Hysteric Glamour × Trygod|北村信彦が惚れた永瀬正敏デザインのジュエリー「Trygod」

Hysteric Glamour × Trygod|北村信彦が惚れた永瀬正敏デザインのジュエリー「Trygod」

Hysteric Glamour × Trygod北村信彦 × 永瀬正敏 対談(1)北村信彦が惚れた永瀬正敏デザインのジュエリーブランド「Trygod(トライゴッド)」を主宰する永瀬正敏さんは、「北村さんにはじめてTrygodのインスタレーションを見ていただいたときにはこんなすごいことが実現するとは思ってもいませんでした」という、ヒステリックグラマーとの刺激的なセッション。独創的なモチーフと圧倒的なものづくりのクオリティの高さが共鳴した「Hysteric Glamour × Trygod」のジュエリーを語り合った。文=OPENERS写真=原恵美子写真=jamandfix(ジュエリー)「足しもしない、引くこともない」というコンセプト前例がない、つくれるはずがない、妥協、カテゴライズ化……Tryする前にあきらめてしまう思考放棄を乗り越え、音楽や街、アートや歴史、そして人びとから感じるままに、見てみたい、身につけたい作品を、つねに“壁をぶち壊しながら”それが人びとに伝わることを信じて進ん...
ニコラ・フォルミケッティが拓くブランドの新境地|DIESEL

ニコラ・フォルミケッティが拓くブランドの新境地|DIESEL

DIESEL|ディーゼルディーゼルが上海で初となるエキシビションを開催(1)4月8日、上海の夜は「インターナショナル ファッションショーケース」を前日に控え、熱気に満ちていた。そのグランドオープニングを祝すためにおこなわれたのが、ディーゼル初となる特別展示とエクスクルーシブ・イベント。その模様をレポートするとともに、アーティスティック・ディレクターであるニコラ・フォルミケッティへのインタビューもあわせてご紹介する。Text by ITO Yuji(OPENERS)既成概念に捕らわれない、ディーゼルの革新性上海の地で初となるイベントの会場として選ばれたのは、歴史的な建築物でもあるフレンドシップ・ホール。クラシックな趣のある建物に面した通りはピンクとブルーのLEDが交互に輝き、ビルに掲げられた今シーズンのキャンペーンビジュアルとあいまって、周囲をディーゼルらしい、サブバーシブ(反逆的)でボールド(大胆)、そしてアイコニック(象徴的)な雰囲気で彩っていた。会場へと足を踏み入れると、そこに...
LOOPWHEELER|Exclusive interview with LOOPWEELER Founder, Satoshi Suzuki

LOOPWHEELER|Exclusive interview with LOOPWEELER Founder, Satoshi Suzuki

LOOPWHEELERThe essence of “Made in Japan”Exclusive interview with LOOPWEELER Founder, Satoshi Suzuki (1)日本語版の記事はこちらFashion is about the rapid changing trends through different times. Fashion brands needs to be sensitive to the daily changing industry in order to deliver the latest styles. Founder of LOOPWEELER, Satoshi Suzuki is one of the trendsetters who designs a series of cotton items knitted by the“Loop wheel machines”. It is our honour t...
ナイジェル・ケーボンインタビュー(2)

ナイジェル・ケーボンインタビュー(2)

Interview with Nigel Cabourn(2)共通のインスピレーションと、ものづくりへの思い新生『ナイジェル・ケーボン』となる初のシーズン(2008秋冬)、生産にまでこだわった「AUTHENTIC LINE」は、シーズンテーマとして“AIM HIGH(高きを目指せ)”を設定。ナイジェル・ケーボン氏のヒーローであるヒラリー卿に敬意を込めたコレクションとなっている。まとめ=オウプナーズPhoto by Jamandfix「AUTHENTIC LINE」と「MAIN LINE」を対比させることで見えるもの──2008秋冬シーズンから新たに2つのラインでスタートしたお話を……いい質問です(笑)。まず2つのラインに分けたのは僕の希望で、「AUTHENTIC LINE」は、僕が直接生地や付属品までを手配し、工場にも実際に通って生産管理までこだわってつくるライン。もうひとつの「MAIN LINE」は、今回のように僕が来日してミーティングをし、デザインをプレゼンして生地や附属品を選...
「Kaon」デザイナー・米山 薫 インタビュー(後編)

