デザイナーズファイル
「デザイナーズファイル」に関する記事
UNITED ARROWS|「MP di Massimo Piombo」マッシモ・ピオンボ インタビュー
UNITED ARROWS|ユナイテッドアローズ2012-13年秋冬最注目ブランド「MP di Massimo Piombo」デビューマッシモ・ピオンボ インタビューユナイテッドアローズの2012-13年秋冬カタログが8月24日(金)から店頭配布が開始され、いよいよあたらしいシーズンが本格的に立ち上がる。今シーズンのユナイテッドアローズ メンズのブランドラインナップのなかでとくに注目されているのが、マッシモ・ピオンボ氏がイタリアを代表するキートン(Kiton)グループと連携する新ブランド、「MP di Massimo Piombo」。なぜキートングループと? とマッシモに問うと、「キートンの現在のCEO、アントニオ・デ・マティスと私のフィロソフィーが近かったので、キートンの素晴らしい技術が活きる重衣料をお願いしたのです」と答えた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Kenta――その“フィロソフィーが近い”とはどう...
Mr.BATHING APE|NIGO自らが着る最新秋冬コレクション
Mr.BATHING APE®|ミスター ベイシング エイプ最新秋冬コレクションは、自らがモデルとなって登場!NIGO®インタビューBAPE®が提案するメンズドレスレーベル「Mr.BATHING APE®(ミスター ベイシング エイプ)」が、今シーズンよりBAPE.COMにくわわり、ウェブストアでの販売をスタート。また、ミスター ベイシング エイプをコンセプトにしたショップが、銀座の「BAPE STORE® / ドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソン」に併設され、フルコレクションが揃うことに。今回は、LOOK BOOKにはじめてNIGO®氏が登場し、6つのスタイルを提案している。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shinカメラマン鈴木 心氏がとらえた、Mr.BATHING APE®×NIGO®の世界ミスター ベイシング エイプは、これまでユナイテッドアローズとのコラボレーションレーベルとし...
KENNETH FIELD|デザイナー草野健一による新ブランド「ケネスフィールド」解説
KENNETH FIELD™|ケネスフィールドグレーフランネルとグルカトラウザーに象徴される新ブランド、スタート!草野健一が語る新ブランド「KENNETH FIELD™」BEAMS PLUSのディレクターを務めていた草野健一さんが、自身のメンズブランド「KENNETH FIELD™(ケネスフィールド)を2012-13年秋冬コレクションからスタートした。草野さん自身の名前からネーミングされた新ブランドについてうかがった。Text by KAJII Makoto (OPENERS)ブランドコンセプトは“For NEW TRADITIONALIST”ケネスフィールドでは、草野さん自身が体験した1980年代以降のアメリカントラディショナルクロージングを中心に、1900年代初頭から現代までの、各年代のさまざまな国や地域のカルチャーに着目することをデザインソースとしたコレクションを展開する。──ブランド「KENNETH FIELD™」をスタートさせた理由は?今回は、一から自身のスキルでモノ作り...
「Terrem」デザイナー 8M(アトム)インタビュー
「Terrem」デザイナー 8M(アトム)インタビューrumorsで人気の新鋭シューズブランド「Terrem(テレム)」。ブランド名は、Terra=大地、着地と、Remark=再注目をかけ合わせた造語であり“足もとを見直す”という意味が込められている。デザイナーはこれまでに数多くブランドのシューズをOEMで請け負い、またドメスティック スニーカーブランドの先駆けともいえる「TAS」を手がけていたことで知られる8M(アトム)氏。今回は、そんな彼にブランドのポリシーについてうかがった。文=富山英三郎写真=Jamandfix―― 現在はスニーカーが中心ですが、レザーシューズなどを手がけられたこともあるのですか?もともとは、そっちのほうが得意なんですよ。イギリスの某老舗メーカーでノウハウからトラディッショナル的なスタイルにいたるまでを勉強させていただきました。でも、職人は10年以上修行を積んでやっと認められる世界なので、恐れ多くて経歴にはカウントできないですね。―― 一般的にはTASのイメ...
2009-10秋冬コレクション 「CICATA」 リヒト インタビュー
2009-10秋冬 注目のファッションデザイナー特集テーマは、グランド・ツアー(大陸旅行)2009-10秋冬コレクション「CICATA」リヒト インタビュー17、18世紀の大学生にとって、ギリシャやローマ文化に接して見識を深めるヨーロッパ旅行(グランドツアー)は、富裕層においてはごく当たり前のことであったという。そんな贅たくな旅行に着想を得たのが、2009-10秋冬の「CICATA」。デザイナーのリヒト氏に話を聞いた。Text by OPENERSいまの時代では想像できない“修学旅行”のイメージがインスピレーション今回のコレクションは、オスカー・ワイルドをテーマとしました。彼のバイオグラフィーを丹念に調べていくと、グランドツアー(大陸旅行)という、日本でいう修学旅行のようなものがあったことを知りました。当時の裕福な貴族の子どもたちは、休暇中に侍従や家庭教師たちを従えて、遊学と称して、パリやローマで勉強したり、文化交流をしたそうで、オスカー・ワイルドもそれに似せて旅行をしたそうですが...
