音楽とカーアクションを融合!映画『ベイビー・ドライバー』|MOVIE
MOVIE|エドガー・ライト監督最新作
カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』!?
エドガー・ライト監督最新作『ベイビー・ドライバー』が2017年8月19日(土)に新宿バルト9他全国で公開される。台詞とカーアクションシーンを音楽に織りこみ、ミュージカル映画のように仕上がっているという。6月にロサンゼルスとロンドンで開催されたプレミア上映会での評判も高く、日本での公開が楽しみな作品だ。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
LAで行われたプレミア上映会に豪華キャストが出席
『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』などエッジの効いたコメディセンスとヴィジュアル・テクニック、そしてさまざまな映画の引用で、高い評価を得ているエドガー・ライト監督。
彼が本格的ハリウッド長編映画デビューを果たし、脚本・監督を務める最新作『ベイビー・ドライバー』が2017年8月19日(土)に全国公開される。
天才的なドライビングセンスを買われ、犯罪組織の“逃がし屋”として活躍する若きドライバー、通称「ベイビー」。彼の最高のテクニックを発揮するための小道具、それは完璧なプレイリストが揃っているiPodだ。子どものころの事故の後遺症で耳鳴りが激しい彼だが、音楽にノって外界から完全に遮断されると、イカれたドライバーに変貌する。
ある日運命の女の子デボラと出会ってしまった彼は犯罪現場から足を洗うことを決意。しかし彼の才能を惜しむ組織のボスにデボラの存在をかぎつけられ、無謀な強盗な手を貸すことになり、彼の人生は脅かされ始める—。
3月に開催されたサウス・バイ・サウス・ウェスト映画祭でお披露目され、観客賞を受賞。さらに映画評価サイトのロッテン・トマトでも“100パーセントフレッシュ”を獲得した本作。全編に流れる楽曲に合わせ、台詞やドライビングシーンを構成しており、カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』とも評される。
主人公ベイビーには、甘い顔立ちで女性を虜にした『きっと、星のせいじゃない。』『ダイバージェント』のアンセル・エルゴート、ヒロインには『シンデレラ』のみずみずしい演技が記憶に新しいリリー・ジェームズ。
またベイビーとチームを組むメンバーにはアカデミー賞主演男優賞を獲得したジェイミー・フォックス、TVシリーズ『MAD MEN マッドメン』で大ブレイクしたジョン・ハム、そして恋人役で妖艶な魅力を発揮するエイザ・ゴンザレス。同じくアカデミー賞を二度受賞したケヴィン・スペイシーがチームをまとめるボスを演じるなど豪華キャストの共演も話題になっている。
6月14日に、ロサンゼルスにてプレミア上映が行なわれ、エドガー・ライト監督、そしてキャスト陣が出席。レッドカーペットには世界各国から集まった取材陣とファンが待ち構え熱気と興奮に包まれた。
会場には本作へ出演もしているレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーや、スカイ・フェレイラも登場。R&Bシンガーとして活躍するルーク・ジェイムズらも駆けつけた。
監督のお膝元イギリス・ロンドンでもプレミア上映が行なわれ、ドラマ『SHERLOCK』でお馴染みのマーティン・フリーマンが駆け付けるなど話題性は抜群。
作品についてエドガー・ライト監督は「この映画の始まりは、オープニングでも使われているジョン・スペンサーの曲なんだ。何度も何度も聴いて、カーチェイスにぴったりな曲だなとずっと思っていた。どんな映画にするかなんて、想像もしていない頃だよ。10年以上、構想を温めてきたから、今こうして僕の頭の中だけじゃなく、作品として形になった事が信じられないし、嬉しいよ!」と語った。
既に全米で公開され、高い評判を呼んでいる。ハリウッドの一流クリエイターたちがいち早く劇場に駆けつけ、その感想をツイートするほど。日本の公開日が待ちきれない。
ベイビー・ドライバー
監督・脚本|エドガー・ライト
出演|アンセル・エルゴート、ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームズ、エイザ・ゴンザレス、ジョン・ハム、ジェイミー・フォックス
2017年/アメリカ映画/配給 ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
2017年8月19日(土) 新宿バルト9 他全国ロードショー
ベイビー・ドライバー
http://www.babydriver.jp/