「Kaon」デザイナー・米山 薫 インタビュー(後編)

2009-10秋冬 注目のファッションデザイナー特集「Kaon」デザイナー・米山 薫 インタビュー(後編)ブランドの垣根も超えて、ミックスコーディネイトできる服カットソーの背中についた3つのリボン。「Kaon」の象徴ともいえるディテールに対して、米山さんはどう考えているのか? 2009年秋冬コレクションとともに、その思いを語ってもらった。取材・文=津島千佳写真=原恵美子世界観を広げるために、新しいものにもチャレンジしていく──2009年秋冬コレクションについて、お聞きしていきます。今季のテーマはなんでしょうか?言葉としてのテーマはとくにないですが、ミックス感のあるコレクションにしたくって。私の好きな生地ばかりじゃなく、あえていろんな生地を使って異素材ミックスのアイテムを提案しています。あと「Kaon」だけじゃなくて、ほかのブランドさんのアイテムとミックスしてコーディネイトしてほしいという気持ちもありますね。──今季の代表的なモチーフはなんでしょうか?打ち出しているつもりはないんです...
『ONE GRAVITY』デザイナー 猪股裕樹 インタビュー第三回

『ONE GRAVITY』デザイナー 猪股裕樹 インタビュー第三回

「ONE GRAVITY」デザイナー猪股裕樹インタビュー 第三回FASHION DESIGNER'S FILEインタビューシリーズの最終回。『ONE GRAVITY』のデザイナー猪股裕樹さんのデザイン的に影響を受けたモノや今季08SPRING/SUMMER新作のコンセプト、そして今後の『ONE GRAVITY』についておはなししていただきました。文=金子英史(本誌)─デザイン的に影響を受けた人、もしくはモノなどはありますか?それはすべての制服です。軍服、デニムパンツも広い意味で制服なんだと思うな。アメリカ人の労働者の制服。あとは古着──いわゆる歴史につちかわれて生産しつづけられているもの。それらが僕にとって制服という意味の3つです。あとは自分の頭のなかの想像の粋に達したもの──ファッションや建築、プロダクトだったりをつくっているすべてのデザイナーですね。やはり自分が見たり、触れたことがあるものには、当然影響を受けていると思います。─なるほど。制服という点は、まさに『ONE GRAV...
『ONE GRAVITY』デザイナー 猪股裕樹 インタビュー第二回

『ONE GRAVITY』デザイナー 猪股裕樹 インタビュー第二回

「ONE GRAVITY」デザイナー猪股裕樹インタビュー 第二回ひきつづき、『ONE GRAVITY』のデザイナー猪股裕樹さんに、ブランドの立ち上げまでの経緯、そしてファッションのデジタル化への考え、デザインの方法についてなど、おはなししていただいたインタビューの第二回目。文=金子英史(本誌)─いまは、地方に行っても大手のセレクトショップさんが入られていますからね。そこにはやはり勝てないですよね。そうです。でも、当時は人口がたった30万人くらいしかいない都市なのに服が売れていたわけですから、すごい時代でしたよね。そのときに感じたのは、人がすくないということはそれだけお客さんに対して目のとどく範囲で取り込めるということでした。─一種のコミュニティをつくるということなんでしょうね。そう。でも、それって都心部ではできないことですよね。まして多店舗じゃできない。─コミュニティをつくってそこでお金をまわしていく方法って、音楽でいうといわゆる演歌ですよ。でも、それがビジネスの基本的なカタチなの...
ナイジェル・ケーボンインタビュー(1)

ナイジェル・ケーボンインタビュー(1)

