画化した。『3枚のアメリカのJP』(1969)、『ゴールキーパーの不安』(1971)、『まわり道』(1975)、そして『ベルリン・天使の詩』(1987)に続く、ヴェンダース監督とハントケ氏の5本目のコラボレー...
音楽とカーアクションを融合!映画『ベイビー・ドライバー』|MOVIE

音楽とカーアクションを融合!映画『ベイビー・ドライバー』|MOVIE

MOVIE|エドガー・ライト監督最新作カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』!?エドガー・ライト監督最新作『ベイビー・ドライバー』が2017年8月19日(土)に新宿バルト9他全国で公開される。台詞とカーアクションシーンを音楽に織りこみ、ミュージカル映画のように仕上がっているという。6月にロサンゼルスとロンドンで開催されたプレミア上映会での評判も高く、日本での公開が楽しみな作品だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)LAで行われたプレミア上映会に豪華キャストが出席『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』などエッジの効いたコメディセンスとヴィジュアル・テクニック、そしてさまざまな映画の引用で、高い評価を得ているエドガー・ライト監督。彼が本格的ハリウッド長編映画デビューを果たし、脚本・監督を務める最新作『ベイビー・ドライバー』が2017年8月19日(土)に全国公開される。天才的なドライビングセンスを買われ、犯罪組織の“逃がし屋”として活...
特集|第70回カンヌ映画祭 受賞なくとも素晴らしい作品|MOVIE

特集|第70回カンヌ映画祭 受賞なくとも素晴らしい作品|MOVIE

特集|第70回カンヌ映画祭を振り返る2017年 映画祭 リポート(1)世界最高峰の映画祭が厳戒体制の下、5月17日~28日の12日間にわたり南フランスの高級リゾート地カンヌで盛大に開催!映画ライター、吉家容子さんが、現地の様子や作品を振り返る。惜しくも受賞を逃した作品も興味を惹かれるものばかりだ。Text by KIKKA Yokoすべての点において他の追従を許さないカンヌ映画祭カンヌの最大の魅力は、何といってもその風光明媚なロケーションと開催時期だろう。人気スターに監督、ジャーナリストや映画ビジネス関係者が世界中から集う会期中は、陽光きらめくコートダジュールのこぢんまりとした高級リゾード地(イメージ的には、ご近所のニースが熱海でカンヌは葉山かな)が、映画祭一色に染まる。続々と現地入りした大物スターが、レッドカーペットでフラッシュの洪水を浴びる姿も映画祭の名物で、メイン会場周辺は詰めかけた観光客や映画ファンで黒山の人だかりとなる。また、上映作品のハイレベルさも周知されている。三大映...
世界各国で称賛されたドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』|MOVIE

世界各国で称賛されたドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』|MOVIE

MOVIE|父と娘の普遍的な関係をあたたかく、ユーモアを交えて描く『ありがとう、トニ・エルドマン』父と娘の普遍的な関係を、あたたかさとユーモアを交えて描いたドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』が6月24日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi監督は『恋愛社会学のススメ』を手掛けた女性監督マーレン・アデ仕事一筋で笑顔を忘れかけている娘を心配した父が“トニ・エルドマン”という別人に扮して、神出鬼没に娘のもとにあらわれ、騒動を巻き起こしていく『ありがとう、トニ・エルドマン』。昨年のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアされ、米国アカデミー賞ノミネートなど各国で40を超える賞に輝いた作品が日本でも上映される。脚本、監督を手掛けたのは、ドイツ人女性監督のマーレン・アデ。自身の長編2作目であり、ベルリン国際映画祭で審査員グランプリと銀熊賞(最優秀女優賞)に輝いた『恋愛社会学のススメ』(2009年)につづく長編3作目の作品と...
マイウェン監督が語る『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』|INTERVIEW

