Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー
Chapter 6 ファビオ ボレッリ社長インタビュー
『LUIGI BORRELLI』のライフスタイルを発信していく拠点です
ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のオープンに際して、ナポリから社長のFabio Borrelli氏と商品部長のAntonella Ricevutiさんらが来日。今回のルイジ ボレッリ特集の完結として、ファビオ・ボレッリ氏にお話をうかがった。
Photo by Jamandfix
すべてのアイテムに注力していきたい
──ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のオープンおめでとうございます
Fabio Borrelli 六本木という日本でも有数の洗練された街にオープンできたことをうれしく思います。ミラノ店にちかい内装も気に入っているし、商品をよりよく見ていただける店に仕上がりました。今後はドバイなどにもオープンさせる予定です。
──お客さまにいちばん見ていただきたい商品は?
Fabio Borrelli とくに見ていただきたいのは、スーツ、ジャケット、トラウザーズですね。これまで日本では正式に紹介されていませんでしたが、ボレッリならではの手仕事を多用した着心地を愉しんでいただきたいと思います。また、休日などに楽に着こなせる「ラグジュアリー ヴィンテージ」も豊富にそろえましたので、ぜひご覧ください。
──今回の「ルイジ ボレッリ特集」は、LUIGI BORRELLIの歴史の紹介からスタートしましたが、ファビオさんがお父さんのルイジさんから受け継いだものは?
Fabio Borrelli 父の母、私の祖母の時代から代々受け継がれてきたものは、やはり極上の手仕事でしょう。そして、私が家業を引き継いでからは、素材の素晴らしさやモダンであることに心がけ、ワードローブを広げつつ、すべてのアイテムに力を入れています。
流行に敏感で繊細な男たちへ
──日本ではイタリアの男性がファッションのアイコンのように取り上げられています。なぜイタリアの男性の着こなしに惹かれるのでしょう?
Fabio Borrelli もちろん、すべてのイタリアの男性が素敵なわけではありませんが(笑)、私が知っているイタリア人はパッションをもっています。世界最大のメンズウェア展示会である「ピッティ イマジネ ウォモ」では、日本人とイタリア人は似ていると感じることがありますね。アメリカ人やドイツ人とくらべて、着こなしがいちばん上手い。そして、流行に対して敏感で繊細なところも共通していると思います。
──商品の責任者であるアントネッラさん(写真右)はどう思われますか?
Antonella Ricevuti 日本とイタリアの男性は体型的にも似ています。どちらも洗練されているイメージがありますが、日本人のほうがよりスピリチュアルなものを秘めているように感じますね。
品質にかんしては、日本は要求が多く、高い、あきらめない国民性ですね。日本のマーケットとかかわっていることで、自分たちも勉強することがたくさんあります。
──それでは、ファビオさんからメッセージを
Fabio Borrelli きっと10年後には、日本の男性はイタリア人の私たちから見て魅力的に思われる時代が来るのではないでしょうか。それほど感度の高いお客さまが多いと思います。
お客さまが自分のお金を使うときは、商品のよさをよく見てください。私たちはつねに満足できる商品とサービスを提供していきます。
──ありがとうございました