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「ドラマ」に関する記事
「フランス映画祭2015」フランス映画の“いま”をそのまま日本に|MOVIE
MOVIE|団長はセザール賞女優のマニュエル・ドゥヴォス今年も初夏の祭典「フランス映画祭2015」が開幕最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日(金)から29日(月)にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi「フランス映画祭2015」主催者への貴重なインタビューはこちらからセザール賞を席巻した『ティンブクトゥ(仮題)』も一般公開に先駆け上映日本でその年に上映予定のフランス映画から、上映されない作品までいち早く観ることができる「フランス映画祭2015」。フランスの“いま”がそのまま日本に輸入される、初夏の祭典が今年も幕を上げる。フランスからの豪華ゲストを象徴する今年の団長となるのは、セザール賞主演女優賞に5度のノミネート、2度の受賞に輝く女優のマニュエル・ドゥヴォス。彼女がパリ文学界に衝撃をあたえた実在の女性作家を主演し...
MOVIE|高良健吾を主演に迎え、「ひとがひとを愛するということ」を真摯に描く『きみはいい子』
MOVIE|高良健吾を主演に迎え、「ひとがひとを愛するということ」を真摯に描く中脇初枝の短編オムニバスを注目の呉美保監督が映画化『きみはいい子』第28回坪田譲治文学賞を受賞した中脇初枝の短編オムニバス集を、呉美保監督が映画化した『きみはいい子』。6月27日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi『そこのみにて光輝く』で世界が評価した呉監督の待望の最新作『そこのみにて光輝く』でモントリオール世界映画祭最優秀監督賞に輝くなど、大躍進をみせる呉美保監督。待望となる彼女の最新作は、5編からなる中脇初枝のオムニバス小説『きみはいい子』のなかから3編を選び出し、幼児虐待や学級崩壊など、現代社会が抱える問題を描き出すものとなった。主演を務めるのは、いまもっとも注目を集める俳優の高良健吾。まじめだが優柔不断な新米の小学校教諭役を熱演している。そして『そして父になる』でわが子を取りちがえられた母親を好演した尾野真千子が心に傷を負う、またちがった母...
ジュリアン・ムーアがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『アリスのままで』|MOVIE
MOVIE|ジュリアン・ムーアがアカデミー賞主演女優賞を受賞!若年性アルツハイマーの女性を描いた感動作『アリスのままで』若年性アルツハイマーを患った女性が懸命に最後まで闘う姿を描いた『アリスのままで』。心を打つ演技で、主演のジュリアン・ムーアがアカデミー賞主演女優賞にも輝いた話題作だ。6月27日(土)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開される。Text by YANAKA TomomiALSを患ったリチャード・グラッツァー監督の遺作世界中でベストセラーになったリサ・ジェノヴァによる小説を映画化した『アリスのままで』。演技派女優として知られる主演のジュリアン・ムーアが、50歳で若年性アルツハイマー症を発症したアリスという難役に挑戦し、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞をはじめ、各地の映画祭で喝采を浴びた話題作が日本でも上映される。監督を務めたのは自身も難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)を患いながらも、映画製作をつづけてきたリチャード・グラッツァー監督と同性のパ...
フランス映画『画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密』|MOVIE
MOVIE|印象派誕生の立役者としても知られる女流画家の生き様に迫るフランス映画『画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密』巨匠マネのモデルであり、印象派誕生の立役者としても知られる女流画家ベルト・モリゾに迫るフランス映画『画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密』。6月13日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiゴダールの撮影監督を務めたカロリーヌ・シャンブティエが長編作で初メガホンフランス・オルセー美術館に収蔵され、完成から150年近い時を経たいまもなお、高い人気を誇るエドゥアール・マネの絵画『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』。この名作に描かれた女性であり、女流画家でもあったベルト・モリゾを主人公にしたフランス映画が到着した。監督を務めたのは、カロリーヌ・シャンブティエ。これまで撮影監督として、ジャン=リュック・ゴダールやジャック・ドワイヨンといった巨匠から諏訪敦彦、河瀬直美と日本...
