祐真朋樹|JOHN LAWRENCE SULLIVAN柳川荒士さんと対談!

祐真朋樹|JOHN LAWRENCE SULLIVAN柳川荒士さんと対談!

SUKEZANE Tomoki|祐真朋樹新コーナー「突撃! 隣の物づくり」第1回ゲストはJOHN LAWRENCE SULLIVANデザイナー 柳川荒士さんトモキ倶楽部の新コーナー、「突撃! 隣の物づくり」。デザイナー、アルチザン、ショップオーナー、シェフ、アーキテクト、バーテンダー……などなど、僕が会いたいひとに話を聞きに行きます。第1回のゲストは、JOHN LAWRENCE SULLIVAN(ジョン ローレンス サリバン)のデザイナー、柳川荒士さんです。Interview&Text by SUKEZANE TomokiPhoto by IGARASHI Takahiro今回で東コレは最後という噂のJOHN LAWRENCE SULLIVAN渦中のデザイナー、柳川荒士さんに真相を直撃!祐真 東京コレクションの時期ってなぜか海外ロケとかが入って日本にいなかったりすることが多くて、これまであんまりちゃんと見てこなかったんだけど、今回はずっと東京にいられたので結構いろいろ見て回...
Né-netデザイナー対談(4)

Né-netデザイナー対談(4)

「東京」ファッションの未来力(4)ファッションブランドNé-netデザイナー高島一精×島津由行島津由行さんが感じる「東京」。高島一精さんが感じる「東京」。いよいよ秋冬シーズンが本格化するいま、それぞれの思う東京を最終回で語っていただく。写真=Jamandfix構成と文=梶井 誠(本誌)東京というファッションタウンの奇妙さ──街はこれから秋冬シーズンがスタートしていきますが、今シーズンの傾向を教えてください島津由行 パリコレなどを観ると、流れでいうとエイティーズが強く色が出ていますね。たとえばライダースにジョッパーズ、足元はブーツィーという濃いスタイリングです。それと圧倒的に多いのはウィメンズはワンピース。ワンピースでのレイヤードとか、色ではグレイッシュや黒、無地など、まさにリアルクローズですよね。それを観ていると、原宿の女のコのレイヤードの着こなしに似ていて、東京はやっぱり面白いんだなと思いますね。 ──高島さんはつくり手をしてトレンドはどう捉えていますか?高島一精 トレンドに対...
Né-netデザイナー対談(3)

Né-netデザイナー対談(3)

「東京」ファッションの推進力(3)ファッションブランドNé-netデザイナー高島一精×島津由行第3回目の話題は、東京コレクションについて。2008春夏コレクションは8月30日からスタートして、ニューヨークより早く世界でいちばん最初に開催する春夏コレクションとなる。「東コレ」がファッション業界・関係者の枠を超えて、広く認知されるには……。写真=Jamandfix構成と文=梶井 誠(本誌)東京コレクションは「パリ」で開こう──『ネ・ネット』のショーは毎回仕掛けがあって大変そうですね島津 終わったら、くたくたになりますよ(笑)。でも毎回面白いですよ。仕掛けには妥協しないですからね、高島さんは。高島 ショーを見せたいというか、表現したいんですね、『ネ・ネット』の世界観を強いイメージで伝えたい。島津 3月の秋冬コレクションのときも会場に扇風機の人形を50台並べて、順に首を振らせたんです。バックステージは大変ですよ(笑)。想像したことを現実にするには手間もおカネもかかります。そこが通常のショー...
Né-netデザイナー対談(2)

Né-netデザイナー対談(2)

「東京」ファッションの発信力(2)ファッションブランドNé-netデザイナー高島一精×島津由行対談第2回は、コレクションのテーマとなった「TAIKUTSU」の表現方法に迫ります。写真=Jamandfix構成=梶井 誠(本誌)「TAIKUTSU」はネガティブじゃない──島津さんはスタイリストですが、『ネ・ネット』では演出・音楽なんですね島津由行 コレクションの仕上げにスタイリストを入れるブランドが多くなってますが、ちょっといまの東京コレクション(東コレ)は、スタイリストを入れ過ぎちゃってるかなと思ってます。逆にデザインチームでスタイリングをするのが新鮮に感じていて、あとはショー全体のつくりかたですね。スタイリストという目線から離れて、いろんな角度から演出することで、服もより面白く見えてくるので。──高島さんの服づくりは?高島一精 まずテーマ、2007-08秋冬なら「TAIKUTSU」というテーマがあって、つぎに見せる空間(ラフォーレ・ミュージアム原宿)が決まって、“こういうことをやり...
Né-netデザイナー対談(1)