マイウェン監督が語る『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』|INTERVIEW

マイウェン監督作『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』甘いだけではない愛を描いた意欲作に込めた思いとは(1)フランス映画界のお家芸といえば、恋愛もの。その王道を行く大人の愛のドラマが、彼の国から届いた。惹かれあうほど傷つけ合い、近づこうとするほどすれ違う―。情熱的に愛してしまったからこそ、痺れるように甘くそれでいて切ない毒を互いの胸に流し込んでしまう男と女を軸に描いた映画『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』は、甘いだけではない愛の正体を、リアルに、そして官能的に映し出す10年に及ぶドラマだ。メガフォンを執ったのは、新進気鋭のマイウェン監督。リュック・ベッソンの元パートナーにして、女優としても活躍していた彼女が、激しく求め合うがゆえに痛みと向き合う男女を描いた意欲作に込めた思いを聞いた。Photographs by YOSHIDA MitsuhiroHair and Make-up by KUBO MarikoText by MAKIGUCHI Juneアーティストは常に自分の感情...
祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.16  祐真キキさん

祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.16 祐真キキさん

Page. 1今回のゲストは、アメリカで大ヒットしたテレビドラマシリーズ『HEROES Reborn(ヒーローズ・リボーン)』のメインキャストに抜擢され、レギュラー出演したことで日本でも話題となった女優の祐真キキさん。今月28日(水)には日本のドラマデビューを控え、今後ますますの活躍が期待される。祐真朋樹・弊誌編集大魔王の実の姪でもあるキキさんの幼い頃の話など家族トークに花を咲かせつつ、普段は見られないキキさんの素顔を紹介する。Interview by SUKEZANE TomokiPhotographs by TANAKA TsutomuHair and Make-up by SOYA KyokoText by ANDO Sara (OPENERS)夢は女優業と人道支援活動を両立させること祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) 久しぶりですね。今は東京に一時帰国しているそうですが、帰ってきてどれぐらいですか? 祐真キキさん(以下、キキ) そんなに久しぶりじゃないような気がしますけど(...
ブラッド・ピット×ロバート・ゼメキスが贈る感涙のラブストーリー『マリアンヌ』|MOVIE

ブラッド・ピット×ロバート・ゼメキスが贈る感涙のラブストーリー『マリアンヌ』|MOVIE

MOVIE|ブラッド・ピット×ロバート・ゼメキスが贈る感涙のラブストーリー『マリアンヌ』ハリウッドを代表する俳優ブラッド・ピット主演最新作は名匠ロバート・ゼメキスとの待望の初タッグ。世界的に活躍する実力派マリオン・コティヤールが謎めいた妻マリアンヌを演じる。時代に翻弄されながらも愛する人を信じて運命に立ち向かうマックスとマリアンヌが繰り広げる切ないラブストーリー『マリアンヌ』は大ヒット上映中。Text by OPENERS72時間以内に疑いを晴らせなければ、妻の命をこの手で奪わなければならない前作、アンジェリーナ・ジョリーと最後の夫婦共演として話題になった『白い帽子の女』に続き、苦悩の夫役を演じるブラッド・ピット。最新作では『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞®監督賞を受賞し、近年もその円熟した表現力によって寡作ながらも良作を作り続けている名匠ロバート・ゼメキスと待望の初タッグを組んだ。本作は、戦争時代、時代に翻弄されながらも愛する人を信じて運命に立ち向かうマックスとマリ...
東京国際映画祭コンペティション作品『雪女』3月4日より公開|MOVIE

東京国際映画祭コンペティション作品『雪女』3月4日より公開|MOVIE

MOVIE|怪奇文学「雪女」を映画化繊細ではかなく美しい愛の物語杉野希妃が監督・主演を務める『雪女』。第29回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、雪と光の映像美、クラシカルな美学、伝統を現代へ活かそうとする試みが高い評価を得た。豪華俳優・スタッフが贈る、自然と人間の関係性を静謐(せいひつ)に描き出した話題作だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)自然と人間の関係を端正に描く100年以上前に小泉八雲が著した「怪談」は、日本各地の伝説を怪奇文学に昇華させた作品。その中の一編「雪女」を、杉野希妃氏が独自の解釈で映画化した。ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一周忌法要の帰り道に、巳之吉は美しい女ユキと出会う。やがてふたりは結婚し、娘ウメが生まれる。14 年後、美しく聡明な少女に成長したウメは、茂作の遠戚にあ...
『マグニフィセント・セブン』が予習できる特別映像が公開|MOVIE