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現『海街diary』|MOVIE
MOVIE|綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現人気マンガを映画化した是枝裕和監督の最新作『海街diary』世界が認める是枝裕和監督の最新作であり、今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門にも選出された『海街diary』がついに日本にも上陸。6月13日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi脇を固めるのは加瀬亮、樹木希林をはじめとする豪華俳優陣2013年のカンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた『そして父になる』や『誰も知らない』などで知られる是枝裕和監督。最新作『海街diary』は、鎌倉を舞台に、四姉妹が織り成す清新でリアルな絆と、街の人びととの切なくも優しい触れ合いを描く作品となった。「マンガ大賞2013」や第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、吉田秋生の人気コミックを映画化した本作には、いまを咲き誇る女優たちが集結。四姉妹の長女には綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母妹の四女に広瀬すずという...
MOVIE|“キング・オブ・ソウル”の栄光と挫折をあぶりだす『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』
MOVIE|伝説のミュージシャンの栄光と挫折をあぶりだす『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』“キング・オブ・ソウル”など、最高の称号で呼ばれるジェームス・ブラウン(1933-2006年)の生涯を親友との交流を軸に描き出す『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』。5月30日(土)より、シネクイントほか全国公開される。Text by YANAKA Tomomiミック・ジャガーが製作に名乗り1950年代から2000年代まで半世紀にわたり音楽シーンで活躍し、マイケル・ジャクソンやプリンスら多くのアーティストに影響を与えてきたジェームス・ブラウン。音楽業界の既成概念を壊し、道なき道をつくり、歴史を生み出してきた彼の激動の人生が映画化された。映画化に動いたのは無名時代からジェームス・ブラウンに憧れていたというローリング・ストーンズのミック・ジャガー。彼が製作に名乗りをあげ、監督には『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで知られるテイト・テイラーが務めるなど、“ゴッ...
河瀨直美監督、最新作『あん』
ドリアン助川の小説を樹木希林主演で映画化河瀨直美監督、最新作『あん』『殯(もがり)の森』カンヌ国際映画祭でのグランプリ受賞など、世界を舞台に創作をつづける河瀨直美監督がはじめて小説の映画化に挑んだ『あん』。5月30日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi芸暦半世紀を超え、樹木希林と市原悦子のはじめての共演が実現『萌の朱雀』で史上最年少のカンヌ国際映画祭新人賞に輝くなど、徹底したリアリティを追求してきた河瀨直美監督。彼女がドリアン助川の同名小説を、樹木希林をはじめ豪華キャストを迎えて映画化した『あん』が到着した。ハンセン病を経験し、壮絶な人生を送ってきた主人公の徳江役には、ベテラン女優の樹木希林。また彼女を雇う、どら焼き屋の店長には永瀬正敏、樹木のアドバイスで出演が決まり、お互い芸歴半世紀を超えながらはじめて共演が実現した市原悦子と豪華なキャストが集結。樹木の孫である新星、内田伽羅の演技にも注目だ。撮影現場では、撮影開始の合図もなく、スタッフが...
“もうひとつのヘレンケラー物語”『奇跡のひと マリーとマルグリット』
実際にあった三重苦の少女と修道女の心の交流を描く『奇跡のひと マリーとマルグリット』19世紀のフランスに生きた三重苦の少女と修道女の心の交流を描く『奇跡のひと マリーとマルグリット』。6月6日(土)より、シネスイッチ銀座ほか、全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiセザール賞の受賞経験をもつイザベル・カレが修道女を熱演三重苦の少女マリーと、彼女に生きる喜びを与えた修道女マルグリット。19世紀のフランスで本当にあった“もうひとつのヘレンケラー物語”が日本でも公開される。メガホンを取ったのは、『デルフィーヌの場合』(1998年)などで知られるジャン=ピエール・アメリス監督。また三重苦の少女マリーを演じたのは、自身も聴覚にハンディキャップを抱える新人のアリアーナ・リヴォアール。ジャン=ピエール・アメリス監督により見出だされ、本作で映画デビューを果たした。そして、修道女マルグリットを演じたのは、セザール賞の主演女優賞にも輝いたことのあるイザベル・カレ。難病を抱えながら...
