デザイナーズファイル
「デザイナーズファイル」に関する記事
Levi's® Made & Crafted™|クリエイティブ ディレクターを直撃!
Levi's® Made & Crafted™|リーバイス® メイド アンド クラフテッド™LAにてクリエイティブ ディレクターに直撃インタビュー!マイルス・ジョンソンが語るブランドの理念リーバイスの歴史を踏まえたデザインに、現代の革新的な高品質素材と縫製技術を取り入れたモダンラインが「リーバイス® メイド アンド クラフテッド™」だ。ジーンズ、Tシャツ、アウターから小物までフルアイテムで展開するブランドである。そんなリーバイス® メイド アンド クラフテッド™の方向性を決定する最重要人物、クリエイティブ ディレクターのマイルス・ジョンソンをLAで直撃した。Photographs by INOUE MasaoText by TANAKA Rintarouファッションよりも“現在”をうまく組み合わせたい──あなたは現在「リーバイス® ビンテージ クロージング」(以下、LVC)と「リーバイス® メイド アンド クラフテッド™」(以下、LMC)という2つのブランドのディレクターを...
DIESEL|ニコラ・フォルミケッティが再起動させる、「DIESEL」の最新プロジェクト
DIESEL|ディーゼルニコラ・フォルミケッティが再起動させる、「DIESEL」の最新プロジェクト2013年の秋冬シーズンより、ディーゼル アーティスティック ディレクターに就任したニコラ・フォルミケッティ。レディー・ガガの元スタイリストであり、あの生肉ドレスを手がけたことでも知られている。その他、これまでに人気ブランドのファッションデザイナーやファッションディレクターとして、また、キャラクター・レーベルの「ニコパンダ」を立ち上げるなど、その活躍は多岐に渡っている。そんな彼が立ちあげた「#DIESELREBOOT」の一環である「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」について聞いた。Text by TOMIYAMA Eizaburo「まったく新しい“DIESEL(ディーゼル)のコミュニティ”を作りたい」──今回どのような経緯で「DIESEL」のアーティスティック・ディレクターに?レンツォ(ディーゼル創始者であり社長)から話があり、そこからすべてが始まったんです。──その...
Holland Esquire|デザイナー、ニック・ホーランド氏にインタビュー
Holland Esquire|ホーランド エスクワイヤー英国カントリーサイドの紳士が手がけるユニークなテーラードデザイナー、ニック・ホーランド氏にインタビュー「Holland Esquire(ホーランド エスクワイヤー)」は、リバティやハーヴェイ・ニコルズといった歴史的な百貨店などで展開され、英国を中心に高い人気を誇る、テーラードを基調としたブランドだ。2005年には、ハロッズによるエキシビション「Britain's Ten Best Tailors」にポール・スミス、ヴィヴィアン・ウエストウッド、オズワルド・ボーテングといったイギリスを代表するデザイナーとともに選出され、世界的な注目を浴びた。このたび、阪急メンズ大阪でのポップアップショップのために、デザイナーのニック・ホーランド氏が来日。カントリーサイドをルーツとし、伝統的なテーラーリングに、現代のデザイン性をミックスしたそのアイテムの魅力と文化的背景を、そして日英のファッションマーケットについても、語ってくれた。Photog...
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエル インタビュー
MARGARET HOWELL|マーガレット・ハウエルINTERVIEW with MARGARET HOWELLシンプルな服を着ることに自信があるひとが着ています2010-11秋冬コレクションの展示会が終わって、恒例となっているスタッフミーティングのために来日したマーガレット・ハウエルさん。「日本には1年に2回来ています。日本とロンドンのデザインチームはお互いを行き来したり、コミュニケーションも良好なので、毎回来日が楽しいですよ」という彼女に、多忙ななか、メンズ服をつくる理由についてうかがった。文=オウプナーズ写真=原恵美子マーガレットさんが男の服に感じる魅力とは──今回は主にメンズについてうかがいますが、マーガレットさんは男の服のどこに魅力を感じていますか?私は、メンズにかんしては、「どのようにつくられているのか」という実用性からスタートしています。デコラティブ性より実用性に興味をもっていたんですね。スカートをつくるにしてもメンズの服を参考にしていました。スーツもトレンチーコー...
