ジョンロブが「別格」である理由
「ジョンロブが「別格」である理由」に関する記事
JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(前編)
JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブを率いるクリエイティブディレクターアンドレス・ヘルナンデスが大いに語る(前編)今回のジョンロブ現地取材では、「デザインの進化を止めないジョンロブを探る」というテーマをもって臨んだ。高級紳士既製靴というカテゴリーのなかで、多くのブランドが定番やロングセラーモデルに甘んじてしまうところを、ジョンロブはイヤーモデルや日本限定モデルをはじめ、春夏・秋冬コレクションでもつねに技術の粋を尽くしたデザインを、最高の革とともに提示する。その果敢な挑戦の中核にいるクリエイティブディレクターのアンドレス・ヘルナンデス氏に話を訊いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryujiチャレンジのための製造ライン増設英国靴産業の中心地として世界的にも名高いノーザンプトン。街の中心地のほどちかくにラグビー場があり、いかにも英国の田舎らしいレンガ造りの街並みがつづくオリバーストリートにジョンロブのファクトリー...
JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(後編)
JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブを率いるクリエイティブディレクターアンドレス・ヘルナンデスが大いに語る(後編)「愛と情熱を靴に捧げることが大事なのです」と熱く語るジョンロブのクリエイティブディレクター、アンドレス・ヘルナンデス氏。インタビュー後編では、「ジョンロブはなぜデザインの進化を止めないのか」についてさらに訊いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji未来のためには、過去をよく理解することが大切話がデザインにおよぶと、ヘルナンデス氏は手もとにあった紙と鉛筆を持ち出してラインを描きはじめた。「私が考えるデザインとは、モノの“ラフなアウトライン”です。デザインの最初は完璧なものではありません。デザインとは商品になる第一歩で、ぼんやりと見えるスケッチ。シンプルな線から生まれるものもあります」と、ジョンロブの靴の特徴的な流線型のラインを、勢いよく一気に描く。「こうやってラインを引いてみたらキレイだなと感...
JOHN LOBB|最高のジョンロブの一足ができあがるまで(1)
製造ラインを増設したファクトリーを完全取材~革の検査から裁断へ~最高の一足ができあがるまで(1)ジョンロブをはじめ、エドワード グリーン、クロケット&ジョーンズ、チャーチ、チーニー、トリッカーズなどのファクトリーが揃う、英国を代表する靴の聖地、ノーザンプトン。ロンドンの北西に位置する街の中心部、「オリバーストリート」に、ジョンロブのファクトリーがある。私たちが持つ“ジョンロブ”のイメージからは意外なほど、ささやかで古びた印象のレンガ造りのファクトリーで、“最高の一足”ができあがるまでを、全4回にわたってフォトリポート。各回ごとに40枚、合計160枚の写真で、製造工程を公開する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji止まることを知らない挑戦と、徹底した品質管理このファクトリーでは、製造はもちろん、ラスト開発からデザインまで、既製靴のためのすべての工程がおこなわれる。またジョンロブファンにはおなじみの「バイリクエ...
JOHN LOBB|最高のジョンロブの一足ができあがるまで(3)
JOHN LOBB|ジョンロブ製造ラインを増設したファクトリーを完全取材~縫製から釣り込みへ~最高の一足ができあがるまで(3)今回のファクトリー取材では、ジョンロブの靴作りの一連の流れを紹介している。普段では見ることのできない革パーツや、作業工程を知ったあとで自分のジョンロブを手にとって見ると、さらに靴が愛おしく感じることだろう。さて3回目は、縫製セクションから、いよいよ靴作りのメインとなる“ラスティング=釣り込み”へと移っていく。ジョンロブ|最高の一足ができあがるまで(2)Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji数字下2桁がラスト(木型)ができた年靴作りにおけるもっとも重要な要素のひとつがラスト(木型)だ。OPENERSで掲載しているジョンロブの記事には、かならずラストの番号を記載しているので、そちらもご参照いただきたい。ジョンロブの既製靴のラストはプラスチック製。その理由を聞くと、「湿度などの環境に左右され...
JOHN LOBB|最高のジョンロブの一足ができあがるまで(4)
JOHN LOBB|ジョンロブ製造ラインを増設したファクトリーを完全取材~釣り込みから完成へ~最高の一足ができあがるまで(4)靴作りの工程でもっとも語られる半面、また理解しづらいプロセスでもある“ラスティング=釣り込み”。詳細は下記の本文に譲るが、今回撮影した写真からも、ジョンロブの代名詞であるグッドイヤーウェルト製法の最大の特徴“中物”と呼ばれるコルクの存在や、ソール付けの工程、フィニッシングのこだわりなどを感じてもらえるはずだ。全部で190の工程があるとされるジョンロブの既製靴。その靴作りへのこだわりと歴史を改めて感じた。ジョンロブ|最高の一足ができあがるまで(3)Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji乾燥にかける時間が、履き心地に直結する前回、スティフナーを乾かすために丸1日をかけたが、ここからが製造セクションでの2日目だ。グッドイヤーウェルト製法の重要な部品であるウェルトを“すくい縫い”で縫いつけ、中...
JOHN LOBB|ロンドン「ザ・コノート」でのバトラーサービスを体験
JOHN LOBB|ジョンロブ一流のホテルで一流のサービスをロンドン「ザ・コノート」のシューシャインサービスを体験日本のジョンロブファンにはおなじみの「ペニンシュラ東京」や「マンダリンオリエンタル東京」でのシューシャイン(靴磨き)サービス。ジョンロブによるこのサービスを、世界ではじめて導入したのが、ロンドンのホテル「The Connaught(ザ・コノート)」だ。今回は現地で、ノーザンプトンにあるジョンロブのファクトリーで特別にトレーニングを受けた、バトラーのMartin Binks(マーティン・ビンクス)氏によるシューシャインサービスを体験した。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryujiジョンロブ専属のバトラー、マーティン・ビンクス氏に聞くザ・コノートは、1897年に開業し、当初は、ヴィクトリア女王の夫君であるプリンス・アルバート・コーブルクから名づけられ「コーブルクホテル」と呼ばれていた。その後、1917年に...
JOHN LOBB|ロンドン現地取材、ジョンロブが「別格」である理由
JOHN LOBB|ジョンロブ靴好きをとりこにするジョンロブの真髄英国紳士はもちろん、世界中の靴好きの男たちが“靴の聖地”と呼ぶ、イギリス・ロンドンの北西に位置するノーザンプトン(Northampton)。ロンドンからクルマで約2時間、電車で約1時間の距離にあるノーザンプトンは、ロンドンの喧噪から離れて、空が広く、緑が濃く、時間がゆっくりと流れる街だ。世界に名だたるファクトリーが居を構える街のオリバーストリートに、ジョンロブがある。ファクトリーというイメージを頭に浮かべていくと、あまりに街並みに溶け込んだ建物に驚かされるが、この夏、同建物内で製造ラインを増設した。今回の現地取材では、「ジョンロブはなぜ“別格”の存在なのか」をテーマに、さまざまな角度から、今のジョンロブに迫る。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji最高のジョンロブの一足ができあがるまで(1)~革の検査から裁断へ~ジョンロブをはじめ、エドワードグ...
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