ジェームズ・フランコ原作の青春群像小説を巨匠コッポラの孫が映画化『パロアルト・ストーリー』
ジェームズ・フランコ原作の青春群像小説を巨匠コッポラの孫が映画化ジア・コッポラ監督の長編デビュー作『パロアルト・ストーリー』俳優ジェームズ・フランコ原作の小説を巨匠フランシス・F・コッポラの孫、ジア・コッポラが映画化した青春群像劇『パロアルト・ストーリー』。6月6日(土)から6月26日(金)まで、新宿シネマカリテで開かれる「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」で限定公開される。Text by YANAKA Tomomi若手注目のエマ・ロバーツら、繊細な感性を表現する若手俳優が集結人気俳優ジェームズ・フランコが自身の故郷パロアルトを舞台に2010年に発表した短編小説を映画化した『パロアルト・ストーリー』。誰もが経験する青春時代の繊細な人間関係や複雑な感情のもつれを映画化したのは、巨匠コッポラの孫であり、ソフィア・コッポラの姪、さらには写真家としても活躍するジア・コッポラだった。本作が長編映画のデビュー作となったジア・コッポラとジェームズ・フランコがタッグを組み、2...
綾野剛主演で園子温監督が人気コミックを実写化『新宿スワン』
MOVIE|綾野剛主演で園子温監督が人気コミックを実写化歌舞伎町のスカウトマンたちが繰り広げる熾烈な争いを描く『新宿スワン』新宿・歌舞伎町を舞台に男たちの熾烈な争いを描いた和久井健原作の人気コミック『新宿スワン』を、綾野剛ら豪華キャストを迎えて園子温監督が映画化。5月30日(土)より全国ロードショーされる。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)監督自身の青春の残像が刻まれた、エンターテインメント作品の王道『ヒミズ』や『TOKYO TRIBE』など、国内外から高い支持を集める鬼才・園子温監督が、8年間におよぶ連載直後から熱狂的な人気を誇る和久井健原作のコミックを、綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、村上淳、伊勢谷友介ら豪華キャストを迎えておくる映画『新宿スワン』。新宿・歌舞伎町を舞台に、綾野剛演じる一文なしの白鳥龍彦が、スカウトマンとして働きながら、さまざまな人たちに出会い、成長していく姿を描いた物語だ。公開に先立ち、5月7日に新宿・歌舞伎町のTOHO...
河瀨直美監督の最新作『2つ目の窓』
奄美大島の豊かな自然を舞台に少年少女の恋をとおして描く命の奇跡河瀨直美監督の最新作『2つ目の窓』日本を代表する河瀨直美監督の最新作『2つ目の窓』が7月26日(土)より公開。奄美大島の豊かな自然を舞台に少年少女の恋をとおして、“命の奇跡”が描かれる。Text by YANAKA Tomomi島の高校生を繊細かつ力強く演じる村上虹郎と吉永淳1997年『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞し、2007年には『殯の森(もがりのもり)』でおなじくカンヌでグランプリ(審査員特別賞)を受賞するなど、生きとし生けるものに等しく向けられたまなざしに支えられた独自の世界観を生み出してきた河瀨直美監督。 今年のカンヌのコンペティション部門に選出された彼女の最新作『2つ目の窓』もまた、いまなお自然と神が共存し、河瀨監督のルーツでもあるという奄美大島を舞台に、命の源である海と深い森が放つ濃密なエネルギーがみなぎる作品となった。河瀬直美監督これまでも演技経験の有無ではなく、...
