ドラマ
「ドラマ」に関する記事
戸田恵子|あつかった京都での3か月間
あつかった京都での3か月間2ヶ月の長丁場、舞台「不信」を終えて、5月に入ると連続ドラマ「遺留捜査」の撮影が京都で始まりました。3ヶ月間、東京⇄京都を20往復くらいしました。新幹線にマイルがあったらよいのになあとつくづく思いました。(笑)Text by TODA Keiko「遺留捜査」の撮影で京都へ夏の京都は暑い! いえ地獄です。灼熱地獄! 外でのロケも厳しい。スタジオ内も暑い!!とにかく暑さとの戦いでした。一度熱中症になったようでホテルで寝込んだりしました。水分補給に気を配っていても、もう身体の体温調整が上手くいかないようでした。疲れもありますしね。旅先で体調悪くなるのは不安になりますよね…。ホテルでは落ち着かない。でも仕事は休めない!台詞は覚えなきゃ!で中々に過酷な夏でした。刑事ものの台詞は説明が多く、結構厄介です。いえ、かなり厄介です。(笑)私だけではなくレギュラー全員が頭をかかえてました。それさえ無ければ京都の街をエンジョイできるんですけどね。Page02. LINEで愛の告...
祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.16 祐真キキさん
Page. 1今回のゲストは、アメリカで大ヒットしたテレビドラマシリーズ『HEROES Reborn(ヒーローズ・リボーン)』のメインキャストに抜擢され、レギュラー出演したことで日本でも話題となった女優の祐真キキさん。今月28日(水)には日本のドラマデビューを控え、今後ますますの活躍が期待される。祐真朋樹・弊誌編集大魔王の実の姪でもあるキキさんの幼い頃の話など家族トークに花を咲かせつつ、普段は見られないキキさんの素顔を紹介する。Interview by SUKEZANE TomokiPhotographs by TANAKA TsutomuHair and Make-up by SOYA KyokoText by ANDO Sara (OPENERS)夢は女優業と人道支援活動を両立させること祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) 久しぶりですね。今は東京に一時帰国しているそうですが、帰ってきてどれぐらいですか? 祐真キキさん(以下、キキ) そんなに久しぶりじゃないような気がしますけど(...
ブラッド・ピット×ロバート・ゼメキスが贈る感涙のラブストーリー『マリアンヌ』|MOVIE
MOVIE|ブラッド・ピット×ロバート・ゼメキスが贈る感涙のラブストーリー『マリアンヌ』ハリウッドを代表する俳優ブラッド・ピット主演最新作は名匠ロバート・ゼメキスとの待望の初タッグ。世界的に活躍する実力派マリオン・コティヤールが謎めいた妻マリアンヌを演じる。時代に翻弄されながらも愛する人を信じて運命に立ち向かうマックスとマリアンヌが繰り広げる切ないラブストーリー『マリアンヌ』は大ヒット上映中。Text by OPENERS72時間以内に疑いを晴らせなければ、妻の命をこの手で奪わなければならない前作、アンジェリーナ・ジョリーと最後の夫婦共演として話題になった『白い帽子の女』に続き、苦悩の夫役を演じるブラッド・ピット。最新作では『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞®監督賞を受賞し、近年もその円熟した表現力によって寡作ながらも良作を作り続けている名匠ロバート・ゼメキスと待望の初タッグを組んだ。本作は、戦争時代、時代に翻弄されながらも愛する人を信じて運命に立ち向かうマックスとマリ...
巨匠マーティン・スコセッシが日本文学の金字塔『沈黙』をついに映画化!|MOVIE
MOVIE|日本文学の金字塔「沈黙」が完全映画化!遠藤周作×マーティン・スコセッシ『沈黙‐サイレンス‐』アカデミー賞受賞の巨匠マーティン・スコセッシが、遠藤周作原作の「沈黙」と出会ってから28年、最高のスタッフとキャストでついに映画化! 日本からは窪塚洋介、浅野忠信も出演し、アカデミー賞®最有力の歴史的大作と言われる『沈黙‐サイレンス‐』は、1月21日(土)より全国ロードショー。Text by OPENERSアカデミー賞®最有力の歴史的大作がついに日本上陸遠藤周作没後20年の2016年。世界の映画人たちに最も尊敬され、アカデミー賞®にも輝く巨匠マーティン・スコセッシ監督が、戦後日本文学の金字塔にして、世界20カ国以上で翻訳され、今も読み継がれている遠藤周作「沈黙」をついに映画化。浅野忠信「初めて原作を読んだあの日から28年、ずっとこの作品のことを考えてきた――」1988年に初めて「沈黙」を読んだスコセッシは大きな衝撃を受け、まるで彼個人に話しかけられたような気がした。「遠藤が本で提...