『マグニフィセント・セブン』が予習できる特別映像が公開|MOVIE

MOVIE|原案「七人の侍」・「荒野の七人」豪華キャストで甦るアクション超大作『七人の侍』と『荒野の七人』をリメイクしたアクション超大作『マグニフィセント・セブン』。公開直前に、キャストインタビューやメイキングシーンを堪能できる4分間の特別映像が解禁された。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)キャストインタビューやメイキングを詰め込んだ4分間黒澤明監督の1954年の代表作『七人の侍』。その舞台を西部開拓時代に移してハリウッドリメイクされた、1960年の名作『荒野の七人』。これらの傑作の魂を受け継いだアクション超大作が『マグニフィセント・セブン』だ。昨年のトロント映画祭オープニング作品、ヴェネツィア映画祭クロージング作品として高い評価を受け、昨年9月の全米公開では初登場No.1の大ヒットを記録。この度、いよいよ日本で公開される。映画公開前に解禁されたのが、キャストインタビューや本編映像、メイキングシーンなどが盛り込まれた特別映像。解禁された映像では、悪に立ち向...
巨匠マーティン・スコセッシが日本文学の金字塔『沈黙』をついに映画化!|MOVIE

巨匠マーティン・スコセッシが日本文学の金字塔『沈黙』をついに映画化!|MOVIE

MOVIE|日本文学の金字塔「沈黙」が完全映画化!遠藤周作×マーティン・スコセッシ『沈黙‐サイレンス‐』アカデミー賞受賞の巨匠マーティン・スコセッシが、遠藤周作原作の「沈黙」と出会ってから28年、最高のスタッフとキャストでついに映画化! 日本からは窪塚洋介、浅野忠信も出演し、アカデミー賞®最有力の歴史的大作と言われる『沈黙‐サイレンス‐』は、1月21日(土)より全国ロードショー。Text by OPENERSアカデミー賞®最有力の歴史的大作がついに日本上陸遠藤周作没後20年の2016年。世界の映画人たちに最も尊敬され、アカデミー賞®にも輝く巨匠マーティン・スコセッシ監督が、戦後日本文学の金字塔にして、世界20カ国以上で翻訳され、今も読み継がれている遠藤周作「沈黙」をついに映画化。浅野忠信「初めて原作を読んだあの日から28年、ずっとこの作品のことを考えてきた――」1988年に初めて「沈黙」を読んだスコセッシは大きな衝撃を受け、まるで彼個人に話しかけられたような気がした。「遠藤が本で提...
ケベック映画賞最多6部門受賞! レア・プール監督作品『天使にショパンの歌声を』|MOVIE

ケベック映画賞最多6部門受賞! レア・プール監督作品『天使にショパンの歌声を』|MOVIE

ケベック映画賞最多6部門受賞!『天使にショパンの歌声を』国内外の数々の栄誉ある賞に輝いている、女性監督レア・プール。日本でもスマッシュヒットを記録した代表作『翼をください』、『天国の青い蝶』に続く新作は、音楽の力を信じて強く生きる女性たちを描く『天使にショパンの歌声を』。第18回ケベック映画賞最多6部門受賞、そして世界中の映画祭で大絶賛を博した新たな名作が誕生した。1月14日(土)より全国ロードショー。Text by OPENERS音楽の力を信じて、いま彼女たちの心は一つになる――繊細かつ温かな人間ドラマの名手として知られ、カナダ映画界を支えてきた女性監督、レア・プール。その多彩なフィルモグラフィーで、国内外の数々の栄誉ある賞に輝いた彼女の作品を目にした方も多いだろう。思春期の少女たちの愛と情熱に迫った『翼をください』、神秘の蝶と少年の奇跡の実話を映画化した『天国の青い蝶』は、日本でもスマッシュヒットを記録した。長編映画監督デビューから35年となった2015年、映像作家として円熟期...
「007」歴代ジェームズ・ボンドの等身大フィギュアが店頭に登場|BARNEYS NEW YORK