beautiful people|「beautiful people」デザインチーム インタビュー(前編)
beautiful people|ビューティフル・ピープルトラッドに遊びを入れたら、おもしろかった「beautiful people」 デザインチーム インタビュー (前編)「いま注目の東京ブランドは?」と問われたら、多くのひとが真っ先に名前を挙げるひとつが「beautiful people」だろう。熱い視線を集めながらも、デザインチームの熊切秀典さん、米タミオさん、戸田昌良さん、若林祐介さんの4人はどこまでも自然。話題をさらうキッズサイズのアウターが誕生したきっかけをきいた。取材・文=津島千佳写真=高田みづほ4人をバンドのメンバーにたとえると?──まず、それぞれの役割を教えてください。熊切 僕はデザイナーと呼ばれる役目。ただ基本的にはみんなと相談するのが前提で、そこで却下されるアイデアもあるし。米タミオさん米 肩書きは企画・生産です。熊切くんと密にやってることが多いですけど、パターンだったら戸田さんで、値段のことは営業の若林さんで。僕はチームの調整役ですかね。若林 僕は小売店さん...
YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(前編)
煌びやかな80年代への憧れを投影した服「YUGE」 デザイナー 弓削 匠 インタビュー (前編)鮮やかな色づかいに、どこかノスタルジックな気持ちにさせるプリント。その発想の源は、デザイナーの弓削 匠さんの小学校時代にあった。彼と共通の思い出を多数もつアーティスト・土岐麻子さんの新アルバム『乱反射ガール』とのかかわりもお話いただいた。取材・文=津島千佳写真=原恵美子ファッションと音楽のあたらしいかかわりかた──2010年秋冬コレクションは「City Light Serenade」をテーマに掲げていますが、どのようなイメージでしょうか?夜の光のもとに集まる恋人たち。テーマは先シーズンから土岐(麻子)ちゃんと一緒に考えていて、今回もそうですね。──土岐さんの『乱反射ガール』のアートワークを手がけられたのも、その繋がりですか?そうですね。彼女とは「シンガーとデザイナーのあたらしいかかわりをしていきたいね」って話をしてて。今回の“乱反射”って言葉が僕のなかで出てきて、そのイメージを彼女にキャ...
SUEHILLO│デザイナー 末廣美子インタビュー
SUEHILLO│スエヒロ2010 SPRING&SUMMER COLLECTION「SUEHILLO」 デザイナー 末廣美子インタビューYOHJI YAMAMOTO、ISSEY MIYAKE、JUNYA WATANABEでコレクションにかかわり、フリーランスの企画・パタンナーとして活動をはじめ、2009春夏コレクションでブランドデビューした末廣美子さん。2010春夏から、ブランド名もあらたに「SUEHILLO」として、展示会を開催した。文=オウプナーズ写真=原恵美子自分磨きが大好きな女性が“見せたい”願望を服として表現しました──前シーズンまでは「HACHI」というブランド名でのコレクションでしたが、今回から「SUEHILLO」になりました。2010春夏のテーマは?今季からブランド名を新しくしたこともあり、テーマは「HELLO!」です。いま、女の人は、私も含めて、自分磨きが生活の一部になっていて、それは自分だけにとどまらずにその成果を公表したいんだと思うんです。それが、腕...
「Kaon」デザイナー・米山 薫 インタビュー(前編)
2009-10秋冬 注目のファッションデザイナー特集みんなに支えられて生まれる、大人のためのロマンティックな服「Kaon」デザイナー・米山 薫 インタビュー(前編)大人ならではの甘さ──。そんな言葉が「Kaon」のクリエイションにはしっくりとくる。オリジナリティを感じさせるデザインでありながら、着る女性を必ずかわいらしく演出する洋服はどのようにして生まれるのか。デザイナーの米山 薫さんに、原点を振り返ってもらった。取材・文=津島千佳写真=原恵美子洋服は、自分ひとりじゃ、つくれない──米山さんは、もともとデザイナー志望ではなかったとか?ええ。ものごころがついたときから服は好きだったので、服飾関係で働きたいとは思っていたんですが、とくに専門的な勉強はしなくて。学生のころにレイビームスでアルバイトをしたのがファッションのキャリアの原点ですね。そこで「Pippi」デザイナーの佐藤葉子さんとも出会ったんですよ。その後、ユナイテッドアローズに移ってからも、販売の仕事はつづけていました。ただ、服...