2015年東京国際映画祭グランプリ受賞作品『ニーゼと光のアトリエ』|MOVIE
2015年東京国際映画祭グランプリ受賞作品愛と芸術で人を癒した女医の物語『ニーゼと光のアトリエ』昨年の東京国際映画祭で審査委員長、ブライアン・シンガーに「完璧な映画だ。見事なテンポとユーモアとともに、最高のエンターテイメントのレベルに到達している」と絶賛され、東京グランプリと最優秀女優賞の2冠を獲得した新たなブラジル映画の傑作『ニーゼと光のアトリエ』が、12月17(土)よりロードショー。Text by ASAKURA Nao 芸術や音楽によって精神病患者を救おうと努める、一人の女性医師の物語『ニーゼと光のアトリエ』は、1940年代のブラジル・リオデジャネイロ郊外の精神病院を舞台に、実在する女性精神科医の偉業をリアルに描いた物語だ。監督・ホベルト・ベリネール氏とプロデューサーのホドリーゴ・レチェル氏は、これまで数々のドキュメンタリー作品を作ってきた長年のコンビで、製作に13年も要したという『ニーゼと光のアトリエ』にも、随所にドキュメンタリータッチな描写が伺える。アイスピックが治療道...
第28回東京国際映画祭観客賞受賞Feel Good ムービー『神様の思し召し』|MOVIE
MOVIE|第28回東京国際映画祭観客賞受賞Feel Good ムービー『神様の思し召し』2011年の同映画祭で大喝采を浴び、のちに劇場公開されてスーパーヒットを記録した『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動が、今度はワインとピッツァとアモーレの国イタリアを舞台によみがえる! 2015年の東京国際映画祭で最も客席を沸かせ、観客賞の栄光に輝いた『神様の思し召し』が、8月27日(土)新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー。Text by OPENERS『最強のふたり』を彷彿とさせる笑いと涙と感動をふたたび!第28回東京国際映画祭(2015 年)で会場を笑いと涙で包み、観客賞を受賞した『神様の思し召し』。主人公は、目に見えるものだけを信じる医師と、見えないものこそ信じる神父。神に心臓病は治せないし、医師に人生は治せない。真逆の立場で人を救ってきたふたりが出会って見つけた、人生の宝ものとは――? 今日も完璧なオペで、患者の命を救った心臓外科医のトンマーゾ。医師としては天才だが、傲慢...
パレスチナで、自由を求めて『オマールの壁』|MOVIE
MOVIE|第86回 アカデミー賞 外国語映画賞 ノミネート作品パレスチナで、自由を求めて『オマールの壁』『パラダイス・ナウ』のハニ・アブ・アサド監督による新作、『オマールの壁』が2016年4月16日(土)角川シネマ新宿ほかにて公開する。パレスチナの分離壁で囲まれた現状と、その中で生き抜く若者たちの日々を、切実に、愛とサスペンスフルに描いた本作も高い評価を受け、第86回 アカデミー賞 外国語映画賞にノミネートされた。スタッフ、撮影も全てパレスチナで行われた本作は、パレスチナの現実を世界中の人に訴えかける映画となった。Text by OPENERS壁で分断された世界、占領下で生きること、パレスチナの「今」を知るこの映画は青春映画であり恋愛ドラマである。分断された世界のなかで生きるひとりの若者が、壁をよじ登ってまで愛する女性に会いに行く、情熱の物語。さながらパレスチナ版ロミオ&ジュリエットのような若い二人の恋愛ドラマである。ただ一つだけ、その世界観には衝撃を受ける。物語はフィクションで...