人類と家族を救うため、時空を超えたミッションに挑む男の物語『インターステラー』
人類存亡の危機を救うため、時空を超えたミッションに挑む男と娘の物語巨匠クリストファー・ノーラン最新作『インターステラー』地球滅亡が迫るなか、人類、そして愛する家族の未来を守るためにミッションに挑む、巨匠クリストファー・ノーラン監督によるSFドラマ『インターステラー』。11月22日(土)より、新宿ピカデリーほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiハリウッドの実力派が集結した豪華キャスト『インセプション』や『ダークナイト』など、スケールの大きな作品で知られるクリストファー・ノーラン監督。人類存亡の危機を救うため、時空を超えたミッションに挑むひとりの男の選択と挑戦を描いた『インターステラー』が、いよいよ日本でも公開される。巨匠のもとにハリウッドの実力派俳優が集結。主人公の元エンジニアのクーパーには、マシュー・マコノヒー。また生物学者アメリア役にはアン・ハサウェイを配し、オスカー俳優が見事なタッグを組んでいる。このほかにもジェシカ・チャステインやケイシー・ア...
豪華キャスト、制作陣が壮大なスケールで贈る『レ・ミゼラブル』
豪華キャスト、制作陣が壮大なスケールで贈るミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』ミュージカルの金字塔を、超一級のキャストとスタッフの手により完全映画化した『レ・ミゼラブル』が、12月21日(金)からTOHOシネマズ日劇ほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi映画とミュージカルで活躍するヒュー・ジャックマンが熱演文豪ヴィクトル・ユゴーの小説を原作に、1985年の初演以来、いまなおロングラン記録を更新しつづけるミュージカルの最高峰『レ・ミゼラブル』。タイトルの「レ・ミゼラブル(悲惨な人びと)」のとおり、つらい境遇にある登場人物たちが貫く“真実の愛”で、世界中の人びとを魅了しつづける舞台の興奮と感動が、名曲とともに壮大なスケールで映像化された。キャストはこれ以上望めないような豪華な顔ぶれ。主人公ジャン・バルジャンを演じるのは、映画スターであると同時にトニー賞に輝くミュージカル・スターとしても活躍するヒュー・ジャックマン。そして、宿敵ジャベールはオスカー俳優...
車椅子の天才物理学者、ホーキング博士の知られざる愛の物語『博士と彼女のセオリー』
主演のエディ・レッドメインがアカデミー賞主演男優賞を受賞!車椅子の天才物理学者、ホーキング博士の知られざる愛の物語『博士と彼女のセオリー』難病と闘いながら、“車椅子の天才物理学者”として知られるスティーヴ・ホーキング博士の愛の物語を描いた『博士と彼女のセオリー』は、主演のエディ・レッドメインが先月開かれたアカデミー賞の主演男優賞にも輝いた話題作。3月13日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomi監督はドキュメンタリーと劇映画の両分野で活躍するジェームズ・マーシュALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながらも、最先端の研究で宇宙の秘密を解き明かしてきたホーキング博士。彼の半生を描いた『博士と彼女のセオリー』は、博士が打ち立てた数々の偉業は、ある女性によって支えられていたという知られざる実話にスポットを当てたヒューマン・ラブストーリー。ホーキング博士の妻であったジェーン・ホーキングによる原作を映画化した本作。ドキュメン...
カンヌの常連、グザヴィエ・ドラン監督による衝撃作『わたしはロランス』
「彼は女になりたかった。彼は彼女を愛したかった」カンヌの常連、グザヴィエ・ドラン監督による衝撃作“女性になりたい男”とその恋人が歩む愛の物語『わたしはロランス』(1)これまでに制作した3作品すべてがカンヌ国際映画祭に出品し、話題となった弱冠24歳のグザヴィエ・ドラン監督。彼が手がけた心揺さぶるラブストーリー『わたしはロランス』が、9月7日(土)より、新宿シネマカリテほかにて全国順次ロードショー。Text by KUROMIYA Yuzu10年にわたる強く美しく切ない愛グザヴィエ・ドラン監督『わたしはロランス』は“女性になりたい男”ロランスと、その恋人フレッドの歩む長い年月を、強く美しく、ときに切なく描いたラブストーリー。昨年度のカンヌ国際映画際ある視点部門に正式に出品され高い評価を得た。カナダ・ケベック生まれの監督、グザヴィエ・ドランは現在24歳。18歳で処女作『マイ・マザー(原題:I Killed My Mother)』、19歳で『胸騒ぎの恋人(原題:Heartbeats)』を制...