「Pippi」デザイナー・佐藤葉子 インタビュー(前編)
2009-10秋冬 注目のファッションデザイナー特集今シーズンの象徴的な3つのデザイン「Pippi」デザイナー・佐藤葉子 インタビュー(前編)最近、東京発のブランドが元気だ。たしかに、東京のいまの気分を皮膚感覚で感じ取るデザイナーのクリエーションには、私たちの求めているものが的確に反映されている。オウプナーズでは、いま一番ホットな東京ブランドのデザイナーにフォーカスし、クリエーションの源泉を探る「2009-10秋冬 注目のファッションデザイナー特集」の連載をスタート。ファッションコンシャスな女性たちの羨望を集めてやまないシューズブランド「Pippi(ピッピ)」デザイナー・佐藤葉子さんに話を聞いた。取材・文=津島千佳写真=原恵美子イメージがカタチになっていく過程が好き──ボリューミーなコサージュや、かかとにリボンをあしらうなど、「Pippi」のシューズはモチーフづかいが印象的なものが多いですね。デザインの着想はどこからきているのでしょうか?まず、気に入る素材を見つけること。「この素材...
小野瀬慶子 - 「The SECRETCLOSET」
大人のすてきな女性のための衣装箱The SECRETCLOSET 小野瀬慶子インタビューユナイテッドアローズのウィメンズのファッションディレクターである小野瀬慶子さんが、昨年秋に外苑前に自分のショップをオープンした。店名は「The SECRETCLOSET」。そのネーミングのとおり、大人の女性がリラックスして買い物できる空間が心地いい。Text by OPENERSPhoto by Jamandfix古いものと新しいものが生活のなかに自然に溶け込んでいる空気感を……──キラー通りからちょっと奥まって、いいロケーションですねヘアサロン「Twiggy」のオーナーの松浦美穂さんと「なにか一緒にできたらいいね」と話していたんです。松浦さんのなかに、ヘアやメイクに服などもふくめたトータルビューティ的な発想があって、店という具体的な話になったのが3、4年前。もちろん、私のなかにも潜在的にショップをやりたいという思いはありました。──それで「Twiggy」と「The SECRETCLOSET」は...
MIHARAYASUHIRO|インタビュー
ポスト東日本大震災の東京MAP - Fashion(2)ネガティブに考えないファッションを楽しむことで復興を!パリコレクションで作品を発表し、世界的に活躍をしているデザイナー 三原康裕氏。東日本大震災が起きたとき、三原氏はパリにいた。日本がとんでもないことになっていると、朝たたき起こされた。日本に電話しても誰も出ないので、ツイッターとメールで連絡。みんな元気であることを確認し、倒壊したと思ったオフィスもなんとか大丈夫だと知ったので、外せない所用のためロンドンへ移動。ロンドンの友人宅にて、TVではじめて津波の映像を見た。海外のニュースは日本のように映像が編集されておらず参上をダイレクトに伝えていたこともあり、かなり衝撃を受け他と同時に、最初は一体なにが起きたのか理解ができなかったという。そんな三原康裕氏が語る、ファッションの行方とは? Text by OPENERSPhoto by JAMANDFIX三原康裕氏が考える自分たちにできること──震災後の状況をファッションデザイナーの視点...