アカデミー賞主演女優賞受賞! 閉ざされた「部屋」からの脱出の先に…『ルーム』|MOVIE
MOVIE|本格派女優と天才子役の誕生!アカデミー主演女優賞! 『ルーム』並みいる巨匠の新作やハリウッドスターの主演作を押しのけ、アカデミー賞の行方を占うと言われる、トロント国際映画祭で観客賞(最高賞)に輝いた大注目作『ルーム』。その快進撃はとどまるところを知らず、連日のように栄誉ある賞を獲得し、米国メディアの予想通り、アカデミー賞でも堂々主要4部門へのノミネートを果たし、主演女優賞を獲得した 。4月8日(金)より、TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー。Text by OPENERS「部屋」から脱出して終わりではない、そこから物語は始まるこの映画に、これほどまでに人々が熱狂する理由は、“人生で初めて出会う衝撃と感動”にある。この映画のテーマは、事件でも脱出でも、監禁パニックでもない、“母と息子の絆”という、よくある普遍的な題材だ。しかし、その切り口を少し変えることで、アカデミー賞審査員たちも体験したことのない、世紀の愛の物語へと昇華させた。よくある監禁映画のように、“外に脱出...
成功の陰にあった苦しみ、そして激しい愛を描く『SAINT LAURENT サンローラン』|MOVIE
MOVIE|成功の陰にあった苦しみ、そして激しい愛“モードの帝王”の真実に迫る『SAINT LAURENT サンローラン』伝説のデザイナー、イヴ・サンローラン。その輝かしい成功の影にあった苦しみや激しい愛について描く『SAINT LAURENT サンローラン』が、12月4日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi演技派ギャスパー・ウリエルがサンローランを熱演2014年のカンヌ国際映画祭に出品された、イヴ・サンローランを題材にしたふたつの作品。『イヴ・サンローラン』が、イヴ・サンローラン財団の正式な公認をとっていたのにたいし、“公では語れなかった真実に迫る”と謳う、もうひとつの『SAINT LAURENT サンローラン』が日本にも上陸する。1967年、イヴ・サンローランはデザイナーとして成功の階段を駆け上がっていた。その名声はアンディ・ウォーホルから「僕たちは20世紀後半の二大アーティストだ」と称えられたほど。だが、次...
ダニエル・クレイグ版ボンドの集大成、『007 スペクター』がついに日本上陸!|MOVIE
MOVIE|ダニエル・クレイグ版ボンドの集大成『007 スペクター』がついに日本上陸! 先行上映も公開前から世界中で大きな話題となっていた『007』シリーズの最新作『007 スペクター』がついに日本上陸。12月4日(金)から一般公開される。また11月27日(金)から29日(日)の3日間限定で、先行上映も決定。全国の劇場で一足はやく作品を堪能することができる。Text by YANAKA Tomomi本国イギリスでは映画史上歴代最高のオープニング記録を樹立誕生から半世紀以上も人びとを熱狂させてきた『007』シリーズの24作目となる『007 スペクター』。スパイ映画の金字塔ともいえる新作は、さまざまなブランドとのコラボレーションを発表するなど、公開前から話題を振りまいてきた。また本国イギリスでは、映画史上歴代最高のオープニング記録を樹立したというニュースも到着、日本でもすでに大きな注目を集めている。監督は前作『007 スカイフォール』(2012年)に引きつづき、サム・メンデスが担当。ジ...
『スター・ウォーズ』シリーズ、あらたな3部作の幕開け|MOVIE
MOVIE|“現代の神話”、あらたな3部作の幕開け『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が全国同時公開世界中が待っていた『スター・ウォーズ』シリーズの最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、日本時間12月18日(金)18時30分から全国一斉に公開。あらたな3部作の幕が開ける。Text by YANAKA Tomomiスター・ウォーズの熱狂的なファン、J.J.エイブラムス監督こだわりの製作陣1977年に発表され、映画の世界を塗り替えてきたスター・ウォーズシリーズ。これまで6作が発表されてきたが、待望の新作が発表されることを受け、公開前から世界が熱狂。7作目となる本作は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)から30年後の銀河宇宙が舞台となる。『スター・ウォーズ』の熱狂的なファンとしても知られる、J.J.エイブラムスが監督を務め、スター・ウォーズ新時代の物語を描き出した。脚本はシリーズ最高峰と名高い『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年...