CRAM JAM CHEST|デザイナー、野口祐輔インタビュー
CRAM JAM CHEST|クラムジャムチェストデザイナー、野口祐輔インタビューファッションブランド「gomme」のディビジョンチーフを経て、2006年に「CRAM JAM CHEST(クラムジャムチェスト)」を設立したデザイナー、野口祐輔さん。ファッションからアートへと横断したアプローチが生みだす「表情」のかずかずに、魅了された方も多いことだろう。彼がなぜこの表現方法を選んだか? その真意がいま語られる。Text by OPENERSPhoto by Jamandfixぬいぐるみではない、アートピースOPENERS まず野口さんにお聞きしたいのは、デザインの対象がファッションからクラフト寄りのアートピースへと変化を遂げた経緯、そのきっかけは何だったのでしょうか?野口 もともとアパレルの世界に5年半ほど携わってきました。そのなかで「洋服が平面であること」に疑問をもちはじめたのが最初です。立体としての服を製作するのに、平面にすべてを落とし込まなければならない。「これで本当の立体か」...
J&M DAVIDSON|“永遠のベーシック”と称されるバッグたち
J&M Davidson|J&M デヴィッドソン“永遠のベーシック”をつくりつづけるブランドが迎えた25周年ブランド設立25周年を迎えた「J&M Davidson(J&M デヴィッドソン)」。ジョンとモニクのふたりが手掛けるこのアクセサリーブランドは、彼ら夫婦が(そして、いまでは彼らの娘もくわわって)守りつづけてきたファミリービジネスである。たった1本のベルトからはじまったこのブランドは、いまやその“顔”であるバッグやレザーグッズ、クロージングにまで取り扱うアイテムの幅を広げ、誰もが知るラグジュアリーなブランドとなった。Text by OPENERSPhoto by Jamandfix→ J&M Davidson 商品一覧ブランドのはじまりは“ドッグカラー”NEW VIVIの新色を手にしたモニク・デヴィッドソンさんモニク あるとき革製のドッグカラーとリードを見つけたんですが、そこに使われていた革がとても美しかった。「これをウエストに巻いてみた...
GRIFFIN|自らのスタイルを貫きつづけて──ジェフ・グリフィンインタビュー
GRIFFIN|グリフィン自らのスタイルを貫きつづけてアウトドアやミリタリーなどタフなユーティリティウェアを、コンテンポラリーに解釈し独自のアーバンスタイルへと生まれ変わらせる「グリフィン」。そのデザイナー、ジェフ・グリフィンに今シーズンのテーマ、とりわけ“アーカイブの参照”について話を聞いた。Text by OPENERSPhoto by TAKADA Mizuho顧客からのフィードバックもまたブランドを進化させる──グリフィンのウェブサイトは充実していると聞きます。そこではエンドユーザーとのかかわりが深まっているそうですね。以前はパリでキャットウォークショウをやっていたんですね。その際に心配だったのは、バイヤーとインターナショナルなプレスとしか、コミュニケーションする機会がないのではないかということでした。そこでインスタレーション形式に変えたのですが、消費者側にもっとアプローチできるようになったと思います。そしてウェブですが、そこにネガティブな要素があるとは思いません。ウェブシ...
ato|デザイナー 松本 与 インタビュー
ato|アトウ服を買うひとにとって魅力的なもの、消費者のリアリティに響く服を『ato』 デザイナー 松本 与 インタビュー2010年春夏コレクションまで、恵比寿の大きな会場を使ったショーをおこなっていた『ato』が、2010-11秋冬は展示会形式に変わった。2010春夏のクリエイティブから、デザイナーの松本 与氏のなかでなにが変わっていったのかを探る。さらに、2010-11秋冬コレクションのビジュアルをいちはやく紹介!Text by OPENERSPhoto by TAKA MAYUMI(SEPT)いまの状況のなかで戦える自分にしていきたい――前回、オウプナーズでお話をうかがったのは2007-08秋冬コレクションで、それからリーマンショックがあったり、ファストファッションが台頭したり、ファッションをめぐる状況は大きく変わっています。そうですね。女性はモノを買うときに慎重に考えて買うようになってきていると感じていて、男性もそうなっていると思います。いまは、モノは良くて当たり前で、その...
BALLY|祝160周年! クリエイティブディレクターへインタビュー
BALLY|バリークリエイティブディレクターにインタビュー!ここからはじまるあらたなヒストリー。160年目のクリエイションスイスのシェーネンヴェルトにてはじまったバリーは、今年で創業160周年を迎える。創業以来、革新的なシューズを発表しつづけ、つねにあたらしくモダンな存在としてトレンドを牽引してきた。昨年4月から新クリエイティブディレクターを迎え、ますます進化するバリーのいまに迫る。文=小柳美佳先見の明を語る、これまでのバリーの歩み1851年、カール・フランツ・バリーによって設立されたBALLY(バリー)。創業前はゴム製リボンの会社であり、リボンモチーフと、チェルシーブーツに使用されるような特別なゴムづかいが、バリーシューズのトレードマークだった。その後、エポックメイキングとなる出来事がつづく。まず、現在のアートプロジェクト支援にもつうじる、「バリーポスター」の広告キャンペーン。アートと広告へのあたらしいアプローチを開拓することに成功し、ラウビやバウルベルゲル、ベルセなどの有名なア...