Né-netデザイナー対談(1)

「東京」ファッションの創造力(1)ファッションブランド“Né-net”デザイナー、高島一精X島津由行経済産業省が後援し、官民協力しての大規模なファッションイベント「日本ファッション・ウィーク」。“日本のファッションを世界へ売り込む”という目的で年2回開かれるコレクションで、今春、ダントツの評価を得たのが『ネ・ネット』。外国人ジャーナリストが絶賛したコレクション・テーマとスタイリング、そのリアリティは、まさに東京の現在のおしゃれをビビッドに反映している。『ネ・ネット』のコレクションの演出と選曲を担当しているスタイリストの島津由行さんと、2008春夏コレクションの準備に追われるデザイナーの高島一精さんを訪ねた。構成=梶井 誠(本誌)写真=Jamandfix“TAIKUTSU”というコレクション・テーマ──まず高島さんからブランド『ネ・ネット』の紹介をお願いします。高島一精 『ネ・ネット』は2005年6月にチームがスタートし、7月末にデビュー展を開催。8月末に1号店の渋谷パルコ店がオープ...
TOGA|2011年春夏コレクション 曲線美に宿るフェティシズム

TOGA|2011年春夏コレクション 曲線美に宿るフェティシズム

TOGA|トーガ2011年春夏コレクション 曲線美に宿るフェティシズム日本のみならず世界にも多くファンをもつTOGA(トーガ)。2011年春夏コレクションでは、透け感のある素材やレオパードプリントを多用し、曲線をパズルのように組み合わせて表現されたフェティッシュなアイテムが揃った。Text by OPENERSAfternoon of Faun(牧神の午後) 空中で静止しているかのような抜群の跳躍、そして中性的な身のこなしがトレードマークであったロシアのバレエダンサー/振付師 Vaslav Fomich Nijinsky(ヴァーツラフ・フォミッチ・ニジンスキー)が手がけ、その性的な振り付けのため不評に終わった作品『Afternoon of Faun(牧神の午後)』(1912年)をテーマに掲げたTOGA2011年春夏シーズン。ニジンスキーの振り付けが高く評価されたのはストラヴィンスキー『春の祭典』(1913年)でみせた身体の曲線美を最大限に引き出した表現だった。 それは当時の...
TOGA|伊勢丹新宿店にて期間限定ショップオープン

TOGA|伊勢丹新宿店にて期間限定ショップオープン

TOGA|トーガ伊勢丹新宿店本館4階ザ・ステージに、TOGAのフルラインが登場 話題の新ライン 「Odds&Ends」 東京初お目見え人気ブランド「TOGA(トーガ)」の新ライン「Odds&Ends(オッズ&エンズ)」も揃う期間限定ショップが、6月2日(水)から6月8日(火)まで伊勢丹新宿店本館4階ザ・ステージに登場する。Text by OPENERSPhoto by TOGATOGA、TOGA PULLA、TOGA ELASTIC、Odds&Endsが一堂に集積 “ODDS & END = 半端と端っこ”“半端物やガラクタ物、既存の大量生産物を集め、そこに加工、デザインをくわえる”がコンセプトの「TOGA」の新ライン「Odds&Ends(オッズ&エンズ)」。2010年3月から福岡パルコ店で本格活動がスタートしている。今回の期間限定ショップには、「TOGA」のフルライン、「TOGA」「TOGA PULLA」「TOGA ELASTIC」「Odd...
TOGA|2010年春夏コレクション