Interview with Nigel Cabourn(1)僕にとってのヒーローの服1949年生まれの英国人ファッションデザイナー、ナイジェル・ケーボン氏が自らの名前を冠したこだわりのブランド『ナイジェル・ケーボン』。今季(2008秋冬)より、ナイジェル・ケーボン氏のこだわりをすべて盛り込んだよりハイエンドな「AUTHENTIC LINE」と、コンテンポラリーな見え方を意識した「MAIN LINE」にコレクションを分け、新しい体制のもとスタートを切った。まとめ=オウプナーズPhoto by Jamandfix英国のファッションの純血を継ぐ人たち──はじめまして。OPENERSというインターネットのマガジンですOPENERSにはミハラ(三原康裕氏)が参加しているんでしょ。一昨日も一緒に食事に行ったよ。彼はナイスガイだよ。ニューカッスルまで遊びに来てくれるし、個人的にすごく仲良くさせてもらっている。──今日のナイジェルさんの着こなしのポイントは?そんなポイントなんていうほどのものはな...
YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(後編)

YUGE|デザイナー 弓削 匠 インタビュー(後編)

YUGE|ユージュ東京ブランドにはないクリエーションを提案していきたい「YUGE」 デザイナー 弓削 匠 インタビュー (後編)「ファッションはカルチャーのなかのone of them」と語る弓削さんが、つぎに目指すものとは? 弓削さんから見た東京ブランドのなかでの「YUGE」のポジショニングを聞くうちに、クリエーションに対する自信も見えてきた。取材・文=津島千佳写真=原恵美子コカ・コーラのコマーシャルがつくりたい──毎シーズン、コレクションが完成したときの満足感はありますか?できあがったときにはまったく興味がなくなっていて(笑)、展示会の途中から、つぎのシーズンに意識が向かいはじめています。──デザイナーによっては、服は自分の子ども、というとらえ方をされる方もいらっしゃいますが。僕にはその感覚はまったくないですね。クリエーターがよく言うように、僕も満足することはないし、つぎからつぎへとやりたいことが出てくるから、どうしても気持ちはつぎにいっちゃって。あといまコマーシャルを撮りたい...
Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー

Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー

Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー『LUIGI BORRELLI』のライフスタイルを発信していく拠点ですルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のオープンに際して、ナポリから社長のFabio Borrelli氏と商品部長のAntonella Ricevutiさんらが来日。今回のルイジ ボレッリ特集の完結として、ファビオ・ボレッリ氏にお話をうかがった。Photo by Jamandfixすべてのアイテムに注力していきたい──ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のオープンおめでとうございますFabio Borrelli 六本木という日本でも有数の洗練された街にオープンできたことをうれしく思います。ミラノ店にちかい内装も気に入っているし、商品をよりよく見ていただける店に仕上がりました。今後はドバイなどにもオープンさせる予定です。──お客さまにいちばん見ていただきたい商品は?Fabio Borrelli とくに見ていただきたいのは、スーツ、ジャケット、トラウザーズですね。これまで日...
JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(前編)

JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(前編)

JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブを率いるクリエイティブディレクターアンドレス・ヘルナンデスが大いに語る(前編)今回のジョンロブ現地取材では、「デザインの進化を止めないジョンロブを探る」というテーマをもって臨んだ。高級紳士既製靴というカテゴリーのなかで、多くのブランドが定番やロングセラーモデルに甘んじてしまうところを、ジョンロブはイヤーモデルや日本限定モデルをはじめ、春夏・秋冬コレクションでもつねに技術の粋を尽くしたデザインを、最高の革とともに提示する。その果敢な挑戦の中核にいるクリエイティブディレクターのアンドレス・ヘルナンデス氏に話を訊いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryujiチャレンジのための製造ライン増設英国靴産業の中心地として世界的にも名高いノーザンプトン。街の中心地のほどちかくにラグビー場があり、いかにも英国の田舎らしいレンガ造りの街並みがつづくオリバーストリートにジョンロブのファクトリー...
JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(後編)

JOHN LOBB|クリエイティブディレクターを現地で直撃!(後編)