ライブに映画祭、月9、ラジオ……充実の2015年後半戦を振り返る|戸田恵子
戸田恵子|ライブに映画祭、月9、ラジオ充実の2015年後半戦を振り返る(1)ご無沙汰しております、戸田恵子です。はやくも冬の訪れを感じるこのごろですが、私は夏のカジュアルライブを皮切りに、「キネコ国際映画祭」(編集部注・戸田さんが代表を務める子どもたちのための映画祭)、もうひとつライブを挟んで、ドラマとラジオの新レギュラースタート……とますます忙しく飛び回っておりました。この機会に、怒涛の2015年後半戦を振り返ります。Text by TODA Keiko心機一転! 今年の「カジュアルライブ」は新バコ&新メンバーでカジュアルライブと称して、長いあいだ「六本木スイートベイジル」を“ホーム”に回を重ねてきましたが、残念ながら2014年5月に閉館。この先どこで歌えばいいのかしら? とあれこれ思案していました。都内には大小さまざまなライブハウスがあり、私も折に触れて各方面に出かけておりました。なかでも印象に残っていたのが「コットンクラブ」と「ジェイジーブラット」。というわけで、じゃあいっそ...
豪華参加陣にも注目! アニエスベーが本名で監督デビュー『わたしの名前は…』|MOVIE
MOVIE|豪華参加陣にも注目! アニエスベーが本名で監督デビュー奇妙なロードムービー『わたしの名前は…』ファッションデザイナーのアニエスベーが、アニエス・トゥルブレという本名で監督デビューを果たした珠玉作。12歳の少女とトラック運転手の奇妙なロードムービー『わたしの名前は…』が、10月31日(土)より渋谷アップリンク、角川シネマ有楽町ほかにて順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuアニエス自身が監督、脚本、撮影、美術を担当ファッション界で活躍しながら、数々の劇場作品で衣装デザインを手がけるなど、映画にも情熱を注いできたアニエスベーが本名で映画監督に初挑戦。フランス・ボルドー地方付近を舞台に、家を飛び出した少女とトラック運転手をめぐる奇妙なふたりのロードムービーが完成した。主人公の12歳の少女は父親から虐待を受けていた。ある日、学校の遠足で出かけた海辺で偶然停まっていたトラックに乗り込んだ彼女は、スコットランド人のトラック運転手とともに逃避行に出る。フラン...
ユニフランス・フィルムズ代表に訊く「フランス映画祭2015」にまつわる5つの話|INTERVIEW
INTERVIEW|ユニフランス・フィルムズ代表、イザベル・ジョルダーノに訊く「フランス映画祭2015」にまつわる5つの話最新のフランス映画がいち早く上映されるとともに、フランスから多くの映画人も来日する「フランス映画祭2015」が今年も華やかに開幕。6月26日(金)から29日(月)にかけて12作品の上映のほか、さまざまなイベントが繰り広げられる。OPENERSでは開幕に先駆けて、映画祭を主催するユニフランス・フィルムズの代表、イザベル・ジョルダーノ氏を直撃。どんな基準で作品を選んでいるのか、今年注目のニューフェイスはだれなのか、映画祭にまつわる5つの話を訊いた。Text by TANAKA Junko (OPENERS)「フランス映画祭2015」の概要を先に読む1. ズバリ、フランス映画の魅力とは?ひとことであらわすなら「ユニーク」ということになるでしょうか。おいしいワインといっしょで定義することは不可能です。映画の制作国別に見ても、フランスほど議論の対象になり、評価され、批判を...
INTERVIEW|『紙の月』監督・吉田大八×俳優・池松壮亮 スペシャル対談
INTERVIEW|再び顔を合わせた“戦友”が語る、本物とニセモノの境目『紙の月』公開記念監督・吉田大八×俳優・池松壮亮 スペシャル対談(1)バブル崩壊直後の1994年を舞台に、銀行の契約社員として働くまじめな主婦が、ふとしたきっかけから巨額の横領へと手を染めていく様を、スリリングかつスキャンダルに描き出した映画『紙の月』。直木賞作家・角田光代が描いた衝撃の同名ベストセラーを原作に、人間の本性をあぶり出すのは、昨年の第36回日本アカデミー賞で『桐島、部活やめるってよ』に最優秀作品賞をもたらした吉田大八だ。そして、宮沢りえが演じる主人公・梅澤梨花の相手役で、梨花を罪へと加速させる平林光太を演じたのが、池松壮亮。舞台『ぬるい毒』でタッグを組んだ吉田監督と池松壮亮が、再び顔を合わせ話題作に挑んだ。撮影を終えて半年ほど経った秋の東京で、映画について振り返ってもらった。Text by MAKIGUCHI JunePhotographs (portrait) by JAMANDFIXStyli...