
CORNARO sofa designed by Carlo Scarpa-iMaestri Collection
DESIGN /
INTERIOR
2025年7月22日
空間を美しく演出するカッシーナの新作家具が登場
Cassina|カッシーナ
カッシーナ・イクスシーは、新作コレクションを7月24日から青山本店で披露。空間との対話が楽しめる新作家具が並び、青山本店のほかに福岡や大阪、名古屋でも開催される。
Text by YANAKA Tomomi
1970年代の名作家具をアップデートし復刻
多様な住空間を演出するカッシーナの新作家具が日本に上陸した。
近代建築の巨匠たちが創りだした家具の傑作の数々を現代に蘇らせ、生産・販売しているイ・マエストリコレクションでは、1973年にデザインされたカルロ・スカルパの「CORNARO(コルナ―ロ)」ソファがアーカイブから復刻され登場。
幾何学的なベースが柔らかな座面を包み込み、ユニークな素材と構造のコントラストが際立つデザインを残しつつも、カルロ・スカルパの息子であるトビア・スカルパとの共同研究・開発により高さと奥行きを増し、よりゆったりとした座り心地となっているのが特徴だ。
環境にも配慮され、ソファのパッディングに採用されている再生PET繊維に加え、クッションには生物由来や再生されたポリオールを一定割合含むポリウレタンも使用。
さらにライフサイクル終了後の部品リサイクルや回収を容易にするため、接合部分がなく、完全に分解できる構造となった。
また、マイケル・アナスタシアデスがデザインした「ORDINAL(オーディナル)」テーブルのコレクションには、リビングやラウンジをラグジュアリーに彩る大理石のローテーブルを追加。
長方形と正方形の2タイプが展開され、大理石は5種類から選べる、彫刻的でエレガントなデザインが美しく空間を彩る。
座面と背もたれの両方が360度回転し、まるで惑星の周りを回る衛星のようなラウンジチェア「TAMBUROUND(タンブラウンド)」も登場。2つのパーツが優雅な軌道を描くよう設計されており、こちらも持続可能性を意識して開発されたという。
このほかにも、用途や空間に応じて重ねたり組み合わせたりでき、進化をし続けるローテーブルコレクション「TOREI(トレイ)」の新作や、豊富なインテリアアクセサリーを揃えるCassina Detailsコレクションより「BROLIC(ブロリック)」ベースも発表。
なかでもブロリックは、アメリカ・ニューオリンズを拠点とする若きデザイナー、ブラッドリー・L・バウワーズとカッシーナの初コラボレーションとなっており、彼の多岐にわたるインスピレーションから生まれたという、なめらかで彫刻的な形状のフラワーベースは、空間に存在感をもたらしてくれそうだ。
新作コレクションは7月24日から青山本店のほか福岡店で披露され、7月31日からは名古屋店や大阪店でも展示、発表される。
問い合わせ先
カッシーナ・イクスシー
https://www.cassina-ixc.jp