「007」歴代ジェームズ・ボンドの等身大フィギュアが店頭に登場|BARNEYS NEW YORK

BARNEYS NEW YORK|バーニーズ ニューヨーク本人公認の6体が六本木店・銀座本店で期間限定展示スパイ映画の金字塔「007」に登場した歴代のジェームズ・ボンド6人が、等身大フィギュアになって夢の競演!BARNEYS NEW YORK(バーニーズ ニューヨーク)の六本木店・銀座本店で、1月21日(土)~25日(水)と1月27日(金)~1月30日(月)に期間展示される。Text by SHIMOJO Shingo制作期間4ヶ月、総制作費1億2000万円お台場の体験型アトラクション施設「マダム・タッソー東京」での期間限定展示に先駆けたこの企画。フィギュアはボンド映画の製作会社であるイーオン・プロダクションズ協力のもと、彫刻師たちが4ヶ月もの期間をかけて制作し、着用しているディナースーツのデザインは、アカデミー衣装デザイン賞を受賞した衣装デザイナーのリンディ・ヘミングが手掛けるというこだわりよう。そしてなんとその制作費は、1体およそ2000万円。ショーン・コネリー、ジョージ・レー...
メディテーション山岳映画『MERU/メルー』監督 ジミー・チンインタビュー|INTERVIEW

メディテーション山岳映画『MERU/メルー』監督 ジミー・チンインタビュー|INTERVIEW

瞑想的・山岳ドキュメンタリー『MERU/メルー』監督インタビュージミー・チンは、なぜ山に挑み続けるのか?(1)全国で大ヒット上映中の山岳映画『MERU/メルー』は、ヒマラヤ山脈・メルー中央峰(通称「シャークスフィン」)に挑む3人のトップ・クライマーたちのヒューマン・ドキュメンタリー。同映画の監督・プロデュース・撮影、そして出演を果たしたジミー・チンによるダイナミックかつドラマチックな映像と、超人的なメンタリティを備えたクライマーたちの逞しさ、また困難に立ち向かう人間の粘り強さから、いかに「情熱を持って生きる」ことの大切さを感じさせられる作品だ。「山に登ることは、瞑想に近い感覚」。こんな監督の言葉から、“メディテーション・ムービー”とも謳われる『MERU/メルー』に込められた思いについて、世界の山岳シーンで活躍する写真家・ドキュメンタリー映像作家であり、自身もトップクライマーであるジミー・チン監督に伺った。Photographs by TANAKA TsutomuText by AS...
名作『ティファニーで朝食を』の誕生秘話が明かされるドキュメンタリー|MOVIE

名作『ティファニーで朝食を』の誕生秘話が明かされるドキュメンタリー|MOVIE

MOVIE|名作『ティファニーで朝食を』の誕生秘話が明かされるドキュメンタリー『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』1837年の創設以来、時を越えて多くの人々を魅了してきた世界的なジュエリーブランド、ティファニー初のドキュメンタリー映画がついに公開! ブランドの創業者にして‘キング・オブ・ダイヤモンド’と呼ばれたチャールズ・ルイス・ティファニーのエピソードから始まり、ブランドカラーである‘ティファニー ブルー’の誕生秘話、アカデミー賞のジュエリー選びの裏側も紹介される。また多くのセレブも登場し、米国を代表する様々なスポーツイベントとの関わりなど知られざる歴史などが次々と明らかに。11月5日(土)より新宿武蔵野館ほかロードショー。Text by OPENERS世界のあこがれ、ティファニーの秘密教えます。1837年の創設以来、多くの人々を魅了してきた世界的なジュエリーブランド、ティファニー初のドキュメンタリー映画が公開される。ブランドの創業者にして‘キング・オブ・ダイヤモンド’と呼...
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