TOGA|2010年春夏コレクション

特集|注目すべき日本人デザイナーをピックアップ「TOGA」──世界で戦う冒険者たち東京はいよいよTOKYOへ。「YOHJI YAMAMOTO」「ISSEY MIYAKE」「COMME des GARÇONS」「TSUMORI CHISATO」など、これまで数々の日本人クリエイターたちが世界へと羽ばたいていった。彼らが鍵となり開かれた扉はいま、あとにつづく若きクリエイターたちによって開け放たれた。「TOGA」「sacai」「kolor」、東京から飛び出し、世界を舞台に活躍する期待の3ブランドをピックアップ。世界の厳しい目によってより研ぎ澄まされた新しい“TOKYO”の姿とは?Text by OPENERS圧倒的な存在感! 東京モード界の異端児「TOGA」TOGA|トーガFURUTA Yasuko|古田泰子1997年のブランド立ち上げ後2001-2002秋冬東京コレクションで鮮烈なデビューを飾り、日本のファッション界に大きな衝撃を与えた。そして「SPIRAL FANTASIA」をテーマ...
『Kolor』デザイナー 阿部潤一インタビュー

『Kolor』デザイナー 阿部潤一インタビュー

kolor 2009 SPRING&SUMMER COLLECTION着たときの感覚、素材の触感、バランスの整った服『Kolor』デザイナー 阿部潤一インタビュー今回、上のギャラリー写真で紹介するのは『Kolor』春夏コレクションだが、先日、次シーズンの秋冬コレクションの展示会に行った。会場にはたくさんのバイヤーがいたが、みんな熱心にサンプルを試着して話し合っている。デザイナーの阿部さんに挨拶したら「どんどん着てみてください」と笑顔で薦められた。最近、展示会に行って作品のようなサンプルを見ることは多いが、「着てみてほしい!」と自らいうデザイナーは本当に少ない。そこに阿部さんの自信を感じた。まとめ=梶井 誠(本誌)素材もシェイプもできるだけシンプルに、いい素材で、いいシェイプをシンプルに見せよう──ブランド名の由来を教えてください特別な意味がなくて、外来語として耳に入ったときに、「ホワイト」とか「グリーン」とか短い単語で耳なじみのいい、イメージが大きすぎて、逆にイメージしづらいものが...
MONCLER S|sacaiデザイナー阿部千登勢による「モンクレール S」先行販売イベント開催

MONCLER S|sacaiデザイナー阿部千登勢による「モンクレール S」先行販売イベント開催

MONCLER S|モンクレール Ssacaiデザイナー阿部千登勢による「モンクレール S」2010-11年秋冬コレクション先行販売イベント開催「sacai(サカイ)」デザイナー 阿部千登勢による「MONCLER(モンクレール)」のミニコレクション「MONCLER S(モンクレール S)」の2010-11年秋冬コレクション先行販売イベントが西武渋谷店、阪急百貨店うめだ本店にて開催される。Text by OPENERS“発売と同時に完売”に泣く前に、気になるアイテムは手に入れて!いま海外バイヤーがもっとも注目する日本人デザイナー 阿部千登勢。彼女の手がけるブランド「sacai」では「日常のうえに成り立つデザイン」をコンセプトに、スタンダードなデザインにはエレガントな要素を、クラシックなアイテムにはひねりをくわえることで再構築された“ニュースタンダード”を表現してきた。そんな阿部千登勢をデザイナーに迎え、2010年春夏シーズンよりスタートした「モンクレール S」では、彼女の得意とするフ...
A BATHING APE®|2012春夏メンズコレクション

A BATHING APE®|2012春夏メンズコレクション

A BATHING APE®|ア・ベイシング・エイプ&reg2012年春夏コレクションブランドの象徴 “BAPE® CAMO”のグラフィックワークに注目!2月10日(金)までの期間限定で、STAR WARS™(スター・ウォーズ)とのコラボレーション第2弾となる「A BATHING APE® × STAR WARS™」を開催中。またBAPE® CARD会員限定ウェブストア『NIGO®'S FAVORITE SHOP』のスペシャル・オーダーアイテムの予約も好調な、A BATHING APE®の2012年春夏コレクションのデリバリーがスタートした。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by A BATHING APE®2012年の最新ストリートスタイルがここにある日本を代表するトップストリートクリエイターとして、毎シーズンのコレクションに熱い視線が集まるア・ベイシング・エイプ®。2012年春夏コレクションは、ワーク、アウトドア、ミリタ...
YOHJI YAMAMOTO|19年ぶりに東京でコレクションショー「THE MEN」開催