JOHN LOBB|ジョンロブジョンロブを率いるクリエイティブディレクターアンドレス・ヘルナンデスが大いに語る(後編)「愛と情熱を靴に捧げることが大事なのです」と熱く語るジョンロブのクリエイティブディレクター、アンドレス・ヘルナンデス氏。インタビュー後編では、「ジョンロブはなぜデザインの進化を止めないのか」についてさらに訊いた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by ARAKI Ryuji未来のためには、過去をよく理解することが大切話がデザインにおよぶと、ヘルナンデス氏は手もとにあった紙と鉛筆を持ち出してラインを描きはじめた。「私が考えるデザインとは、モノの“ラフなアウトライン”です。デザインの最初は完璧なものではありません。デザインとは商品になる第一歩で、ぼんやりと見えるスケッチ。シンプルな線から生まれるものもあります」と、ジョンロブの靴の特徴的な流線型のラインを、勢いよく一気に描く。「こうやってラインを引いてみたらキレイだなと感...
「Laula」デザイナー・中島世都子 インタビュー(前編)

「Laula」デザイナー・中島世都子 インタビュー(前編)

2009-10秋冬 注目のファッションデザイナー特集「Laula」デザイナー・中島世都子 インタビュー(前編)ほどよくエッジィに、女性らしさを大切にした服架空の女性の名前である「Laula(ラウラ)」には、毎シーズン変化していく彼女のクローゼットを表現する、というテーマが内包されている。気分や世間のムードに影響されることはあっても、自分のスタイルがある女性。「Laula」の作品群が表現しつづけるのも、まさにそんな女性像だ。しなやかなのに、ピンと筋が通った作品を生み出しつづける中島世都子さんは、どのようにしてデザイナーになったのか。取材・文=津島千佳写真=原恵美子幸せな偶然がいくつも重なって、「Laula」は誕生できた──中島さんが洋服好きになったきっかけから教えてください。母が洋裁好きだったんですね。幼少のころ、姉とお揃いのワンピースをつくってくれたりして。ピアノの発表会のような晴れの日だけじゃなくて、普段着のスカートとかもつくってくれました。あと伯母が服を定期的に送ってくれていて...
英国靴の雄ガジアーノ&ガーリング 松尾編集長インタビュー

英国靴の雄ガジアーノ&ガーリング 松尾編集長インタビュー

Interview with GAZIANO&GIRLING新鋭シューズブランド『ガジアーノ&ガーリング』のトニー・ガジアーノ氏、ディーン・ガーリング氏が来日。Men’s Ex松尾健太郎編集長に、お二人との会話から『ガジアーノ&ガーリング』のディテールについて語っていただきました。文=松尾健太郎(Men's EX編集長)Photo by Jamandfixクラシック・シューズ界に現れた黒船!?メンズ・イーエックスのようなコンサバ・ファッション誌の編集長をやっていて、一番困るのは、やっぱりネタがないこと。扱っているのがクラシックなスーツや靴だから、カタチも色も、そんなにころころ変わらないし、新しいブランドも出てこない。毎回重箱の隅をつつくような特集で、なんとかしのいでいるのです(そんな世界で、よくぞ今まで15年も続けてきたなぁ…)でも今シーズンの靴業界においては、大きなトピックがあって、ひと安心。それがこのガジアーノ&ガーリングです。ここの魅力を一言でいうと、...
DIOR HOMME|クリス・ヴァン・アッシュ来日 M/M Parisとのコラボ、最新コレクションを語る

DIOR HOMME|クリス・ヴァン・アッシュ来日 M/M Parisとのコラボ、最新コレクションを語る

DIOR HOMME|ディオール オムM/M Parisとのコラボ、スプリングコレクションを語るクリス・ヴァン・アッシュ鮮やかに描く新たなビジョン(1)ミニマムでエレガントなディオール オムの確固たるクリエーションのなかに、アーティスティックなデザインやコラボレーションを取り入れるなど、つねにチャレンジングなコレクションを発表し続ける同ブランドのクリエイティブ ディレクター、クリス・ヴァン・アッシュ氏。この10月12日、新たなラグジュアリースペースとしてリニューアルしたディオール オム表参道ブティックのオープニングのために数日間の来日を果たした彼に、新作となる2014年のスプリングコレクション、さらにオープニングを記念して10月31日(木)まで期間限定で開催されるパリのアーティストデュオM/M Paris(エムエム パリス)とのスペシャルインスタレーションについて、話を聞いた。Text by OKADA Yukaブランドにとってアドベンチャーとなった鮮やかな色使いはマイアミのアート...
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