White Mountaineering|ホワイトマウンテニアリング2013春夏コレクションをデザイナー相澤陽介が語る
White Mountaineering|ホワイトマウンテニアリング“バスケの聖地”国立代々木競技場第二体育館のバスケットコートがランウェイ!2013春夏コレクションを相澤陽介が語る(1)来年2013年1月8日から11日まで開催される第83回ピッティ・イマージネ・ウオモの「ピッティ・ディスカバリー財団主催スペシャルイベント」でのコレクション発表が決定し、話題のホワイトマウンテニアリング。国立代々木競技場第二体育館での2013春夏コレクション発表直後に、デザイナーの相澤陽介氏に話を聞いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by White Mountaineeringスポーツ=ネイビーがメインカラーの理由とは?ショーがはじまる前、バスケットコートでは、かずかずの大会で優勝し、ストリートバスケ界では向かうところ敵なしの東京のストリートボールチーム「UNDERDOG」がデモンストレーションを開始。White Mountaineeringの...
GRIFFIN|デザイナー ジェフ・グリフィンが語る「Life is Journey」
GRIFFIN|グリフィン英国ノースデボン、ハートランドに移住!ジェフ・グリフィンが語る「Life is Journey」(1)OPENERSでは過去、2008年と2010年に、「GRIFFIN」のデザイナーであるジェフ・グリフィン氏にインタビューしている。下に当時の記事があるが、そのときどきの彼の思想や志向性が、そのまま容姿にあらわれている点がじつに興味深い。さて、2011年はツナギでの登場だ。ツナギの背中には“LOVE LAND FARM HARTLAND, DEVON”という一文と、豚のイラスト入り。かなり目を引く格好だが――ジェフ・グリフィン氏にいったい何が起こったのか?Photo by SUZUKI KentaText by KAJII Makoto(OPENERS)「どうして休日しかリゾート地に行かないんだろう?」という素直な疑問これまで年に2回は来日していたジェフ・グリフィン氏、今回は2年ぶりの来日だというが……なぜか前歯が1本ない!――前歯はどうしたんですか?今年の...
J.M. Weston|クリエイティブディレクター ミッシェル・ペリーが語る伝統と革新
J.M. Weston|ジェイエムウエストン新作レザーグッズ「GRAND ANGLE(グラン・タングル)」発売を記念して来日ミッシェル・ペリーが語る伝統と革新(1)「デザイナーとしてリモージュ(ジェイエムウエストンの工場)にこもって創作をするのもいいんですが、外に出て、作品たちがマーケットでどう受け入れられているのかを見に来ました――――」と、今回の来日の目的を語るクリエイティブディレクターのミッシェル・ペリー氏。上海を経て来日、青山・骨董通りの「ジェイエムウエストン青山」で話をきいた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by TAKADA Mizuho新品より使い込んだあとのほうが美しいレザーグッズ東京は大好きな街だというミッシェル・ペリー氏。「世界の中でも気に入っている街の、五指に入ります。東京はエネルギーに満ちていて、エレガントで、繊細された部分がある。エレガンスというと、伝統的なものを想像しがちですが、東京のエレガンスは、現代...
MAISON TAKUYA|創設者自身が語るレザーブランド「メゾン タクヤ」のすべて
MAISON TAKUYA|メゾン タクヤブランド創設者、フランソワ・ルッソ インタビューレザーグッズブランド「メゾン タクヤ」のすべて(1)「MAISON TAKUYA(メゾン タクヤ)」というレザーグッズブランドがある。貴族的な風貌で異彩を放つフランス人デザイナー、フランソワ・ルッソ(François Russo)が2008年に設立し、2009年春に販売をスタート。そのブランドポリシーは「一分の妥協も許さない、完璧な皮革製品を作る」こと。日本では阪急メンズ東京1階と伊勢丹新宿店メンズ館1階、阪急メンズ大阪1階にコーナーがあり、“ITライン”を展開するウェブショップrumors(ルモアズ)でもファンを増やしている。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by TAKADA Miduhoブランドに自分の名前をつけたくなかった今回、なんと62回目の来日を果たしたフランソワ・ルッソ氏だが、「メゾン タクヤを正式に日本のジャーナリストに紹介する...
LOOPWHEELER|LOOPWHEELER×RUMORS special edition hoodie
LOOPWHEELERHoodie for all grown upsLOOPWHEELER×RUMORS special edition hoodie (1)Here we present the LOPPWHEELER x RUMORS special edition hoodie! “Hoodie for all grown ups” is the concept of this collaboration. You may expect the excellence in both material and design. LOOPWHEELER CEO Satoshi Suzuki and director of RUMORS,Hiroyuki Matsumoto are about to tell us more.日本語版の記事はこちらText by FUJITA Mayu(OPENERS)Photographs by TAKADA MidzuhoTranslat...