YOHJI YAMAMOTO|19年ぶりに東京でコレクションショー「THE MEN」開催

YOHJI YAMAMOTO|ヨウジヤマモト19年ぶりに東京でコレクションショーを開催YOHJI YAMAMOTO THE MENText by OPENERS服というものと再び向き合うひとつの機会となれば──「服をファッションから取りもどす」――1981年以降、発表の場をパリに移してからも変わらず訴えつづけてきた山本耀司の信念である。母国日本では長らくコレクションショーをおこなっていなかったが、いまあらためて東京に帰り、洋服の価値というものを日本で提示したいという理念のもと、デザイナー山本耀司によるメンズコレクションショー「THE MEN」が19年ぶりに東京で開催された。「YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)」が見せる“MADE IN JAPAN”にこだわった“かっこいい”男たち。デザイナー 山本耀司は、72年にY’s を立ち上げ、77年に東京コレクションで発表して以来、今日まで30 年あまりにわたりクリエイション活動をつづけてきた。モノトーンを中心としたカラーパレット...
YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(後編)

YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(後編)

YUGE|ユージュ東京ブランドにはないクリエーションを提案していきたい「YUGE」 デザイナー 弓削 匠 インタビュー (後編)「ファッションはカルチャーのなかのone of them」と語る弓削さんが、つぎに目指すものとは? 弓削さんから見た東京ブランドのなかでの「YUGE」のポジショニングを聞くうちに、クリエーションに対する自信も見えてきた。取材・文=津島千佳写真=原恵美子コカ・コーラのコマーシャルがつくりたい──毎シーズン、コレクションが完成したときの満足感はありますか?できあがったときにはまったく興味がなくなっていて(笑)、展示会の途中から、つぎのシーズンに意識が向かいはじめています。──デザイナーによっては、服は自分の子ども、というとらえ方をされる方もいらっしゃいますが。僕にはその感覚はまったくないですね。クリエーターがよく言うように、僕も満足することはないし、つぎからつぎへとやりたいことが出てくるから、どうしても気持ちはつぎにいっちゃって。あといまコマーシャルを撮りたい...
YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(前編)

YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(前編)

煌びやかな80年代への憧れを投影した服「YUGE」 デザイナー 弓削 匠 インタビュー (前編)鮮やかな色づかいに、どこかノスタルジックな気持ちにさせるプリント。その発想の源は、デザイナーの弓削 匠さんの小学校時代にあった。彼と共通の思い出を多数もつアーティスト・土岐麻子さんの新アルバム『乱反射ガール』とのかかわりもお話いただいた。取材・文=津島千佳写真=原恵美子ファッションと音楽のあたらしいかかわりかた──2010年秋冬コレクションは「City Light Serenade」をテーマに掲げていますが、どのようなイメージでしょうか?夜の光のもとに集まる恋人たち。テーマは先シーズンから土岐(麻子)ちゃんと一緒に考えていて、今回もそうですね。──土岐さんの『乱反射ガール』のアートワークを手がけられたのも、その繋がりですか?そうですね。彼女とは「シンガーとデザイナーのあたらしいかかわりをしていきたいね」って話をしてて。今回の“乱反射”って言葉が僕のなかで出てきて、そのイメージを彼女にキャ...
ato|2011-12秋冬コレクション速報

ato|2011-12秋冬コレクション速報

ato|アトウ“Elegance”をテーマに優美で洗練されたスタイルを提案2011-12秋冬コレクション速報東日本大震災の影響を受けて、多くのブランドのコレクションショーが中止になったり、展示会形式に変わった今季。「ato」は、春夏のトラッドスタイルから一変し、ウールアイテムが充実した2011-12秋冬コレクションを発表。クリエイティビティがもつパワーを遺憾なく発揮した。Text by OPENERSモードの創造というatoらしさ溢れるデザイン&スタイリングスポーティなアイテムをミックスしてつくるカジュアルなプレッピースタイルを提案した2011年春夏コレクションから、ハンサムな女性が着こなすような、端麗かつ、上品なジャケットスタイルをメンズに取り入れた表現が新鮮な2011-12秋冬コレクションへ。「ato」らしいきれいなシルエットはそのまま、ツィードやチェックのテーラードの定番生地をスモークカラーで表現したり、atoの基本カラーでもあるブラックを基調としたタキシードや、トレンチスタ...
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