BAND OF OUTSIDERS|デザイナー スコット・スタンバーグ インタビュー
BAND OF OUTSIDERS|バンド オブ アウトサイダーズデザイナー スコット・スタンバーグ インタビュー「THIS IS NOT A POLO SHIRT.」 という名のポロシャツブランド『BAND OF OUTSIDERS(バンド オブ アウトサイダーズ)』は、2004年にScott Sternberg(スコット・スタンバーグ)が立ち上げたニューヨークのブランドで、古き良き時代のアメリカントラッドをベースに、サイジングやシルエットなどにあたらしい解釈とアレンジをくわえ、一躍注目のブランドとなった。伝統的な素材が好きで、テーラードの技術にこだわるスコットが、2010春夏シーズン、ついにポロシャツを解禁。待ち望まれたバンド オブ アウトサイダーズのポロシャツとは?文=オウプナーズ人物撮影=中村雅彦これは、いまのポロシャツなんだタイトなシルエットと短めの着丈のシャツに細めのネクタイというのが、バンド的な定番の着こなし。そこにジャケットやコートがくわえられてワードローブが徐々に...
「ONE GRAVITY」デザイナー、猪股裕樹氏インタビュー第一回
「ONE GRAVITY」デザイナー猪股裕樹インタビュー 第一回FASHION DESIGNER'S FILE─『ONE GRAVITY』のデザイナー猪股裕樹 インタビューの第一回目は、ブランドコンセプトを中心に、服をつくりはじめたキッカケやデザインルーツなどについてのおはなしです。まとめ=金子英史(本誌)Photo by Jamandfix─『ONE GRAVITY』という、ブランド名の由来から教えてください。わたしの場合、モノづくりの途中の過程でいろんなことを考えてしまって、どうしても紆余曲折しながら前に進んでいくんです。そのときに、そこからさらにもう一歩踏み込むと最終的にすべての考えがひとつになるんですよ。その"ひとつ考え"に惹き付けられていくという意味での『ONE GRAVITY』です。それともうひとつ意味があって、直訳すると『1気圧』という意味なんですが、気圧には高低差があって、高い方から低い方へ流れていくんです。それも理由のひとつとしてあります。ひとつのものに魅せられ、...
ミシェル・オバマのカーディガンに潜む秘密
日本で紡がれ、フランスで織られそしてミシェルのもとへ―いまや全世界の注目するファッション・アイコンとなったミシェル・オバマ。まだ記憶にあたらしい米オバマ大統領の就任式で、ミシェル夫人が着用していたイエローのコーディネートの、そのイザベル・トレドのドレスと美しくマッチしていたニナ・リッチのカーディガンには、日本人テキスタイル・デザイナーの糸が使われていた。Text by Openers大統領夫人に紡ぐ糸「ミシェル夫人着用カーディガン」をきっかけに、最近メディアも賑わしている渦中の人、佐藤正樹さんにお話を伺った。テキスタイル・デザイナー、糸作家である佐藤正樹氏の創る糸は、いまやヨーロッパのビッグメゾンのニットに続々と登場している。今回オバマ大統領夫人が着用したニナ・リッチのニットにも、佐藤氏の糸が使われていたのだ。Newsweek 「就任記念特別号」 より「正直、本当に嬉しい」と、今回のミシェルのニットの件について語る佐藤氏。取引先に知らせたところ、話題が広がったそうだが、彼の糸がヨー...
NIGEL CABOURN|ナイジェル・ケーボン スペシャル インタビュー
ナイジェル・ケーボン 2009-10秋冬コレクション スペシャル インタビュー「すごく気に入っているデザインを毎年進化させていきたい」今年8月22日にオープン以来、「ナイジェル・ケーボン」のファンはもちろん、人気エリア・中目黒の新しいファッションスポットとしても話題のショップ『THE ARMY GYM - Nigel Cabourn』。デザイナーのナイジェル・ケーボンさんに改めて2009-10秋冬コレクションのコンセプトを聞きながら、web shopping rumors(ルモアズ)のラインナップに注目!Text by OPENERSPhoto by Jamandfix80年近く経っても残っていたエベレスト挑戦の服の破片からインスパイアショップ『THE ARMY GYM - Nigel Cabourn』は気に入ってくれましたか?──はい。ナイジェルさんがおっしゃっていた「小さいけれどコンセプトの強い店」そのものですね。ありがとう。──今シーズンはこの路面店のほかに、ビームス プラス...